投資やお小遣い稼ぎを上手にして自分の資産を増やしましょう

株式投資で儲けたいけど大損しそうで怖い？？

ニュースを見ていると必ず日経平均が幾らなのかの情報が出てきます。それほどに日常の活動に影響のある情報であることが判ります。

日経平均は東京市場の一部上場企業の主要な２２５社の株価を平均したものでで株式市場の状態を図る指標として使われています。

それが我々の生活にどんな影響があるの？ってなりますが、給料や販売高は景気に左右されますからサラリーマンの人は当然の事、旦那さんや親が働いている人は等しく「景気」に生活が左右されます。

景気が悪くなったり、会社の業績が悪くなると株は下がります。会社の悪事が露見しても株価は落ちるし、世間の景気が悪くなる外的要因でも株価は落ちます。
最悪株券が紙になる、と言う表現があるように、無価値な紙切れになります。

また、日本の株式市場は日本人ではなく今や外国人の投資家の売買が６０％を占めており外国人が買えば相場が上がり、売れば相場が下がる状況です。

こんなリスクがいっぱいの資産形成方法が株式投資なのです。

分かって欲しい株式投資の３つのリスク

再び定義しますが「リスク」とは、今発現していないが、今後発現（発生）する可能性がある事象のこと、で受容、軽減、回避が対策となります。

この定義をふまえ、どんな株式投資に関する文章でかならず書かれるリスクでそれだけに真理でもある、３つのリスクを簡潔にまとめてみましょう。

まず株式投資を行う、という事はどんな事（行為）をするのでしょうか。
株式投資は企業の株式にあなたの財産であるお金を投資する行為なので、その企業の存続、その株式の価値、投資を行うあなたの財力、株券の売り買いし易さ、があなたにとって重要な要素になりますが、それぞれの行為にリスクが潜んでいます。

①存続リスク

当然、投資する先の企業が成長してこその投資です。企業が成長し、利益を上げる事で「配当」という利益の分配（インカムゲイン）を受けたり、企業価値の向上による株式価格の上昇により、売却益（キャピタルゲイン）という利益を得ることが株式投資の目的です。

その利益を生んでくれる企業がなくなったら（倒産など）どうなりますか。そう、利益は無くなるし、自分が投じた資金も最悪なくなります。（損します）
これが企業の存続リスク、倒産リスクと言われるリスクです。一般人のあなたが株式投資する場合、東京証券取引所（東証）などに上場している企業が対象になりますので、上場廃止（市場で株式売買できなくなる）も存続リスクになります。

企業の倒産は景気状況に左右されますが、日本の上場企業でも2008年のリーマンショックのときがピークで45件倒産しました。それ以降年1桁台の企業が倒産しているのが現状です。

②価格変動リスク

これが一番心臓に悪いですね。

こんなグラフを見た事あると思いますが、これが株価チャートと言われる株の価格の変動をグラフにした物です。赤い丸の所でデータ改ざんが露見し、その後一気に株価が下落しています。
株価が高い企業も不正を行うと図のように価格が急落します。これが価格変動リスクです。

③流動性リスク

売り易い、買い易い、と言う表現はどんな買い物にもあるように、株にも売り易い株、売りにくい株があります。「株式投資」は株を売り買いできてこその投資活動です。売りたいときに売れて、買いたいときに買えることが流動性が高い、と表現します。

売り易い買い易い、売りにくい買いにくい、というその差は、株を取引する量によって決まります。

そう、売買取引量が少ないと、買いにくく（売られている株が少ない）、売りにくい（買う人が少ない）状態になります。これが流動性が低い状態です。

そもそも人気の無い企業の株式は売買される株の量が少ないので流動性が低いですが、悪い情報が出た会社の株は皆さん売りたいけど誰も買いたくないので売買が成立せず、これも流動性が低い状態となります。

リスクとしては後に書いた突発的に発生する流動性の低下が流動性リスクになります。

やっぱり怖い株式投資？

「株で大もうけ」した、と言う人の話を良く聞くと思います。でも、今迄読んでこんな怖いことにお金をつぎ込んでまで投資するのか？と疑問に思う人もいるはずです。

虎の子の財産を魑魅魍魎の世界に投じるなどもってのほか、と思うかもしれません。

でも、自分の資産を増やす大きな方法の一つであることは紛れも無い事実です。なのでこの株式投資の世界は無くならないのです。

ではどうやって株式投資と付き合っていくのでしょうか。その興味がある人は次の株式投資のポイントにお進みください。