SIGGRAPHに応募する!

4.スライドの作成
 作品の応募には、スライドが必要になります。これは、入選後、SIGGRAPHの出版物等に使うためのものです。審査の対象にはなりませんが、これが無いと作品提出を受領してくれません。つまり、審査以前で落とされるということです。しっかり作りましょう。

35mmスライドにするか、デジタルデータにするか?

 今年(2001年)から、デジタルデータの受付が可能になりました。まず、どちらで提出するかを決めてください。

35mmスライドの作成

 最低でも640x480以上の画像を作ってください。画像をラボに出して35mmポジを作ります。大体一枚1000〜1500円ぐらいです。お店は、Mac系の雑誌の広告を見ればたくさんあります。早くて一日で制作というところもあります。

 応募のための条件

提出には条件がありますので、よく注意してスライドを作成してください。

1)ガラスマウントは禁止。輸送中に壊れた場合アウトです。

2)必ず、マウントの余白部分に以下の図のようにラベルを張ってください。剥がれるとまずいので、できればnamelandのようなものでしっかりと貼ってください。内容は、「あなたの名前」、「電話番号」、「caf_XXXXのオンラインID番号」を英語で表記してください。また、表と上がわかるように、「TOP/FRONT」のラベルも作成し貼ってください。

3)同じ画像(たぶんそうだと思います。確認中)を5枚作成してください。

デジタルデータの作成

 デジタルデータはおき楽のようですが、条件は結構厳しいです。よく読んで間違えないようにしてください。

 応募のための条件

提出には条件がありますので、よく注意してスライドを作成してください。

1)1200x1500ピクセル以上の画像

2)WindowsかMacのプラットフォームで作成すること

3)圧縮は可(といっても、以下のフォーマットであれば劣化なしで提出してください)

4)TIFFかEPSフォーマットでセーブすること

5)300dpi以上

6)ZIP, JAZ, CD-ROM(CD-R)のどれかで保存する。(MOは不可)

7)必ず、CD-ROM(例)の余白部分に以下の図のようにラベルを張ってください。剥がれるとまずいので、できればnamelandのようなものでしっかりと貼ってください。内容は、「あなたの名前」、「電話番号」、「caf_XXXXのオンラインID番号」を英語で表記してください。

8)1枚作成すればよい。

 

5.梱包
 まず、梱包するものを確認しましょう。番号横のボタンはチェックリストに使ってください。

   1)テープ

   2)35mmスライドかCD−ROM

   3)タイムシート

   4)サインされた登録フォーム(応募用紙)

   5)登録フォームで別紙扱いした紙(あればです)

 だと思います。

 梱包する素材には、以下のものを用意してください。

   1)エアキャップ(ぷちぷちです)か、綿入り封筒

   2)ガムテープか、透明テープ(ガムテープと同じ大きさの)

 できるだけまとめるように梱包してください。例えば、スライドとテープ&タイムシートはまとめて、エアキャップで梱包します。その回りをガムテープでしっかりと止めてください。登録フォーム等は、どちらでも良いです。FEDEXの場合はテープの中に入れなくても大丈夫です。封筒を使い、そのまま郵便局に出す場合、入れたほうが良いかもしれません。

6.FEDEXでの送付
 Fedex(フェデラル・エクスプレス)はとにかく速いです。現地時間で1日で着きます。たとえば、締め切りが4月6日だった場合は、4月4日午前中に出せば、現地時間4月5日に着きます。ただし、これはあくまでも例であり、Fedexのその日の時と場合がありますので、一度Fedexに問い合わせ、予定集荷日での到着見積もりを行ってください。また、Fedexには後で説明するINVOICEという特別な書類が必要になります。また、料金も割高になりますが、締め切りまで余裕がない場合には間違いなく良いです。また、Fedexのホームページでは、伝票番号を入力すると荷物が今どこにいるかなどをチェックすることができ、無事に着いたかの確認もできます。

FEDEXの登録

 Fedexで郵送する場合、予約が必要ですが、そのときにあなた(または会社、部署としての)のアカウントが必要になります。Fedexのフリーダイアルにかければ、受付の方にアカウント登録(無料)が可能になります。その時に、郵送予定日を言って、その時の予定到着日を聞いておきましょう。尚、その時は相手の送付先のZIPコード(郵便番号)をメモしておきましょう。

 さてアカウントはFAXで来たでしょうか?もし用紙がない場合は、あらかじめFedexに頼んで用紙を至急送ってもらいましょう。

INVOICEの作成

 Fedexで郵送する場合必要なINVOICEを記載します。尚、このINVOICEを5セット、つまり合計10枚を用意し、すべてに直筆でサインをしてください。くれぐれもサインした後のINVOICEをコピーとらないでください。Fedexで却下されます。サインなしの用紙をコピーで用意するのは問題ありません。

テンプレートを用意しました。

 緑色の個所を直すだけでINVOICEの完成です。尚、このINOVICEはFedexのお墨付きですが、税関で引っかかっても文句を言わないように。8年間はこの用紙でうまくいきました。

重要:

必ず、"Educational material with no commercial value."を記入してください。これを書かないと税関でOUTです。

FEDEX用紙の記入

 用紙の書き方はこちらに記載します。黒く活字になっている部分を修正してください。それ以外は書かなくでもよいです。集荷の方がチェックします。

重要:

必ず、"Educational material with no commercial value."を記入してください。これを書かないと税関でOUTです。

集荷願い

 アカウント登録と同じフリーダイアルに電話し、Fedexの集荷を予約しましょう。再度、予定到着日を聞いてもいいと思います。

 集荷願いを行う際に、必ず「ビデオの送付」と伝えてください。日本からビデオを輸出すると、郵送処理が変わるようです。審査(郵送の)が厳しくなります。

 集荷時刻を決めてください。大体11時〜15時ぐらいになります。その日の夕方、夜、成田空港を発ちます。一応、早番、遅番があるようで到着時刻が変わるようです。

配送物確認

INVOICEは用意しましたか?

応募用紙は用意しましたか?

テープにエアキャップで包みましたか?

スライドは入れましたか?応募用紙は用意しましたか?

クレジット、作品説明用紙、JURY(審査)版の説明用紙は入れました?

Fedexの伝表は容易できましたか?

 これだけそろえば、応募可能です。袋は必要ないです。Fedex Pakで送ることになるとおもいます。Fedex Pak専用の袋はFedexの集荷の方が持っています。尚、これからもFedexを使う場合は、集荷の方に、「袋、伝票をください」と言えば、何セット(無料)かを後から送ってくれます。また、希望すれば伝票にあらかじめこちらの住所、アカウント、名前等をいれてくれます。

それでは、応募しましょう!

集荷後

 集荷が終わりました。この後、楽しみが一つあります。FEDEXは、ホームページ上で、自分の送付物が無事に相手に着いたかを確認できます。到着日時はもとより、郵送途中の情報も得ることができます。伝票を片手に調べてみましょう。

 もし、数日経っても、到着の更新がなかった場合は、連絡することをお勧めします。

 

 物はビデオなので、税関審査では、慎重に行われます。郵送に 必要な書類等の記入もれは避けたいところです。問題が発生した場 合、税関からの書類提出もありますので、そのために何日も成田空港で足止めします。ご注意してください。

 

6.EMSでの送付
 EMS便は、郵便局で行っているFEDEXに対抗した航空宅急便です。FEDEXよりは、若干時間がかかりますが、それでも2〜3日ぐらい到着します。締切日に余裕がある方にはお勧めの郵送方法です。郵送費もダントツに安くて「2500円」ぐらいです。

EMSの登録

 EMS便の場合は、INVOICEのような書類は必要ないのですが、予め郵便局に自分または会社の所在をあかし、登録番号を発行しなければいけません。ちなみに、すぐに発行されます。これは、「とんでもない!?荷物」を輸出しないための契約になります。また、着信の連絡も可能です。

 集荷願いを行う際に、必ず「ビデオの送付」と伝えてください。日本からビデオを輸出すると、郵送処理が変わるようです。審査(郵送の)が厳しくなります。また、ビデオであるか否かでは、約1000円の差が出ます。また、伝票もビデオが送れるタイプに変わります。

送付後

 送付後、荷物の到着の連絡もらえることもできます。そのために手数料が上がるかはわかりません。窓口でお願いしてください。

 物はビデオなので、税関審査では、慎重に行われます。郵送に 必要な書類等の記入もれは避けたいところです。問題が発生した場 合、税関からの書類提出もありますので、そのために何日も成田空港で足止めします。ご注意してください。