ハリドワール良いとこ一度はおいで
ハリドワールはガンジスの上流にあたるヒンドゥ教の聖地。同じ聖地でもプシュカルと違って外国人観光客は少なく、「村から親戚一同でがんばってやってきました!」て感じの巡礼インド人にあふれている。
ガンジス河に巡礼とくると、「生と死!」とか「人生!」とか「オーラ!」とか「サイババ!!」(←?)とか、その手の言葉にうっかり巻かれてしまいそうな気もするが、ここはガート沿いも綺麗に整備されていて、轟々と音を立てて流れるガンガーも上流に近いせいかにごりも無く見た目OK。真剣に祈るインド人の横で水をかけあってはしゃぐ親子がいたりして、なんだかみんな楽しんじゃってるのだ。巡礼半分、ピクニック気分半分。昔の日本人のお伊勢参りってこんな感じだったのかもなあ。
それでもやっぱり聖地は聖地。祈ってる人はさぞ感無量でかつ真剣なのだろう。そう思うと、どうしてこの方々にカメラなんぞむけられましょうか。ええ、私はそんな傍若無人な侵入者にはなるまい。そりゃ、撮りたいのは撮りたいさ。撮りたいとも。でも、人間としてそれは間違っている!
そう固く決心したえびの周りを数人のインド人青年が取り囲む。みんな手に手にカメラを持っている。あれ・・・?キミ達、何者?え、あなた達、カメラマンなの?はあ、巡礼者の礼拝の様子を撮ってあげている、と。ん?これ、そうそうNIKONのカメラ。うん、まあ、日本製だけど。え?そんないいカメラ持ってるのに何で撮らないのかって?ええと。あ、あのまん前で沐浴してるばあちゃんを撮れ?だ、大丈夫なの!?大丈夫?じゃ、ちょっとだけ・・・。何、次は横で髪をそってるおじちゃんを撮ってやれって!?ぎゃっ、その人死者を弔ってるんじゃないの!?・・・え、せっかくなんだから撮ってあげろって!?だ、だってだって・・・・ 
◆ハリドワールカメラマン部隊。
この調子でインド人カメラマン集団からどんどん指導が入り、思いっきり写真を取り捲ったえびであった。人間〜なんてララ〜ラ〜ラララ ラ〜ラ〜。
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◆ガンガーでシャンプー。

◆みんなに一緒に写真を・・・と言われ、ちょっとアイドル気分。実はNIKONが人気だっただけ?
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