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東京都調布市とみさわ歯科医院 |
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Tomisawa Dental Clinic in Chofu -shi Tokyo |
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わかりやすい矯正歯科の知識 |
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歯は歯槽骨といわれる骨に根を入れています。その歯槽骨は上では上顎骨、下では下顎骨に載っています。上顎骨は頭蓋骨の一部であり、下顎骨は顎関節を介して頭蓋につながっています。
そして、これらの骨は生まれてから思春期を過ぎるころまで成長発育して、サイズが大きくなるとともに形を変えていきます。その形態的変化は単純なものではありません。
矯正治療はこうした骨格系の成長発育を考慮入れて進めていかなくてはなりません。
"Handbook of Facial Growth" Donald H.Enlow
頭蓋及び顎骨の成長と発育の様相については Donald H.Enlowが1975年にあらわした"Handbook of Facial Growth"という本に詳しく書かれています。右の図は6才から16才にかけての頭蓋の成長をあらわしています。その特徴は
子供のころは相対的に頭が大きく顔が小さい。その後顔が成長発育して大人の形に近づいていきます。
頭蓋骨および顎顔面部の骨はいくつかのパーツよりできています。そしてそれらのパーツは縫合という骨の貼り合わせにより構成されています。上顎骨の上方は前頭骨、横は頬骨、後ろは蝶頚骨翼状突起にに接して、それぞれの骨の間に縫合と呼ばれる接合部があります。また上顎骨は正中にも縫合があり、左右に分かれています。こうした上顎の一連の骨の集まりを上顎複合体といいます。
"Handbook of Facial Growth" Donald H.Enlow
上顎複合体の成長の特徴は
矯正額的に重要なことは顔の成長が幅、高さ、及び深さについて10才ごろまでに全体の85%から90%の成長を完了するということです。
下顎骨は頭蓋との間に関節を有する骨で、頭蓋および上顎複合体とはその成長の様相がやや異なります。
全般的にいえばその全体の大きさが増大するにつれ前下方に成長していきます。成長の時期は第二次生長期にあわせて起こります。したがって上顎の成長よりも遅く始まります。