マイホーム建築日記
<<きっかけ〜契約編>>




-----目次-----
  • きっかけ

  • マンション?建売?中古?新築

  • 家を建てよう!

  • 土地探し

  • 建設会社訪問(2004/6/26)

  • 物件見学(2004/6/27)

  • 概算見積(2004/7/3)

  • 土地契約(2004/7/17)

  • 住宅金融公庫申込(2004/7/24)

  • 建築確認申請(2004/8/5)

  • 請負工事契約(2004/8/12)

  • 地鎮祭(2004/8/16)

  • 土地決済(2004/8/16)


  • ■きっかけ

    2004年の初夏・・・。 コンビニで暇つぶしに雑誌コーナーを見ていたら住宅情報誌があった。 「たまには見てみるか?」ということで100円で住宅情報誌を購入。 「へぇー、こんな家がこの値段なんだー。」「あー、この家、いいなあ。」 という感じで見ていたら、「月々○○○○○円の支払で家が買えます!」 という広告が目にとまった。 現在は賃貸の2LDKのマンション(家賃、管理費で6万円、駐車場は別途0.5万円)に住んでいるのだが、 それより安い支払で家って買えるようである。だったら、家賃を払うより自分の家がいいに決まってる。 ということで、俄然、真剣に家が欲しいと思うようになった。 そこで色々と情報を集めてみると、以下の点から、いまがその時!と思ったのである。 @金利が底をうって少し上がる気配がある。 A熊本市近郊の土地はいまが底値の気配。 B今年中に家を新築して入居すれば住宅減税が受けられる。 C今年で39歳になる。40歳までにはなんとかしないと定年までの期間が短くなりローンが払えなくなる。 ということで、突然、マイホームへの道がスタートしたのであった。 ちなみに僕は独身なのだが、家を建てると言ったら、まわりから「嫁さんもらうのが先じゃ?」、 「順番違いません?」と散々言われたことを付け加えておく。

    ■マンション?建売?中古?新築?

    家を手に入れるといっても、マンションを買う、建売住宅を買う、中古住宅(一戸建て、マンション)を買う、 一戸建てを建てるというように選択枝がいくつもある。 特になーんにも考えてなかったんで、まずは「さて、どうしようか?」というところからスタートである。 まず最初は「マンションはどうだろう?」ということで、熊本市東部地区の新築マンションから検討を開始した。 ネットと新聞チラシ(実家で入手)から、ほぼ全物件の情報を入手したが、なかなかいい物件がない。 もともと田舎なんで地域的に物件が少ないのである。 「ここは狭い、ここは不便、ここは高すぎる・・・」ということで、とりあえず1ヶ所だけ情報を得るためにネットから資料請求。 数日して資料が届く。(郵便ではなく、営業マンの名刺とともに郵便受けに入れてあった。わざわざ訪ねてきたようだ。) さて内容を見てみると、場所は便利なんだが、間取りと値段がいまいち。 また、そこに住む自分の姿を想像してみたのだが、どうも「うーん」という感じである。 マンションだと趣味のホームシアターも近所に遠慮しながら、小さい音でしか楽しめないだろうしなー。 車も1台は駐車スペースがあるのだが、2台目は近所で駐車場を借りるしかないだろうし・・・ ということで、マンションという選択枝はそこで小さくなっていった。 次は一戸建てということで、住宅情報誌、新聞広告、ネットを中心に情報収集。 どうも、建売については、評判がよくない。欠陥住宅が一番多そうだし、なんか安っぽい。 実際に2件ほど、近所の建売の物件を外から見てみたのだが、どうもなあー。 外観はきれいなんだけど、基礎とか柱とか、内部が見れないんで、そのへんが怪しい。 怪しいと思ったら、気になって仕方ないたちなんで、建売住宅については、選択枝から外した。 そこで、次は中古住宅を検討してみた。ただ、あまり古い家はリフォームが大変だろうし、地震とかに弱そうなんで、 築年数が10年以内の物件に絞って探してみた。また、場所的にはいまより会社に近くなるところという条件をつけた。 いまでも車で朝30分、夜20分なんで、結構、近いんだけど、少しでも近いにこしたことはない。 ネットで検索すると、いくつかそれらしき物件もあるようである。 新聞広告で築8年バス停8分4LDKで2000万円という物件を発見。まずは基準を作るために1軒見ておくことに。 不動産会社に連絡し、現地で落ちあい、物件を見せてもらった。 営業マンは自分より少し年下くらいの地味な感じ(よくいえば誠実そうな感じ)だった。 外観はなかなかきれい。周辺は新しい分譲地があるが、あまり家は立っておらず、かなり静かな環境。 住人は引越し準備中ということで、ご主人だけが在宅であった。 挨拶をして、家に上がる。上がり框がやたら高い。こりゃ、年寄りにはつらいだろうなあ。 廊下も結構せまい。最近はやりのメーターモジュールではない、昔ながらの尺モジュールの家だ。 とりあえず8畳ほどのリビングに座ってジュースをゴチになる。 ジュースだされたからって買うと決めたわけじゃないんだけどなー。 注文住宅だそうで、ここに家を建てた経緯や、周辺の環境について説明を受ける。 家を売る理由は、ご主人は自衛官だったそうだが、退官されたので実家に戻るとのこと。 家や近所の問題ではないので一安心。それから、家中を案内してもらう。 たばこを吸うとのことで壁紙はかなり黄色い。また、猫を飼ってたそうで、そのせいかあちこち襖が破れている。 リフォームに結構かかりそうである。その後、庭から玄関、家の裏側を見せてもらう。 うーん。周辺の環境はいいんだけど、リフォーム代が気になる。家を出て、営業マンと立ち話をする。 リフォーム代は約200万円ほどかかるそうで、その分は2000万円から下げることは可能だそうだ。 と、ここで、営業マンから、「すぐ近くの分譲地に建売を立てるんですけど、そちらは2400万円です。 そちらも検討してはどうですか?」と予想外の営業トークが・・・。 すぐ目と鼻の先に、その会社の大規模分譲地があるんで、どうやら、そちらを売りたいようだ。 とりあえず資料送ってくださいと言ってそこを離れた。 後日、送ってきた資料を見てみたが、ごく普通の建売住宅であった。 ただ、2Fにトイレがなかったので、その時点で却下した次第である。 数日後、新聞広告で別の物件が目についた。 築9年バス停6分5LDKで1780万円という物件である。おぅ、安いじゃないか。 よしここも見てみるかということで、早速不動産屋に電話し、即日、物件を見に行くことに。 物件の近くで合流し、不動産屋の車の後ろを走ること数分。どんどん狭い道へ入っていくので不安になったが 一番奥の行き止まりに目的地はあった。 外観はなかなかおしゃれな感じ。住人は外出中ということで、不動産屋さんの案内で家の中へ。 この不動産屋がザ・不動産屋という感じで、脂ぎった小太りなおやじで少し怪しげに見えた。(ケーシー高峰似) まだ住人が住んでいるので生活道具もすべて置いてあったが、それでもなかなかきれいな部屋である。 あちこちにこだわりがあるようで、小物もおしゃれ。 ただ、リビングとダイニングに15cmほどの段差があったりして、ちょっと使いにくそう。 また南側は駐車スペースのすぐ先に隣家の壁。北側もすぐに隣家ということで、 庭は全くなし。唯一、西側の家の庭が広いので、そちらだけが空間があるという感じ。 家自体はなかなかいいし、きれいにされてるんで、ほとんどリフォームせずに済みそうである。 こちらの家は公立高校の先生の家らしいが、東京へ一家揃って引っ越すとのこと。 地方公務員なんで、転勤はないはずなので、何しに東京へ引っ越すのか謎であるが、 不動産屋さんもそれ以上のことは知らないそうなので、ふーん、という感じ。 なかなかいい感じの物件なんだが、道が行き止まりで狭いのが最大の弱点。うーむ、という感じである。 そこそこ大きい車に乗ってるんで、道が狭いのはちょっと・・・である。 とりあえず資料をもらって帰宅。 一生に一度の買い物だから、いい物件にめぐり合うまでじっくり探すしかないのかなあ。

    ■家を建てよう!

    暇つぶしに中古物件を購入する場合の資金シミュレーションをやってみると、リフォーム代まで考えると結構かかるもんである。 土地を買って家を建てたらどうなんだろう?と思って計算してみると、確かに中古物件を買ったほうが、安い。 しかし、築年数の新しい物件となるとそんなに差額はないことに改めて気付いた。 値段が変わらないだったら、新築のほうがいいに決まっている。 とりあえず目ぼしい中古物件が出るまで、土地も探してみるか。 ということで、今度は土地探しに・・・

    ■土地探し

    ネット上で複数の物件をチェックし、実際に見に行った。いいと思うと高かったり、安いと思ったら場所が悪かったり、 聞いたこともないような住宅メーカーの建築条件付だったりして、なかなかよさげな土地に出会えない。 と探していると実家のすぐそば(徒歩1分)に売地の看板を発見。 しかし、どう見ても現状は畑。看板を見ると3区画にわけて一区画が60坪で980万円とのこと。 とりあえず売主の地場の住宅メーカーにメールで問い合わせた。 建築条件付の物件だが、1件には広すぎるので分筆して販売予定とのこと。 ただし、現状は畑なので、擁壁を作ったり、整地したりで何かと手間がかかるらしい。 またその住宅メーカーについて調べたところ、高断熱高気密の家でいい家を建てるらしいが、坪単価55万円くらいもするらしい。 建坪40坪の家を立てるとそれだけで2000万円を超えるのでどう考えても予算オーバーである。 他にいい土地はないものかなあ・・・ そんなある日、実家に行く際にいつもと違う道を通ってみるか?と思ってひとつ手前の道を通ってみた。 すると「売地」の看板を発見。とりあえずおおまかな場所を記憶してそのまま実家へ。 母親にその土地のことを話すと、そこに売地があることを知っていた。再度、その土地へ。 たしかに売地の看板とN山建設という旗が立っていた。 雛壇の造成地で周囲は家が建っているのだが、その区画だけが更地だった。 南側の土地と高低差があるようで、日当たり良好で、遠くに山がきれいに見えた。 「おぅ、これはなかなかいいじゃないか!」ということで、電話番号をメモし、後日、N山建設へ電話。 看板には値段も広さも出ていなかったので、そこを確認すると、69坪で1000万円という返事。 家が安ければなんとか予算内の金額である。 詳しく知りたければ来週、事務所まで来てくださいとのことで、翌週、N山建設へ行く約束をする。 これがたまたま現住所から徒歩10分くらいの近所で、しばらく前に道路に「求む売地、売家」の看板を見つけてた建設会社であった。 土地の概要。北道路(6M公道)でやや南北に長い。

    ■建設会社訪問(2004/6/26)

    土曜日の午前中のためか、自宅兼事務所には社長さんと奥さんしかいなかった。 まずは会社案内ということで、A4一枚に会社の概要や実績が書かれた用紙を見せられる。 公共工事も請け負ってる会社らしく、○○小学校改築工事などが多数書かれていた。 もちろん○○邸新築工事というのもいくつか書かれている。 もともとは社長さんのお父様が大工さんで、社長さんは2代目で創業41年の歴史があるそうだ。社長さん自身1級建築士とのこと。 さて、次に土地の話。 資料が渡されたが、電話で聞いていた通り、69坪で1000万円らしい。 所有者はその建設会社で近所に家を建てた人らしく、いらない土地だから売ってくれと頼まれたそうだ。 1年以上前から売りに出してたそうだが、なかなか売れなかったので値段を下げたとのこと。 そして家の話になった。実は先日の電話した際に、「家はどうされるんですか?どこか工務店に頼まれるんですか?」 と質問され、正直に「いや、別にどこで建てるとか決めてないです。」と答えたところ、 「うちは家を建てるのが本業なんで、どうですか?」「はあ、じゃあ、今度、うかがった時に話を聞かせて下さい」 ということになっていたのである。 普通の工務店の注文住宅だと高いんだろうな・・・と思っていると、一冊のカタログが出された。 「実は4軒の工務店が共同で、企画住宅を作ってまして・・・」 「Cottage Life コテージライフシリーズ」というやつで、バリアフリー・省エネルギー対応住宅だそう。 へぇーと思って資料を見ると、4タイプあり900万円台から1000万円ちょっとの値段。 「あら、やけに安いなあ。狭くて安っぽい家なんだろうな。」と思いながら説明を聞くことに。 間取りを見ると、決して狭くない。建坪40坪の4LDKである。またガラスは全てペアガラスで、ドアは断熱ドア。 標準で色々とついている。で、坪単価が25万円なり。かなり安い。 ちなみに完全な注文住宅も建てれるそうだが、そちらは坪単価50万円くらいだそう。 4タイプの中でどれがいいかなーと見てたら、重大な問題に気がついた。 それはあの土地に収まるか?ということである。 土地の広さを確認してもらうと、有効部で間口が12mほどで奥行きが16mほどあるそうだが、 最終的には1つのタイプだけしかあの土地に収まらないことが判明。 あらら・・・である。間取りが選べないのは痛い。 ただ、幸いなことに、この唯一収まるタイプが東玄関なのだが、土地の形状(北道路、勾配急なため東寄り2mちょっと以外は 土地と道路の高さにかなりの差がある)に、ちょうどよかった。 ここで、社長さんから「実際に建ってる物件があるから、それを見に行きませんか?」という提案が。 まあ、基準として見ておいても損はないだろうということで、見にいくことにした。 住人の許可が必要ということなので、土日ならいつでもいい旨を伝えて連絡を待つことに。 その日の夜、TELがあり、明日、物件を見に行く約束をした。 はてさて、どんな物件なんだろう。

    ■物件見学(2004/6/27)

    午前10時に自宅前で社長さんと待ち合わせ。 社長さんはマジェスタで登場。世間話しをしながら、20分ほどで現地に到着。 共同で企画住宅を展開している会社の社長さんの娘さんの自宅だそうだが、他県に転勤となり、いまは無人だそうである。 どんな娘さんか、ちょっとだけ想像・・・おいおい! 鍵を開けてもらうために、その社長の奥様がお待ちであった。 まず、外観であるが、予想してたより全然立派である。絵(パース図)と実物は随分と違うもんだなあと実感。 間取りも偶然、あの土地に唯一収まるタイプと同じであった。 さて、玄関を開けてもらって中へ入る。おお、玄関、広い。ホールも広い。 まずは、玄関脇の洗面所・浴室から、リビングダイニング、キッチン、和室、2Fと一部屋ずつ確認しながら見学する。 完全なバリアフリーだ。それにメーターモジュールなので、すごくゆったりとしている。 築1年くらいだそうだが、中古住宅に比べたら、はるかにきれいで立派である。 2Fは小屋裏ということで南北に窓がない作りなのだが、天窓とドーマー窓で十分明るい。 壁際は屋根の勾配で天井が低くなっているのだが、中央部はその分天井が高く、圧迫感は全然ない。 またリビングのところが吹き抜けになっており、開放感がある。 見学の最後に、N山建設の社長さんが、奥さんに菓子折りを渡している姿があった。 さて、見学の感想は「いいなあー。こんな家に住みたいなー。」というものであった。 この家をあの土地に持って行くと、こんな感じかなあと想像した。 帰りの車の中で素直に「前向きに検討します。」という話をして、次回までにおおまかな見積を作ってもらうことにした。 はてさてナンボの見積が出てくるんだろう。予算内だったら、決めちゃおうかなあ・・・

    ■概算見積(2004/7/3)

    土地は実家に近く、眺めもよく気に入った。建物もなかなか個性的で自分向きで気に入った。 (基本的にみんなと同じというのが嫌。合理的なものが好き。) あとは、金銭面だけである。(これが重要なんだが) ということで、概算の見積を作ってもらい説明を受けに建設会社の事務所へ。 資金計画書というものを提示された。予想していたよりちょっと高い。諸経費込みだと、2700万円を超える。 「うーん。ちょっときついなあ。」というのが素直な感想。 「自己資金はいくらありますか?」とか、「ローンは住金を使いますか?」などを質問されたので、 自己資金は500万円。ローンは住金で考えている旨を告げる。 また、前年度の収入を聞かれたのが、正確にはわからないのでおおざっぱな金額を伝えた。 収入証明をとるということで、生年月日、住所等を書いた。 他人でもそれだけの情報で収入証明がとれるということにちょっとびっくり。 個人情報保護とか言ってるけど、世の中そんなもんなのね。 次回までにローンのシミュレーションを作るそうである。 自己資金が少ないうえに、土地からの購入なんで、かなり厳しい資金計画になりそうである。 また、まず先に土地の契約を済ませないと、住宅ローンが組めないとのことで、土地の契約を進めてもらうことにした。 次回に契約を行うので、現金を120万円ほど用意するようにとのこと。 120万円もいるのか・・・と、かなり現実的になってきたことを実感する。 最後に次回の契約の日時を決めて本日の打ち合わせは終了。 はてさて、本当に契約しちゃうのか?それとも気が変わるのか?

    ■土地契約(2004/7/17)

    いよいよ土地の契約となった。すでに契約することで気持ちは固まっていた。 せっかち過ぎる気もするが、こういうものは気に行ったら悩んでも仕方ない。 本日必要なのは認印と現金120万円ほど。(土地の手付金100万円、仲介手数料18万円、消費税9000円、印紙代1万円) 銀行のATMで120万円をおろす。一度に50万円までしかおろせないので、50万円、50万円、20万円と3回に分けておろした。 後に人が並んでいたので、ひと目を気にしながら、慌しく現金をバッグに詰め込み、建設会社の事務所へ向かう。 徒歩10分程度なのだが、この間、後に人がいないか?怪しいやつはいないか?とびくびくしながら歩く。 ビンボー人なんで100万円を超える現金を持つのって3年前に車を買った時以来である。 周りからみたら挙動不審者に見えたに違いない。間違いない! 事務所に着くと、いつもの社長さん夫妻に加えて、宅件主任のおじちゃん(おじいちゃんと呼ぶべきか?)が待っていた。 応接室に通されしばらくすると売主さんが登場。 どんな人だろうと思ってたら、真っ黒に日焼けしたいかにもザ・自衛官という方であった。 それから、宅建主任のおじいちゃんが重要事項と契約書を読上げること約30分。 それから、契約書に署名、押印(たくさん)して印紙を貼って、お金を払って契約完了である。 (もちろん領収書をきちんともらって)あとは期限までに残金を払えば所有権が移転される運びだ。 売主さんと話をしたら、自分の小学校、中学校の先輩であることが判明した。(だけど話ははずまず・・・) あとは米軍との合同演習の話やイラクの話などの世間話しとなった。 売主さんと宅建主任のおじいちゃんが戻られてから、しばし、社長さん夫妻と世間話し。 今度はIT業界の話というか近鉄買収を持ち上げたライブドアの話など。 来週、銀行のローンプラザに行く段取りをして本日は無事終了となった。 母親の話では、翌日には、土地にあった売地の看板、旗がきれいになくなってたそうである。 はてさて、ちゃんとローン組めるかなあ。予算ぎりぎりだしなあ。 これが土地の全景。入り口に侵入防止に杭が打ってある。 ちなみに南側は3メートル、西側は1.9メートルの擁壁。

    ■住宅金融公庫申込(2004/7/24)

    N山建設の社長さんと一緒に、銀行のローンプラザへ出向いた。持参したのは、実印と免許証。 すでに申込書の、金額等は記入してもらっていたので、住所、氏名を記入し実印を押印する。 申込書のほかにも、保証協会の申し込みやらで数枚の用紙に署名、押印を行った。 と、ここでトラブル発生!土地融資を受けることになっているのだが、どうも、開発許可の書類がないらしい。 N山建設の社長さんが事務所へTELし、持ってきてもらうことに。 さらに、住金は建築費の80%までしか借りれないので20%は自己資金が必要なのだが、 持ち金を記入する際に、銀行の預金額を確認してもらったら、70万円ほど自己資金が足りなかった。 あら、困ったと思ったが、そういえば、すでに土地の手付金100万円を払っていたことを思い出した。 「手付金はどう扱えばいいんですか?」と質問したところ、「持ち金のところに記入してください」 ということで、これでぎりぎり自己資金はセーフ。といっても差額は30万円ほどしかないので、 かなりギリギリのやばい資金計画である。(昨日が給料日だったんで・・・よかった。) それにしても、ほんとにこんなんで大丈夫なんだろうか?銀行ローンにしとけばよかったかなあ。 いったん、カウンターから待合席へ移りしばし待つ。ようやく書類が届いて、無事手続き完了。 建設会社の事務所へ移動して、外構に関して話をする。 提案では、アプローチが中央部にきて、階段を上らないといけない内容だったのだが、 年老いた両親のことを考えると、段差なしで玄関まで来れるようにしたいと話をした。 家自体がバリアフリー住宅でも、アプローチにバリアがあったら意味がない。 自分が考えた案(駐車スペース兼アプローチを通って、玄関のそばに門を設置するセミオープンな外構) を説明したところ、そうですよね・・・という展開に。 また、カーポートについては、無いほうが車がたくさんとめられるので・・・という話をし、つけないことにした。 これで費用的にも少し安くなるはずである。そこらへんを反映して再度、詳細な金額を計算するとのこと。 あとは、来週以降の話(建物の契約、つなぎ融資)をして終了。 ところが、数時間後、またトラブルが・・・。ローンプラザの担当からの電話で、金額に誤りがあったらしい。 建築費の80%しか出ない部分の金額がそれを超えているらしい。 「あいたー、困ったー」と思ったが、土地融資の枠がまだあったのと、特別融資を使って、 支払期間を1年延ばせば総額は同じにできるとのこと。 「それでお願いします」ということで何とかクリア。あとは1週間から10日後に通知が来るらしい。 たぶん大丈夫だよなー。ちょっとだけ心配。それにぎりぎりの資金計画で大丈夫かなーと少し不安に。何か間違えてたらヤバイなー。 8/4に、郵便で融資予約通知書が届いた。問題ないと思ってはいたが届いて一安心。 これで先に進める。これで、人生最大の借金を背負うことになるが。

    ■建築確認申請(2004/8/5)

    昨日、融資予約通知書が届いたことをN山建設に連絡したところ、建築確認申請を出すので融資予約通知書が必要だということで、 夜、仕事が終わって帰宅後に社長さんに取りにきてもらった。その際にお中元として島原素麺をいただいた。 (後日、実家に持って行ったら素麺好きの母が喜んだ。) 明日、建築確認申請するとのこと。着工は早くても今月末あたりか。 8/10に設計審査に合格という通知が届いた。これは一体なんなんだろう。どうも手順がよくわからない。

    ■請負工事契約(2004/8/12)

    午前10時にN山建設の事務所を訪ねた。工事の契約を行うためである。応接室に通されてまずは見積書の説明を受けた。 明細の説明があり、合計金額は以前の概算見積より20万円ほど少なくなった。外構の部分でカーポートを削った分である。 ここで先日届いた設計審査の合格通知を渡した。上棟後に審査申請するときに必要だそうなのでN山建設で預かってもらうことになった。 次に契約書についての説明である。工期は8/17〜10/31とのこと。着工はもう少し先かなと思っていたら来週の火曜日からである。 10月末完成で引渡しはそこから1週間以内だそうだから、11月の上旬には新居に移れそうである。 予想よりかなり早くなりそうだ。(うまくいけば現在の賃貸を更新しなくて済みそう・・・) 契約書に押印(認印)と署名をして契約完了。 また、完成直前に完成見学会を行いたいので・・・ということだったのでOKした。 次に現場責任者の方を紹介された。Tさんという方であった。(某大物俳優と同姓同名) 工期が短いので早く注文しておく必要があるとのことで、ドアやサッシ、床材、建具、浴室などの色を決めていった。 見本を見ながら選んだのだが、どうもイメージがわかない。まあ、無難な色をチョイスしたので、大丈夫か? 外壁や屋根、内装の色は後日、決めることに。 それから、散水栓の位置を決めた。北側道路の敷地なので、駐車スペース側にするか、南の庭側にするか? ということだったので、使用頻度から考えて南の庭側に設置してもらうことにした。 車を洗う場合は、長いホースを引っ張ってくればいいかな。 それから、建物の配置に関しては、地鎮祭の時に現場で確認することになった。 その後、来週の月曜日の地鎮祭についての説明と、銀行での融資、土地の決済についての説明を受けた。 社長さんからは、実印を持ってくるようにとのことだったので、印鑑証明は要らないか確認してもらったところ、 印鑑証明と住民票も必要なことがわかった。また、土地の登記費用として10万円ほどかかることも。 こちらから確認しなかったら当日バタバタするところだった。(危ない危ない)

    ■地鎮祭(2004/8/16)

    本日は先勝ということで縁起がよい日とのことで地鎮祭を迎えた。 しばらく前に社長さんから「地鎮祭やりますか?別にやらない方もいらっしゃいますが・・・」と確認があったのだが、 やらなくて後で何か起こって後悔するくらいだったらやって置こうと思い、地鎮祭を行うことに決めたものだ。 午前9時過ぎに自宅前に社長さんが迎えに来てくれて現地まで一緒に向かった。 現地に着くとすでに現場監督のTさんと神主さんが来られていて準備をされていた。 神主さんというとちょっと怖いイメージがあったのだが、笑顔が優しい感じの神主さんであった。 すでに地面には縄張りがされており、その中央部に神棚が作られていた。 地鎮祭が始まるまで少し時間があったので、Tさんと家の配置の確認を行った。 ちょうど駐車スペースに神主さんの車がとめてあったが、家の壁と近かったので10cmだけ移動してもらえるようにお願いした。 間もなく地鎮祭が始まった。神主さん、社長さん、現場監督に私の4人だけという寂しさであったが、 神主さんの声がやたら大きく響いて厳かな感じで進んでいった。 そしていよいよ鍬入れである。神主さんより鍬を渡されて砂山に対して3回「えぃ、えぃ、えぃ」とやった。 続けて社長さんがスコップで同じように「えぃ、えぃ、えぃ」とやって鍬入れは完了した。 それから玉串の奉納ということで神主さんに渡された玉串を半時計周りに回して、神棚に納め、二礼二拍一礼して無事に完了した。 それからしばらくして地鎮祭は終了となった。 その後、お神酒をちょっとだけいただいたが、酒に弱い私はそれだけで軽く酔った気がした。 ここで神主さんから、お供え物を一式渡された。鯛や野菜や果物なんだが予想してなかったので、 「これ、どうしよう?」と考えていたら、社長さんから「実家に渡されたら?」と言われて、 「そうか、その手がありましたね。」ということで実家へ寄ってもらうことにした。 神主さんが戻られる前に、玉串料(2万円)を包んだ封筒をお渡しして、社長さんの車で実家まで寄ってもらい、 お供え物を渡し、銀行へと向かった。 地鎮祭の片付けを終えたところ。縄張りがされている。 左側の縄で囲んである部分が玄関である。

    ■土地決済(2004/8/16)

    地鎮祭を終えて、社長さんとともに>銀行へ移動。 目的は土地の決済を行うためである。本来であれば、銀行でつなぎ融資を受けてそれで決済するところなのだが、 自分の使っている銀行は現在はつなぎ融資を行っていないそうである。 なお、熊本にある別の地銀では、問題なくつなぎ融資してくれるそうである。 10数年メインバンクとして使って来たのに・・・。「あいたた・・・困った・・・」と思ったのだが、 社長さんが交渉してくれたところ、銀行がN山建設へ事業資金として融資を行い、 それを私にN山建設が融資することで実質的なつなぎ融資ができることになったものである。 ちなみに利率は2.75%ということで、住金よりちょっと安い。 すでに司法書士さんが来られていたので挨拶をして、銀行のすみの応接スペースみたいなところに案内された。 やがて売主さんも登場し、登記関連の手続きを開始した。いくつかの書類に署名、押印を行い、印鑑証明書と住民票を渡した。 それからN山建設から融資してもらうための契約書に署名、押印して手続きは完了した。 なお、今回は仮登記ということで、住金から中間金が振り込まれて、それでN山建設に借入金を返済した段階で本登記になるらしい。 あとは実際にお金の支払いということで、通帳を貸してくださいと言われたのだが、本日、通帳を持ってくるように と聞いていなかったので持って来ていないということを伝えた。 なお、カードを持ってきているので、これで振込みできるのでは?と確認したところ、銀行の方が「カードでも手続きできます。」 ということで、いったん、現金を私の口座にカードで入金してから、まとめて売主さんの口座へ振り込むことになった。 銀行方と一緒に、ATMのところへ行って、100万円づつ合計496万円を口座に入金した。 一時的に残高が増えたが、すぐに、今度は売主さんの口座へ振り込み手続き。 900万円を一度に振り込もうとしたら、「限度額を超えてます」ということで、500万円と400万円の二回に分けて振り込んだ。 最後に売主さんの通帳に銀行の方のほうで記入をして作業完了。 売主さんは通帳で残金の振込みを確認されて、領収書を書いてもらいそれを受け取った。 これで土地は自分のものである。(正確には登記手続きが済んでからだが) と、すべて終了した後で、N山建設への仲介手数料の残金を払っていないことに気づいたので、話をしたら、 「あらー、すっかり忘れてました。また、今度でいいですよ。」とのこと。 どうもN山建設さんは、手続きとか細かいお金のことは苦手そうである。大丈夫かなー。 午後から一人で現地へ行った。これが自分の土地だと思うとなんとなく地面がいとおしく感じた。 いよいよ明日から着工だー! 入口に工事用フェンスが。建築基準法による確認済みの看板も。 このすぐ右の公道上に車がとまっていた。違法駐車なんだけどなー。 基礎工事編 木工事・屋根工事・内外装工事編 外構工事編 完成・引越編

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