(2004年 下半期)

お言葉 2004年 上半期

お言葉 2003年

お言葉 2002年

お言葉 1999〜2001年


無限流手裏剣術

「十文字」
「八文字」
「三ツ角」
「風穴」
「峰くずし」
「山影」
「飛燕」
などと叫びながら手裏剣を投げるわざ。
秘太刀「タマカゼ」というのもあるらしい。

(2004.12.29)

小学校4年生のとき。
学校に迷い込んだ仔猫をどうするかでクラスの意見が割れた。
勉強はできるが頭の悪いH君が、
「たすうけすうで決めるんべえ」と間の抜けた声で言った。
たすう=「多数」だから
けすう=「少数という意味の単語」と思い込んでいたらしい。
うろ覚えの知識をひけらかすのは何とも見苦しい。
私はたまらず「それを言うなら『たすうけつ』だろう」と言ってしまった。
私はH君にうらまれ、陰湿ないやがらせを受けた。
今でも採決とか議決とかいう言葉を聞くと、このことを思い出して不快な気分になる。

(2004.12.25)

60年代の頃の話だそうです。
中学校の社会科の授業で、ある教師が、
「日本の主要な輸出品はトランジスタラジオである。
 トランジスタとは小さいという意味である。
 トランジスタラジオは小さいラジオである。
 トランジスタラジオの部品は小さい。
 真空管も小さい。
 日本人は小さい部品を作るのが得意なのである。」
と語ったのだそうです。

これを聞いた野球部員のNさんは、
「トランジスタラジオには真空管は使われていない!」
と反論したのだそうです。

それに対して教師は、
「真空管を使わないラジオなどあり得ない!」
と言って譲らなかったそうです。

Nさんはこれ以外にも、
「円周率は3.141414・・・の循環小数である。」とか
「ミキサーとは、マイクを操作する人という意味で、
マイクス(mics=マイクの複数)にerが付いたマイクサー(micser)が訛ったものである。」
などと得々と語る教師の授業を受けたことがあるそうです。

ちなみに、Nさんは今は立派な教師になっています。

(2004.12.24)

わたくしは四半世紀以上前から韓国文化に敬意を表してきましたが、いわゆる韓流ブームというものには強い違和感を感じています。
今日も韓国のスターが来日したとかで、オバサン方が成田空港で騒いでいたようです。
マスコミを動員した大衆の洗脳実験は大成功です。
憲法改正、軍事力増強、徴兵制復活をたくらむ輩は大喜びでしょう。
国民投票の成否を握るのは女性票です。
成人女性を容易に洗脳するテクニックが実証されてしまったのですから。

若者よ、今からでも遅くない。逃げ場を探しておけ。
アホなオバハンたちのために戦場へ行かされるぞ。

(2004.12.23)

鬱な日が続き、生きているのがつらくなって、昼休みに線路の上を歩いてしまいました。
田舎なので、昼間はほとんど電車が通りません。
とっても安全です。
と、突然、なんとも馬鹿馬鹿しいフレーズが頭に浮かんできたのです。

♪あの世は招くよアロハオエ〜ッ
♪墓場は招くよアロハオエ〜ッ
♪冥土は招くよアロハオエ〜ッ
♪地獄は招くよアロハオエ〜ッ
♪アロハオエ〜ッ アロハオエ〜ッ
♪あの世は招くよアロハオエ〜ッ
♪アロハオエ〜ッ アロハオエ〜ッ
♪あの世は招くよアロハオエ〜
♪ああ あの世は招くよアロハオエ〜ッ
♪あの世は招くよアロハオエ〜ッ

これを、アルルの女のファランドールの節で歌うのですが、
なぜアロハオエなのか、本人にもわかりません。
アルルの女というのは、中学の音楽の時間に聴いただけなので記憶が怪しいのですが、たしか2つの主題が交互に現れて、最後は2つが重なってにぎやかに終わると記憶しているので、もうひとつの主題の歌詞も作ってみました。

♪いつかは死ぬんだよ、俺もお前も死ぬんだよ
♪地獄へ行くんだよ、鬼も閻魔も待っている
♪地獄へ行ったら、針の山に登ろうよ
♪地獄へ行ったら、血の池で泳ごうよ

一曲完成!
頭の中で曲を反芻しながら歩きます。
へらへら笑いながら線路を歩く姿は、どう見ても電波な人です。
遠からぬ場所には、その地域ではよく知られた病院があるので、脱走者と間違えられるかもしれません。でも背広にネクタイ姿だから大丈夫でしょう。

こうして、今日も無事一日が終わりました。
この曲を録音する予定はありません。

(2004.12.20)

最近、証券会社の営業マンがよく家へやってきます。
わたくしのごとき貧民の所へセールスに来るとはいい度胸です。
よほど株が売れないとみえて同情してしまいます。
今日も「高配当の物件がありまして・・・」というので、何かと思ったら、マイクロソフトの株だというので、ひっくり返りそうになりました。
「その会社は将来性がないと思います。」と言ってきっぱり断りました。
わたくしはネットでマイクロソフト批判の記事を読むのが趣味になっていて、「XPに重大な欠陥」とか「IEのシェアが低下」などという記事を喜んでいます。
なので、マイクロソフトの株なんか買ったら、ただでさえ少ない楽しみがひとつ減ってしまいます。

(2004.11.8)

私は病人なので、二週間に一度のペースで通院しています。
精神科です。
受付を夜6時半までやっているので、勤務終了後に行けるがありがたいのですが、いつも混んでいます。
精神科の診察時間は長くかかることが多いので、2時間待ちはざらです。
待合室というのは、独特の雰囲気があって、長時間待つのは苦痛です。
体調の悪いときは耐えられなくなります。
なので、なるべく体調のよい日に通院するようにしています。
(なんか間違っているような気がしますが・・・)
でも2時間も待たされると体調が崩れてしまいます。
やっと自分の診察の番がきました。

「どうでしたか?」

「いや、昨日までは調子が良かったのですが、今日は・・・・・」

(2004.11.1)

マウンド上はエースの錦珠佳由志投手。
6回の裏、ノーアウト満塁のピンチを迎えています。
5回までノーヒット・ノーランの好投を続けてきましたが、
6回に突如投球が乱れ3連続フォアボールです。
どうしたのでしょう。


ああ、きんたまがかゆい。
・・・しかし掻けない。
観客が・・・・・
テレビカメラが・・・・
見てる・・・・・
我慢だ・・・・・
我慢だ・・・・・
がまんだあああああああ!

おーっと、ワイルドピッチです。
投球はバックネットを直撃してファウルグラウンドを転々としています。
3塁ランナーホームイン。
2塁ランナーも3塁を回ってホームイン。
キャッチャーの虎名がマウンドに駆け寄ります。

「どうした?」

「なんでもない
 なんでもな・・・ああ
 ああ・・もうがまんできないよう

あっ、錦珠佳由志投手がベルトをはずしています。
ズボンに手を入れました。
猛烈な勢いで、股間をかきむしっています。
かきむしっています。
まだ、かきむしっています。
よほど痒いのでしょう。


ようやく錦珠投手はベルトを締め、グラブをはめて、
これから投球モーションにはいります。

おや、主審がタイムを宣告しました。
マウンドに駆け寄ります。
錦珠投手に何か言っています。

「手を洗え」

「はあ?」

「手を洗え!」

「あはは・・・・」

錦珠投手、自分の手を見てにが笑いしています。
よほどキタナイのでしょう。

(2004.10.31)

超短編小説 汚リンピック

某国の「殿下」がオリンピックのテレビ中継を見ている。
殿下の表情が険しい。
手にしたブランデーグラスが震えている。
テレビには、敗れた某国の選手のうなだれた姿が映っている。
殿下は叫んだ。
「大臣を呼べ!」

テレビで下品な放言を吐いている日本の元国会議員に似た、すんぐりむっくりとした大臣が、平身低頭でやってきた。
殿下は大臣を睨みつけて言った。

「我が国はかつては貧しかった。国民の大半が飢えていた。
そんな時代に、多くの名選手が国際試合で大活躍し、国民に勇気と希望を与えたものだ。
それが今は何だ。
我が国は豊かになったというのに、スポーツは弱くなった。今回のオリンピックでは、まだ一つのメダルもない。
このままではわが国の威信が著しく低下する。
いいか、必ずメダルをとれ、金メダルだ!」

ほうほうの体で殿下のもとを退出した大臣は、大慌てで国際電話で監督を呼び出した。

「おい監督!
オリンピックも終盤になったのに、我が国には一つのメダルもない。
殿下は激しくお怒りだ。
なんとしてもメダルを取れ。金メダルだ!」

「無理です。もうメダルが期待できる選手は残っていません。」

「最終日のマラソンはどうだ。
有望な選手がいると聞いているが・・・」

「入賞は期待できますが、メダルは無理でしょう。」

「何をのんきなことを言っているんだ。
金メダルが取れなければ俺は銃殺だ。お前の命もないぞ。
手段は選ばん。特務機関を使うことを許可する。
なにがなんでも金メダルを取れ!」

監督のまぶたに妻子の姿が浮かんだ。
監督は覚悟を決めた。


かくしてマラソンが始まった。

マラソンコースから少し離れた路地に、大型の猟犬を連れた男がひそんでいる。
「うまくやれよ」と男はつぶやく。
「よし、行け!」
男は猛犬を放つ。
猛犬は勢いよく走り出す。
「ガウッ ガウッ」と吠えながら、係員を巧みにかわして、優美な肉体の黒人選手に襲いかかった。

劇画でおなじみの、冷たく鋭い目をした男が、スコープを覗いている。
男は狙いをさだめてライフルを撃つ。
背の高い白人選手がもんどり打って倒れた。
足首から血が流れている。
係員が駆け寄る。
「かまいたちだ・・・」
「気の毒に・・・」

ビルの屋上に男が身をひそめている。
男は、眼下のマラソンコースをまたぐ歩道橋を注視している。
「今だ!」
男は手にしたリモコンスイッチを押す。
歩道橋上で爆薬が炸裂し、歩道橋に取り付けられた標識が落下する。
標識は小柄で精悍なアジア人選手の頭を直撃した。

給水所である。
コップが並んでいる。
選手たちは次々にコップを取る。
数人の選手が飲んだ水を吐き出し、胸をかきむしって苦しむ。
毒が入っていたのだ。

スタジアムでは、やつれた顔の監督が、特務機関からの報告を聞いていた。
強敵は始末した。
あとはうちの選手の健闘を祈るだけだ。

某国の選手は、ふらふらになりながらも、先頭でスタジアムに戻ってきた。
監督は安堵のため息をついた。
しかし、すぐ後ろに、髪の薄い白人選手が迫っている。
白人選手の走りは軽快だ。
まずい!
抜かれる!

監督は飛び上がった。
「この野郎!」 と叫びながら監督はグラウンドに飛び降りた。
制止する係員を突き飛ばし、白人選手に飛びかかり、押さえ込む・・・・
観客は総立ちで、この光景を呆然とながめているばかりであった。

「あの馬鹿・・・」
テレビを見ていた「殿下」は怒りに身を震わせた。
手にしたブランデーグラスを床にたたきつけ、叫んだ。
「大臣を呼べ!」

大臣は捕らえられ、ただちに銃殺に処せられた。
監督は、オリンピック開催国に亡命を求めたが認められず、数カ国を逃げ回ったあげくに捕らえられ、のこぎり引きの刑に処せられた。

(2004.10.30)

小学校4年生のとき、初めて球場で本格的な野球の試合を見ました。
私は試合そのものより、主審の動作がおもしろくて、主審ばかり見ていました。
ときどき主審がプレーを止めて、ポケットから刷毛を取り出し、ホームベースに乗った土をサッサッと掃くのが特に印象に残りました。

数日後、変な夢をみました。

私は野球の試合を見ています。
バッターがタイムを要求しました。
主審になにか訴えています。
便所に行かせてほしいと言っているようです。
主審はホームベースを指さして、「そこでしなさい」と言っているようです。
審判の命令は絶対です。
バッターは、ホームベースにまたがって、ズボンをおろし、ムニムニと大便をしました。
主審はポケットから刷毛と小さなチリトリを取り出して、サッサッと掃いてホームベース上の大便を片づけ、グランドボーイを呼びました。
グランドボーイは鼻をつまんで、大便の乗ったチリトリを持って、走り去りました。

私は今までたくさんの嘘を書いてきましたが、これは本当です。

(2004.10.24)

災害が起こるたびに行方不明者が出る。
「行方不明」 
なんと不気味な言葉だろう。

私は、幼いときから、行方不明者について、ある疑念を持っていた。
懸命に探しても見つからないのはなぜだ?
実は何者かに連れ去られてしまったのではないか?

この疑念と、テレビのヒーロー・アクションドラマを見て抱いた疑念とが重なる。
「怪人の手下」や「悪の組織の下っ端」は、毎週正義の味方に殺されたり、警察に捕まったりしているのに、翌週にはしっかりと補充され、また悪事をはたらく。
怪人や悪の組織は、どうやって手下を確保しているのだうか。
公募などありえない。

そこで思いついたのが「行方不明者」の存在だ。
怪人や悪の組織は、災害に乗じて一般人をさらって洗脳し、手下に仕立て上げているに違いない。
彼らは災害が起こるのを待ちかまえているのだ。
そして、災害が起こるやいなや、すばやく行動するのだ。

嵐の夜、黒ずくめの一団が、真っ暗な街を走り抜けていく姿がまぶたに浮かんだ。

私は震え上がった。

それ以来、ニュースで「行方不明」という言葉を聞くと恐怖を覚えるようになった。

(2004.10.22)

超短編小説 魔ラソン

アナウンサー
 「さあ、大日本国際大マラソンの幕が切って落とされました。
  世界各国から招待された50人の一流選手と、
  国内の50人の有力選手が出場します。
  また一般参加の500人の市民ランナーも参加しています。
  解説は、無駄のない洗練された走りで一世を風靡した、
  元オリンピック日本代表の背高さんです。」

解説者
 「背高です。よろしくお願いします。」

------------ CM --------------

アナウンサー
 「10キロ地点を通過しました。
  ジンジロ国のマージョリン選手、
  スーダラ国のスイダララッタ選手、
  ホンダラ国のホダカラ選手といった、
  優勝候補の選手が先頭集団を形成しています。」

 「おや?先頭集団に奇妙な走り方の選手が現れました。
  日本舞踊のような手つきで「ひょっとこ」のように口をとがらせ、
  腰を落として、ぴょんぴょん飛び跳ねながら走っています。」

解説者 
 「単なる目立ちたがり屋ですね。
  あんな走り方ではすぐに消えますよ。
  オープン参加とはいえ、けしからんことです。
  まじめにやってほしいですね。」

------------ CM --------------

アナウンサー
 「20キロ地点を通過しました。
  先頭は、依然として無名のひょっとこ選手です。」

解説者
 「じきに消えます!無視しましょう。」

------------ CM --------------

アナウンサー
 「 30キロ地点を通過しました。
  優勝候補のジンジロ国のマージョリン選手、
  スーダラ国のスイダララッタ選手、
  ホンダラ国のホダカラ選手らが激しく競っていますが、
  大変申し上げにくいことには・・・
  その前をひょっとこ選手が走っています。」

 「おや、また奇妙な走り方の選手が先頭集団に現れました。
  両腕をそろえて機関車の動輪のように回しています。
  下あごを突き出して、息を吹き上げ、
  『しゅっしゅっ』と声を出しながら走っています。
  選手の名前は・・・ええと・・・・座戸別久です。」

解説者
 「けしからん!ふざけとる!」

アナウンサー
 「あっ、また新たに奇妙な選手が先頭集団に現れました。
  体を横向きにして、腕と足を交互に交差させながら、
  蟹の横ばいのように走っています。」

解説者
 「・・・あれは、忍者の走り方です。」

アナウンサー
 「えっ?」

解説者
 「いや・・・・・」(赤面)

 「うおおおっ!なんで変な連中が次々に出てくるんだ!」
  マラソンを侮辱する気か!スポーツを愚弄する気か!」

アナウンサー
 「背高さん!落ち着いてください!
  全国に放送されているんですよ。」

------------ CM --------------

アナウンサー
 「40キロ地点を通過しました。
  先頭は依然として、謎の3選手です。
  他の選手は大きく引き離されてしまいました。
  優勝争いは謎の3選手にしぼられました。」

解説者
 「ああ、なんということだ・・・」

-------------------------------

そのころ陸上競技連盟の幹部は、この異常事態に対処すべく集まっていた。
かたわらには異形の祈祷師が控えている。

「困ったことになった。」

「あんなふざけた連中が上位を独占したら、陸上界のメンツは丸つぶれだ。」

「教育上も好ましくない。」

「こうなったら先生にすがるしかない。」

「先生、お願いいたします。」

「うむ」 と祈祷師はうなずいて、御幣を振って祈りはじめた。

「うーーーーーーー ホイヤー、ホダラー、ハーヒダラー、
ホイダラヘイダラハラハラヒー クチスチホクラスイホクニスイホー」

どんつく どんつく どんどんつくと太鼓が鳴りひびく。

すると、どうだろう。
3人の怪選手が、にわかに苦しみはじめ、泡を吹いて倒れてしまった。

------------------------------

アナウンサー
 「あっ、どうしたのでしょう、先頭の3選手が突然倒れました。
  苦しそうにもがいています。」

解説者
 「当然です!
  あんなふざけた走り方で42.195キロを走れるわけがありません。
  マラソンは、私のように無駄のない、
  洗練されたフォームで走らなければいけないのです!」

アナウンサー
 「担架に乗せられています。どうやら重態のようです。」

解説者
 「マラソンをなめるからそういうことになるんだ。
  ざまあみろ。はっはっはっはっは。」

------------------------------

こうして3人の怪選手はマラソン界から姿を消した。

しかし3選手は教育界に好ましくない影響を残した。
子供たちは、こぞって3選手の走り方を真似し、体育教師を悩ませたのである。

(2004..10.21)

Cannaというのは歴史と実績のある日本語変換ソフトだが、時々変な変換をして驚かされる。
今日も「きむずかしや」 と入力したら「金図化しや」と変換した。
どうしてそうなるの?

もしやと思い「きむ」 と入力したら案の定「金」と出た。
「ぱく」と入力したら、「朴」と出た。
「の」で「盧」、「ちょん」 で「全」も「鄭」も出る。
「い」で「李」も出る。「かん」で「姜」も出る。

恐れ入りました!
それとも、これってよく知られたことで、知らなかったのは私だけだったりして?

(2004.10.19)

追記  職場の新しいパソコンで試してみました。ATIK17や MS-IME2003でも、きむ→金、ぱく→朴、い→李の変換ができますね。でも他の姓はだめみたいです。


超短編小説 営業所長の不運

俺もようやく管理職になった。
田舎の小さな営業所長だが、とまれ一組織の長だ。
ふり返れば苦難の連続だった。
俺ほど上司に恵まれなかった者もおるまい。
俺の会社は人事管理がなっていないので、無能で無気力な奴でも、ゴマすりが上手だったり、コネがあったりすると、そこそこに地位につける。
しかし、そんな無能で無気力な奴に仕えた部下は悲惨だ。
俺が今まで仕えた上司は、みな無能で無気力で無責任で身勝手で不快な老人ばかりだった。
俺のサラリーマン人生は、馬鹿上司のおもりに明け暮れた。
これでは出世はおぼつかない。
実際、同期の中ではいちばん出世が遅れた。
それでもなんとか所長になれた。
これはすべて忍耐のたまものだ。
よくやったと自分をほめてやりたい。

しかし、俺は半年後には定年になる。
せめて残された短い期間を、好き放題にふるまって、俺が受けた苦痛の十分の一でもいいから、部下に味わせてやりたい。
俺は計画を練った。

俺の外見は若々しく、とても定年間際には見えない。
なので、わざと年寄りくさく扮して、部下に不快感をあたえることにしようと思う。

俺の髪はふさふさで、黒々しているので、床屋へ行って髪をすいて薄毛にしてもらおう。
髪を脱色して白髪にしてもらおう。
歯は全部抜いて総入れ歯にしよう。
服装はめいっぱい地味で、流行遅れで、年寄りくさくしよう。
背をかがめて、ポケットに手を入れて、よろよろ歩こう。
にんにく、にら、くさやなど臭い食べ物をがつがつ食い、たばこをいっぱい吸って、決して歯を磨かず、息を臭くしよう。

部下に顔を近づけて、臭い息を吹きかけながら、
「おい!アレをナニしろ」 と言おう。
「何ですか?」 と聞き返したら、
「何ですかじゃねえよ。アレだよ。ったくもう」と言おう。

あさっての方角を向いて、
「おう、あれはなんだんべえ」と言おう。
「何ですか?」と聞き返したら、
「なんだんべえって聞いてるんだよ、このタコ!」と言おう。

部下に命令するときは、なるべく主語や述語を省略し、意味不明にしよう。

「おーい!お茶!」 といって部下にお茶をいれてもらおう。
ずるずると下品で大きな音を立ててお茶を飲もう。

時々入れ歯をはずして、文鎮代わりに書類の上に置こう。

勤務中に会社の電話で株の取引をしよう。
ラジオの株式市況を聞いて、一喜一憂しよう。
証券会社の社員の応対が悪いと、電話で長々と苦情を言おう。

部下の意見は一切聞かないことにしよう。
「それでは対応できないでしょ」 とあめ玉をしゃぶっているような、ろれつのまわらない、かん高い声で言おう。

週の初めに、週間行動計画表を提出させ、計画を厳格に実行させ、計画表にない緊急な仕事をすることは決して許さないようにしよう。
そのために取引先から苦情が来ても、仕事が滞っても、業績が悪化しても、それはすべて計画性のない部下の責任だ。

部下がいそがしく立ち働いているのを横目に、あくびをしよう。
「ハーッ、ハッハッハッ」 と人を馬鹿にしたような不快な声を出してあくびをしよう。

時々「はあ〜」とやる気のないため息をついて、部下の意欲をそごう。

部下が電話をしているすぐそばで、大声で無駄話をしよう。
大声で猥談をして、「ひっひっひ」と笑おう。

昼食はべちゃべちゃと下品な音をたてて豚のように食おう。

「ズズーッ」と大きな音をたてて鼻をかもう。
「ガーッ ペッ」と大きな音をたてて痰を吐こう。
紙を広げて、ハナや痰をしげしげとながめるのもよい。

暑くもないのに、扇子をパタパタさせよう。

部下の名前は覚えず、「おいっ」とか「ようよう」とか呼ぼう。

部下のプライバシーを詮索して、あれこれ詰問しよう。

部下に遠回しに盆暮の付け届けを要求しよう。
付け届けをしない部下には意地悪をしよう。

すべてに対して、後ろ向きに、消極的に対処しよう。
問題がおきたら、ひたすら責任回避をしよう。

都合の悪いことは物忘れし、堂々と前言を翻そう。

部下の功績は自分の功績とし、部下の失敗は決して許さないことにしよう。

たちまち悪評が本社へ伝わるだろうが、気にすることはない。
まもなく退職なのだから・・・・


こうして、俺は期待に胸をふくらませて新任地へ赴任した。

驚いた。
なんということだ。

営業所とは名ばかりの安アパートの一室であった。
部下は一人もいなかった。
すべての仕事を自分一人でしなければならない。
便所へ行く暇もないほどいそがしい。

俺は会社を呪った。
30数年ひたすら耐え忍んできたこの俺に、なんという冷酷な仕打ちをするのだ。

(これはフィクションです。実在の個人や団体とは一切関係ありません。)

(2004.10.18)

昨日の不快感がまだ消えない。
首筋のあたりがなま暖かく、おっさんの暑苦しい顔がそこにあるような感覚が続いている。
一応出勤したものの体調がすぐれない。
神経が過敏になって、他人のたてる物音が頭に響いて耐えられない。
とても仕事ができる状態ではなく、休暇をとって家に帰って寝た。
男性であるわたしでさえこれほど辛いのだ。
セクハラを受けている女性の苦痛はいかほどか。
発狂しても不思議ではない。
心から同情申し上げる。

さて、睡眠薬を飲んで寝ていると電話の音。
電話に出る気力はなく、放っておいたのだが、一向に鳴り止む気配がない。
やむなく受話器をとると、下品な男の声。
菊斎先生だ。

「ずいぶん待たせたなァ、うんしてたんか?」

腹立たしいので黙っている。

「それとも、まんか? まんしてたんか?」

あきれて言葉がでない。

「じゃ、ちんか? ちんしてたんだな?」

話にならないので、一方的に電話を切る。
どうせろくな用件でないに決まっている。

(2004.10.8)

私の勤め先に新しいパソコンが 9台も入った。
日頃、ヒステリックに経費削減を叫んでいるくせに、どういう風の吹き回しだ。

なんでもWindows98のサポートが終了してしまったので、セキュリティーの確保のために、すべてのパソコンをWindowsXPにするのだという。しかし旧式の低性能パソコンではWindowsXPが快適に動かないので入れ替えるのだそうだ。
WindowsXP のセキュリティーが高いかどうか疑問であるが、まあ組織の決定だからしかたがない。

問題は、私が、 部内に新しく入るパソコンの設定作業を命ぜられてしまったことだ。
私は一応部内のOA推進のリーダーということになっているので断れない。
Windows95やWindows98の設定なら何度もやっているので自信があるが、自慢じゃないがWindowsXP なんて私はさわったことがない。
まあ、なんとかなるさと設定に取りかかる。ネットワークの設定、プリンタの設定、共有の設定、等々・・・まあなんとWindowsXPは使いにくいのだろう。バージョンアップして使いにくくなるとはなんたることか。ハウツー本を売るための陰謀だろうか・・・

いいかげんいらいらしているところに、そのパソコンを使うことになる50過ぎのおっさんが、興味津々、作業をしている私の肩越しに、ディスプレイを覗き込む。
おっさんの顔が近づく。暑苦しい。気持ちが悪い。息が臭い。体も臭い。
「おい、離れろ!」と叫びたいが我慢する。先輩だから・・・・
「おまえが設定できないから、俺が代わってやっているんだ、じゃまだから設定が終わるまでどこかへ行ってろ!」と言いたいが我慢する。

おっさんは遠慮なく顔を近づけてくる。
暑苦しい。気持ちが悪い。息が臭い。体も臭い。
早く設定を終えて、この不快な状況から解放されたいとあせる。
あせるから間違える。

おっさんが耳もとであれこれ言う。
私は物音に過敏なので、耳もとで声を出されるのが耐えられない。
「そばに寄るんじゃねえ!お前はホモか!」と叫びたい。
張り倒してやりたい。
セクハラだ!これは同性のセクハラだ!

おっさんはたぶんホモではなく、単に無神経なだけだろう。しかし本人に性的な意図は全くなくても、相手がその行為に性的な苦痛を感じれば、それはセクハラになるのだ。
だが我が国では同性のセクハラは問題にされていない。世間的には私の方が異常ととられるに違いない。

ああ仕事とはなんと辛く苦しいものなのだろう。
人生とは不快を耐え忍ぶことなのだとしみじみ思う。

こうして苦難の末にパソコンの設定をひとつ終え、次のパソコンへ移る。
次のパソコンの使用者も50過ぎのおっさんだ。
このおっさんも、作業をしている私の肩越しに、ディスプレイを覗き込む。
顔が近づく。暑苦しい。気持ちが悪い。息が臭い。体も臭い。
「頼むから、あっちへ行ってくれ」と叫びたいが我慢する。
我慢だ、我慢だ、がまんだあああああ・・・
頭が痛い。
めまいがする。
吐き気もする。

今日は本当に疲れた。
いまだに、肩や首のあたりが、なま暖かく、不快感が消えない。
これもすべてマイクロソフトのせいだ!
自宅では絶対にWindowsXPは使わないと誓う。

(2004.10.7)

道路交通情報を聞こうとラジオのスイッチを入れると、

♪まんをしましょうまんをしてええええ・・・・

という下品な男の歌が聞こえてきました。
錆びた汚い声です。
浪曲風の古くさい旋律です。
酔っているのか、ろれつが回りません。
笑いながら歌っているようにも聞こえます。
かなりの高齢と思われます。
とてもへたくそです。
リズムも音程もめちゃくちゃです。

なんだこの歌は!
こんなものを放送していいのか!
不快な気分になって、ラジオを切りました。
おかげで渋滞に巻き込まれてしまいました。

それからというもの、テレビをつければ、
♪まんをしましょうまんをしてええええ・・・・
店に入ればBGMで、
♪まんをしましょうまんをしてええええ・・・・
どこへ行っても、
♪まんをしましょうまんをしてええええ・・・・
下品で不快な老人の歌に悩まされるようになりました。

CDショップへ行くと、下品で醜い老人の顔がアップになったCDが山積みになっています。
店内にはもちろん、
♪まんをしましょうまんをしてええええ・・・・
が流れています。

そのうち、この怪現象の実態が明らかになりました。
♪まんをしましょうまんをしてええええ・・・・
を歌っているのは、「マスコミの皇帝」の異名をとる、メディア界に絶大なる影響力を持った大資本家で、喜寿(77歳)の記念にCDを出したのだそうです。
この人はすっかりボケてしまっているのですが、依然として強い権力を保持しており、CD発売という愚挙を、だれも止めることができなかったようです。
そればかりか、巨大な資本とマスコミへの影響力を総動員して、前代未聞の営業・宣伝活動を展開したようです。

新聞を見ると、高名な音楽評論家が、
♪まんをしましょうまんをしてええええ・・・・
を絶賛しています。
「日本民族の魂」だそうです。
もう日本はおしまいだと思いました。
やがて唐突に
♪まんをしましょうまんをしてええええ・・・・
のブームは終わりました。

(2004.8.14)

暑いので南極の地図をながめてみました。
ピリ・レイスの地図ではありません。
オロンテウスでもピアッシュでもありません。
普通の地図です。平射図法です。

南極ってけっこういろんな地名があるんですね。
王侯貴族や探検家の名前を付けた地名は、当然のようにたくさんあります。
でもよく見ると、えーっというような地名もあります。

ロスチャイルド島とかロックフェラー高原とか・・・
さすが大富豪です。南極にも土地を持ってるんですかね。
ひょっとすると某組織の秘密基地があるかもしれません。
そこで世界征服の陰謀を練っているのでしょうか。
あるいは、UFOの基地とか・・・・・

(2004.8.12)

大藪春彦先生の「餓狼の弾痕」という名作をようやく入手しました。
わたくしは長い間、この作品は絶版で、入手困難だと思い込んでいました。
でもそれは勝手な思い込みで、普通の書店で普通に売っていました。

噂に違わず、抱腹絶倒の面白さです。
爆笑また爆笑で、頭が痛くなってきます。
まだ半分しか読んでいませんが、最後まで読み通せるかどうか、忍耐力が試されます。
文庫本のカバーに「大藪文学の真髄」と書いてあるのが妙に意味深です。

(2004.8.11)

追記

フォート・ノックス製千ポンド型金庫
クマヒラ製五百キロ型金庫
マクダネル製四百キロ型金庫
イトーキ製三百キロ型金庫
などなど・・・

「餓狼の弾痕」 に登場する金庫です。
メーカー・型式が具体的に記述されています。
ざっと数えたところ61台ありました。
(数え違えていたらごめんなさい)

 イトーキ製 13
 クマヒラ製 8
 フォート・ノックス製 5
 ロックウェル製 3
 フェアチャイルド製 2
 フォート・アリソン製 1
 ブラウネル製 1
 マクダネル製 1
 メーカー不明 27

ずいぶんいろんなメーカーがあるんですね。
私が知っていたのはイトーキだけでした。

最終章ではデテールが一切省略され、怒濤の如く金庫を暴きまくるので、メーカー不明の金庫が多くなってしまうのですが、これほど金庫のメーカー・型式に言及した小説は他に無いでしょう。
拳銃やナイフや車に対するのと同様のこだわりが感じられます。
というか、この小説では、金庫は拳銃やナイフや車以上に重要なアイテムなのでしょう。

残念なのは、主人公の世見月が所有する金庫のメーカー・型式が書かれていないことです。
もう一歩マニアックに踏み込んで欲しかったと思います。
たとえばこんな風に・・・・

「イトーキ製ニュー・バーグラー・セーフBGS−231S型金庫の前に立った世見月は、二つのダイヤル・ロックのコンビネーション番号を合わせて、ダイヤル錠を解く。」

「 クマヒラ製ガードマックスGM−53b型金庫のドアを閉じ、二つのダイヤルを出鱈目に回しダイヤルロックを掛ける。」

ちなみにイトーキの最高級品は『バーグラーセーフ仁王』というすごい名前です。

(2004.8.13)

「おーじじい」という人がいます。
「おーっ おーっ」と吠えるだけで、思うがままに生きています。
「ううじじい」に似ているようですが、根本的な違いがあります。
「ううじじい」は独立独歩の野人ですが、「おーじじい」は組織の人です。

実は何と大企業の社長なのです。
といっても、実力で社長になったわけではありません。
はい、毎度おなじみの世襲です。
22世紀の人が聞いたら笑うでしょう。
親が金儲けに夢中で家庭を顧みなかったため、しつけも教育も受けませんでした。
ただ金だけはふんだんに与えられていたので、取り巻きにかしずかれ、わがまま放題に育ったのです。

親が死んで、若くして社長になったのですが、よく気の利く優秀な部下に恵まれ過ぎたために、「おーっ」と言うだけで、すべてが思い通りに動いてしまい、言葉を話す必要がなくなってしまったのでした。
そんな状態が30年以上も続いたので、ついに言語能力を喪失し、救いようのない馬鹿老人になり果てました。
最近はボケが進んで、人間以外のものでも「おーっ」と吠えれば、自分の言うことを聞くと思っているようです。

先日も壊れたトイレのドアに向かって「おーっ おーっ」と吠えていたそうです。
その声を聞いて秘書がかけつけ、社長の言うことを聞かない不届きなドアを殴りつけ、お仕置きをしたそうです。
「おーじじい」は秘書のふるまいに、たいへん満足していたそうです。

「おーじじい」は甘いものが好きで、特にアイスクリームが大好物です。
ある日、ソファーに寝そべってアイスクリームを食べていたところ、胸の上に溶けたアイスクリームが、ぽたりと落ちたのだそうです。
「おーじじい」は怒って、アイスクリームに向かって「おーっ おーっ」と吠えたのだそうです。
その声を聞いて秘書がかけつけ、不届きなアイスクリームを床に投げつけ、踏みつぶして、こらしめたそうです。
「おーじじい」は秘書のふるまいに、たいへん満足していたそうです。

何とも困ったもんです。

(2004.8.10)

暑い日が続いています。

でも、なるべくエアコンは使わないようにしています。
なぜなら我が家のエアコンは「歌う」ので気持ちが悪いからです。
やっと聞き取れるぐらいの小さな男の声で、日本民謡を歌うのです。
耳をすますと、三味線や太鼓の音も聞こえてきそうな雰囲気です。
はじめは幻聴だと思いました。
でも、エアコンを切ると歌は聞こえなくなるのです。

エアコンのノイズは、モーターの音やファンの音や風の音などが複雑に重なっているので、それらの音の中から、無意識に耳が楽音を拾っているのでしょう。(それってまさしく幻聴だよ)

寝室にはエアコンがありません。
暑い夜は扇風機をかけます。
我が家の扇風機はオルガンを弾きます。
昔なつかしい足踏みオルガンです。
フォスターとか、スコットランド民謡とかいった健全な曲を、やっと聞き取れるぐらいの小さな音で弾くのです。
家の裏が学校なので、はじめは生徒が弾いているのかなと思ったのですが、時計を見ると深夜です。
こんな時間に生徒がいるはずはありません。
扇風機を切ると、案の定オルガンの音は聞こえなくなります。

ということで、寝苦しい夜が続いています。

(2004.8.4)

「ううじじい」がボケ老人のふりをして、傍若無人、好き勝手に生きているのを知って、そのまねをする老人が出てきました。
困ったもんです。

最近「わあばばあ」という人が出現しました。
「ううじじい」の女性版といったところでしょうか。
この人は、「ううじじい」より始末が悪いかもしれません。

「わあばばあ」はデパートやショッピングセンターなどに出現します。
店の真ん中で立ち止まり、足をふんばって、
「うわあーっ、うわあーっ」と大声で泣き叫びます。

その声はすさまじく大きく、疲れ果てて意識を失うまで、延々と泣き叫び続けます。
「わあばばあ」は腰の曲がった小柄な老人で、どこからあんな大声が出るのか不思議です。
声がかれることは決してありません。
鋼鉄の声帯をしているようです。

でも、品物とかお金とかを渡すと、おとなしく帰っていきます。
まあ、要するに乞食行為をしているわけです。
警察や病院に連行されたこともありますが、「うわあーっ、うわあーっ」と泣き叫ぶばかりで手に負えないので、すぐに解放されてしまいます。

ある音楽プロデューサーが、「わあばばあ」の声に驚嘆して、歌手デビューを計画しているという噂を聞きましたが、いかがなものでしょうか。
世界初、老婆のハードロッカーとか?

(2004.8.3)

学生時代に友人から聞いた話です。

おもしれーはなしーきーたんだけどさー
うちのきんじょのガソリンスタンドでさー
ガソリンがちっとだけへぇってるドラムかんに
マッチーすってほーりこんで
すぐてでふたーすりゃーもえねーっつって
ほんとーにやったばかがいてさー
ったら どっかあーーんてはねてさー
ひだるまんなって ふくがもえて
きんたまなんかーまるだしんなって
「あっちいーー」っつってころがりまわってさー
びょーいんにいれられたんだけど まだいきてるんみてーよ

わたくしも長い間更新をさぼっていますが、まだ生きています。

(2004.8.2)

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