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(UPDATED = JUL. 6, 2006) 
 

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『ワールドカップの世界史』(2006/06/09)

 いよいよ開幕です。近著『ワールドカップの世界史』(みすず書房)も朝日新聞、毎日新聞、日経新聞の読書欄などで紹介され、好調です。山陽新聞のコラムでも「蹴鞠」や「第一回ウルグアイ大会」の部分が引用されたそうです。お近くの方にもどうぞすすめてみてください。
 更新をさぼっている間に、モンテネグロが独立し、かつての6つの共和国がすべて独立したことで、旧ユーゴスラビアはこれで完全に解体しました。う〜む。
 ワールドカップには旧ユーゴスラビアからクロアチアとセルビア・モンテネグロが出場しており、両方とも応援したいところですが、クロアチアは日本と同組なので今回は遠慮してもらい(ブラジルがグループリーグ敗退という可能性はないわけではありませんが、日本とクロアチアに二回敗れる確立は微細でしょう)、今回が最後の合同国家としての出場になるセルビア・モンテネグロを応援しましょう。
 モンテネグロ独立に関連して、コソボのアルバニア人が独立要求を強めることは必至で、新たな民族主義ドミノが心配です。しかも、最近ではボスニアのセルビア民族主義強硬派が「ボスニアからのセルビア人共和国の分離」を要求しはじめるなど、きな臭い情勢です。独立といっても、15年前のように武力衝突をともなうものでなければ、かまわないと思いますが、コソボの独立に積極的なアメリカがボスニアの分裂を許すとは思えず、「落としどころ」がむずかしい。


 「なぜ戦争は終わらないか」(みすず書房)重版のお知らせ (2003/03/10)

 2002年秋に出版された拙著「なぜ戦争は終わらないか――ユーゴ問題で民族・紛争・国際政治を考える」(みすず書房)が重版になりました。
 サブタイトル(ユーゴ問題で民族・紛争・国際政治を考える)の通り、ユーゴを定点観測地点としながら、そこから「9・11事件」(同時多発テロ)以降の世界の動きを考えてみようという野心的な作品です。発刊直後、大手新聞の書評でも大きく取り上げられました。
 イラク情勢が重大化している中、どうしてアメリカが国連を無視して平気なのか、など、当面の疑問にも答えられるかたちで、「アメリカの軍事・外交政策がユーゴ紛争で形成された」経緯をまとめてありますので、ぜひ、ご一読下さい。

 (出版社の紹介文より)
 なぜ戦争は終わらないか――ユーゴ問題で民族・紛争・国際政治を考える
                 (ISBN4-622-07014-6 C1031)

 21世紀に入ったが、世界は平和になったとは言えない。近い将来に戦争が起きる危険が世界のあちこちにある。戦争や紛争を防ぐためには何をしなければならないかを追究するとき、ボスニアやコソボなど、旧ユーゴの問題は非常に示唆的である。
 2001年9月11日の「同時多発テロ」やそれに続くアフガニスタン戦争、対イラク攻撃、パレスチナ問題などの中東・イスラム世界をめぐる紛争で、なぜアメリカがあのような一連の行動に出たのかを知る鍵もユーゴ紛争の中にある。
 アメリカの軍事・外交政策が湾岸戦争から旧ユーゴ問題への対応を通じて形成されてきたことを知っていれば、今後の動向もある程度、説明できる。
 ボスニアやコソボなどの紛争をくわしく見ることによって、現在の国際社会が抱える問題は何か、どうすれば解決できるかを考えて行こうと思う。
 紛争解決における国際社会の失敗や歪みの後遺症はきわめて深刻である。いったいどのような後遺症が存在するのか。20世紀最後の10年間にスポットを当てることで、21世紀初頭の世界が抱える問題のルーツを明快に解き明かす。
          (著者:千田善、四六判・264頁、2500円)




WHAT'S ?

  •  これまでのコメント、近況などはここをクリック
  • 「ワールドカップ・20世紀の記憶」(2002年05月10日)
     スポーツナビゲーションのサイトで「ワールドカップ・20世紀の記憶」を掲載。サッカーと国際政治の関係について、「書き尽くされた」感のあるところにあえて挑戦してみました。興味のある方は、ここをクリック
  •  2001年1月に「アエラ」に掲載された記事(ミロシェビッチ夫妻の往生際)をアップロードしました。(2001年2月28日)
  •  最近の旧ユーゴ情報を更新しました。(2002年1月6日) メニューへ。
  •  クロアチアなど、旧ユーゴのサッカー事情のページ「旧ユーゴスラビア・サッカーへの招待」(2000年11月08日更新)
  •  旧ユーゴ映画のページ(1999年9月13日更新) 映画のページへ。
  •  質問に答えるコーナー(1999年3月6日更新) 「お答えします」のページへ。
  •  質問にこたえて・特別編「なぜNATOが空爆したのか」 (1999/09/13)
  •  コソボ問題の感想は、別のページにまとめました。

  •  セルビア語・クロアチア語・ボスニア語の辞書、参考書について

  •  ごあいさつ


    これまでのコメント、近況など
  • ◆ テロにも報復戦争にも反対!!(2001/10/09)
    ◆ 「新しい戦争」の創始者、カラジッチは5年以上も捕まらない (2001/10/09記)
    ◆ アルカイダのボスニア・コソボでの活動 (2001/09/25記)
    ◆ ミロシェビッチ、ついに逮捕(2001/04/02記)
    ◆ ミロシェビッチ政権崩壊についての感想 (2000/10/08記)
    ◆ *新政権の課題 (2000/10/08記)
    ◆ どうなる?! ユーゴスラビア大統領選挙 (2000/9/21記)
    ◆ コソボに行ってきました (お久しぶりです)(2000/8/20記)
    ◆ 『サラエボ展』講演会、北海道大学スラブ研究センター講演会のお礼(2000/5/26記)
    ◆ 引っ越しました (2000/5/8記)
    ◆ ごぶさたしています (2000/4/21記)


     2000年5月に白水社から出版された文庫クセジュ・シリーズの「スロヴェニア」「クロアチア」の翻訳が、好評をいただいています。
    文庫クセジュ827

    スロヴェニア

    ジョルジュ・カステラン、アントニア・ベルナール著、
    千田善 訳

    南スラヴ系民族国家のなかでも西欧の影響を色濃くとどめているスロヴェニア。本書は、その歴史・経済・文化を項目別に紹介する。「文学的民族」の国=スロヴェニア案内の決定版!

    ジャンル: 文庫クセジュ/歴史・地理・民族(俗)学
    本体価格: 951円
    新書判 186頁 並製 ISBN: 4-560-05827-X

    文庫クセジュ828

    クロアチア

    ジョルジュ・カステラン、ガブリエラ・ヴィダン著、
    千田善・湧口清隆 訳

    ユーゴスラヴィアからの独立以降、ボスニアをめぐる民族紛争の鍵を握ったクロアチア。本書は、豊かな歴史的遺産を抱える国家の成立背景を解説する。クロアチア案内の決定版!

    ジャンル: 文庫クセジュ/歴史・地理・民族(俗)学
    本体価格: 951円
    新書判 174頁 並製 ISBN: 4-560-05828-8


     「国際社会とユーゴ紛争」(旧題)が、「ユーゴ紛争はなぜ長期化したか 悲劇を大きくさせた欧米諸国の責任」というタイトルで1999年4月28日、勁草書房(けいそうしょぼう)から刊行されました。初版は、予想以上の早さで書店の店頭からなくなり、これまで第四刷まで増刷されています。本書は、おもにボスニア戦争までのユーゴ紛争をめぐる国連やアメリカ、ヨーロッパ諸国など、国際社会のアプローチとその誤り、弱点について書いたものですが、最近のコソボ紛争でも当てはまることばかりです。手前味噌ながら「現代国際政治の生きたテクスト」として参考にして下さい。定価2600円。注文ナンバーは、「ISBN4-326-35118-7」。買ってね。(朝日新聞、日本経済新聞、「週刊ポスト」書評欄、産経新聞外信面で書評)


     おかげさまで、講談社現代新書「ユーゴ紛争」も売れ行き好調で、通算6万冊を突破!! まもなく第17刷が発行されます。93年に書いたものですが、息長く読まれていることは、著者としてうれしい限りです。外務省の某氏からも「もう古典ですね」とお誉め(お世辞ですね)をいただくなど、旧ユーゴ問題の入門書として手軽で、まとまったものと自負しています。近著「・・なぜ長期化したか」(上記)とあわせて、ぜひ、ご一読下さい。


     セルビア語・クロアチア語・ボスニア語の辞書、参考書について

     セルビア・クロアチア語の入門書のおすすめは、「エクスプレス セルビア語・クロアチア語」(中島由美著)です。白水社から99年7月に発刊されました。
     87年の同シリーズ「セルビア・クロアチア語」を全面的に改訂したもの。現地で話されている言葉自体は、以前「セルビア・クロアチア語」と一つの名前で呼ばれていたものと同じですが、旧ユーゴが分裂したため、新ユーゴ(セルビアとモンテネグロ)では「セルビア語」、クロアチアでは「クロアチア語」を、それぞれ憲法で「公用語」と定めるなど、状況の変化に応じての改訂です。旧版がベオグラード方言中心だったものを、新版はザグレブ方言のバリエーションも含めています。
     本体定価2300円、別売りカセットテープ2820円。ISBN 4-560-00544-3

     (2000/2/8 記)最近、なんだか、セルビア語やクロアチア語を勉強したいとか、辞書はどれがいいかなどの問い合わせが急増しています。残念ながら、セルビア・クロアチア語(セルビア語とクロアチア語はほとんど同じ言葉=こういうと、クロアチア人は怒るのだけれど)と日本語の本格的辞書はありません(少なくとも市販されていない)。
     入門者は、大学書林の「セルビア・クロアチア語基礎1500語」(山崎洋、田中一生・共著)、「クロアチア語常用5000語」(三谷恵子・著)などからはじめて下さい。文法書ならば、大学書林「クロアチア語ハンドブック」(三谷恵子・著)。
     英語がわかる人なら、ランゲンシャイト社のポケット辞書「Langenscheidt Universal Croatian Dictionary (English-Croatian/Croatian-English)」が比較的入手しやすい(これでも3万語だそうです。紀伊国屋などで売っていました)。これで物足りない人は、ベンソンの「セルビア・クロアチア語-英語辞典」(Morton Benson, Srpskohrvatsko-Engleski recnik; Prosveta, Beograd)や、アニッチの「クロアチア語辞典」(Vladimir Anic, Rjecnik Hrvatskoga Jezika; Novi Liber, Zagreb)がいいでしょう。日本の洋書屋で買うとン万円するので困ったものですが、ひょっとして、amazon.comなどで買えるかも。どなたか、試したことがあれば、お知らせ下さい。


     マ最近のボスニア(旧ユーゴ)情報のページへ

     リンクはご自由に。このページにリンクをはった方は、お知らせ下さい。


    常設メニュー(いつものやつ)
     * 最近のボスニア(旧ユーゴ)情報
     * マコソボ問題のページへ
     * 質問コーナー「お答えします」のページ
     * 98年9月実施のボスニアの選挙結果(98年10月8日)
     * 旧ユーゴスラビア戦争犯罪容疑者一覧 (98年8月現在)
     * 旧ユーゴスラビアを知るために(参考文献・資料)
     * 旧ユーゴ関係のリンク
     * クロアチアなど、旧ユーゴのサッカー事情のページ「クロアチア・サッカーへの招待」
     * クロアチアとユーゴスラビアの代表選手の名前の読み方「ワールドカップ情報」も掲載しています。(監督の名前の読み方を追加=98年6月13日) 
     * 旧ユーゴスラビアの映画を紹介する映画のページ
     * 自己紹介
     * 千田善が書いた本を読みたい
     * 千田善が書いた旧ユーゴの記事
      (「アエラ」などの記事を紹介)
     * 朝日新聞社の雑誌「論座」9月号に掲載されたワールドカップの観戦記をアップロードしました(98年9月23日)。
     題して「3.27欧州選手権予選で会おう、わがクロアチアとユーゴのたたかい」
     * ちょっと遅くなったけれど、「論座」(朝日新聞社)97年12月号に載った、ミロシェビッチについての文章を掲載します。(98年5月9日)
     * サピオ(99年4月28日付)に書いた「攻撃すればするほど クリントン米大統領が追い込まれ、ミロシェビッチ・ユーゴ大統領が笑う理由==新聞やテレビではわからない「ユーゴ空爆」の読み方==」
     * ミュージックマガジン(99年6月号)「NATO STOP STRIKES! またもや政治に翻弄されるスポーツマンたちの痛み」

     * 集英社の月刊「プレイボーイ」11月号の特集「21世紀の怪物 ヨーロッパ、動く」に執筆した<21世紀も旧ユーゴは「ヨーロッパの火薬庫」なのか? ユーゴ・最良のシナリオ・最悪のシナリオ>をアップロードしました。(99年11月3日) 記事を見る

     * 旧ユーゴスラビア 現場への行き方




     ごあいさつ
    ヲ このホームページは、マスコミや研究教育機関で活躍しているわたしの友人みなさんに、ボスニア・ヘルツェゴビナなど旧ユーゴスラビアの紛争をはじめ、世界各地の民族紛争、「異文化」の交流・共存(あるいは衝突)の問題に、より大きな関心を持ってもらうお手伝いをするためのものです。
    ヲ 自分自身、まだまだ未熟であることは自覚しているつもりですが、さまざまな雑誌に書き散らしてきた原稿や、つまらない本の一部を紹介することも、何かのお役に立つのではないかと考えています。
    ヲ また、日本が初出場したワールドカップ98年フランス大会の予選リーグでクロアチアと同じ組に入ったことで問い合わせが急増したサッカーについても、ページを設けています。これは趣味ではありますが、けっこう、熱が入っています。最近では、旧ユーゴスラビアのサッカーに関する翻訳や、スポーツライターとしての仕事も(ぼちぼち)入るようになりました。
    ヲ それから、うれしいお知らせです。最近までこのページで公開していた論文「国際社会とユーゴ紛争」(サントリー文化財団から研究費をいただいて、96年初めに書き上げたものです。現在は
    目次のみ)が、社会科学系専門出版社の勁草書房(けいそうしょぼう)から、1999年4月28日に刊行されました。
     いまから振り返れば、扱っている資料や情勢も多少古く、論旨も多々乱れてはいましたが、日本ではあまり知られていない紛争激化への経過国際社会の責任などを苦労してまとめたものでした。このホームページでの公開が一般向けには初めてのものでしたが、新たな情勢に応じて「アップ・トゥ・デイト」しつつ、全面的に手を入れ、完成にこぎ着けました。
    ヲ なお、わたしの著作を無断で転載、コピー、印刷、配布などすることはご遠慮ください。大学や高校などでの教育や、人道団体の援助活動などのために、少部数のコピーを内部資料として配布する場合はその限りではありません(でも、どこでどんなふうに使ったか、読んだかは教えてください。感想もよろしくね)。
    ヲ マスコミ関係者のみなさんには、企画をふくめて相談にのりますから、気軽に連絡してくださいね。


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