TAMEO 1:43 Tyrrell P34 Japanese GP(と、1999年のF1の続き)

6/20

 ちょぃとばかりあぶく銭が入ったときに買っておいた「ろくりんたいれる」である。当時、特にF1に深い興味がなかったのに、これだけは鮮烈に記憶に残っているマシン。青のシルエットと「たいれる」の文字がかっこよかった。このキットを買った理由の一つはその鮮烈な記憶だけれど、もうひとつの理由はちょっとばかり不純なのだ。キットをひとつつくるごとに技術がそれなりに向上して自分がスキルアッブしているという自覚がある。ならば、本命のキットをつくるよりも前に、何台か「修練用」のキットをつくればどうだろう、と考えた・・と、いうわけで今回の目的は「はんだづけ」。メタルキットではんだ付けを自在にあやつれるようになるために、その練習をしておこう、というものだ。エポキシ接着剤はなるべくつかわない。パテも、できるだけ半田ですませよう。
 
 とりあえず、ボディを観察。ノーズのあたりの筋掘りが浅いような気がするので、しこしこと削ってみる、と…あっさりとノーズがとれてしまった。メタルが薄くてきれてしまったのだ。とりあえず、これを半田付けしてなおすところから。洗剤で洗って、フラックス塗って、半田づけして、やすって、磨いてみて、また洗って、を何回かくりかえす。ちゃんと洗ってあって、ちゃんとフラックスが乗っていれば、半田は特に盛り上がりもせず、すっという感じですきまに流れてくれて気持ちいい。
 
 次に、DFVエンジンを組んでみる。以前、M23つくった時はエポキシでつないでいたので、今回はそれをできるだけはんだ付けでやってみよう、というわけ。あと、サス関連とかリアウィングとかもどんどん半田づけしていく。特にリアウィングは接着剤よりも格段に強度がでるので気持ちいい。いろいろやってみて気がついたことといえば、半田づけのコツは、・パーツの洗浄、フラックスの使い方、コテ先の温度、コテ先の太さ、にある、というところか。なんか、あたりまえのことばかりだけれど、試してみないと納得できないのが哀しいところ。サスのエッチングパーツに肉づけしたり、シフトノブを丸っこくしたり、というパテがわりの使い方というのもやってみると楽しい。ただ、半田づけは接着剤と違って面の中央部には使えないので、うまくつかいわけないといけない、わけだ。

 

と、いうわけで、ちょっぴり仮組みしながら、部分的に色をのせながら、という状態。ボディにサフもふいてみました。表面処理しなきゃ。

 これを作っていて思うのは、最近のTAMEOのキットはメタル・レジンキットとプラモデルの中間的な位置にあるなあ、ということ。パーツの合いとか、組みやすさとかだけではなく、作っている時の気分みたいなものからして違う。たとえば、先にレジンの126CKを作ったあと、なんとなくバンダイの∀ガンダムを作っていたのだけれど、これは、ほとんど何も考えなくてもそれなりのものができあがる、という意味で、気楽につくれるのだなあ、と実感した。最低限の色塗りと加工だけで、きっちりとしたかたちができてくる、というのは、一種のリハビリのような、変な感じだ。

 そのあとでTAMEOのキットをいじっているから上に書いたようなことを感じるのかもしれない。でも、昨日届いたTRONの312B3なんかを見ていると、進化の袋小路みたいなことを思うのだ。これ、FDSとTAMEOのキメラみたいな雰囲気で、ボッテリとしたメタルパーツに、レジンやエッチングなどの個別パーツがついている。ステアリングなんか、2つに分割されている。でも、サスまわりのエッチングなんかすさまじくぶ厚いし、メタルパーツは当然のようにそのままではあいそうもないし、で、このあたりが袋小路というか、中途半端というかへんなところだけ徹底しているというか。FDSも、末期、終わり頃にはフルディティールキットを出していて、まさにこんな感じだった。それまでのメタルパーツに、オプション素材を大量にもちこんだような感じで。シートベルトとか、エッチングパーツとか、そんなのがごそごそついてきていた。当時はそれだけでも感動していた(別に買い揃えなくてもいいとかそういう理由で)けれど、現在のTameoの水準がベースになってしまうと、これは、すでになにか違うと思うのだ。

 MakeUpの126Cはフルディティールで、かつ、インストにはCGを使うのだとか。うーん、ここにもTameoラインかな。312Tのキットにみられるようなそれぞれの「雰囲気の違い」は少なくなっていくのかもしれない。

(閑話その1)
 F1モデリングの2号が出た。うーん。さすがにタミヤの社長相手に恥ずかしいことはしないだろうと思ったんだけれど、カワイチャンの「すごさ」はやっぱり別格ですねえ。社長が「日本人ドライバーが今はだめ」だというようなことを言ったのにたいして、カワイチャンごときが「それをいわれるとワレワレもツライ」とかいっちゃうのはどうしてなんだ? あんた、ドライバーでもコンストラクターでもないじゃん。ただのマスコミの分際でなにをえらそうに。それとも、中野がシートとれなかったのはカワイチャンの「責任」だとでもいうのかな。あるいは高木がなかなか速いマシンに恵まれないのもカワイチャンのセイ、だとかいうのかな。先号の「オィッていいたくなります」と同様の「はき違え」が見苦しい。へんなギョーカイ意識、選民意識が「ワレワレ」とかいわせちゃうのだろうけれど。カナダGPでの解説役はそれなりにがんばっていただけに、なおのこと残念(でも、時折つっこまれていたけどね)。マクラーレンの複座はオチていたし、この雑誌、時間の問題かも。編集後記でも「写真を読む」のがどーのとかエラソーナこといっているけれど、言うほど役にたつ、読み応えのある写真なんかないじゃん。こんな程度の写真でこんなこといわれる筋合いはないんだけれど、とか思う。普通のF1雑誌にだってこういう写真は載っているわけで、「読み応え」というのであれば、もっと別のアングル、別のスタイルを載せないと物笑いの種になるだけでしょ。結局、1号も2号も、昔の写真がとりえ、というところか。今回の目玉はKOJIMA、だろうね。

 TRONの312B3が届く。後期のFDSみたいな感じ。ダルなメタルパーツと、なんかアレなエッチングパーツと。でも、こういうのがタノシイんだよね。

 MakeUpに顔をだしてみた。ボシカのC2なんかは眼福ですねえ。ただ、ちょっとアクセスが悪いのが難点。結局、行きは表参道からいったけれど帰りは渋谷まで歩いてしまった。小道具は結構そろっているし、よいものがたくさん並んでいるし、日々の疲れをいやすのにいい場所かもしれない。でも、財布のゆるさがちよっと恐い。

 岡山に注文していたiBoxが届く。透明レジンでできたかわいいボディがなんかシアワセである。ボンダイブルーを調色しなきゃ。

(閑話その1おわり)

6/21

 ちまちまと小物に色を塗りながら組み上げていく。タミヤのペンタイプのエナメル塗料なんかは結構便利で、よく使うけれど、これ、使う前にペン先を細くきっておいたものを作ると便利かもしれない。フラットブラックとか、比較的よく使う基本色はこれで揃えるといいかも。

 いや、P34の進度はそんなになくて、それよりも先程確認とれたショックな話のほうで頭が一杯。なんと、モデルカーレーサーズ休刊!! 17号以降は休刊、ということになっています、といわれて頭の中がまっしろにってしまった。たぶん、事情はそのうちいくつかのサイトあたりからもれ伝えられてくるのだろうけれど、うーん。楽しみが一つなくなってしまった。バックナンバー探しに燃えるかな(あと二冊なんだ)。

 それにしても、126CKのコーナーで、出してね、とか書いた矢先で愕然。小林氏にお手紙だそうかな。いままでありがとうございましたって。創刊号を手にした時からずいぶん時間がたったけれど、これほど読み応えがあって、刺激になって、しかも、眼福でもある雑誌はほかになかった。一日もはやく復刊してくださるよう、一読者、一ファンとしては祈っております。

6/25
 なんかすっかり日記になってしまっている。恵比寿のMr.Craftにもモデルカーレーサーズ休刊のはりがみがあった。なんか、やっぱりしみじみしてしまう。

 25日というのは雑誌の日。MG、HJ、電撃、とならべてみても、MGの「ひどさ」がすごく際だっていて哀しい。なにがいいたいのかさっぱりわからない「自称批評家」だとか、そんなのが匂うように目立つ。なんだかなあ。カミムラさんの記事がないと読むとこないなあ(それだってwebで見る方が断然詳しいわけで)。

 DVDウルトラセブン入手。色あざやかでうれしい。それにしても当時の日常がほのみえておもしろい。車とか服装とか、基地のパネルとか。そして、痛感したこと。金城という脚本家というのは…カリスマになってしまったがゆえの評価の高さ、ということが多分にあるな、と。学歴についてのわだかまりとか、いろいろみえてきてしまうのは興味深いけれど、脚本としての質はどうか、というと、うーむ。「知ってるつもり」ででたときもそういえば「三流」の印象が強かったっけ。ちょっと哀しい、これも。

#全12枚そろえた時のグッズって・・もしかして例の、かな?

 MakeUpの126C、買ってしまった・・。正統派のメタルキットに様々な厚さ、素材のエッチングパーツという構成。メタルパーツの細かさは、ポシカ原形のCKをちょっと髣髴とさせるけれど、決定的な違いは個々のパーツのかたちのかっちり感とメタルの「かたさ」かな。T2よりもつくりやすそう。CGのインストは英語表記で、そのまま輸出できるようになっているのだろうな。

 TAMEOがFerrariの版権をとったとか。古いマシン、だしてくれるかなあ。CKとかC2とか、T3とか…

 カミムラ氏のwebで知った(なんか最近情報が豊富ですごい)大阪のレビでFDSの312T2の1978型を発見して通販。昔、あのエアインテイクのかたちがなんだかなあ、と思って買わなかったのをようやく入手。うーん、あるところにはあるもんですねえ。T2がこれでTAMEO、MakeUp、FDSで三種そろったわけだ。1978年のT2って、二戦しか走っていないこともあって資料が少ない。フジテレビの出しているダイジェストビデオでもしっかりこの二戦は省略されているし。なんかさがさなきゃ。英語版のビデオに出てるかな。あとはシェブロンのトランスキットがどこかで手に入らないかしら、とか思ったり。それにしてもFDSのキットのこの雰囲気は、やっぱり独特で、なんともいえずよいなあ。

6/30
 町田のショップから届いたセールの葉書をもって、MasterGradeのドムを買いに行く。前日に「少数だけど入荷がある」ことを確認していたのだけれど、開店数分後ですでに残り一個だった。ぎりぎり。それにしても箱がでかい。P34つくっているうちにデブコンがなくなったので探したのだけれどみあたらず。そういえば恵比寿でもハンズでもみつからなかった。どうしたんだ? まあ、あの注射器型の入れ物は便利そうで実は結構不便だったし、さいごなんか片方の液は空なのになぜかもう片方は大量に残っていたりして閉口したので透明タイプのエポキシをハンズで買う。なんか、最近接着剤マニアかも。P34は、ギヤボックスからエンジンまでをほぼ組みおわって、そろそろボディの仕上げ塗装をやろうかな、というあたり。ただ、ここのところ雨続きなので塗装に取り掛かるのがちょっと遅れそう。

 タミヤのエナメルペンの先を細くする、というのは、ひとつだけ問題あり。あまり細くすると、ペン先を押して塗料をだすときにつぶれてしまうのだ(あたりまえじゃん)。でも、うまくいけばとても便利であることに間違いはない。手抜き塗装、ではあるけれど。

 あ、タミヤの1/12シリーズF190がでているはずだ。こんど恵比寿にいかなくては。

 ModelcarRacersのバックナンバーって、恵比寿やハンズなんかにときおりぽつりぽつりと入荷するらしくてあなどれない。11号と13号を探しているのだけれど、うまくするとそのうちめぐりあえるのだろうか。

(閑話その2)
フランスGP、雨雨雨。フレンツェンがくるとは。どんどん混戦になっていくのは観客としてはもりあがってうれしいけれど。信頼性があがってきた、という割りにはマクラーレン、クルサードのあっさりとしたリタイアなんかがあるからまだまだ見ていて安心できない。フェラーリは、結局二台とも入賞しているわけで、このあたりこそ信頼性なのだろう。カワイちやんは、鈴木亜久利とはりあうなんて、なんかまだへんなこだわりがあるのかな、とか思った。ヒルが引退して中野が入ったりすると、良い解説者がまた一人現場にとられちゃうことになるのかなあ。でも中野が走る姿のほうがみたいし、それは仕方がない。それなりに常識的な解説者さえいれてくれれば、ね。
(閑話その2おわり)

7/13
 ああ、7月になってしまった。春学期も終わって試験期間じゃないか。共同研究とかあるし、通信教育もあるし、いそがしいことにかわりはないんだけれど。それにしても、この毎日雨がふるのはどうにかしてほしい。おかげでP34はほとんど進行なし。かわりに、なんとなくスカルピーでこねこねしているものができあがりつつある。これについてはそのうち。

 F1 Modelingの3号を買う。模型雑誌というよりもただのF1雑誌になりつつあるような。MP4-13の写真なんか、あいかわらずの感じ。でも、タミヤの開発の人へのインタビューは面白かった。(カメラマンの撮る写真と、模型づくりに必要な写真は違う、という言葉は、まんまこの雑誌への課題かも)古いフェラーリの写真はちょっぴりうれしい。でも、せっかくコメントされているのだから、T3の前期型の写真もだしてくれるとよかったな。個人的には78年のT2も(まだいってる)。T3の前期型って、FDSのキットもあって、あれは、結構気に入っている。Meriのは見たことないなあ。再販売してくれるだろうか。

 傑作なのは、「写真を読む」という点において今回の3号はいままで一番だろう、というあたりか。それが、P34-35のロックタイトの広告ページ、というところがちょっちアレだけれど、こちらとしては、読み応えのある写真があればそれでうれしいので、それはそれでよし。

 某ハコモノ特集のムックに、「実車が好き」から模型の道へ、というラインが常道として示されていた。ふーん、そういうコースもあるのか、とだけ思う。でも、これをさらにヒステリックにした「免許もないくせに車の模型つくるのは邪道だ」みたいな馬鹿な発言を見たこともある者としては微妙に危うい感じがしないでもない。要は、自分が自分なりに楽しめたり幸せになれたりするのであればそれでいいのにね。自分が好きなものに対してすら自信がないと、他人に余計な口出しをするようになっちゃうのだろうか。以前書いた「オタクの文脈」みたいなものか。最近、平成ウルトラマンについて「旧シリーズとくらべたりするのはそろそろやめて、ガイアはガイアとして評価しよう」みたいな発言を雑誌なんかでみかけるのは、似たような危機感もっている人間がいるということなのかもしれない。

 Tameoが版権とれたのでF399が正式にでる、という話をきいて、よかったよかったと思っていたら、Studio27から1/20でF399がでちゃっている。あれ? で、ふと気がついて126CKの箱をみてみたのだけれど、Tameoなんかについている跳ね馬のライセンスシールがついてない… StudioZacoのwebとかで見ていた例の「問題」ってこれなのかな。うーん。CKはうれしかったけれど、ちょっと気持ちが冷静になったのも事実。

 イギリスGP、シューマッハのクラッシュがとにかく鮮明に記憶にのこってしまった。骨折で五戦ほど休むことになるらしい。うーん。ドライバーズチャンピオンがマクラーレン、コンストラクターがフェラーリ、みたいな結末になってしまうのだろうか。それとも、まだ混沌としていくのかな。ヒルがなかなかかっこよかったとか、見所自体はいろいろあったのだけれど。

 

7/31
 暑い。暑い中、毎日5時起きで実習をやっている。へとへと。はやねはやおきげんきなよいこ、とかいうが、少なくとも元気でもよいこでもないような気がする。寝ているうちにオーストリアGPはおわってるし、アーバインが勝ってるし、マクラーレンはなんかへんだし。

 別ページにも書いたけれどPHSを買い替えた。アナログ時計を表示できるのはちょっとおもしろい。P34は、実習のあいまにちびちびとすすめていて、今はこんな状態。ああ、ボディに色がのって、サスもちょっと先にすすんだのね、というところ。これは、あとはいきおいで完成間近、という感じか。

 その割には∀ガンダムが1/100になっているぞ(笑)。1/144にくらべるとうまくパーツわけがかわって楽になっている(大きいんだから当然か)。やっぱりかっこいいわ、これ。ドムはまだ両手くらいしかできてないのに。

 Rosso/FlyのT4を買う。うーむ、これもか。なつかしスタイルのメタルキット。Studio27からはタミヤのT3用のアルミホイールがでる。なんか、気がついたら買ってしまっているあたりが弱い。次、これつくるかな。

 巷にiBookの話題がでてくる。台本でもあるかのように「既存ユーザ」からの感情的な反発が大量にでてきいていておかしい。これもまたオタクの文脈。自分のストーリー展開からはずれたものを認められない・だけではなく・積極的におとしめないと自我がたもてないのかしら。∀と似たようなことになっているような。彼らのことだから、どうせ実物がでまわりはじめたら「さわってみたら結構いい」とか「実物が動いているのをみたらなかなか」ということになるにきまっているのでどうでもいいのだけど。強いていうなら「ぱわぁぶっくに空飛ぶ円盤がありますか? ありません!」とかなんとかそんなカンジだろうか。オタクの妄言に耳をかさずにiBookをだした、というところが最大の評価箇所かもしれない。

 ひさしぶりに缶スプレーつかったら、なんかうまく調節できなくてやりなおしに。手が忘れたらしい。ハンドピースをもっと揃えておけという神のおつげなんだろうか。

 ところで、MicroMachineあたりからジョイデス・レゾリューションのおもちゃでていたりしないのだろうか。タミヤが1/700でだしてくれるとうれしいけどなあ。

 来年の円谷映画は家族で期待していたりする。今年の以上にすごかったらいいなあ。

8/14
 朝五時おきが続いた通信教育の夏季スクーリングも終わり、二泊三日の家族旅行も終わり。P34もあとは手を動かすだけなのでこういうときに進めているわけで、とりあえずこんなところまで来た。

 ようするに「楽しいデカール貼り」をやったわけです。この後つづいてクリアを、と思ったら、とんでもない大雨。うーん、どうしようかな。

 ドイツGP、五時おきの最中だったので見ずに寝てしまったのだけれど、フェラーリのワンツーだったとは。これは、ひょっとするとひょっとする。マクラーレンもシーズンのこの時期に歯車がずれてくると辛いはずだし。次はハンガリーかぁ。

 all the webという検索サイトで遊んでいるうちに発見したショップにMiniChampsの1/43のT4、T5、CKを注文してみる。返事もすぐに届いて在庫もあるということだし、到着が楽しみ。T4はともかくT5とCKは日本ではみたことがないし、T4だって先日某店でシェクターの車が8800円であったきりだし。

 このページを見た、という方からの問い合わせがあったりして自分のミスに気がつく。注文したT5,CKはMiniChampsではなくてQuartzoと、あとLa Storia Ferrariであった。検索でその場にとんでしまうと前後に気が回らなくなるという悪例です。お騒がせしました。

8/21
 その後、フィニッシャーズのオートクリアを薄めに三回、濃い目に一回かけて乾燥の後、軽く1000番で面出し、さらにオートクリアを濃い目に一回かけて乾燥、というところ。こういう時のペーパーがけは、耐水ペーパーというけれど水を使わないのが好み。そのかわり、頻繁にペーパーを交換しなくてはならないけれど、面の感じはこのほうがよくわかるような気がする。写真は、先のとかわりばえしないのでパス。

 ハンガリーGP、うーむ。正直いうと退屈な展開。ただ、今回はレースではみえないところにいろいろドラマがあったのではないか、と後から雑誌なんかを見て思った。

 タミヤの312T3のためのケースを買ってくる。とりあえず、かざるためのケースを買うことで、なんか気持ちがそっち側にいくような感じがするわけで、一種の儀式みたいなものかも。P34の次はこれに決定、ということでもある。ざっとみた感じでは、ボディのあわせに注意するくらいかな。あと、テールランプがグレイのパーツなのがなんか嫌だから、これを透明パーツにおきかえたい。シリコンで型をとって透明レジンで、というパターンなのかな。東急ハンズの関連コーナーあたりをこんどみてよう。

 近所のBookOffで、なんと、ModelcarRacersの11と13を発見!! ほかにも結構あった。一冊あたり100円とか300円なので、近くの人にとってはチャンスかも。まとめて売却した人がいたらしい。見たのは、京王相模原線京王堀ノ内駅前のBookOffです。これ、問屋もどりなんかをかきあつめたものがMr.Craftあたりでも定期的に入荷しているので、探している人はまめに電話してみるといいかもしれない。ともあれ、うれしいことにこれで創刊号から17号まで揃ったわけだ。

 友人がコミケでみつけた、といって「モデラー列伝」という本を送ってくれた。モデラーという存在の歴史みたいな側面もあるけれど、なにより興味深いのは「今見る」人たちについてのこれまでの経緯とか著者の見解なんかがでているあたり。実におもしろい。あさのまさひこ氏についてなんかは「つづく」続刊にでてくるのだろうなあ。次もぜひ読みたいとか思った。ゼンマイボックスをきりおとして第三艦橋をつくる、というのは・・・そういえばやった気がするぞ。

 ふと思い立って吉祥寺にいく。ジョンさんのお店は夏休みで残念。Wave-BeJまで暑い中をのてのてと歩く。「昔膨大であったらしいオプションパーツのなれのはて」の特売ダンボールあり。Waveが出していたキットのエッチングパーツなんか一枚50円だったり。みると、オーガスとか(…)、1/43の126C2のとかがある。もう、キットの再版する気はないぞ、という意志表示なんだろうか。半端パーツの箱にはメタルの予備パーツとかがざこざこと山になっていて、かきわけて「ほりだしもの」を発見。アク・ステオンのレジン製126CKカウルセット(ただし、ボディカウルが二つに割れている)で、渋谷のPostHobbyで見たとき「ちょっと欲しいけれど高いなあ」と思っていたコレが100円。割れているのなんて、自分でつければいいのだし、ちょっと得した気分。あと、CorgyのChittyChitty BangBangが3300円という、いわゆる「半額」セールになっていて、これも入手。まあ、暑い中、歩いていったかいはあったかな。あと、悪い癖でROMUが出していたトータス号のキットも買ってしまった。うーん、これ、ボディ後部のスリットはやっぱりエッチングの自作しかない、かなあ。幸い、資料写真は手元にそれなりにはあるからいいか。DVDが出るまでには完成させておきたいな、とか。

 そのほか、Waveでみたもの、といえば、1/24の126CKのキット(Wave)がひとつ在庫していたり、1/43の126CKの完成品が並んでいたり(これもWaveベースらしい。後期型で28番。後期型、というのはともかく、28番だったのであまり食指が動かなかった(値段の問題ももちろんあったけど)。

8/29

 細かい作業をとたぱたとやっつけて、ようやく完成。うーん、なんか、また2ヶ月かかっているなあ。メタル・レジンは時間がかかる、というか、手間のかけかたとか、時間の割り振りなんかがまだ下手なのかもしれないな。まあ、気持ちをおちつかせたり、造るシアワセのためにつくっていたり、という感じだからこれでいいのかも。

 はい、ろくりんたいれるです。ちなみに台になっているのはBell X-1。ライトスタッフで強い印象を残したアレです。そのうちつくる、でしょう。きっと。とりあえず、次はタミヤの1/20T3。そして、その次がwaveの1/43の126CK、ときまっています。実は、某雑誌のおたよりコーナーが、なんだか突然気になって見ていたら「売ります」にこれがあるのを発見。早速電話して交渉成立、ということで、そろそろ届くはずです。知る限り、1/43で唯一の後期型CKのキット(オートモデリングのVol.16に作例のあるアレ)で、クラッシュドノーズつき、というもの。どっちのかたちでつくるかは未定だけど。なんか、先日のModelcarRacersといい、これといい、入手できないと思って半ばあきらめたモノがどんどん手に入るのでなんか妙な気分である。ゆずって下さった方に大感謝。

 さて、これからベルギーGPである。どうなるのかなあ。予選の感じではフェラーリは辛そうだけど、まだわかんないしね。