この旅の写真はココ(03/2月〜3月)

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ハヌマン・ジー


ハリドワール些末事



インド滞在中の合言葉 
うんちゃれ=うん○ちゃれんじ。
出かける前はうんちゃれしてから。


いつ見ても笑ってしまうシヴァ神

シヴァ神はヒンドゥ教の中でも1,2を争うアイドル神様。破壊と再生の神であり、ヒマラヤで瞑想をされてるというそれはそれは偉いお方。なのですが。

ハリドワールはさすが聖地だけあってあちこちにシヴァの像があるわけだが、それが何かいちいち笑える。突然川の中からナナメに顔を出していたり、駅前の地面に埋まってみたり。いやあ、シヴァもいろいろ大変だ。

そもそもシヴァ神については、以前からいつ見ても笑えてしまっていた事がある。彼のもっこり結ったマゲの中からはガンガーの水がプシュウとばかりに飛び出しているのだが、その部分をよくよく見ると、なんと小さな女の人の顔が埋まっていて、その人の口から水が吐き出されちゃってるのであった。下図参照。

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たいへんたいへん!

以前テレビでクーティアッタムという南インド古典舞踊の特集を見た。そこで繰り広げられた劇中で、シヴァの奥さんパールヴァティが、夫の髪の中に女性を発見して

あなたの髪の中に女の人の顔が見えます。その人はダレですか。

と攻めたてる場面があった。いや、夫の髪に小さい女性の顔が埋まってるんだから、やきもちやいてるどころじゃないだろう。尋常じゃないから心配してくれ。


◆川の流れに翻弄されてらっしゃるシヴァ。


◆駅前で埋まってらっしゃるでかシヴァ。


◆建設中巨大シヴァ(右隅)。


チョーティーワーラー

ハリドワールでやたらに看板に描かれていたこの人。あまりにも目に付くので地元インド人に聞いてみると、チョーティーワーラーという人らしい。なんだかあり難そうな見た目なので
「彼は聖人なのですか?」
と聞くと皆大笑い。実はこの近くの町・リシュケシュの有名コックさんとの事。どうりで、レストランの看板ばかりに描かれていたわけだ。なんか食べ物持ってるし。

ちなみにこのチョーティーワーラーという呼び名をそのまま訳すと小さい人。彼は小さい人なの?と聞いたらまたまた笑われて、
「チョーティーワーラーってのはあの髪型の事だよ」

と教えてもらったのだった。ほう。


やはりインドなガンガージャーリー

聖地に巡礼に来た人たちはオミヤゲにガンガーの水を大切に故郷に持って帰る。で、その為の容器=ガンガージャーリーがハリドワールにはわんさかと売ってある。最近はポリ容器のタンクが主流のようだが、それじゃあまりにも風情がないので、昔ながらの真鍮の入れ物を購入した。さあこれで、ガンガーの水を日本へ持って帰るぞ!

・・・しかし日本に帰る以前、早くもデリーの時点で何故ポリ容器が主流なのか、よーくわかりました。漏れます、この容器。きっちりフタをしめていても、漏れやがります。しかも漏れた水、まっ茶色。どうも真鍮のサビの色のよう。

まあこういう事もあろうかとジップロックに入れておいたので、時々容器に戻しながら日本に持って帰ったわけだが、これが何も知らない田舎から出てきたインド人だったらどうだろう。せっかくはるばるやって来て、親戚一同にガンガーの水を持って帰ってみたものの、中身がカラだったら。もっと悲惨なのは死に水として大事に取っておいて(そういう事もするらしい)死に際にあけてみて水がなかった場合・・・人生の最後までインドって厳しすぎやしないだろうか。

◆容器に埋もれながらさまよっているポリのガンガージャーリー売り。


◆ガンガージャーリー


インドって

ハリドワールのレストランの中には、毎日決まった時間に物乞いの為にご飯を用意して配っているところがあった。きちんと葉っぱでできたお皿に入れたチャパティとカレー。そして一番感心したのはその上にいくらかの小銭が乗っている事だった。

昼間は野菜を食べに来る牛を追っ払っている野菜売りも、夕方の店じまいの時間になるとその牛の為に売れ残りの野菜を道路にぶちまけて食べさせてやっている。こういう事をごく普通にやってるのを見ると、わあインドってすごいなあと思っちゃう。あ、でもそもそも物乞いに関してはそれ以前にどうにかしろよってカンジ?

◆今度来た時はうちに泊まりにおいで、と誘ってくれたご夫婦は、ハリドワールに住むクリスチャン。ご主人が先生を定年退職後、2人で露天を開いて楽しくやっているとの事。かわいいなあ。


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