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SIGGRAPH2000 New Orleans Convention Center


 SIGGRAPHにはさまざまなカテゴリがあります。その中のほとんどがコンペテイションにより厳選された作品、提案されたものです。論文発表や、シアター、機器展示といったものがあります。これらのカテゴリを総称してConference(カンファレンス)と呼びます。

 それでは、カンファレンスを紹介しましょう。すでにないカンファレンス名がありますが、内容は大きく変わりません。

Paper/Panel (ペーパー アンド パネル)
 Paperは論文発表のこと。最新の斬新な技術がここで発表される。実現できているが今は製品化できないなど問題があるが数年には一般的な技術になる。次世代、未来のCG、ゲーム表現のヒントが隠されている。世界中のCGに携わる研究者の中にはこの論文に載ることを人生目標にしている人も少なくない。SIGGRAPHの原点であり、一番のメインイベントといってよい。

 そもそもSIGGRAPHは、このカテゴリが発祥でした。RENDERING, ANIMATION, MODERING, RADIOSITY, IMAGE BASED MODERINGなど、さらにカテゴリが分類され、各カテゴリ4〜5の論文が発表されます。Panelはパネルディスカッションのこと。カテゴリがありその分野に精通した人が集まりディスカッションする。たまに日本語同時通訳がつくことがある。(有料の場合あり)SIGGRAPH会期中後半に行われる。

Courses (コース)
チュートリアルセミナーというとわかりやすい。カテゴリやテーマが分かれていてその分野に関してレベルに合わせて徹底的な習得を行うもの。各テーマ別の技術情報を新旧問わず、情報を得るセミナーです。SIGGRAPH会期中前半に行われる。事前にコースの内容がわかるので必ず確認する。カテゴリーやテーマは40〜50ぐらいある。多いときでは60ぐらいある。「Course 30」、「Course 30」という感じで呼ぶ。
Sketches & Applications
 論文発表に近いのだが、最近の傾向では最新映画で使われたデジタル技術の詳しい紹介。デザイナー、アーティスト系の人たちの聴衆が多い。本当に特別なここでしか見れない報告もあるので要チェックである。立ち見になることがある。
Computer Animation Festival (シアター)
 SIGGRAPHで2番目に派手なカンファレンスと言っても良いと思う。世界中からの最新映像が集まる。Computer Animation Festivalには、Electronic TheaterとAnimation Theaterと2つある。内容は異なるが前者は特別なシアターで昼1回、夜1回行われる。夜は盛り上がること間違いないのだが、早めに並ぶ必要がある。
Art Gallery (アートギャラリー)
コンピュータ、コンピュータグラフィックスの技術をアートの世界に応用した例を紹介する。
Emerging Technologies
 最近ゲームへの応用がめまぐるしく多い。いろいろなインターフェスを使った技術が大学の研究所、企業などから多く出展がある。アートギャラリーと隣接しているので区別がつきにくい。
Exhibition (機器展示)
機器展示のこと。毎年、CG関連企業(ソフト、ハード)はSIGGRAPHに新製品を投入してくる。最新機器が見られる。また日本で知られていない企業、ベンチャーなどの次世代的な機器も展示されていることが多い。
Guellera Studio (ゲリラスタジオ)
 以前までは「The Studio」と呼ばれていたもの。最新の機器(ソフト、ハード)、周辺機器を使って作品制作ができるもの。当日の予約が必要だが、3Dデジタイザーなど普段滅多にお目にかかれない機器を触れる。出力もA0プリントがあたりまえ状態。もちろん無料です。3Dデータもっていけばたぶんフィギアも作れます。
Creative Application Lab (カル)
 とってもマイナーなカンファレンスだが、実は結構重要だったりする。論文発表、コース、スケッチなどで発表された技術には必ずといっていいほどオリジナルのツールがある。これらのツールを実際に触れるというもの。PCなどが何百台も用意され自由に触れるようになっている。英語でさっぱりわからなくてもここにきてツールを触ると意外とよくわかる。また、未来のツールを先取りで体験できる。静かで出入り自由。休憩がてらにも良いと思う。
Web Graphics
今年で2年目の新しいカンファレンス。ウェブに関連したグラフィックスの展開などを紹介する。Web3D、Flashなどが主かもしれない。
Special Session
期間中のお昼に特別に行う講義。内容は、旬な映画のデジタル技術の公開、CG関連のクイズやゲームなど。その手に精通な人が来るがたまに有名人もくる。お昼なので昼食持込で行った方が良い。人気の高いイベントで大規模な会場で行われる。
Reception
パーティー。フルカンファレンスのパスポートを取得した場合は、Paper/Panel ReceptionとCourse Receptionに参加できる。2ドリンク、世界の国々の料理(といっても4〜5種類くらい)が食べ放題。
以下はSIGGRAPH非公式イベント
User Meeting
ユーザー向けのミーティング。最新版の機能紹介、高度なユーザー事例が紹介される。特別にナムコオンリーのミーティングを開くこともある。主に、Maya, Softimage, Rendermanなどがあり事前登録が必要。最後にパーティー&オリジナルグッズ配布がお決まりコースとなっている。
○○Party
企業が行うパーティーである。企業でもCGソフトウェア、プロダクション、ハードウェア、団体など色々である。今まであった企業は、SCEI, SGI, R+H, ILM, Disnny, Pixar, Digital Domain, Square USA, DCJA, NICOGRAPH, SIGGRAPH TOKYOなど。関係者がたくさん集まるので交流を深めるのには良いと思う。