向井 滋春  Shigeharu Mukai


 1番最初に好きになったトロンボーンプレイヤーです。そして今でも1番好きなプレイヤーです。実際に2回お会いしたことがありますが,とても優しくかっ こいい方でした。音色・テクニック・フレージングと何をとっても最高です。
 ジャズをはじめラテンやフュージョンなどあらゆる音楽をプレイされていますが,僕はラテン〜ブラジルの向井さんが好きです。4ビートもかっこいいですけ ど。「どっちがいいんだ」って言われたらどっちも良いとしか言えません。

好きなアルバム(持ってるアルバム)

リーダーアルバム

Better Days of Shigeharu Mukai

 向井さんのベターデイズレーベルにおけるベストアルバムです。このアルバムに向井さんの全てが凝縮っとまではいきませんが,入門編として最適だと思いま す。

Orisa

 誰か譲って下さい。日本コロンビアさんCDで再発して下さい。お願いします。

Pleasure

 ライナーノーツによると向井さんは緊張のあまりちゃんと吹けなかったとありますが,本当でしょうか?僕は初めて聞いた向井さんのアルバムがこのアルバム です。「これやっ!!」と大ショックだったのを覚えています。
 CDで再発されました!!見つけたら絶対買う べし!!見逃したら一生後悔しますよ。( 多分2005年だったはず。購入しました!)
 

Mukai on the Wing

 4ビートものの向井さんです。アルバム中の「Vera Cruz」「All the things you are」が特にお気に入りです。他の曲もとてもかっこいいです。
 

SO&SO MUKAI MEETS GILBERTO

 アストラッド ジルベルトとのコラボレーションアルバムです。ブラジル音楽は向井さんの音楽世界でも重要な要素の一つだと思います。超バカテクと言われ ているアメリカ人ミュージシャンは多いけど,こういうトロンボーンが吹ける人って他にいますかねぇ。僕は思い浮かびません。まさしくワンアンドオンリーで す。(ご本人に聞いたら他にも有名無名のコレ系トロンボーンを教えてもらえるかも(^^;)
 

J QUINTET Featuring JUNKO ONISHI

 このアルバムの向井さんは今までの向井さんとは何かが少し違うような気がしました。何が違うのかと聞かれても困るのですが,何となく雰囲気が違うので す。新たな世界が広がっているような気がします。

Stance

 世紀末に出た向井さんの新作です。やっぱりかっこええなぁ〜〜。たまらんなぁ〜〜。詳しくはこちらの方へどうぞ

Super4Brass

 トロンボーン、トランペット、アルトサックス、テナーサックス、の4管アンサンブルがホントにすごいアルバムです。詳しくはこちらの方へどうぞ

FOUR TROMBONES

 4管トロンボーンアルバムです。やっぱりトロンボーンは4管になるとゴージャスですなぁ。中路さんも好演です。このアルバムはトロンボーンアンサンブル のコーナーでもいつの日か取り上げますが、トロンボーンアンサンブルものとしては珍しく、ほのぼの系というよりは丁々発止とやり合う感じのアルバムです。 (2005.11.26加筆

Live@body & soul

 これは、CDと一緒にDVDも発売されまして動く向井さんを堪能できます(変な言い方ですが)。ライブということで一つ一つの演奏時間が長く白熱した感 じです。6/8拍子の曲のAbu Simbelって曲(CD1曲目)の向井さんのソロは圧巻です。ハチロクから高速4ビートに移る瞬間鳥肌が立ちます。
 あと、これ見てると向井さんって演奏中、よくマイクにぶつけないなぁとちょっと心配になります。DVDの方がお得かな。(2005.11.26加筆

Jazz strings

 向井さんのアレンジによるストリングスをバックに従えてのアルバムです。って紹介してる本がありましたけど、このアルバムストリングスはバックではあり ません。もう対等以上ですね。っていうか、向井さんアレンジすることの面白さに負けて今回はトロンボーンあんまり吹いてないじゃん、って気がします。もち ろん出てくるトロンボーンの音はめちゃめちゃかっこいいんですけど。上記Live@〜の対極にある気がします。
 もう少し勘ぐると、「アレンジャー」向井滋春っていう別人格の人がいて「プレイヤー」向井滋春の出番を今回は押さえさせたって感じかなぁ。まぁ、なんせ このアルバムのストリングスアレンジ聴いてみてくださいよ。究極の和み系です。(2005.11.26加筆

Spacing Out

 1977年発売の向井さんにとって3枚目のアルバムだそうです。2004年頃CDで再発されました。ベースはまだアコースティックベースと思われます が、これ以降のファンク、フュージョン時代を予感させるファンキーなアルバムです。この中にボサノバ調の「Just Smile」という曲がありますが、上記「Super 4 Brass」でも再演されている曲でかっこいい曲です。(2005.11.26加筆

Hip Cruiser

 前述のSpacing Out同様2004年頃再発された1978録音のアルバムです。名曲「ニムオロ ネイナ」を収録しています。また、渡辺香津美氏のアコースティックギター とのデュオ「Once I Loved」も入っています。あと、エレクトリックアルトトロンボーンなるものも使われています。この頃割とこういうエレクトリック管楽器って多かったん ではないですかね。マイルスはいうに及ばず、ランディー・ブレッカーなんかも使ってましたし。
 それにしても、この調子で昔の向井さんのアルバムばしばし再発してほしいです。(2005.11.26加筆

 参加アルバム

うわさになりたい /EPO

 これは向井さんのアルバムではなくEPOさんのアルバムです。随分昔のアルバムですが,CD7曲目「夜の寝息」という曲の中で向井さんのソロが聞けま す。7曲目と8曲目をつなぐソロで8曲目On Sundayが始まる瞬間は鳥肌ものです。

GRAND SLAM

 これはホットセッションという言わば「仲良し4人組」のアルバムです(そんなこと言ったら怒られるかな)。向井さんの他のメンバーは板橋文夫さん (P),古野光昭さん(B),古澤良治郎さん(Dr)です。
 セッション的なアルバムなんだろうなぁと思います。仲良しなだけあって和気あいあいとした雰囲気がします。と言ってもほのぼの系の音はなく熱いバトルが 繰り広げられていて,ほんとに戦っているって感じがします。一時期はまったアルバムです。

HOT SESSION

 上記ホットセッションの2枚めのアルバムです。アルバムタイトルからするとこちらが1枚目っぽいのですが,こっちが2枚目となります。タイトルさえない このグループのこのアルバムですが,中身は前作同様大変ホットです。圧巻は斬新なアレンジ(アイディア?)のI'M GETTING SENTIMENTAL OVER TOUです。

MORNING FLIGHT/Hirosi Fukumura Quintet

 これはすごいアルバムを発見したものだと自分でも思います。向井さんと福村博さんの2トロンボーンというのは向井さんの経歴の中では見たことがありまし たが,本物の音を聞いたのはこのアルバムが初めてです。録音が1973年と言いますからデビューして間もない頃なのではないでしょうか?2トロンボーンと 言ってもJ&Kとは全く違った雰囲気です。

SEEKING BLUE/今田勝

 これまたすごいアルバムをゲットしたもんだなぁ(自画自賛)という1枚です。と言っても随分昔のことで確かJAZZLIFEのアルバム紹介の欄で再発ア ルバムとして紹介されていました。内容はハードバップアルバムです。向井さんはバップとは少し離れたサウンドだと思うのですが,このアルバムではバンドサ ウンドに溶け込んでいます。それでも少し聞いただけですぐ向井さんと分かります。

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