作曲者(N-R)

作曲者 曲名 概要 出番 他
F.Poulenc 2台のピアノと
管弦楽のための
協奏曲
全3楽章、1932年のベネチア音楽祭の
ために作曲された。 初演はプーランク
自身と彼の友人のフェヴリエをソリストと
してデジレ・ドゥフォー指揮ミラノ・スカラ座
管弦楽団による。
出番は全楽章ありますが吹くところはそれほどありま
せん。 1楽章そうそうに2ndピアノとの短いソリがあり
ます。 管楽器は全パート2人ずつという編成で音が
薄いのでソロでなくてもめっちゃ目立ちます。   
音域:H1-f
F.Poulenc バレエ組曲
    「牝鹿」
もとはディアギレフ・バレエ団のために
書かれた1幕のバレエ音楽。 初演の
ときの美術と衣装はマリー・ローランサン
だったとの事。  牝鹿というのは若い
女性を意味する言葉らしい。  組曲への
改訂は1939−1940年。全5曲からなる。
初演:1924年(バレエ)
全曲出番はありますが、吹くところは多くありません。
ただし2,3,5曲目にそれぞれ短いソロがあります。 
特に2曲目のソロはd1(所謂 Hi-D)から始まり非常に
きつい。 私はものの見事にはずしました....。 
音域:B1-d1
F.Poulenc
/J.Francaix
小象ババール
のお話し
今もキャラクターグッズがいっぱい出て
いる象のババールの絵本をもとに作曲
した音楽物語。 原曲は朗読とピアノの
ための曲だが、J.フランセが管弦楽への
編曲(1962年)をした。
全?曲出番はいっぱいあります。 ほとんどソロ。特に
ババールが街に行って百貨店で買い物をするシーンで
は、ほのぼのとした「どソロ」があります。 ミュートあり。
音域:Dis1-e1
S.S.Prokofiev バレエ音楽
「ロメオと
ジュリエット」
全曲版より抜粋
シェークスピアの悲劇「ロミオとジュリエット」を題材としたバレエ曲。亡命後1934年
にソ連に復帰してすぐの作品。全52曲 
演奏会の組曲としては第1,2,3の3つ
がある。  全曲版初演:1938年
演奏したのは全52曲中17曲、曲名をあげていると
大変なので省略。 プロコは面白い! Vc,CbとTubaが
あったりHnとTubaがあったり、ソロだったり...。音域が
低くて厳しい..反応のいい大きな楽器が欲しくなる。 
レンタル譜の音符にはCC管の指が書き込んであった。
音域:Es1-f
S.V.Rachmaninow ピアノ協奏曲
第2番
ラフマニノフは生涯に4曲のピアノ曲を
書いたがこの2番が一番有名。 
第1交響曲の初演の失敗からノイローゼ
になったが、精神科医N.ダール氏の治療
により再び創作のペンを取り本人自身の
独奏で初演し大成功を収めた。 
ダール氏に献呈されている。 
全3楽章、初演:1901年
全楽章出番あり。でもあんまり記憶にない...。
いやだったのは3楽章のB1のロングトーン(長すぎる)。
音域:F1-H
S.V.Rachmaninow 交響曲第2番 交響曲第1番は初演が不成功に終わっ
たが、この曲は成功をおさめた、ただし
演奏時間が長いため1920年頃、ある
指揮者が短縮版を作り作曲者自身も
それを認めていたらしい。 
全4楽章  初演1908年
全楽章出番あり。1楽章最初の方にppロングトーンあり
なかなか気持ちいい(CBと同じ動き)。 2楽章にはE1
の超ロングトーンあり、4番Hnとどっちが勝つか! 
どうもラフマニノフは長い音が好きですね...でもTrbと
の組み合わせだけではなくて、CBやVcと同じ動きが
あったりHnとの組み合わせがあったりなかなか面白い。
それから3楽章のメロディーは超有名?ですね。
(TVドラマに使ってたんだったかな?) 
音域:E1-cis
M.Ravel 「ダフニスと
    クロエ」
    第2組曲
ギリシャの田園詩に基づき、S.ディアギレ
フのロシアバレエ団の依頼で作曲した。
第2組曲はバレエの第3部より改編
された。 「夜明け」「パントマイム」「全員
の踊り」からなる。   
初演:1912年(全曲)
全曲出番ありですが、どうってことないです。 木管や
弦が難しいので、練習ではTubaを吹くところはさらっと
通すだけだったような..。 3曲は切れ目なく演奏され
ます。      音域:A1-a
M.Ravel ラ・ヴァルス ラ・ヴァルスはワルツの意味でウィンナー
・ワルツの礼賛として作曲した。「管弦楽
の為の舞踏詩」という副題がつけられて
いる。 もとはディアギレフの依頼で作曲
したがディアギレフは受け取らず、二人は
絶交状態となったらしい。  初演:1920年
難しい曲です。 ソロとか美味しいところはありませんが
最後の方もなんか吹いているだけで精一杯。  
音域:F1-ais
M.Ravel 道化師の朝の歌 もとはピアノ曲集「鏡」(全5曲)の第4曲
目で、作者自身により管弦楽に編曲
された。 オケ版はピアノ原曲よりも数
小節長くなっているらしい。  
初演:1919年
なんと言ってもFgのソロが美味しいですね。 Tubaの
出番はあまりありませんが、1ヵ所だけ16分音符ので
目立つところが..あとはオクターブの跳躍がいっぱい。
ミュートあり。   音域:B1-ais
O.Respighi 交響詩
 「ローマの松」
ローマ3部作の第2作目、ローマ市内の
4つの松を題材にした、「ボルゲーゼ荘の
松」「カタコンブ付近の松」「ジャニコロの松」「アッピア街道の松」の4曲からなる。
初演:1924年
出番は2,3,4曲目ですが、2,3曲目は4,5小節吹く
だけでほとんど出番なし。 2曲目はTrpの裏で吹くソロ
が美味しいです。 それから3曲目はナイチンゲールと
いう鳥の鳴き声が出てきます。 スコアにはレコード番号
まで指定してありますがもちろん廃盤です..私達の
演奏会では同じ鳥の鳴き声のはいったCDと客席、
ステージでの水笛で鳥を鳴かせました。 4曲目はffに
なってからようやく出番...。 曲の派手さのわりには
Tubaの出番は地味。(もともとTubaはこういう役割か.)
音域:E1-B
O.Respighi 交響詩
 「ローマの噴水」
ローマ3部作の第1作目、初演の評判は
あまり芳しくなかったが、トスカニーニの
再演で成功をおさめた。 「夜明けのジュリアの谷の噴水」「朝のトリトーネの噴水」「昼のトレヴィの噴水」「黄昏のメディチ荘の噴水」の4曲からなる。  初演:1916年
出番は3曲目「昼のトレヴィの噴水」のみ。 こいつは
はっきり言って難しい!!。
アレグロ・ヴィヴァーチェになってからBassTrbとの
ユニゾンが延々とあり、テンポが速い上に跳躍が
激しいので本当にきびしいです。   音域:E1-e
N.Rimsky-Korsakow 交響組曲
「シェヘラザード」
千夜一夜物語を題材として、各曲に表題
はないが、作者自身が書いた注釈により
各曲を以下のように呼んでいる。「1.海とシンドバッドの船」「2.カランダール王子の物語」「3.王子と王女」「4.バクダードの祭り、海、青銅の騎士の立つ岩での難破、終曲」         初演:1888年
1〜4曲目まで全部出番あり。 あまり記憶にないの
ですが.. 一番最初はスカッと吹いて気持ちいい。
4曲目は細かい音符がちょっと出てきますが、みんなで
そろうと良いんでしょうけどね.....。  
音域:As1-g

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