調布市のとみさわ歯科医院の歯科保健情報 調布市の矯正歯科とみさわ歯科医院
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調布市の矯正歯科

Tomisawa Dental Clinic in Chofu -shi Tokyo

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混合歯列期の治療

上顎前突の症例上顎前突セファロ
患者 9歳(治療開始時) 男児
主訴 出っ歯を治したい
骨格系所見
  • SNA 88°(+2SD)
  • SNB 78°(mean)
  • ANB 10° (+2SD)
骨格的上顎前突
口腔内所見
  • 著しいオーバージェット(前歯の前後的ギャップ)
  • 著しいオーバーバイト(前歯の深い噛み込み)
  • 上顎前歯の著しい前方傾斜
  • 上顎前歯の空隙
  • 臼歯の咬合関係U級
治療方法
  • 咬合斜面板による下顎の前方移動、上顎前歯の後方移動
  • 上顎前歯部限局ダイレクトボンディングシステムによる配列
治療期間 12ヶ月
上顎前突症例
治療のポイント

この症例は側方歯群の交換前に第T期治療を開始し、上顎前突を改善した症例です。

咬合斜面版を用いて下顎を前方へ誘導するとともに、唇側弧線により上顎前歯部を引っ込めて、咬合を挙上して正常に近い咬合を確立できました。

成書によれば「この下顎前方位は、顎関節部のリモデリング、下顎枝の成長により保たれ咬合挙上は歯槽骨のせいちょうによって安定し、筋機能も下顎の前方位に適応して改善される」(「混合歯列期の矯正治療」後藤滋巳ら)と記されていますが、こうして得られた下顎位がはたして安定な位置であるかどうかは、疑問の余地もあります。