またまたプジャ
プシュカルで悩まされたプジャ部隊、ここにもおりました。プシュカルほどどこにでも出没する、ってわけではないけれど、メインガートの入り口にどっかりとまるでオフィスのように席を構えて待ち受けていらっしゃる彼ら。プシュカルでの経験を踏まえて、真っ先にプジャしましたともさ。ええ、素直に。
ところが、始めはいつものごとく「As
you like」と言っていたブラーミン、プジャが終わるとたちまち「500ルピー」ととんでもない値段を言ってきやがる。あのね、As
you likeって意味知ってんの?どうもインドにおけるこのフレーズは、ただの枕詞として使用されていると思ったほうが良いようだ。一定の語につく意味のない修飾語なのだ。
あくまでもえらそうで何とも小憎たらしいブラーミンだが、一般インド人が尊敬を持って接しているからにはあまり邪険にもできんし。しかしヤツらに500ルピーもやるくらいなら、今、目の前にうじゃうじゃいる物乞いにドドンと1000ルピーあげる方がましだわい!でもね、ふふん。プシュカルで相場を知った私らはちょっと違うよ。得意満面、2人で100ルピーを差し出し、ごちゃごちゃ言うブラーミンを置いてさっさとガートを後にするえび夫妻。
いやー今回は学習済みだったねー、と意気揚々とホテルにひきあげ、フロントで早速「プジャしてきたよー」と報告する。「いくら払った?」と聞く彼らに「100ルピー」と答えると、みんなしたり顔でうなずく・・・・はずなのに、ちょっ、ちょっと。みんな苦笑いしてるじゃん。なにっ!?
「プジャなんて10ルピー払えば十分だよ。バス、バス」
がーん。じゃ、プシュカルでみんなに聞いた相場は何だったんだ?それともプシュカル相場とハリドワール相場は違うの!?一体本当の相場はいくらなんだ!?
・・・まあ「寄付」なんだからして、自分が納得すればそれが相場たい・・・。と、キレイに〆てみたりしても、やっぱりブラーミンにまたも負けた事は明白なのであった。ああ、まだまだ遠い、プジャ道。
|

◆犬と戯れる夫を虎視眈々と狙うインド人。
◆プジャでもらったプラサード(供物)。砂糖菓子でした。
|