ジュンジュヌで
またヤル気充填
そんなわけで、マンダワを後にバスで小一時間、ジュンジュヌに来た時は、パアッと気分が明るくなった。うわあ。大きな町だ。(後から考えるとぜんぜん大きくないけど)品物も豊富だし、人も笑顔だし、適度な都会ってなんて心地よいのでしょう。そして気の持ちようが変われば人の対応も変わるのか。ジュンジュヌではすごい密度で親切(おせっかい?)に出会う。
立派なヒゲをたくわえたターバンのおじいちゃん。えび夫妻を見つけるなり、突如握手にやってきて、自分の孫を見てくれと。
それからしばらく進むと、今度はビジネスマン風のおじちゃんがまたイキナリ握手。それを見たのぼせもんの若者も真似してわさわさ握手にやって来る(←これには握手ではなくインド式ナマステで返す。単に女の手が触りたいっぽい・・・)。
インドったら。ウフ。
デリー行きの切符を確保しようと駅に向かう。ここがまた、のんびりした駅で。切符売り場には客はたったの2人。静かな構内を行き交うのはヤギばかり。えびインド史上最強に切符の買いやすい駅だというのにその上、知らないおっちゃんが予約シートを書き込むペンを貸してくれ、書き終わったのをチェックまでしてくれて、買えたのを確認した上で笑顔で去っていく。
インド、やるわね。
お次は郵便局。ここは駅と違ってすんごい混雑。しかもエアメールの窓口が誰に聞いてもよくわからず、並んでは次の窓口にたらいまわし。と、ここで一人のお兄ちゃんがえびのハガキを持ち、果敢にあちこちの列にアタックし(まあ平たく言えば横入り)、切手を貼る糊までゲットしてきて、ポストに誘導してくれる。

インドってば、ステキかも・・・。
この町のオート(リキシャ)は、前後に席がある乗り合いだった。そこで乗り合わせたおじいちゃん。一生懸命話しかけてきて、えびの頭をなぜたり、顔を手でつついたり(でもおじいちゃん、手めちゃめちゃ汚いし)。 娘にそっくりだと言ってるようだ。あげくに後ろに乗っている孫(?)のカバンの中をゴソゴソ探り、えびの手にきゅうりを握らせてくれ、食べろと勧める(いやだから、おじいちゃんの手もそのカバンもめちゃめちゃ汚いし)。

ああ。インドってやっぱり、いいなあ。
わが身の単純さを再確認したジュンジュヌの町なのであった。まあ、旅なんてこんなもんさ。
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◆シェカワティ地方は家々に残る壁画が見所、らしい。確かにたくさんあったな。

◆軒先で銀製品を作っていたおにいちゃん。この人からナインストーンの指輪を買った。
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