この旅の写真はココ(03/2月〜3月)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20

ハヌマン・ジー


ジュンジュヌ散策

ジュンジュヌの町は大変にえび好みであった。狭くて迷路のような曲がりくねった道の両側に続く、さまざまな小さい店。ただ歩くだけで幸せな町。なんだかちょっとカシュガルにも似た雰囲気だ。

そんなジュンジュヌ、ちょっとだけ歩いてみたいと思いません?それでは、



↑クリックすると別窓が開き、Javaアプレットが作動します。
Javaアプレットが見られない方、もうちょいお待ちを。html版も作りますので。



◆なぜかシェカワティ地方にだけやたらと宣伝が展開されていた男性下着。
「フィリピン?」「タイワニーズ?」「コリア?」「ネパリ?」「チャイナ?」
ここでもいろんな国籍で呼びかけられるえび夫妻。でもやっぱりなかなか「ジャパニ?」とは呼ばれない。どこの国の人がよく来るのか聞いてみたところ、ちょっとびっくりする答えが返ってきた。
「多いのはドイツ人、フランス人、イラク人」
「イラク!?」
「たくさんのインド人がイラクに働きに行きます。彼らは人材を探しに来ているのです」

へえっ!インドからイラクに出稼ぎ!?ぜんぜん知らなかった。イラクって裕福なイメージないけど、それでもインドよりはましなんだろうか。

王様、乞食へと転落

さあ、ほっこりジュンジュヌを出て次に向かうはガンジス河上流の町・ハリドワール。まずは夜行でデリーへと舞い戻らねば。

プラットフォームで列車を待つ人々の塊が、あちこちに影となって浮かび上がる、夜中のジュンジュヌ駅。冬を抜けきらない3月はじめ、さすがに吹きさらしの中で待つのはツライ。あったかいチャイでもあればどんなにか助かるだろうに、こんな田舎の駅ではそれもままならぬ。他の人の真似をして、ショールや布を頭からかぶり、隅っこに小さくなる。

ふと横を見ると数人の警官が、一人の男を囲んで立っている。男の手には手錠。こ、これはどう見ても罪人の護送・・・?いやーん、列車、一緒なのー!?闇に光る警官の拳銃が不気味さをかきたてる。ちょっと、そこの警官たち、犯人交えて談笑なんてしてないで、ちゃんと警備してよ!頼むよ!

つい2日前まで王様だったはずなのに、今じゃ夜中のプラットフォームで寒さに震え、罪人におびえつつ、インド人と一緒に丸まってるえび夫妻。一挙、乞食転落だ。まー、何とダイナミクスレンジの広い事。さすがはインドね。ぐっすん。


◆夜更けのジュンジュヌ駅。寂しい・・・。でもこういう時が一番「旅してる!」って雰囲気がするのよね。

←previous next→ホームへ