(2002年)


磯早大患臨謝猫
飯温円増陳謝猫
落花知多痴知他
多寡戸目濫嫌嫌


むかしソ連の柔道の選手に、チョチョチビリという人がおりまして、
チョチョチョチョチョチョ チビチビ チョチョチョチョ ちびった!
チョチョチョチョチョチョ チビチビ チョチョチョチョ ちびった!


記者会見で大臣が、
背中を丸め、
右手に茶碗を持ち、
左手で前方を指差し、
額に下品な皺を寄せ、
口は猿口で、
歯ッ欠け声で、
おい、おれのくちはくさかんべえ。
くそのにおいがするだんべえ。
くちとけつははらのなかでつながってるんだから、
くちからくそのにおいがするのはしょうあんめえ。
へっへっへっへっへ。

すると突然記者が立ち上がり、
腰をかがめ、
肩をぐるぐる回し、
頭のてっぺんはぽやぽやで、
口は豚口で、
歯抜け声で、
おい、おれのけつはくさかんべえ。
くそのにおいがするだんべえ。
くそをしたあとふかねえから、
さるまたはくそだらけでくせえくせえ。
はっはっはっはっは。


外ではへえこらへえこら中ではぴっぴっ

中ではへえこらへえこら外ではきゃっきゃっ


菊斉先生はいよいよ耄碌して「うるうぬぬするう」とか「うるうぬんづんぶう」などわけのわからないことを言って周囲を困惑させていたが、先日会議中に突然立ち上がり、右手をポケットに突っ込み、左腕をぶんぶん振り回して、
「うう、うるぬくつはくすくんぶう。くすぬぬういがするづんぶう。くつとくつはふるぬぬくづつぬぐっつるくる、くつくらくすぬぬういがすつむしゅううんむう。」と叫んだのでついに赤いブーブー(註)を呼ぶ事態となった。

(註)昔、私の田舎では、基地外病院の救急車は赤いという伝説があり、お馬鹿なふるまいをすると「赤いブーブーが迎えに来るよ」などと言われたものである。全国的には黄色い救急車という伝説が多いようだ。
(参考 黄色い救急車研究所
なお、赤い車と言えば、消防車や郵便の車を思いうかべるだろうが、しのさみず氏の説によれば、消防車と郵便の車と基地外病院の車は、同じ赤でも色合いが異なり、郵便の車は暗い赤。基地外病院の車は明るい赤。消防車は両者の中間であるという。


漫然と生きていると醜く老いる。
これは本人の責任である。
菊斉先生という人は自ら進んで努力して醜く老いぼれようとしている。
今の世の中、早く老いぼれた方が得だと思っているようだ。
最低の男だ。


禁煙50日目。
某ニコチン入りガムの助けをかりて今日までがんばってきました。
おかげで、たばこの誘惑はほぼ断ち切れたと思っていますが、今度は某ニコチン入りガムの依存症になってしまいました。
説明書には徐々に使用量を減らしていくよう書いてあり、一時はかなり使用量が減ったのですが、ここ数日間ストレスのせいで使用量がぐっと増えてしまい、どうしたものかと思案中です。
なにしろ某ニコチン入りガムは高い。1個約75円です。
今日は20個も噛んでしまいました。なんとも不経済!
このニコチン入りガムはゆっくり噛むのが正しい使用法なのですが、私はせっかちな性分のため、ついついトルシエ監督のようにせわしく噛んでしまいます。
おかげで舌は荒れるし、顎関節炎になってしまいました。
こんどはニコチン入りガムの代用品を考えなけりゃ、、、
普通のガムは甘過ぎてどうもいけません、、、、


MacromediaのFlash Playerは無料で入手できるといわれています。
Windows版はタダです。Mac版もタダです。Linux版もタダです。
でもBeOS版は有料です。
わたくしはBeOSが好きなので金を払いました。
でもバージョンが古いので、某サイトで「最新版を入手してください」と言われました。
くそっ!!(こんなところで文句を言ってもはじまらないけどくやしい。)
あとPPC Linux版も出してくれ!


思考の速さで文字を打つとかいうキャッチフレーズのキーボード練習ソフトがありましたが思考の流れをそのまま書いたらこんな文章になりました。

すごい!斬新なレイアウトと驚いたホームページがありまして、作者は推定若い女性か、かわいいもの好きで個々のパーツは稚拙なのだが、これは稚拙さを装った確信犯に違いないと感想をBBSに書こうとして、ちょっと待てこれはひょっとすると、と、ブラウザをiCabからMozillaに替えてみると常識的なレイアウトになってるのでソースを見ると、シェアの高いホームページ作成ソフトを使用していて、私には理解不能のソース。おそらく作者がモニターしたとおぼしきWindows+IEで見ると、なるほどこういうことか、BBSに「斬新なレイアウトですね」などと書かなくてよかったけれど別にiCabが悪いわけではない。特殊なタグを使った方に問題があるというかホームページ作成ソフトとそれに適応したブラウザというか特定のブラウザを念頭においたホームページ作成ソフトというものを頼りっぱなしにするのは良くないというか、諸悪の根源はマイクロソフト対ネットスケープのブラウザ戦争にあるなどといいながら私はもっぱらPageMillで書いている。この文章もそうだ。私のホームページなどホームページ作成ソフトなど使うまでもないスタイルなのだが、タグを打つのが面倒でつい使ってしまう。時にソースモードでタグの修正をしたりもするが、面倒になって投げ出している無駄なタグがいっぱいあるきたないソースを見られるのは恥ずかしい。私のページのソースは見ないでください。それでもいろいろなブラウザでなるべく同じように見えるように全体的に微修正。iCabやOperaといった新しいブラウザの方がHTML文法にシビアであることを発見。この作業で連休は終わり新曲の打ち込みはできませんでしたので新曲をお待ちの方々ごめんなさい。

さて、ネット音楽にも確信犯か稚拙かわからないものがあって、メロディーがマイナーのバラードなのにバックのシンセのアルペジオやベースラインがメジャーという唄を発見。韓国のあの過激な冗談音楽ポンチャクにメロディーを弾くと自動的に伴奏を付けてくれるシンセサイザーがマイナーのメロディーをメジャーと間違えてメジャーのベースラインを入れているのを確信犯でやっているのを聴いて爆笑したことがあるが、これもその手のものなのでしょうか?自信がないので愛聴しているけど作者に感想を送ることができない。


ひさしぶりに良い買い物をした。
通販で買った中古のキーボード。Apple Extended Keyboard II US仕様というもの。
以前から欲しかったのだが、高い、図体が大きいといった理由で購入をためらっているうちに製造中止、入手困難になってしまったものだ。
新品同様ということで少し高かったけれどタッチがきわめて良好。CPUの処理速度やIMの変換効率がアップしたかのような印象がある。
US仕様ということでキーに「かな」が印刷されていないのも、かな入力ができないわたしにはかえって好ましい。
すっかりうれしくなって、販売店にお礼のメールを出したらすぐに感謝の返事が来たのもよろしい。

もうひとつはマウス。
LogitechのOM-45UPiという光学マウス。 
デザインが良く高級感がある。手にしっくりと馴染む。造りも堅牢でボタンのタッチも良い。
PC用に買ったのだが、USB接続でMacでも右ボタンやホイールが使えるというので、色違いのものをもう一つ購入してしまった。
しかしわたしのMacでは右ボタンもホイールも効かない。
箱の記載事項をよく読むと「USBポートが搭載されているMac」と書かれているが、すこし離れたところに「増設USBポートでは動作しません」と書いてある。
がーーーーん!
つまり「最初からUSBポートが付いているMac」でないとダメなのか!
同じマシンにインストールされているLinuxではちゃんと右ボタンは使えるし、ソフトによってはホイールも効く。さらにホイールは中央ボタンとして使えてるんるんなのに、、、
PCでもWindowsはもちろんBeでも超漢字でもホイールが使えるというのに、、、
なぜだなぜだ、、、理不尽じゃ、Macだけだめなんて、、、
くやしいのでいろいろ調べたけれど、どこのメーカーの製品も同様の様子。
ソフト側に問題があるのだろうか。そういえば古いMacにUSBポートを増設して働かせるには、そのためのソフト(機能拡張)が必要だけれど、このあたりに問題があるのだろうか?
となればお手上げ。Macでのホイールスクロールはあきらめるか、、、
でも、このマウスはすっかり手になじんでしまったので、愛用するつもりです。
なめらかな曲線、ぼーっと赤く光る下半身、、セクシーだなあ、、、

追記 付属のソフトをインストールしたらMacでホイールが使えるようになりました(^^;
早合点は禁物ですな。


キーボードがへたってきたので、交換しようとパソコンショップのホームページを眺めていたら、我が愛機PowerMacintosh7600/200の中古品が29000円で売られているのを見つけ、暗澹たる気分になりました。
もっとも我が愛機はプロセッサーをG3/400MHzに交換、メモリも256MB増設してあるので、もう少し値段が上がると思いますが、ともかくパソコンの商品寿命が短いことを痛感しました。たしかにOSは9.1で打止め。OSXはもちろんOS9.2も動かないとあっては、いたしかたないことかもしれません。
しかしこの愛機は動かなくなるまで使うつもりです。


超漢字を使ってみたくて、1ヶ月前に中古のPCを購入しました。
購入条件は、CPUはメインのMacとほぼ同等(良すぎてはいけない)。メモリは128MB以上。ハードディスクは4GB以上。まともなサウンドカードが付いていること。Ethernetポートが付いていること。コンパクトなサイズであること。ディスプレイは現有のものを共用するので不要。OSの有無は不問。BeOSも動くこと。価格は5万円以下。
この条件にズバリフィットする中古品が容易に見つかったので即購入しました。
現在このPCでBeOSと超漢字とWindowsの3つのOSを動かしています。

ところで、マックは新しいパソコンを購入すると嫉妬してすねるという伝説があります。
案の定、起動時に爆弾が落ちるようになりました。原因は機能拡張のコンフリクトですが、これはマックがすねているのだと解釈し、USBインターフェースカードを付け、メモリを増設し、さらにキーボードも買い替えて御機嫌をとることにしました。


景気の悪そうなパソコンショップに眼光鋭い紳士がやって来て、
自分は国粋主義者だと名乗ってから
「超漢字を使うので、ウインドーズがインストールされていないPCが欲しい」という。
この店の商品はすべてウインドーズがインストール済みだというと、
「それならいらない。使わないものに金を払うつもりはない」という。
そこで店員は一計を案じて、
「ウインドーズをアンインストールしてさしあげます。アンインストールの作業に費用がかかりますが、それはウインドーズの代金と相殺ということでいかがでしょう」と提案したところ、
「それは良い考えだ」と同意した。
こうして紳士は無事ウインドーズがインストールされていないPCを入手して帰っていった。

わたしはこういう人は好きである。友達にはなりたくないが。


半泣きじじいシリーズ5
部下を指示する半泣きじじいの兄

「おいっ、15日っ!」

「何でしょうか?」

「点検っ!」

「何の点検でしょうか?」

面倒くさそうに書類を見て
「うう、、コンピューター、、、ネット、、ワーク、、」

「つまり15日にコンピューターネットワークの点検があるのですね」

「ああ、、君はくどいねえ。で何だ、ネットワークとかいうのは、、」

ボキッ(手のひらでボールペンを折る音)


半泣きじじいシリーズ4
半泣きじじいの兄

半泣きじじいには腹違いの兄がいる。
この男は成績劣悪品行不良で、将来を案じた父親が権力を使ってとある会社にねじこんだ。
当然仕事ができるはずはなく、さりとて権力者の圧力があるのでクビにもできず、とうとう来年で定年を迎えるまでになった。

肩書きはもっともらしいものが付いているのでいばっているが、仕事はほとんど与えられておらず、出勤してもすることがないので、お茶を飲み、煙草を吸い、居眠りをしている。
こう書くと人畜無害のようだがそうではない。

お茶の飲み方が非常に下品なのだ。
ずるずるずるずると非常に大きな音をたててすすり、舌鼓を打ち、強い酒を飲んだときのように「ハーッ」と言う。同僚のAさん(24歳、女性、独身、大柄な美人)はこの音を聞くたびに強烈な悪寒を催すという。

煙草は聞いたことのない銘柄で、これが臭い。腐ったクソの匂いがする。
臭い煙草を吸っているうえ歯を磨かないので息はすごく臭く、同僚のKさん(35歳、男性、妻子有り、肥満体)は話しかけられるたびに猛烈な吐き気を催すという。

居眠りについては言語道断にも大きないびきをかく。
あまりに体裁が悪いので、社長が自腹でパソコンを買い与えた。
目下のところこのパソコンでゲームをしたりアダルトサイトを見たりして暇をつぶしているようである。

「あんな奴が俺より高い給料をもらって」と憤る若手社員を「あと1年の辛抱だ」となだめる社長も、役目とはいえ気の毒だ。


半泣きじじいシリーズ3
半泣きじじいと民生委員

「ごめんください、私は民生委員の善田と申しますが」

「なにい 民青委員だとぉ わしの地所を取り上げようとするアカの回し者などに用はない」
 


墓場だよおっかさん

勤務中に発作的に替え歌を思い付いた。「波止場だよおとっつあっん」の節で

♪古い位牌が捨てられて
 ほら 雨に泣いてる墓場だよ
 (ここで思考停止)


ビルマ旅行記

ハードディスクの中を整理していたら昔書いた文章が出てきた。
1995年9月に書いたものだ。この頃は自宅にパソコンはなかったはずなので、きっと仕事中に書いたのだろう。
けしからんことだ。

物好きにもビルマ旅行記を読む
 


江崎 源八郎について

 江崎源八郎は、上総に生れ、江戸で剣術と兵法と陽明学を学びその才気は並ぶものなく、藩主からも希にみる逸材と期待されていたが、好事魔多し、彼の才気に嫉妬した(美貌に血迷ったという説もあるが、後に述べるように彼は男前ではない)同僚の策謀に陥り、失脚。

 失意の源八郎は酒色に溺れ、ついには刀を捨て、旅芸人にまで身を落すことになってしまったが、浪々の旅中に遭遇した苛斂誅求、残虐非道の悪政に義侠心が蘇り、百姓一揆に参画。その知力、胆力、武力は衆を驚嘆させ、以来、一揆の参謀として各地に招かれ、戦いを指導し勝利に導くが、そのたびに大衆の姑息さ愚かさに何度となく失望し、やがて高慢さや独断専行が目立つようになって百姓の信頼が薄れて孤立した。

 加えて若気の至りの報いである花柳病が進行し、体力気力が衰え、「人は見限るわが身は怯む」といった状態となってしまい、もはやこれまで、やるだけやったと故郷に帰って3年後、乞食同然の極貧のうちに死んだ。享年37歳。

 皮肉にも、窮死した数年後に、彼が施した深淵深慮が各地で効を奏し、偉人江崎源八郎の名がとどろいた。はるばる奥州の寒村から彼の知謀を求めて訪ねてきた百姓源八郎(偶然にも同名であった)は、源八郎がすでにこの世にないこと、悲惨なその晩年のありさまを聞き、「ああ月も泣く花も泣く、山も案山子も野原も田圃も、みんなみんなみんな江崎源八郎を呼んでいる」と歌った。

 奥州の百姓源八郎は、帰路、源八郎の滞在した各地を訪れてその功績言行を収集、研究し、帰省後一帯の百姓を糾合し、大規模な一揆を企てるが、敗れて磔となる。


 後世、江崎源八郎と百姓源八郎は混同され、源八郎は磔で死んだと誤られた。

 また、歌舞伎役者のような美貌であったという説が流布されたが、源八郎は蟹源という渾名があったことから、蟹のような平べったい、お世辞にも美貌とは言いがたい顔つきだったらしく、たしかに旅芸人一座に属していたが、役者ではなく、三味線弾きであったらしい。


半泣きじじいシリーズ2
Fくんの自転車

Fくんの自慢は自転車だ。
辛いアルバイトに耐えて買ったイタリア製。
盗まれたりいたずらをされたりしないよう、木造2階風呂無し共同便所アパートの自室に上げている。

ある日家主の半泣きじじいがやって来て、何かぐじゅぐじゅぐじゅぐじゅ文句を言っている。
「部屋に自転車を入れてはいけない」と言っているのだと理解するのに5分かかった。
当然Fくんは反論したのだが、半泣きじじいは他人の話を聞くということが全くできない人なので議論にならず、結局F君は自転車を部屋から出すことになった。

翌日、F君の自転車は盗まれた。
そのことを半泣きじじいに話すと、
『あ、あんたはわしが自転車を盗んだと言いたいのだな。自転車を盗むために自転車を部屋から出させたと言いたいのだな。ええええこの野郎、人を盗人扱いするとは、わしは潔白だぞ、わしにはアリバイがあるぞ、ちくしょう名誉毀損で訴えてやるううう、、、』などと30分以上もわめいたという。


不潔な男

抱いて欲しいと言われても
それはできないことなのだ
お前が嫌いなわけじゃない
お前を愛していればこそ
俺のナァ 俺の体は不潔だよ
風呂に2年も入ってない 入ってない
汚いぜ
ノミがたかるぜ シラミがうつる
ねずみなんぞが友達だ
そばに寄るなよ そばに寄るなよ
汚いぜ 汚いぜ

キスして欲しいと言われても
それはできないことなのだ
お前が嫌いなわけじゃない
お前を愛していればこそ
俺のナァ 俺の体は不潔だよ
顔を5年も洗ってない 洗ってない
汚いぜ
垢がたかるぜ 田虫がうつる
ゴキブリなんぞが友達だ
そばに寄るなよ そばに寄るなよ
汚いぜ 汚いぜ  

これも盗作の嫌疑がかかっている。
4小節が2ケ所。
昔、さる有名な歌手が、たぶんテレビで1回だけ歌った曲で、おそらくCDにはなっていなくて、ほとんどの人が知らないはずなのだが、気になる。

追記 これは全くの記憶違いであった。調べたらなんと紅白歌合戦で歌っている。ますますマズい。
それと、曲想がボサノバ風で、全く未知のジャンルなため、伴奏が全くできない、、、これも水子になるかな


Never!(ネババ改題)が行き詰まっている。歌詞を公開したものの、メロディーがある曲に酷似していることに気付き、改作を余儀なくされてから無為の2ヶ月が過ぎた。このメロディーは歌詞と同時に着想したものなので、メロディーを付け替えることに抵抗があるのだ。このままでは水子になってしまう。どうしたものか、、、


半泣きじじい

じじいといってもまだ50代なのだが、物腰や言動は70代と思えるほど老いぼれている。この男は生まれてこのかた働いたことがなく、親から譲り受けた不動産のあがりで生活している結構なご身分なのだが、性格が悪く、女房に離婚され、子供からも嫌われて、広大な屋敷にひとりで住んでいる。自分が世界で一番不運な人間だと思っており、うらみ、ねたみ、不平不満に凝り固まっているので、それが顔に出て、実に情けない風貌なので、半泣きじじいと呼ばれているのである。

半泣きじじいの屋敷のとなりの空き地で野球をしている子供たちによると、一度ボールが半泣きじじいの屋敷に飛び込み、取りに行ったら見つかって、くどくどくどくどぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅいびられて生きた心地がしなかったという。半泣きじじいは仕事も趣味もなく暇なので、背中を丸めてぶらぶらと町内を歩き回っては、ささいなことでぐじゅぐじゅぐじゅぐじゅ文句をいうので町中から嫌われている。

そんな半泣きじじいがなんと選挙に出馬したのである。
その主張がふるっている。
『農地解放はアメリカの占領政策により押しつけられたもので無効である。日本は独立国としてアメリカから押しつけられた政策を撤回し、土地を旧地主に返還せよ。』というのである。
といっても、半泣きじじいの言語はいたって不明瞭。選挙演説はごにょごにょごにょごにょ何をいってるのよくかわからない。
選挙結果は10票。驚くべきことに本人のほかに9人もの人が投票したのである。
困ったことだ。


キリバン踏み踏みぃ

お年玉付年賀はがきで当たったパソコンで
インターネットをしていたら
アクセスカウンターがぐるぐるぐる回って
あなたは10万人目のお客様です
キリバンを踏み踏みしたら教えてね
かわいいプレゼントをあげるわって書いてある
わたしってなんて運がいいのでしょう
こんどは宝くじでも当たるかしら
そしたらお城みたいな家たてて
ハムちゃんと楽しく暮らすんだ
キリバン踏み踏みぃ おめでとう
キリバン踏み踏みぃ うれしいわ
キリバン踏み踏みぃ プレゼント
キリバン踏み踏みぃ 待ってるわ

競馬で大穴当てて買ったパソコンで
インターネットをしていたら
アクセスカウンターがぐるぐるぐるまわって
あなたは100万人目のお客様です
キリバンを踏み踏みしたら教えてね
熱いキッスをあげるわって書いてある
僕ってなんて運がいいのだろう
こんどは宝くじでも当たるかな
そしたらポケットいっぱい札束つめて
銀座のクラブで豪遊するんだ
キリバン踏み踏みぃ おめでとう
キリバン踏み踏みぃ うれしいな
キリバン踏み踏みぃ 熱いキッスを
キリバン踏み踏みぃ 待ってるよ

これはメロディーが露骨に盗作なので、歌詞しか公表できません。
2つのインディーズ支援サイトに、歌詞だけ投稿しています。
曲を付け替えることは可能ですが、アイドル系ポップスのサウンドが必要。わたしにはその技術がありません。
どなたかわたしにかわって作曲・編曲・歌をやってくださらぬか。


ある種の現代音楽を密かに貧血音楽と呼んで軽蔑していたのであるが、最近インターネットを通じて他人の音楽をよく聴くようになり自分の音楽も貧血音楽であると認識した次第である。
サウンドが薄くパワーがない。
原因はいくつもあるだろう。
第一に和声を故意に使っていない。
第二にベースを機能させていない。
第三に音源の音質が機械臭くて軽い。
第四にリミッタやコンプレッサなどを使っていないので、平均的音圧レベルが低い。
しかし決定的なのはサウンドに対する好みであろう。
先日某サイトに新曲を登録した際、イコライザーを使って低域を思いきって持ち上げてみた。結果は上々と満足したが、翌日聴き直してみると鈍重で気に入らない。
結局、イコライジングをフラットに直したものにファイルを差し換えることになった。
まあ、貧血でもいいじゃないかと居直っているこの頃である(本当に貧血症なのだから)。


お言葉 1999〜2001年


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