ハンググライダーで空を飛ぶ趣味にはどういう道具を使うのか、そして一体いくらかかるのか? これは誰もが最初に関心を寄せる項目だと思います。
そこでここでは、ハングを始めてみようかな?と思った人を対象に、ハングで使う道具類の解説をするとともに、それらの値段も表記してみたいと思います。
もちろんハンググライダーでのフライトを楽しむためには、道具以外にもお金がかかります。代表的なものがスクールの講習費用、飛ぶエリアの使用料や保険料、交通費の3つです。
まず講習費用ですが、これは各スクールのホームページ等をご覧になっていただければだいたい掴めるかと思います。車の教習所に通うのと似たようなものかと思いますが、講習に時間がかかるぶん、パラグライダーと比べれば多少高くなる場合が多いと思います。 高く感じるかもしれませんが、当然ながら講習費用が掛かるのは初めのうちだけです。長くハングを楽しむのであれば、講習費用の占める経済的負担は大きいものではありません。
次に、エリアの使用料や保険料ですが、目安としては一日1000〜3000円程度。ただしほとんどのエリアは会員制ですので、数万円の年会費を払って入会すれば、この1日ごとの費用は不要になります。
保険については、全員が加入することになるJHF(ハング・パラを統括する公式団体)の「フライヤー登録」(5000円/年)に付加されている損害賠償保険の他に、自身の怪我に対する保障を別途考えておいたほうが良いと思います。普通の障害保険はハンググライダーは免責であることが多いので注意が必要です。生命保険の特約や、県民共済などではハンググライダーによる怪我もOKな場合がありますので調べてみてください。
そして交通費ですが、これも自宅からエリアまでの距離によってだいぶ違いますが、おおよその金額は予め把握できることと思います。ちなみに私の場合、東京の自宅からエリア最寄の駅まで電車で行き、そこからスクールの無料送迎車でエリアまで乗せてもらっていて、交通費や昼食代を合わせて1日3000円程度です。
さて、道具の話に戻ります。
普通の人はハンググライダーなんて見たことがないと思います。だいたいの形は知っていても、どういう材質でどういう構造をしているのかなんて聞いたことがないはずです。そんな”特殊”な趣味に使う道具ですから、さぞ面白いモノがあるに違いません。そう思っている物好きな貴方に、これからのページを捧げます。役には立ちませんけど...
下に、ハンググライダーで必要とされる道具を思いつくまま並べました。
状況によってはさらに別の道具が必要となるかもしれませんが、これは私なりの「これだけ揃えれば、しばらくは買うものはないだろう」という、ひとつの目安です。
機体 ………まずは必要なもの
ハーネス ………体と機体を繋げてくれる重要なギア
緊急パラシュート ………最後に命を守るバックアップ
バリオメーターとGPS ………フライトには欠かせない計器
ヘルメットとサングラス ………頭部と眼を守る
無線機 ………貴重な情報源
手袋など小物 ………体を守る機能プラスアルファ
〜そしていくら掛かるのか〜
*注: 私は初心者に毛が生えた程度の知識・技能しかなく、ハンググライダー事情に詳しいわけでもありません。これらはハンググライダーを始める前までの参考としていただくための、主観的な道具紹介ですので、実際はスクールのイントラや先輩パイロットのアドバイスを十分参考に、ご自分の判断で選ぶようにして下さい。
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