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2019年8月1日新規公開、09/15、09/19、10/02、10/16、11/01、一部変更、

河川上流中流の土砂流下と堆積の規則性を考える


はじめに

 従来「河川の中上流部の渓相についての考察」として掲載していた内容を、「河川上流中流の土砂流下と堆積の規則性を考える」の表記に変更し、同時にWEBの表題も同じく変更しました。 元の題名は、私がその課題にかかわる中である程度の理解ができた内容を順次記載したものでしたが、今回、上記の表題及び同じサイト名に変更したのは、長年の研究課題がほぼ解明できたと考えたからです。
 また、ほぼ二年余に亘り、サイトの更新が出来ませんでした。関連する特許の問題に煩わされ続けていたからであり、その後にようやく、課題を総括する新たな記述に集中することが出来ました。

 以下に、研究課題を包括した新たな論述「河川上流中流の土砂流下と堆積の規則性を考える」を掲載します。 それらは従来に比べて全く新しい考え方では無く、従来の考え方を発展させ編集したものですから、以前の掲載をお読みになっていた方であるなら違和感なくお読みいただけるものと考えています。
 幾つかの事情により、それらの記述はこのページのように「html」形式ではなく、各章ごとの「pdf」形式になっていますことを御容赦願います。 また、記述の全てを一括して表示することなく、順次の公開とする事情についてもご理解ください。

 「河川上流中流の土砂流下と堆積の規則性を考える」は書物として新たに出版することを考えているので、新書版として上梓して頂ける出版社を募集しています。 実際に書物になりました場合には、その内容がこのぺージに記述したものと多少異なる場合も考えられます事を、あらかじめご了承ください。 また、お知り合いに出版社に関連する方がいらっしゃるようでしたら、それらの皆様に募集の事をお知らせ頂ければ嬉しく思います。

「河川上流中流の土砂流下と堆積の規則性を考える」 の目次

まえがき
 日本の河川
 本書の内容
 本書が対象とする河川
 本書で記述している用語について
 筆者の願い
第1章 河川上流中流の土砂流下と堆積の規則性
第1節 河川上流中流の土砂流下と堆積の特徴
  河川上流中流の増水と濁りの発生
  河川上流中流の土砂流下の特徴
  河川上流中流に見る土砂堆積の様々な様相D
  河川では上流になるほど石や岩の大きさが大きい
  渓流の石や岩を観察する
  増水時の水量を区分する
第2節 河川上流や中流での土砂流下と堆積の実際
  上流中流では岸辺に大きな石や岩があることが多い
  大きな石や岩は容易に流下しない
  特別規模が大きな増水や規模の大きな増水
  流下する土砂が途中で堆積する理由
  特別規模が大きな増水に続く大小の規模の増水
  大きな石や岩の流下の仕方
  似かよった大きさの石や岩が集まっています
  上流や中流の流路の形成
  上流や中流では河川の川底の横断面がU字型になります
第3節 土石流や土砂崩れによる土砂の発生
  土石流や土砂崩れによる土砂の発生
  土石流や土砂崩れによる土砂の特徴
  土石流や土砂崩れが残した巨石
  上流や中流の土砂流下と土砂堆積
第4節 「淵」がどうしてできるのか
  上流や中流の土砂流下と堆積について考え始めたきっかけ
  「淵」は、「特別大きな石や岩」のある場所に出来る
  「淵」を形成する「特別大きな石や岩」の役割
  「特別大きな石や岩」であることの意味
  「淵」を維持する要素
  「淵」は、特別規模が大きな増水時には土砂で埋まります
  河川工事で「洗掘」と呼ばれている現象
  「洗掘」の解決方法
第5節 石や岩の相対的な大きさ
  淵の大きさと石や岩の大きさ
  石や岩の相対的な大きさ。
第2章 自然の石や岩による治水的機能
第1節 「自然の敷石」と「自然の石組」
  流下する土砂と流下しない土砂
  流下して行かない石や岩
  「自然の敷石」
  「自然の石組」
  「自然の敷石」と「自然の石組」と水流の傾斜
  「自然の敷石」と「自然の石組」の効果
  「自然の敷石」と「自然の石組」が形成されない流れ
  渓相と「自然の敷石」と「自然の石組」
第2節 「自然の敷石」と「自然の石組」の形成
  「自然の敷石」と「自然の石組」の形成 
  「自然の敷石」と「自然の石組」と減水過程
  「自然の敷石」と「自然の石組」の破壊と形成の実際
第3節 「自然の敷石」と「自然の石組」の治水的効果
  「自然の敷石」と「自然の石組」の水流に対する治水的効果
  「自然の敷石」と「自然の石組」の治水的効果と増水
  「自然の敷石」と「自然の石組」の土砂に対する治水的効果
   上流と中流の「自然の敷石」と「自然の石組」
   上流と中流の河川敷が土砂と水流に及ぼす治水的効果
   上流中流の河川工事とダムに関わる問題点
第3章 「砂防堰堤」
第1節 様々な「砂防堰堤」とその問題点
  様々な「砂防堰堤」とその名称
  「砂防堰堤」の役割
  「砂防堰堤」の有効性
第2節 「砂防堰堤」の問題点
  「砂防堰堤」の建設によって最初に発生する現象
  「砂防堰堤」の上流側に発生する不都合
  「砂防堰堤」上流側の「自然の敷石」と「自然の石組」
  「砂防堰堤」の下流側で発生する不都合
  「砂防堰堤」の下流側の河床の低下
  「砂防堰堤」の間違い
  「砂防堰堤」の耐用年数
第3節 「砂防堰堤」からの土砂流下
  濁りの解消と土砂流下
  「砂防堰堤」下流側の侵食の実際
  安倍川河口で見た土砂流下
  「砂防堰堤」の土砂流下と濁り
第4節 「砂防堰堤」の改良
  「砂防堰堤」の問題点
  既にある「砂防堰堤」の改良
  「砂防堰堤」と山地と山林
第5節 通常は水流が無い場所の「砂防堰堤」
  水流が無い場所の「砂防堰堤」を観察する
  通常は水流が無い場所の「砂防堰堤」の問題点
  通常は水流が無い崩壊地の斜面に出来る水流
  通常は水流が無い場所の「砂防堰堤」の改良方法の提案
  「砂防堰堤」改良のまとめ
  様々な「砂防堰堤」のそれぞれの状況
第4章 「コンクリート護岸」
第1節 「コンクリート護岸」とは
   渓流で見た不思議な光景
  「コンクリート護岸」とは
第2節 「コンクリート護岸」の不都合
  「コンクリート護岸」の岸辺に生じる現象
  長く続く「コンクリート護岸」の不都合
  両岸共に「コンクリート護岸」を建設した場合の不都合
  「渓流で見た不思議な光景」の説明
第3節 「コンクリート護岸」による不都合の様々な状況
  小規模な流れに生じる不都合
  「コンクリート護岸」によって変わった生活
河川にあった石や岩を護岸に使用している場合
  コンクリート構造物が敷き詰められた上流の小規模な流れ
  上流や中流の河床をコンクリート敷きに変える工事
  川幅の多くが「蘆」で覆われた水流
  広い河川敷がある中流域の「コンクリート護岸」
  広い河川敷がある中流域の「コンクリート護岸」の土砂流下
  河川敷が広くない河川の中流域の流れ
第4節 堤防の水流側の新たな「コンクリート護岸」
  堤防の水流側の新たな「コンクリート護岸」
  「安倍川」の場合
  「安倍川」の「瀬切れ」現象
  「安倍川」の濁りの問題
  江戸時代の文書から推測する「安倍川」の濁り
第5節 「コンクリート護岸」がもたらした状況
  「コンクリート護岸」によって引き起こされている事柄
  「コンクリート護岸」がもたらした将来の不安
第5章 貯水式ダムの放流と土砂の流下
第1節 土石流とダムの放流
  土石流と渓流の形成
  段丘と土石流
  奇妙な段丘
  奇妙な段丘が出来た訳
  土石流と段丘とダムの放流
  残された段丘とダムの放流
第2節 ダムの放流による弊害
  ダムの放流による土砂流下の問題点
  ダムの放流、第一の問題 急激に増加する放流水
  ダムの放流、第二の問題 多すぎる放流水
  ダムの放流、第三の問題 急激に減少する放流水
  ダムの放流、第四の問題 取水堰からの放流
  貯水式ダムの耐用年数
第6章 河川から流出した土砂と「砂浜海岸」
第1節 ダムの放流と海岸の砂浜
  ダムと砂浜との関係
  「安倍川」から「三保半島」へと続く砂礫浜海岸
  従来からの考え方の問題点
第2節 「砂浜」「砂礫浜」の形成
  「砂浜」「砂礫浜」が形成される過程
  「砂浜」「砂礫浜」が形成される第一の過程
  「砂浜」「砂礫浜」が形成される第二の過程
  「砂浜」「砂礫浜」が形成される第三の過程
  「砂浜」「砂礫浜」が形成される第四の過程
第3節 「砂浜」「砂礫浜」の侵食
  「砂浜」「砂礫浜」が形成されない理由
  第一の過程に生じる不具合の理由
  大きな河川と小規模な河川
  「安倍川」と静岡の前浜の現状
第7章 荒廃した河川とその改善
第1節 荒廃した河川と環境
  失われた自然環境と様々な生物
  水生昆虫と鳥
  「アユ」の場合
  「ウナギ」の場合
  それぞれの魚種やその他の生物
第2節 荒廃した河川を回復する
  荒廃し続ける河川に自然を取り戻す
  荒廃した河川を回復する方法
  この工事方法の可能性
  荒廃した河川を回復する方法の問題点
  新しい提案と特許
参考文献
あとがき



目次(pdfファイル)
(2019年10月2日掲載、A4 5ぺージ)
まえがき(pdfファイル)
(2019/08/02掲載、2020/01/12一部訂正 A4 7ページ)
第1章 河川上流中流の土砂流下と堆積の規則性(pdfファイル)
(2019/08/02掲載、2020/01/12一部訂正 A4 40ページ)
第2章 自然の石や岩による治水的機能(pdfファイル)
(2019/08/02掲載、2020/01/12一部訂正 A4 24ページ)
 第1、2章の写真と説明(pdfファイル)(2019/11/12掲載A4 6ページ)

第3章「砂防堰堤](pdfファイル)
(2019/09/01掲載、2020/01/12一部訂正 A4 30ページ)
第4章「コンクリート護岸」(pdfファイル)
(2019/09/15掲載、2020/01/12一部訂正 A4 36ページ)
 第3、4章の写真と説明(pdfファイル)(2019/12/13更新A4 7ページ)

第5章 貯水式ダムの放流と土砂の流下(pdfファイル)
(2019/10/02掲載、2020/01/12一部訂正 A4 19ぺージ)
第6章 河川から流出した土砂と「砂浜海岸」(pdfファイル)
(2019/10/16掲載 12/31加筆訂正 2020/01/12 一部訂正 A4 22ページ)
 第5、6章の写真と説明(pdfファイル)
(2019/11/13掲載 12/31加筆訂正 A4 5ページ)

第7章 荒廃した河川とその改善 参考文献 (pdfファイル)
(2019/11/01掲載 2020/01/12一部訂正 A4 20ページ)

従来より掲載していたページについて
  上記しましたように、ほとんどの内容は新たな「河川上流中流の土砂流下と堆積の規則性を考える」に記述し直しましたが、詳細な事柄の幾らかは記述できませんでした。 また、新たな論述の参考になる箇所もありましたので、それらは従来通りの表題と形式のまま以下に掲載します。新たな論述の参考にして頂ければ嬉しく思います。

第11章 土石流の跡を考える
第15章 貯水式ダムの放流を考える
第16章 コンクリート護岸と砂防堰堤の未来
別冊 安倍川大河内堰堤と白濁化現象について

別冊 安倍川河口から続く静岡の砂礫浜海岸(その1)
別冊 安倍川河口から続く静岡の砂礫浜海岸(その2)
別冊 安倍川河口から続く静岡の砂礫浜海岸(その3)

河川上流中流と海岸を回復させるための新たな工事方法
・・・(1)「植生の回復を早める治山、砂防ダム」
・・・(2)「コンクリート護岸に自然の岸辺を取り戻す工事方法」
・・・・・・・「コンクリート護岸に自然の岸辺を取り戻す工事方法(1)概要」
・・・・・・・「コンクリート護岸に自然の岸辺を取り戻す工事方法(3)写真」
・・・(3)「石や岩の少ない河川でそれらの流下を押しとどめる方法」
・・・
(4)「杭や柱を設置することにより土砂の流下を促進させる方法」
・・・
(5)「河口の水底に水制を設置して失われた海岸を回復させる方法」
・・・
(6)「既設の砂防堰堤を改良する方法」
・・・
(7)「貯水式ダムの放流方法の改善」


「特許取得の実際と、特許庁の不正の実態」
   特許制度の簡単な説明
   公開特許公報の入手方法
   急ぎ、不正な記述を確認したい皆様へ
   平成21年出願「特願2010-65438」の特許庁と裁判所の書類


「報道記者の皆様へのお願い そして写真が好きな皆様へのお願い」

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