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北京第五天その1
〜フートン巡り

●朝からピーカン。滞在中、ここまで晴れたのは初めてで、朝日がまぶしい!そんで、ちゅうごくのあたらしいおうちこと春秋園賓館、小さな中庭のテーブルに朝食をセッティングしてくれた。これが超気持ちいい場所で、朝からはりきってちょうちょの羽つけて食べるこえびと3人で幸せ気分。中国のホテルでこんなリゾート気分を味わえるなんて!

中国のホテルの朝食って、お粥とおかず何品か、くらいの感じが多い気がするけど(高級ホテルは存じませぬ)、ここは朝からしっかり餃子!お粥や豆花(やわらかいお豆腐)も出てきて、満足の朝食。なんてったってロケーションが最高だー。

●朝食後はオカサン一人で中国銀行へ両替に。銀行に入って窓口を探していると、英語で話しかけてくる小姐が。な、な、なんと!英語の話せるお世話係が銀行に存在してるではないですか!!これには相当びっくり。オリンピックをにらんでのサービス?窓口もかつての押し合いへし合いし横入りと戦い・・・ではなく、ちゃんと番号札をとっておとなしく椅子で待つ、日本と同じ方式。いやー、中国、変わったなあ。
・・・と思ったのもつかの間。窓口業務、進まなすぎです。だいたい窓口に呼ばれた人も、窓口で雑誌読んだりしてるもんね。時間がかかるのを見越しての事か?窓口業務の銀行員も、もちろんあくせく急ぐそぶりもなく。さすがは大陸です。待ち人数15人くらいだったのに、両替終わるのに一時間もかかったのはどういうことでしょう。やっぱり中国。

●それにしても、暑い。昨日までも十分暑かったけど、ピーカンに晴れた夏の北京、クラクラする暑さ。とてもじゃないけど子連れで歩いてまわれないー。というわけで、今日は人力車に乗ってフートン巡りに出かけることにした。後海あたりを歩いているとフートン巡り(北京の古い路地巡り)をしないかという人力車からの誘いが次々やってくるのだが、いざ乗るとなるとなかなか人選が難しい。いらんこと英語や日本語を話さず(まあ単語レベルでも話せる人は極少だけど。外国人相手だったらもう少し営業努力した方が・・・)、まくったズボンからまる見えの靴下がカワイイ、笑顔の優しい若者をチョイス。3人で一時間90元なり。物価を考えるとかなりの贅沢。

暑い中、風を切って走る人力車はなかなか爽快。なによりこえび、もう大喜び。こえびにとっちゃ、アトラクションだよね。

中国語あんましわかんないって、って何度言っても律儀に観光地の説明をしてくれるおにいちゃん。わかる言葉をつなぎ合わせて適当に相槌を打って聞くふり、そしてお互いあいまいに微笑む、の繰り返し。ああもういっそ、全く中国語わからんかったらこんな面倒はなかっただろうに・・・。
この兄ちゃん、故郷の江南地方に生まれたばかりの娘をおいて出稼ぎに来ているそう。来年オリンピック見に行く?って聞いたら、高すぎてとても見に行けないよ!だって。そうだろうね・・・。


連れて行ってもらった四合院(北京あたりの伝統的なつくりの家)は、天気がよかったので中庭の木漏れ日がめちゃめちゃ気持ちよかった。普通の家が見られるなかなかない機会・・・と言っても、人力車と契約して家を公開してる時点で普通の家じゃない気もするが・・・。

それにしても人に自動的に案内されるのってやっぱ苦痛だ・・・。連れて行ってもらった民家の四合院は面白かったけど、案内の人が出てきて、それなりにきれいにされた家を見せてもらって、英語で説明聞いて・・。名所なんかそもそも興味ないしなあ。ま、四合院の中なんてツアーにでも乗らなきゃなかなか見れないし、人力車に乗ってこえびが喜んでたから、いいか。

それにしてもこの暑い中、大の大人+巨大幼児乗せてこぎ続けた兄ちゃん、お疲れでした。この仕事、いつ熱中症になってもおかしくないと思う。ぜひとも帽子をかぶって欲しい。最後に暑くて疲れたでしょーって言ったら、笑いながらもしっかりと

「疲れた疲れた。暑かったから。だから代金はずんで」

とおねだりしてきた兄ちゃんだった(最初から高いのであげませんでした)。



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