ベッベッ → 動物の鳴き声には間違いないだろう。ハヌマン(ジーは日本語の〜さんにあたる敬称)は猿の神様だから、これは猿の鳴き声のつもり?(猿にしてはあまりに特殊だが)という事は、彼はハヌマンジーの化身か何かなのか?
何かを聞く → これはハヌマンジーからのお告げを受けているサマ?
ハヌマンジー、チャパティ、50ルピー → ハヌマンジーはお腹がすいていらっしゃってチャパティが食べたい、だから50ルピー献上しなさい・・・?
頑張って猿になりきって(?)鳴き声をあげる彼なのだが、「チャパティ、50ルピー」の部分だけは如何ともしがたいらしく、その部分だけ人間の言葉になっているところが何とも悲哀を感じさせるではないか。まあ要するに「腹減ったから金くれ」って事だろうけど、その為にこんなメイクをして、こんなパフォーマンスを繰り広げる彼に乾杯。ポケットに入っていた10ルピーを惜しみなく進呈してさしあげた。
その金額を見て、一瞬ハヌマンジーの顔が曇ったが、
「チャパティ、10ルピー、バス(チャパティげな10ルピーで十分ばい)」
というえびの言葉に納得したのか、大人しくその金を受け取った。さすがはハヌマンジー、聞き分けがよいのだ。
そしてこのハヌマンジーを是非とも写真におさめなければ、とカメラを構えると、
◆超特急で座ってポーズを取られるハヌマンジー
(あまりにも可笑しくてこれ一枚しか写真が撮れませなんだ)
さすがはハヌマンジー、写真撮影も心得ていらっしゃるのだ。
いや、お願いだからあんまり笑わせないでくださいよ。
そうして10ルピーも受け取り、写真撮影も済ませた彼はまた猿の言葉を発しながら去っていったのであった。
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◆昼間の川辺。

◆ガンジスを見つめる夫。この重ね着から寒かったのがわかると思います。
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