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[ 珠洲大会マンガ ]

小池田さんの
第11回トライアスロン珠洲大会リポート

「坂井田泰孝」さんの珠洲大会マンガ
小池田さんのお友達が描かれた、2000年珠洲大会報告マンガです。

ほんとうに心底疲れたレースでした。 歩いて。しゃがんで。止まって。泣いて…。 何度も諦めかけたのですが、今までの辛いこと、楽しいこと…が一気に蘇ってきて涙がポロポロ。 あまりの体力消耗にだんだん弱きになり、 勝手に「今日はここまでこれたらもういいやっ。」と半ば自己満足的かつ投げやりに… でもやっぱりトライアスロンって完走しての競技なのだと残り10キロで気付き、自から悟りをひらいてしまい、 何かにのりうったように自分の足先10ｍだけを見て走りました。ふっと競技場で時計をみたら残り2分。 はじめて間に合ったんだと安堵の涙。自分で自分に感動してしまったレースでした。 昨日のレースは身体よりも先に内蔵疲労に襲われて、結局レース中はパンを一口だけでしか食べることができず、身体がだんだん震えてきて、目がかすんできて、はじめての体験でした。でもそんな限界の状態だからこそ、走っていると雑念が消えて見えるのはただゴールへの一本の光りの道だけ…。 ふらふらにとにかく諦めたら終わりなんだな〜。ただそれだけしか考えられず、だんだん思考能力なくなっていきました。でもそんな中、酷暑の中きこえてきたのは反対車線を走る車の窓からの選手たちの声援。ＡＳのおばちゃんたちの激励。みんなに後押しされての24キロ。 とにかくいまはホッとして抜け柄のワタシです。しばらくは頑張った自分に酔いしれたいと思います。 無事9回目の珠洲大会を完走できました。これで通算16回も大谷峠を登ったことになりました。 本当に世話の焼けるアスリートです。でもまた来年も珠洲の大自然に遊んでもらえるようにガンバります。

こいけだ　みずほ

記録