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魚の名前 特徴 関連する仲間の魚
マアナゴ

maanago.jpg (23722 バイト)

(ウナギ目アナゴ科)

ごく浅場から水深100mを超える砂泥の海底に住む。頭から尾にかけて白い点が並んでいることから「ハカリメ」とも呼ばれる。夕方から夜に活発に活動し小型魚類から虫類、甲殻類まで何でも食べる。ケミホタルや夜行パイプなどの光る素材にも良く反応するので、オモリを海底から離さず小突いてアピールする釣り方が主流だったが、最近は派手派手な仕掛を投げて引きずりながらアピールするつり方も有効である。なんと言っても船宿で捌いてくれるので、家に帰ってから楽々なのが魅力。料理前に丁寧に塩水で洗いヌメリや汚れ、血を良く取ることが絶品の味を楽しむポイントである。

ゴテンアナゴ
マルイカ

(ツツ目ヤリイカ科)

アカイカ(ケンサキイカ)の小型のものをずんぐりした体型からマルイカと呼び2号程度の小型のスッテで専門に狙う。駿河湾などではもっと小型の同種をジンドウイカと呼んで夜釣りで釣っている。普段は沖合いの深みにいるのだが、春から夏に掛けて大群で浅瀬に入ってくる。高根の際などに集まり、2本の長く伸びた触腕でエサを取る。身がやわらかいので激しいシャクリや早い巻き上げは禁物である。静かに優しく誘い、かすかな乗りも逃さないように集中することが大切だ。その為クッションなどは付けないほうが良い。味は甘くて刺身でも火を入れても大変美味である。

アオリイカ

アカイカ

ヤリイカ

スルメイカ

スミイカ

マサバ

(スズキ目サバ科)

背中の唐草模様がトレードマークの超有名大衆魚。脂の乗った秋から冬のマサバは何にも変えがたい美味しい食材だ。まるかつもどの魚が好きか?と聞かれたら迷わず「サバ!」と答えるだろう。40〜50cmの上物が釣れたら、えらに指を差込丁寧に血抜きをし、クーラーの中の一番良い場所に静かに横たわっていただくことにしている。回遊魚だがまれに根に付くこともあるようだ。今までで一番深いところで200mの深場から大物を釣り上げたことがある。刺身、〆さば、塩焼き、煮付、ミソ煮、竜田揚げ、船場汁と何でも来いの美味しい魚だ。

ゴマサバ
マアジ

(スズキ目アジ科)

上記のサバに負けず劣らぬ超有名大衆魚である。側線の延長に尾びれまでゼイゴというトゲ状のウロコが並び、これがアジ一族のトレードマークになっている。口が大きくろうと状になっている横の薄い膜の部分が弱く、ハリの掛かり所によってはバレやすい。主にプランクトン類を主食としており20〜150mの幅広い層に大きな群れを作る。刺身、タタキ、なめろう、サンガ、塩焼き、寿司、干物などと料理法も大変多く、日本全国で重宝されている魚だ。

ムロアジ

オアカムロ

マルアジ

maruaji.jpg (27033 バイト)

(スズキ目アジ科)

ムロアジの一種で夏場に良く釣れる魚だ。マアジと良く似ているがマアジほど側偏しておらず体が丸く感じられる。沖合いの中層を群れで行動し、動物プランクトンや小魚を捕食している。この魚はイナダのカッタクリ釣りで掛かってきたがシラスなどを追っているせいかバケにも反応する。市場ではマアジよりも高値で取引されているようだが、食べてみた印象としてはマアジから青魚の下品さを少し引き算した感じであった。アジフライなどにするとマアジよりもふんわりとした食感が味わえる。もちろん背がけにしてワラサを狙う事も可能だ。

アカアジ

オアカムロ

マアジ

ムロアジ

マイワシ

 

(ニシン目イワシ科)

ご存知の大衆魚であるが、釣りの対象と言うよりは人間の食事の対象だったり、活き餌としてヒラメつりに登場する方が多い。稀に群れにぶつかった時に仕掛に食いついてくる事もあるが狙って釣るという事はほとんどないだろう。他のイワシとの区別は体側に7つ並ぶ黒点で、大きさにより小羽、中羽、大羽(20cm前後)と呼ばれる。刺身から焼き物、煮付け、揚げ物などさまざまな料理法が研究されており、イワシ料理専門の店もあるくらいだ。栄養価も高く、日本人にとって非常に身近な魚だ。

ウルメイワシ

カタクチイワシ

マエソ

(ハダカイワシ目エソ科)

通称「エソ」。水深のある潮の速い砂地に目だけ出して潜っている。通りかかった小魚などに襲い掛かって捕食してしまう典型的なフィッシュイーターである。良くヒラメ釣りの活きイワシエサに食いついてきたりする。エソの仲間ではさいだいに育ち普通50cm前後、大きなものでは1m近くにまでなる。最高級のカマボコの原料とされていて底引き網や引き縄漁でも漁獲がある。他のエソ類同様、小骨が多いが味の良い白身なので、すり身にして調理すると良いだろう。

アカエソ

オキエソ

マガレイ

(カレイ目カレイ科)

北日本(東北〜北海道〜日本海)に多いカレイで、惣菜用の魚として重要な地位を占めている。
下のマコガレイと比べると良く判るが、全体的に細長い体型で、特に顔が細面である。
また反対の腹側(白い方)に黄色い帯があるのも特徴である。
味は良く煮ても焼いても揚げても美味。

イシガレイ

ムシガレイ

メイタガレイ

マコガレイ

マコガレイ

(カレイ目カレイ科)

カレイは色々な種類があるが、マコガレイはその中でも代表とも言える。カレイは寒流系に住むものが多いが、マコガレイは比較的温かい海に多い。泥の多い砂泥底に住みゴカイなどの虫類やエビ、小型の貝類を主食にしている。最大50cmくらいまで大きくなり、1〜2月の寒い時期に産卵のため浅場に乗っ込んでくる。以前は2本竿を交互に上下させ小突いて底の泥を煙幕のようにしカレイを誘って釣った。最近では船から数本の竿で仕掛を投げ入れ、あまり動かさないで待つ釣り方が主流になっている。身は独特の泥臭さが好みの分かれるところだが、刺身や空揚げ、煮付けは絶品だ。

イシガレイ

ムシガレイ

メイタガレイ

マゴチ

(カサゴ目コチ科)

頭部は体に比べて幅広く著しく扁平する。また、目は小さく離れている。とても魚とは思えないような奇妙な形をしているが夏場のマゴチ釣りは大変人気がある。それは活きエサ(エビ、メゴチ、ハゼ)を使った食わせ釣りであることと、大型(60cm以上)が狙える事、そして姿からは想像もできないような上品な白身を味わえるからである。「ヒラメ40コチ20」などとも言われ、食い込みの遅いフィッシュイーターの代表選手だ。釣り人は最初のあたりから合わせる決心をする瞬間までドキドキ感を味わうのである。夏場の洗いは最高である。

イネゴチ
マダラ

(タラ目タラ科)

寒流系の魚で全長1m、10kgオーバーにも成長する。下あごに1本のヒゲがあるのが特徴でとぼけた顔をしているが、この体から発するパワーはとてつもなく300号のオモリでも竿先が曲がる程度の剛竿を派手に上下させるような派手なアタリを送ってくる。夏から初冬にかけて茨城、福島あたりから乗合船が出るが港から2時間くらい走る大陸棚のハードな釣りだ。「鱈腹食う」という言葉があるとおり、さまざまな海底の生き物を一飲みにしているのであろう見事なお腹をしているが、時期には垂涎の白子が入り腹はパンパンになる。このときばかりはオスの価値が極めて高く、雌の場合は暗い表情になってしまうのだ。まるかつの腹パンとは大違い!!コブ締めも試したが今ひとつ、やはりタラ汁、鍋、フライ、ムニエルが一番。

スケソウダラ

マダコ

(八腕目マダコ科)

沿岸の砂礫帯や岩礁帯を好み、石の下などに巣穴を作って生活する。この習性を利用した漁法が蛸壺漁である。エビ・カニ・貝類が好物で忍び寄って柔軟な足で絡めとリ、上に覆い被さって食べる。8本の足の付け根(目の裏側)にオウムのようなくちばしの口があり、固いものでも噛み砕いてしまう。うっかり指などをかまれると大怪我をするので注意が必要である。粗塩で良く揉んでヌメリを良く落とし、丁寧に水洗いして下ごしらえをしっかり行うことが重要だ。生のまま刻んで米と一緒に炊き上げるとほんのり桜色で磯の香りがするタコ飯ができる。もちろん茹でて(茹ですぎに注意:1kg1分半程度)刺身や酢の物、天ぷらもいける。冷凍保存するときは下ごしらえまで行い、茹でずに冷凍するのがコツである。

イイダコ

スナダコ

マダイ

(スズキ目タイ科)

魚の中の王様と言われるほど姿が美しく味も良く有名だ。日本料理では欠かすことのできない食材であり、「めでタイ」に通じることから祝い事には重用されている。魚の名前でも「○○ダイ」と名のつく魚は200種以上いるが、本当のタイ科の魚はマダイ、チダイ、キダイ、クロダイなどの10種程度で他のほとんどは「あやかりタイ」である。水深30〜100mの岩礁帯や砂礫底でエビカニなどの甲殻類やイカ類、小魚を捕食している。ハリ掛りしてからの引きが強く、俗に三段引きなどと形容される。身はきれいな白身で上品な味わいである。刺身、塩焼きはもちろんだが、まるかつは潮汁とタイ茶漬けがとどめだと常日頃思っている。

チダイ

キダイ

クロダイ

マトウダイ

(マトウダイ目マトウダイ科)

左の写真のように口が蛇腹のように伸び縮みし、狙った魚を吸い込んで捕食する。ヒラメ釣りでイワシ餌を飲み込んだり、外道で掛かった小魚に食いついたりしてビックリさせられる。口が伸びた顔が馬の頭のようなので「マトウ」という名前が付いたという説と、体側にある大きな黒い円紋が弓矢の的「マト」に見えることから名前が付いたという説と二つある。極端に扁平しているので魚の大きさの割に身が少ないが、白身の美味しい魚である。また、キモが大きく味が良いのでとも合えなどにする為に料亭などでも良く仕入れているようだ。

カガミダイ

マハタ

(スズキ目ハタ科)

日本の近海に100種はいるハタ科の魚の代表選手。水深100mくらいまでの岩礁帯に好んで住み、肉食性である。40cmくらいまでの若魚では7本の横じまがあるが、大きくなるにつれ薄くなり、1mにもなる成魚では全く消えてしまう。白身で上品な中にもコクがあり、大変美味しい魚である。しかし、魚屋に並ぶことは滅多に無く、料亭や料理屋、旅館などに引き取られてしまう。この魚を味わうことができるのは釣り人の特権かもしれない。

アオハタ

アカハタ

マハゼ

(スズキ目ハゼ科)

ハゼ科の魚の代表魚である。内湾の砂泥底に住み、主にゴカイ類や小型のエビなどを食べている。夏には5〜7cmになり汽水域の浅場で活発にエサを追う。この頃はデキハゼと呼ばれ誰にでもつれるが、秋が深まるにつれ深場に落ちケタハゼと呼ばれる15〜20cmのサイズになる。この頃になると簡単にはつれなくなり小さなあたりやモタレなどを感じ取って合わせる奥の深い釣りものに変化する。食べ方はなんと言っても天ぷらががベストだが、大型のものはあらいにすると甘味があり美味である。

イトヒキハゼ

ウロハゼ

マフグ

mafugu.JPG (18851 バイト)

(フグ目フグ科)

ショウサイフグ釣りで、「あれっ?模様が少し違う。トラフグ見たいに黒い斑紋があるぞ。」と気が付いたのがコレ。
胸びれの横と背びれの付け根が黒いのが特徴、尻びれはショウサイフグが白いのに比べマフグは黄色である。
ショウサイフグよりも大きくなるようだがシモリ混じりの砂地に住んでいるところは共通点である。共に沿岸でもっとも良く見られる種類である。

コモンフグ

ショウサイフグ

ヒガンフグ

マルソウダ

(スズキ目サバ科)

外道の代表選手と言われ、釣り上げても甲板をビリビリ叩いて血しぶきを上げたり、カツオの仲間とは言え血合いが多いので刺身で食べられず、近い仲間のヒラソウダと比べると大きく差を付けられている。
胴を輪切りにするとほとんど円形に近いのが名前の由来だが、側線の上下に残る細かいウロコの残る部分(有鱗域)が尾のほうへ長く伸びている事でヒラソウダと区別ができる。
生食されないが、宗太節としてダシに利用され役に立っている。

ヒラソウダ

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