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魚の名前 特徴 関連する仲間の魚
キダイ

(スズキ目タイ科)

通称レンコダイと呼ばれている。マダイ、チダイ(ハナダイ)と並んで赤い鯛の仲間の御三家だ。体色が黄色みを帯びており見分けるのは簡単だ。やや深みの50〜100mの砂泥地に住んでおり甲殻類や小魚、イカ類を捕食している。アマダイ釣りの外道などで釣られる事が多く刺身や焼き物で賞味する事ができる。マダイより値が安いので、正月用の尾頭付きや結婚式の折りに入った尾頭付きなどに重宝されているようだ。

マダイ

チダイ

クロダイ

キタマクラ

(フグ目フグ科)

名前の由来にもなっているが、猛毒の小型のフグである。皮膚に強い毒があり、肝臓は弱毒、肉や卵巣は無毒と言われている。この魚を食べると死んでしまい、「北枕」(頭を北に向けて寝かせる習慣)になってしまうことから名づけられている。海草の繁る岩礁帯に多く生息し、カワハギ釣ではエサ取りの代表選手になっている。また、仕掛のハリが取られるようであれば、キタマクラの仕業と思って間違いない。

キツネダイ

kitsunedai.JPG (22211 バイト)

(スズキ目ベラ科)

沖合いの根回りに生息するきれいな魚だ。引きも強く、何が掛かったのかと驚かされるが、水面に現れた鮮やかなオレンジ色の魚体で二度ビックリする。
この手の色合いで食味は?と感じるかもしれないが、シコシコ感と旨みが両方味わえるかなり美味しい魚だ。
顔が長く尖っている事からキツネダイと名前が付けられているが、ベラの仲間でタイとは縁もゆかりもない。なかなか狙って釣れる魚ではないので、一度釣ってみたい、食べてみたいと思いながら7〜8年経ってから釣る事ができた。船中に聞こえ渡るほど大きな声で喜んだのは言うまでもない。

キツネメバル

(スズキ目メバル科メバル属)

「ソイ」、「マゾイ」と呼ばれる事が多い。同種のムラソイが梅雨時に浅場で釣れるのに対し、30〜50mダチで良く釣れる。大きくても30cm程度でやはり初夏の産卵時には浅場に乗っ込んで来る。比較的水温の低い寒流系に多く見られる魚だ。刺身、煮魚、焼き魚どれをとっても美味いが、ソイの仲間は特に皮が美味しい。さっと湯引きして氷水に取り細く切った物をワサビ醤油で食べるとコリコリして旨みが強く最高である。

クロソイ

ムラソイ

ギマ

gima.JPG (24636 バイト)

(フグ目ギマ科)

関東ではとても珍しい魚だが、最近東京湾でもかなり見られるようになってきた。浜名湖や知多半島、伊良子岬など東海地方ではポピュラーな魚で釣りの対象になっているらしい。
背びれと腹びれに太くて長いりっぱなトゲがあるのが特徴。また胸びれ、尾びれが黄色く、背びれが黒いので魚体の銀白色とコントラストになっていて目立つ色使いだ。
細かい鱗でザラザラしていてヌルヌルした粘液を大量に出す。捌き難い魚だがカワハギのように皮を剥いてしまった方が良いだろう。
身はかなり美味しく煮付けや塩焼きなどに適している。大きい魚ではないので造るのが大変だが刺身でもいける。

キメジ

kimeji.JPG (23331 バイト)

(スズキ目サバ科)

キハダマグロの子供の事をキメジと呼ぶ。クロマグロの子はメジマグロとして区別されていて、親同様ランクはキメジの方がワンランク下になる。
夏になると駿河湾や相模湾にカツオの群れと一緒にやって来るが、カツオが横に走るのに比べ下へ下へと強烈に引くので強いファイトを楽しむ事ができる。
小さいとは言えこの写真で5kg弱、腹身には少しだがトロもあり1本食べきるのは大変だ。お味の順位付けはメジマグロ>カツオ>キメジだが、新鮮な生マグロを手軽に楽しめるのは魅力的だ。

メジマグロ
キュウセン

(スズキ目ベラ科)

ベラの仲間も種類が多いがシロギスやカワハギ釣りの外道でよく登場する魚で、体側に9本の線があることが名前の由来である。またオスとメスの色、模様が全く異なることも特徴の一つだ。キュウセンは規則正しい生活を送っていることでも有名で、日没になって暗くなると砂の中に潜って寝てしまうが、日の出を迎えると砂の布団から起き出してエサ探しに出かける。したがって夜に釣れることはない。関東では派手な色彩とエサ取り外道のイメージが強く、その地位が低いが逆に関西では「ギザミ」と言う名前で専門乗合があるほど人気のある高級魚である。味は小骨があるが大変美味しい白身で塩焼き、煮付け、南蛮漬けなどにすると、目からウロコが落ち認識を新たにすることは間違いない。騙されたと思って一度持ち帰り丁寧に捌いて賞味することをおすすめする。但し、ベラの仲間にも美味しくないものもいるので種類を良く見極めてからにすることが大切だ。

オハグロベラ

ササノハベラ

スジベラ

ニシキベラ

ホンベラ

タヌキベラ

タコベラ

ギンザメ

ginzame.JPG (18267 バイト)

(ギンザメ目ギンザメ科)

20年以上釣りをやっているが初めてお目にかかった。体色は銀色、頭が大きく尾は細く、背鰭の縁に大きな棘がある。この棘には毒腺があると言われている。また、胸鰭が非常に大きくエメラルド色の大きな目とともに特徴的だ。
水深90〜500mに住むと言われているが、これは170mでサバ餌に食ってきた。
肉は美味だといわれており、中国やニュージーランドでは食用にされるそうだが、日本では練り製品の原料程度だ。

キンメダイ

(キンメダイ目キンメダイ科)

釣り上げて時間がたつと左の写真のように全身赤くなるが、釣りたては背が赤く腹がピンクがかった銀白色である。これが胴突き仕掛に連なって上がってくると、澄んだ青色の水を通して光り、なんともワクワクするものである。キンメは水圧変化に強く300〜400mの底から水面に上がってきてもハリが外れるとサヨナラになってしまう。だから取り込みは玉網でアシストしながら行うことが大切だ。アタリは竿先を叩くように激しく、群れにあたるとガタガタと竿を揺する。ハリ数分魚を付けるには、アタリを見て糸を伸ばしたり、巻き上げたりすることが重要だ。きれいなピンク色をしたコクのある身で、新鮮な物は刺身やしゃぶしゃぶ、頭や中落ちは煮つけやスープにすると最高である。塩と日本酒、荒引きコショウで作ったスープは絶品である。

ナンヨウキンメ
ギンメダイ

(キンメダイ目ギンメダイ科)

名前が似ているようにキンメダイの仲間だが、目が大きいところを除けば体色も体型もあまり似ていない。鮮やかな赤い色のキンメダイと違い地味な銀灰色で、下あごが小さいことから「アゴナシ」とも呼ばれる。また、2本の長いアゴヒゲがあることも大きな特徴になっている。味のほうもキンメダイには及ばずカマボコなどの材料になることが多いようだ。一度食べてみたが、オカズにはなるが煮付けなどが無難であろう。

クマノミ

 

画像準備中

 

(スズキ目スズメダイ科)

水族館やサンゴ礁の映像などでおなじみの魚で滅多に釣りの対象になる事はない。まるかつは岩井から秋にカワハギ釣りに行き一度だけ釣った事がある。夏から初秋にかけて黒潮に流されて暖海性の魚が房総沖に漂着し水温の下がるまでの間住み着くという話を聞いた事がある。なんでも東京湾口にはソフトコーラルのサンゴ礁までできていると言うから驚きだ。

クロアナゴ

(ウナギ目アナゴ科)

以前から話には聞いていて是非食べたいと思っていたのがクロアナゴだ。外川のヒラメ釣りでお目にかかることができたが、大きなイワシを飲み込み強い引きで水面に現れたときはビックリした。姿に似合わず上品な白身で骨切りして湯引きしぼたんハモのように花が開いた身は酢味噌との相性が抜群であった。水深のある岩礁帯が住処で、夜行性らしい。大きな口でエビ、カニ、タコなどを食べているらしい。歯は無いが力が強く、ハリをはずすのに苦労したことが記憶に新しい。

クロサバフグ

(フグ目フグ科)

日本沿岸にたくさん生息しており、同じ仲間のシロサバフグ同様無毒のフグである。見分け方はヒレ(特に尻ビレ)が白い事で区別ができるが、東シナ海産のサバフグは猛毒を持つと言う報告があるので注意が必要だ。体色がサバのような金属光沢があることから名付けられているが、腹側は白く光沢は無い。フグの仲間としては味はBランクだが、鍋や空揚げなどで食べればオカズとしては十分食べられるが、念のため素人調理は禁物だ。

 

シロサバフグ
クロシビカマス

                            

(スズキ目クロタチカマス科)

200mより深い場所に群れている。底からかなり高いタナまで幅広く生息し、ナワキリという別名の通り仕掛や道糸を鋭い歯で切ってしまう厄介者。大きさは60cm位までなるが、脂分と小骨が多く好きな人と嫌いな人のハッキリした魚だ。漁師でも大好物の人は喜んで持っていきオカズにするが、嫌いな人は「ガランチョかよぉ。」と言って相手にしない。一度、塩焼きにしてみたが2口食べる間に脂が皿一杯染みてきて3口目はとても食べられなかった。3枚におろしてスプーンで身をこそげ取り、薬味を多目のタタキにしたらこってりして結構イケる一品になった。最近は喜ぶ人にあげることにしている。

カゴカマス
クロソイ

(スズキ目メバル科メバル属)

浅い岩礁帯に住み主に甲殻類や小型魚を捕食している。
色は黒っぽくマゾイ(キツネメバル・タヌキメバル)と模様が似るが、涙骨(目の下の骨)に3つの棘があることで見分けることができる。

ソイ類はどれも味が良い事で定評があるが、その中でも美味しい魚として評価が高い。

キツネメバル

ムラソイ

クロダイ

kurodai.JPG (25975 バイト)

(スズキ目タイ科)

磯釣りや防波堤釣りでは主役とも言える扱いで、関東ではクロダイ釣り、関西ではチヌ釣りとして人気が高い。船から狙うとなると限られた地域で季節限定の乗合船が出ている程度でマダイ狙いの外道になったりしてお馴染みと言う程度だ。
もちろんれっきとしたタイ族だし、引きも強く食べても美味しい。悪食だが神経質と言われるが、コマセ釣りで釣れるクロダイはそんなイメージは感じさせない。幼魚はチンチン、もう少し大きくなるとカイズと呼ばれ、4年で30cmほどに成長すると言われている。
また雄から雌へ性転換する魚としても有名だ。

マダイ

キダイ

チダイ

クロメバル

(スズキ目メバル科メバル属)

メバルの仲間内では一番岸に近い浅場に住んでいる。住みか(岩場、藻場)の色によって黒や金、白っぽい褐色と体色に違いが出る。また、つり方やえさによってもイワシメバル、エビメバル、魚皮メバルなどと呼ばれ方が変わる。初春の小型活きイワシをエサにしたイワシメバルは軟らかい竿で穂先が海中に絞り込まれるまで食い込ませる小さな大物を泳がせで狙う楽しい釣りの一つだ。食べても筍と一緒に薄味に煮たタケノコメバルなんて季節を表す言葉もある。でも、タケノコメバルという種類のメバルの仲間もいるから話は厄介だ。春告魚とも言われ、季節を感じさせる魚の代表だ。

ウスメバル

ウケクチメバル

カタボシアカメバル

トゴットメバル

ヤナギノマイ

クロムツ

(スズキ目ムツ科)

ムツとクロムツはとても良く似ているがクロムツはムツよりも黒っぽい体色で大きくなる。ムツは40〜50cm位が最大だがクロムツは80cm、10kg位まで大きくなるらしい。ムツよりも潮の流れの速い岩礁帯を好み水深も深いところに住んでいる。最初のアタリは非常に強く水深の半分くらいまでは抵抗してよく引く。次第に浮き袋が出て引きが弱くなるが水面近くで最後の力を振り絞って暴れるので取り込むまで気が抜けない。歯も鋭いのでハリス切れも心配である。脂が乗った白身は刺身でも煮ても焼いても美味しい。

ムツ

アカムツ

シロムツ

 

コスジイシモチ

(スズキ目テンジクダイ科)

やや深いところに生息し、ネンブツダイの仲間としては群れを作らない。10cm前語の大きさで、体色は黄褐色で光沢のある茶褐色の7本の縦縞が入る。尾鰭の付け根には目の大きさと同じ丸い黒斑がある。夏の産卵期にはオスが口の中に卵を含んで守り、孵化させる特徴がある。これはテンジクダイ科の魚に良く見られる特徴である。

ネンブツダイ
ゴテンアナゴ

gotenanago.JPG (13989 バイト)

(ウナギ目アナゴ科)

ちょっと見はマアナゴと同じような姿だが、体色がマアナゴより薄く、眼の後縁の上下に2個の暗色斑がある。
これが、昔御殿に仕えた女性が眉墨ををつけて下り眉にしたのと似ていると言う事で(御殿女中のように見える)、御殿穴子の名が付けられた。
ゴテンアナゴはマアナゴのような点々はないので、これが見分ける大きな特徴となる。
あまり大きくならず、マアナゴより味が劣ると言われているが天ぷらにしたら、「ちょっとあっさり」だけど十分美味しかった。東京湾ではあまり見ないが、飯岡のシロギス釣りで潮が濁ると入れ食いで驚かされた。

マアナゴ
コバンザメ

(スズキ目コバンザメ科)

頭の上にある小判状の吸盤で大型の海洋生物(サメ、魚、ウミガメ)などに吸着し移動したり、食事のおこぼれを頂戴するという生活を送っている。
かなりちゃっかり者であるが、何故かシマアジ釣りで針にかかってしまった。
名前にサメと付いているが、サメの仲間ではなく、白身で味も悪くないらしい。

ゴマサバ

(スズキ目サバ科)

まるかつはサバが大好きである。もちろんマサバ(シラサバ)が本命なのだが、深みで釣れた大型のゴマサバなら丁寧に血抜きしてクーラーに大切に納めている。但し、イカヅノを呑んだりする中途半端な輩はお帰り願うことにしている。また、釣り上げた直後は腹の斑点が出ていないが、締めてクーラーで冷やすと斑点が浮き出てくる通称半ゴマも多いので要注意だ。

マサバ
ゴマフグ

gomafugu.JPG (30491 バイト)

(フグ目フグ科)

ショウサイフグ釣りで混じって釣れてきた。明らかに黒っぽく背の模様がゴマの様に細かく尻ビレが黄色いのが特徴。またショウサイフグは腹側の白い部分がツルツルだが、ゴマフグはザラザラしている。ショウサイフグに比べると体型がスマートな印象だ。
身はやや柔らかく水っぽいが鍋物や唐揚げなどにすれば美味しく食べることができる。

 

シマフグ

ショウサイフグ

ヒガンフグ

マフグ

コモンカスベ

(ガンギエイ目ガンギエイ科)

ショウサイフグ釣りの外道で掛かってきた。

アカエイの様な尻尾の毒針は無いが、突起状の棘があり叩かれると怪我をすることがあるので注意が必要だ。
エイの仲間には子を産む卵胎生と、卵を産む卵生があるが、コモンカスベは卵生である。

エイヒレの味は良く煮付け、ムニエル、唐揚げなどで美味しく食べることができる。

アカエイ
コモンフグ

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(フグ目フグ科)

クサフグと並んで、どこにでもいる餌盗りの代表選手。クサフグは淡水にも入り汽水域に多いのだが、コモンフグは沿岸のどこにでもいる。
胸鰭上方の黒斑は薄くて目立たない。背面の白色点は不定形で大きさにばらつきがある。眼の下にも斑紋がある。などでクサフグと区別できる。どちらも小型種だが、コモンフグの方が大きくなるようだ。
テトロドトキシン(ふぐ毒)があり、卵巣と肝臓は猛毒、精巣、皮膚、腸は強毒、筋肉は弱毒とされている。

シマフグ

ショウサイフグ

ヒガンフグ

マフグ

コロザメ

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(カスザメ目カスザメ科)

カスザメ科にはカスザメとコロザメがいる。カスザメは外道でたまに見かけるがコロザメは珍しい。
コロザメはカスザメによく似るが、胸鰭の側端の角度が120度くらい(カスザメは90〜100度)ということと、背中線に沿って棘がない(カスザメはある)ということで区別できる。コロザメの方が大きくなるようで、体長2mになる。

カスザメ

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