・「なぞ」其の１ 【スタバはドトールの天敵か？】
 スターバックスは急速に店舗数を拡大しているのは周知の事実である。しかし、その出店状況を見ると、ひとつの法則を発見する。
- それは、安いだけが取り柄であるドトールとの関係である。スタバの新規店舗を訪れれば分かるが、スタバがあるところには必ずといっていいほど半径約１００メートル以内にドトールがある。まあ、ドトールの数が多すぎるということもあるが、それにしても不思議である。ドトールと同系統のカフェ・ベローチェなどがあってもよいはずだが・・・。
スタバ誘致委員会でもいろいろな憶測が出たが、本当のところは不明である。憶測としては、スタバが日本進出する際に、ドトールのマーケティング担当者を引き抜いた。よって、収益性の悪い（もしくはすごく良い）ドトール店の近くを狙って出店するとかである。基本的にドトールは「安さ」、スタバは「質」で勝負しており、住む分けが可能という見方もある。
だが、迎え撃つドトールは気が気でないだろう。事実、吉祥寺では９８年夏ごろに、「コーヒー戦争」が起こりつつあった。吉祥寺の東急百貨店の向かいにはドトールがあるが、スタバがすぐ横に登場。ドトールは店員を動員して、スタバ近辺でアイスコーヒーの試飲キャンペーンを大々的に行っている。東急百貨店から伊勢丹へ行く通行客を捕まえて、コーヒーを飲ませるので、さすがにその人はそのコーヒーを飲んでからスタバに行こうとはしないだろう。スタバの方は新規開店ということもあり、対抗手段はしていなかったようだが、今後スタバの売上げが落ち込めば全面戦争の可能性も高い。
本家の米国でもスタバの出店方法は話題になったらしいが、スタバは日本でドトールを天敵としているのだろうか？
|
|
・「なぞ」其の２ 【吉祥寺スタバの丸テーブルの文字は？】
 吉祥寺店の２階にある丸いテーブルは不思議な文章で埋め尽くされている。それは、円状に英文が書かれているのだが、まず”Ｗｈｏ ａｒｅ ｙｏｕ ｔｏｄａｙ？”という文章で始まる。そして、スターバックスの製品の名前とこの不思議な文章が交互に続いていく。
一説にはこの文章はスターバックスのコーヒーが何らかの小説に登場することをモチーフにして作られているという話もあるが（というか勝手にそう解釈している）、本当のところは分からない。小説には音楽やコーヒーなどの小道具的存在がよく登場するが、米国の現代小説には、スターバックスは登場しているのだろうか？
しかし、よくよく文章を注意深く読んでいくと、”Ｗｈｏ ａｒｅ・・・”ではなくて、それは”Ｈｏｗ ａｒｅ ｙｏｕ ｔｏｄａｙ？”だろうというオチがある内容で終わっている。いや、ただそれだけなんですけど。暇なら探して見てください。
|
|
・「なぞ」其の３ 【緑のパスポートのレイアウトが？】
- スタバのコーヒー豆を買うと、緑色のパスポートなるものが貰える。２００グラムの豆を買うごとに、スタンプが１個押してもらえ、５個集まれば好きな種類の豆が１００ｇ貰えるという仕組みになっている。それだけでなく、パスポートの内容もスタバの各種豆の解説や美味しいコーヒーの作り方などが載っていたりして、スタバ初心者にはとっても役に立つのだ。こういった洒落た小物がスタバの人気を密かに増幅させていると思われる。
し・か・し、このパスポートに謎がある。それは、各ページのレイアウトや文字詰めである。斜め読みでは気付かないかもしれないが、日本語の文字揃えが目茶苦茶だったりする。豆の解説では、各地域のコーヒーの特徴が書かれた部分がある。その文章の最終行がセンタリングされていたりするのだ。普通は左揃えだろうが・・・。さらに、各コーヒー豆の解説になると、文字詰めが相当アバウトになってくる。１文字分が空白でいきなり改行されていたりと、摩訶不思議なことになっている。
我々、スタバ誘致委員会の見解によると、やはりこれは最近のＤＴＰ業界で見られる現象であることで一致した。つまり、出版物の基本的知識（編集の基本）はないが、ＤＴＰだけは一応できるということだろう。それにしても、普通は編集の基本がなければ、ＤＴＰできることにはならないだろうに・・・。あと、考えられるのは、日本語が分かる欧米人が担当したか。それにしたって、ゲラ・チェックとかは日本人がやるだろうに・・・。我が誘致委員会にはこの辺りのＤＴＰノウハウを持つ人種もいるので、密かに次の仕事として狙っているという噂もあるほどだ。
しかし、視点を変えれば、スタバ関連グッズのレア・アイテムになる可能性もある。いくらなんでも、こんなものがいつまでも流通していることはないだろうからなぁ。
|
