最近やっている練習
「こんあ練習でええと思っとんか!!」とお怒りの方。どうぞこちらまで御指南よろしくお願いいたします。
まとまった時間が取れるときは、
ウォームアップ → フレイズの練習 → バンドの曲の練習 → コピー譜の練習
をします。時間のないときでも、ウォームアップだけはしようと思っています。まぁ、毎日は無理ですけど・・・。
あと、練習では無いですが、毎日トロンボーン物のCDを聴きながら通勤しています。
コピーしようかな、と思っている曲はリピートで聴いています。これがすぐ飽きるんだ。(^^;
ウォームアップ
ロングトーン
小さい音で、体(特に顔・唇)の力を抜き、1番低いBb(ペダルトーンではない)を無理なく伸ばせるところまでロングトーンします。このとき、とにかく力を抜いて唇の振動の様子を確認します。次に中音のFを同様に伸ばします。(僕はこの音が下手なのです。な〜んでか?)次にチューニングのBb・・・という具合に力をいれずにリラックスして小さな音でロングトーンをしていきます。上は一様高いFまでやってそれぞれの倍音で7ポジションまでの音を出します。
ロングトーン談義
昔は割れんばかりの音を吹いていた時期もありましたが、最近はこの「小さな音」にこだわっています。というのも、こうするといいと教えていただいたということもあるのですが、少ない息でもしっかりと唇を安定して振動させることができる必要があると考えたからです。大きな音を出すということはスピードのある息をたくさん唇に当てるのですから当然唇が振動しやすいわけです。しかし、少ない息では唇が振動しにくいはずですよね。少ない息でも唇がしっかり振動するには柔軟な唇が必要です。そして、柔軟な唇を作ることは、その日1日の練習をする上でとても重要なことです。少ない息でも唇が安定して振動することができよう意識して、どんな息の量でも確実に振動することができる唇作りに気を使っています。
それから、バラードが苦手なんですよ、僕は。なぜかということを突き詰めていくと、歌心だとかニュアンスの研究不足とかいろいろ考えた結果、結局この「小さな音で吹く」という行為が苦手なんだな、と。向井さんのライブを見ていると、もう聞こえるか聞こえないかのぎりぎりの音量で実に色〜〜んな気持ちがこめられているなぁと思います。それが、あの独特の
「スウィートよりも少しほろ苦い」
になっているんだなぁ、と思います。やっぱり昔言われた「ロングトーンとタンギングがトロンボーンの命」っていうの本当ですね。がんばってロングトーンの練習をします。
んで、当然ウォームアップのときだけでなく、譜面の練習の途中でもロングトーンの練習をしています。
リップスラー
僕はリップスラーがへたくそです(T T)。ゆっくりと1ポジションから7ポジションまで確実にできるよう練習しています。最近まじめにやるようになってHiBbまでなんとか上がれるようになりました。でもぎこちないです。できるだけ唇に変な圧力をかけないよう注意しています。上がったり下がったりを繰り返しています。
タンギング
Tempo80くらいにメトロノームをセットし中音Bbから下のFまでやります。16分音符を均等にできるようシングルタンギング、ダブルタンギングを交互に行います。ドゥードゥルタンギングは一様発音してはみます。んができません。
スケール・アルペジオ
12keyでメジャースケール・トニックのアルペジオをやります。ここで、マイナースケールもやりゃいいんでしょうがやってませんね。努力します。必ずメトロノームに合わせてやるようにしていますが、ないときもあります。昔はスケールだけでしたが、アルペジオをいれるようにしました。(ここで、いろんなコードのアルペジオをやれば、アドリブなんかでも便利なんでしょうか?どなたか教えてください)
ジャズリフの練習
最近は後述の「Jazz Convenntion」をやっています。この本いいですよ。詳しくはこちらを。
以前は特定のコード進行に対するフレイズを自分で考えたり、コピーした譜面から取り出していろんなキーで練習したりもしました。でも、12キーではできませんでしたね。どんな本を見ても必ず「12keyで練習」って書いているのですが。
バンドの曲練習
まじめにやっています。ドナ・リー(マット・カティンガブビッグバンド)、Genji(東京ユニオン)、It's
all right with me(角田健一ビッグバンド)などなど・・・。元ネタをご存知の方は僕の苦労が分かっていただけるでしょ?マット・カティンガブビッグバンドの曲はちゃんと練習していかないとできないですね。かっこいいんですがとにかく難しいです。
コピー譜の練習
最近はめったにここまできませんね。これじゃだめなんですけど。J.J.ジョンソン、向井さん、村田さん、カーティス・フラー、なんかが主です。他もいろいろやりたいんですが、なんせJ.J.ネタが多くって。まだまだ勉強させていただきます。
そういえば、中川英二郎さんが「ミュージシャンズオンリー」という企画もののアルバムを出されたことがありました。これは、スタンダードナンバーを(1曲目は中川さんのオリジナル)中川さんが吹き、そのコピー譜がついているというアルバムで、後半にはその演奏のマイナスワンがついていました。当時発売されたサイレントシステムの宣伝用の企画アルバムだったのではないかと思われます。
元ネタはそのままアルバムとして出せるだけのクオリティーがあり、トランペットの原朋直さんの同シリーズの演奏と一緒にして1枚のアルバムとして発売されました。僕はそのトロンボーンシリーズを買ったのですが、あんなの真似できませんって。音域も高いし。まぁ、がんばってはみます。