Tubaとーしろーのここが出番だ

このページでは、Tubaとーしろーが今までに演奏した曲(主にオーケストラ)でテューバの出番と、
難所、曲の簡単な解説などを独断と偏見でまとめてみたいと思います。
音域の表記は....C1→H1,C→H,c→h,c1→h1,c2....の順に高くなります。(cがチューニングBの1音上です)

オーケストラ:作曲者(アルファベット順)
        
A〜D
        
E〜M
        
N〜R
        
S
        
T〜Z

作曲者 曲名 概要 出番 他
P.I.Tchaikovsky イタリア奇想曲 チャイコフスキーはアントニーナという教え子
と1877年に結婚するが、彼女の奇行悩ま
され極度の神経衰弱に陥ったりした。 
新婚生活はわずか9週間で終わり、その後
療養をかねて旅に出てスイス、パリを経て
ローマ滞在中に耳にした民謡、軍隊ラッパ
などをモティーフにして作曲した。
初演:1880年
出番はありますがいまいちです。
(ラッパが上手くいけばOK!)
途中に3rd Trbと目立つところが1ヶ所だけありますが、
これ以外は気ぃ使う割にオモロない..
楽譜を紛失しているので音域は不明です。
P.I.Tchaikovsky 祝典序曲
  「1812年」
全ロシア産業工芸博覧会の開会式の為に
作曲した。 1812年ナポレオン率いる
フランス軍がロシアに攻め入ったが、寒波
の襲来もあり撤退する事になり、ナポレオン
の不敗神話が崩れた、この様子を描写的
に扱った曲。 野外での演奏にカノン砲
(大砲)を使用する。 作曲者自身はこの曲
を「騒がしいばかりで芸術的価値のない
もの」と気に入ってなかったとの事。
初演:1882年
これはしんどい。 最後の方にAllegro vivaceになって
からffffで旋律が出てくるが、このあたりは既に金管楽器
の理性がきかなくなっている??
まっいずれにせよ、ほんまにしんどい!
音域:As1-as
P.I.Tchaikovsky 幻想的序曲「ロメオとジュリエット」 シェークスピアの劇の物語をテーマに、
バラキレフ氏のすすめにより作曲した。
第1稿が1869年に書き上げられた後、
第2稿70年、第3稿80年に改訂されて、
現在演奏されるのは第3稿。
初演:第3稿 1886年
「これぞチャイコ」、美しいメロディと激しいリズム..
出番は結構あります。 私はCBと一緒に動く中間部
なんか吹いていて楽しいですね。
ただし、fffを吹いたあとでpでHの音をロングトーンしな
ければなりません。 10小節間タイでつながっていますが
特に最初の2小節は音が揺れるとカッコ悪いです。
Vcが出てきて一安心です。
音域:A1-es
P.I.Tchaikovsky バレエ音楽
  「白鳥の湖」
悪魔によって白鳥に変えられたオデット姫と侍女たちは、夜の間だけ人間の姿にかえる
王子ジークフリートの純愛によりオデットは
人間に戻るが舞踏会で悪魔が邪魔に入り、
愛を失ったオデットは湖に戻り、後を追った
ジークフリートとともに死ぬ。
初演:1877年
楽譜をなくしてしまってあまり覚えていないけど..
終曲が難しかったような...
音域:不明
P.I.Tchaikovsky 交響曲第4番 この曲を作曲していた当時、教え子のアントニーナと結婚、2ヵ月で破局、自殺未遂、人生での最大の苦悩の時期であったかもしれない。その一方で不思議な友人?パトローナのフォン=メック夫人が現われ、この曲は彼女に捧げられている。 旅行先から彼女に書かれた手紙には曲の細部に渡って標題的解釈が書かれている。 曲の冒頭は「運命」の動機だそうです。 初演:1878年 出番は1,4楽章。どちらの楽章も音があるところはほとんど
ff以上のところばかり..
音域もそれほど広くないのでお手頃ですが、ffできれいに
ハモッテくれると良いんですが...(~_~;)
音域:As1-a
P.I.Tchaikovsky 交響曲第5番 4番の初演から10年の歳月が流れ、作曲された。この曲も第4番と同じように、冒頭に現われる「運命の主題」が、各楽章に様々な形で用いられている。
T.アヴェ=ラルマンに献呈 初演:1888年
1,2,4楽章に出番あり、私は2楽章のうるさくないところでの
出番や4楽章の冒頭などがとても好きです。
終楽章のMaestosoになってからは#がいっぱいあるので
テンポがゆっくりでも要注意です。
音域:Eis1-a
P.I.Tchaikovsky 交響曲第6番
   「悲愴」
終楽章がアダージョで終わる、チャイコフスキーの最高傑作。題名は弟モデストの提案で作曲者も了承したと伝えられるが、死の直前に作曲者自身が出版社に題名を付けない様に手紙を書いた。 でも出版譜に題名が付いていたという良くわからない話。
初演の9日後に作曲者はコレラにかかって
(自殺説もあり)死んでしまったようです。
V.ダヴィドフに献呈。 初演:1893年
全楽章出番あり。
それほどしんどかったと言う印象はありません。 ただし最後のTrbとのコラールはpppppまで落とさねばならず..
「びびりんちょ」です。 
個人的には2楽章をF管に持ち替えたいという衝動に
かられます。
音域:G1-d1
G.F.F.Verdi 歌劇「ナブッコ」
序曲
バビロニアの王ナブッコのユダヤ侵略をめぐりその2人の娘の間に戦わされた愛憎の物語。王がヤーヴェ信仰を許すことでユダヤ人は救われる。 当時独立を願っていたイタリア人の愛国主義を鼓吹した。 これはチンバッソの楽譜をTubaで吹きました。
楽譜をなくしてしまったのでちゃんと覚えてないのですが、出だしがTrbとのコラールで、これが上手く決まればあとはあまり出番がなかったような.... 音域:不明
R.Wager 歌劇「さまよえるオランダ人」序曲 真実の愛を誓う女性が現われるまでは海上をさまよわなければならないと呪いをかけられたオランダ人の船長は、やっとゼンタと言う少女に出会う。彼女には許婚(いいなずけ)がいたが、船長に永遠の愛を誓って海に身を投げた。オランダ船は難破し二人は天国で結ばれる。 初演:1843年  
R.Wager 楽劇「ニュルンベルグのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲    
R.Wager 歌劇「ローエングリン」第3幕への前奏曲    
R.Wager 楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死    
R.Wager 楽劇「パルジファル」聖金曜日の音楽    
R.Wager 楽劇「ニーベルングの指輪」より
「神々の黄昏」
夜明けとジークフリートのラインの旅
「神々の黄昏」のあらすじはとてもこんなスペースでは書けませんが、大雑把に言うとジークフリートが悪いやつに殺されて、悪いやつはライン川にのまれて死に、指輪はライン川の川底に沈んで、神々の時代は終わる。と言うもの。(大雑把すぎる)
「夜明けとジークフリートのラインの旅」は「神々の黄昏」の序幕と第1幕の場面転換の際に演奏される曲。
初演:1876年
いろんなカットの仕方があるので、CD買ってもハズレの場合があります。(私は見事にはずれた)
それほど出番なしだけど、吹いてて楽しかった。
最後の方にバストロとSoliがあり、これまた楽しい。
バスTrpにTrb4本なのでTrb奏者はたくさん必要です。
音域:Es1-es
W.Walton ヒンデミットの主題による変奏曲    
U.Watanabe 鎮魂曲・レクイエム    
H.Wolf スケルツォとフィナーレ    
A.Zemlinsky 交響詩「人魚姫」   只今練習中

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