調布市のとみさわ歯科医院の歯科保健情報 調布市の矯正歯科とみさわ歯科医院
調布市の矯正歯科とみさわ歯科医院

東京都調布市とみさわ歯科医院

調布市の矯正歯科

Tomisawa Dental Clinic in Chofu -shi Tokyo

わかりやすい矯正歯科の知識

矯正治療の基礎知識

矯正治療の臨床的知識

矯正治療の実際

治療例

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治療費について

矯正治療の基礎知識

調布市の「とみさわ歯科医院」が作成した、矯正歯科の知識を一般の方々にお伝えするためのホームページです。不正咬合(かみあわせ)・歯列不正(歯並び)について基礎から臨床までを解説いたします。やや専門的内容まで含みますが、これから歯列矯正治療を受けようと思っておられる方、歯科矯正に興味をお持ちの方の参考になるホームページを目指します。調布(東京|調布市)あるいは近郊にお住まいの方で矯正治療を検討中の方がおられましたら「とみさわ歯科医院」にてご相談を承ります。

矯正治療とは

歯列矯正の歴史は
歯列矯正

 

これは意外と古く、歯を矯正する装置は古代エジプトやギリシャなどの考古学的遺物のなかにもあります。Adamandios(5世紀)は「犬歯の転位のために口唇が突出しているような人は、性格が悪く、口汚い絶叫人か、誹謗人である」と述べています。(乱暴な話です)

 現代の矯正は18世紀にフランスのPierre Fauchardによって始められました。彼の著した「外科歯科医」なる本に近代の矯正装置に似たものが記載されています。その後1778年John Hunterにより歯と顎の発育の研究に立脚した歯科矯正の理論の基礎が築かれました。彼は上顎突出を矯正するために両側小臼歯の抜歯を抜歯する方法を提唱しました。この方法はそれから200年以上経過した現代においても用いられています。

その後アメリカにおいても矯正学は発展を遂げ、Angleは歯科矯正学に科学的基礎づけを行いこれを独立した専門分野として確立しました。1900年には「アングル矯正歯科医学校」を設立しました。アングルの名は現代においても不正咬合の分類に用いられています。

歯科矯正学の領域

歯科矯正学は英語でorthodonticsといいます。ギリシャ語で”ortho"とは真っ直ぐ、”dontos”とは歯を意味します。語源から考えれば歯を真っ直ぐにすることですが、近代矯正学の範囲は

を主なものとしています。

矯正治療のめざすところ

矯正治療の主要な目標は、口元の審美性の向上にあります。しかしながら口元の審美性とは抽象的で「どの様な歯並びが美しく、どの様な歯並びが醜い」のかといった定義は、はっきりしません。High canine(いわゆる八重歯)が可愛いと思っている方もいるかもしれません。要は自分自身で、その歯並びをどう思うかということではないでしょうか。

矯正治療のもう一つの大きな目標は、正常咬合を確立することです。いくらきれいに並んでいても上下の歯がきちんと噛み合っていなければ治療が成功したとはいえません。しかしながら正常咬合といってもこれもまた定義がはっきりしません。確かに人間の歯はきれいなアーチの上に並べて理想的な配列をすると上下の歯が緊密に接するような形態をしています。とはいえそれほどきれいに並んでいる人はまれです。もっと極端なことをいえば、相当配列が乱れていても上下の歯がきちんと噛んでいて、しっかりとものが噛めるひともいます。これもそのひとにとってのの正常咬合といえるのかもしれません。

ともあれ審美性の向上を目的として歯を動かすにあたり、正常咬合(理想的咬合)の確立を目標にしなくてはなりません。