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ふりーはーとメールマガジン ==================================2002/10/06
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[ふりーはーとのメッセージ]

● 後日談,有相無相(あれこれ)  

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○ 庭に金木犀が咲いた,馥郁たる芳香を放つ,香気の強さでは春の沈丁花と双璧か。
 字引に「わが国のものはすべて雄株で結実しない」とあった。なんだか寂しい。


○ 寂しいと云えば「ジャズを売る店」(第四十八号)への道しるべ(?)として紹介していたたこ焼き屋さんが閉店した,いまやF山駅で新幹線下車しても「*OP」へは簡単に辿りつけないので覚悟していただきたい(笑)。

○ 庭の茗荷(創刊号)が二つほど花芽をつけたと云ってよろこんで毟って食べたことは報告したが,今年はそれぎりでおしまい,どうも猫に荒らされたようだ,来年に期待したい。

○ 九月になってすぐ,作家のDさんに秋の味覚ブドウを少し送らせて頂いた。
 丁重な礼状に来年はA新聞に小説連載予定とあった,今から楽しみ。

○ 2002年ワールドカップを記念(?)して始めた禁煙(第五十号)だが,未だ続いてゐる,従ってジッポのライター(第七号)を持ち歩くこともない,最近酒席では,喫煙者同士集まって,非喫煙者に迷惑かけないようにするが,非喫煙者席にゐる私に「止めたのか」と問う者あり,「意志薄弱だから」と私。

○ 写楽の一枚(第十三十四号)で紹介した「三津五郎の石井源蔵」,保育社カラーブックス内田千鶴子著の図版もアダチ版によってゐるが目の隅(くま)の色が紅ではなく薄鴬色になってゐるがやはり隅は入れてある。
 東京国立博物館所蔵のオリジナルには隅はないので未だ不明のまま。
 ただ,このカラーブックスには「恵比寿」,役者版下絵,相撲版下絵(下絵は墨単色)が所収されてをり収穫大。

○ ブートレグ(密造酒)(第六十号)で海賊版もどきとしてホーム頁掲載時にコルトレーンのCD二枚の写真を貼付したが,いずれもCDDB(CDデータベース)(cddb.com)から録音情報が取得できましたので残念ながらブートレグ版ではないようです。

○ 「暑気払い」(第五十七号)で書いたようにこの夏はもっぱら発泡酒(時々ビール)とジンで過ごした。強い酒への指向は止まらず,実に96度と云うウォッカを入手。瓶のラベルに曰く「世界最強の酒」,「アルコール度数が高いため,火気に注意してください。」
 このポーランド製ウォッカを入手した某酒類ディスカウントショップの雄,Hピアは間もなく火事を出した(本当です)。

○ 三十年近く愛用してきたアルテックのスピーカ(第三十号)に暇を出すことにした,寄る年波に勝てず低音用のユニットの縁がぼろぼろになっていることが判明,私には音の変化はまったく判らないが視覚に訴えられ,行きつけのオーディオ屋さんのすすめもあって交換した(とはいいながら捨てるには忍びないので置いてあるが,使わないとただ邪魔になるだけだから,そのうち配線だけはしておこうと思っている)。
 さて,新しく入ったスピーカだが憧れのジムラン(JBL),三十年前のアルテックより大分安価で少し小ぶりだから,大したことはないとは思いながらも夜な夜な鳴らしている。やはりそこはジムラン,バランスの良さ安定感にはそこそこ満足。

○ ブルーノートと云うジャズのレーベルについて書いた(第六十五号)が猛烈に蒐集を始めた。
 アナログ時代のLPレコードと違いCDはどれも同じで,なんら蒐集の対象とならざるものとの意識があったが「これがなかなか,そうではございません(桂文楽調に読んでネ)」。
 我が国ではブルーノートのレーベルは現在,T芝EMIと云う会社が出していて少し古いもの(千五百番代)が千八百円,少しだけ新しいものが(四千番代)二千三百円と云ったところ。( )内はオリジナルのレコード番号。T芝EMIはルディ・ヴァン・ゲルダー(Rudy Van Gerder)(録音エンジニア)がオリジナルリマスターしたもの(以下「RVGリマスター版」という。)については価値を付けるためか紙ジャケット入で二千五百円以上で売ってゐる。CDケースを立てて並べるとこの紙ジャケット,上に飛び出して邪魔になることおびただしい。
 日本語の帯と解説リーフ,あっても邪魔なだけで老眼の目には辛いだけである。
 となれば,輸入盤である。(米国盤の多くはCDケースの上部が粘着テープで貼り付けてありこれを剥がすのに難儀はするが)
 米国ではブルーノートレーベルを現在キャピトルから,黄色いラベルを貼りBLUE NOTE'S GREATEST SESSIONSと称して「RVGリマスター版」を出してゐる。

 このCDの音がすごい!

 この音のすごさにはスピーカを交換するまえから気が付いてゐた。
 このCDが大手ネット販売の南米大河(乳なし)ドットコムではなんと千三百円代,千四百円代で買える。
 ブルーノートをレコード番号千五百番代中心に蒐集を始めたところである(時々四千番代も混ざる)。
 しかし,ままならぬ。T芝の通常盤を街のCD屋さんで千八百円で買って来て,その夜ネット検索していると昨日まではなかったそのタイトルの「RVGリマスター版」が1390円とか1463円で忽然(こつぜん)と姿を現してゐて歯噛みをするのである。触手は動くが同じ音源を何種類も買うほどのマニアではない。でもねぇ,ボケが始まってゐる小生としては,誤って二重入手ということも否定できない(苦笑)。


 もっと,いろいろ有相無相(うぞうむぞう),お伝えするする積もりだったがCDネタで紙幅を費やしてしまった。
 また,後号にて。

参考図書:
 ポートレイト・イン・ジャズ2 和田誠 村上春樹 共著 新潮社


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後記:今,なぜ50年前のブルーノート(ジャズ)か?ヒップでバップでファンキーでグルービィだから?
この「から莫迦な」と云うか脳天気な陽気さが今の閉塞感から救ってくれる。頬が少しゆるむ。ちょっとだけど,元気を貰えるような気になれる。聴くと少おし体が揺れる(スウィングする)。…
 三十数年前にやってゐたように小生意気なしかめっ面してないと聴けないようなジャズ。それもまた一興ではある。

【今週のBGM】ブルーノート4185 フォレス・シルバー クインテット SONG FOR MY FATHER(CANTIGA PARA MEU PAI)。これは呆けて二重購入。二千三百円の東芝版は六曲入。輸入盤キャピトル「RVGリマスター版」は千三百九十円,豪華十曲入(#7-10 Not part of the original album)。音は…。なにが何だかわからない。


突然蒐集を始めたブルーノートCD

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