本機は一定質量のダイヤモンドハンマーを一定の高さより試験片表面に自由降下させ、その反揆の高さの高低より試験片の硬さを比較するもので、比較的広範囲の硬度迄一つの目盛で測定する事か出来ます。
操作は極めて簡単で短時間に測定が出来、又ハンマーの重量が軽いため比較的薄い物でも正確な硬度が求められ試験片に残る痕跡も微細でありますので精密に仕上げた製品に対しても試験を行う事が出来ます。
Ｃ型の操作は附属されているゴム球を握るだけでハンマーの上昇、落下が行なわれ、読取りはガラス管後部のスケールで直接読取りを行います。
Ｄ型の操作は下部に設けてあるツマミを廻す事によりハンマーの上昇及び落下が行われ、ハンマーの反揆と高さは自動的に指示計に指示されますので測定時の、個人誤差や読み取り誤差もなく極めて正確に測定する事が出来ます。
又Ｃ型、Ｄ型共大型の試料を測定する時には計測部を本体より引出し、計測部を手に持って試験片の上に垂直に立てて測定を行うことも出来ます。
但し計測部を手に持って測定する際垂直に保つ事が困難であり、この不便を除き測定を容易にする様考慮したのがFSV-1型、測定用台であります。
本器は試験材が大きく、又重い物で測定面が平面のもの、及ぴロールの様な丸型のもの等の上にこれを設置し各測定点を測るものであり、その操作は普通のＤ型を操作するのと変りません。
尚、Ｃ型もＤ型と同様自由に取付測定出来ます。
