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なごやん隊長ロンドンへ行く!

 

2002.10.30(水)

さて、今日はいよいよマクベスを見る日です。この為にロンドンくんだりまで悩みに悩んでやって来たのです。気合いを入れねばなりませぬ。ああそれなのに、それなのに、昨日の延々歩き続けた散歩(なのか?あれは??)の成果で筋肉痛は言う迄もないですが、足の裏が腫れてしまいました。痛いです。q(T▽Tq)(pT▽T)p めちゃめちゃじんじんしてます。自分で色々調べた結果地下鉄でリッチモンドへ辿り着くには乗り換えもあって最短でも48分程かかるのです。ロンドンへ行こうと決めた時に一番ネックだったのがこの地下鉄だったのですが、やっぱりここへ来てへたれてしまいました(^▽^;)

 

ま、取りあえずシャワーを浴びてすっきりしてから朝ご飯を食べて、本屋さんとチケット売り場を覗いてくる事にしました。昨日のフルモンティがとっても楽しかったし、観光する時間はもうなくなったので、せっかくだから今夜も何かショーを見たいなと思っていたからです。一番見たいのがWe will Rock You、その次にオペラ座の怪人ライオンキング、、なんかです(笑)

 

最初に一番の問題、どうやってリッチモンドまで楽に辿り着くか?を解決する為にコンシェルジェに立ち寄ってタクシーで行くといくらかかるか?聞いてみました。「多分35ポンドくらい。でも、任せてくれれば30ポンドで連れてってくれるのを探してあげるけど?」と言われたので、お願いしてみました。現地に2時迄には辿り着きたい事も合わせて伝えた所、余裕を持って1時にホテルを出発すれば大丈夫でしょうと言う事で、車を一台手配してくれました。30ポンド+チップ?と思ったけど、チップも含めて30ポンドだと言われたので、「わお、サンキュー、グッジョブ!」とお礼を言ってようやく肩の荷が降りた感じの私でした。すんません、へたれで(;^_^A アセアセ・・・

 

これで、とにかく、迷ったり痛む足でてくてく歩かなくても劇場迄たどり着けるので、後は帰りの問題だなぁ〜と思いつつ心がうーんと軽くなって外へ出たらなんと今日は雨でした。q(T▽Tq)(pT▽T)p。ネットカフェでメールチェックして書き込みして最初にすぐ近くのドミニオンシアターへ直接寄ってみました。今夜のチケットで前から23列目の1階席のチケットがなんと40ポンド、つまり定価です。。。。そっか〜、さすがに劇場では定価のままなのね〜と思って一応半額チケットをチェックして見つからなかったらここへまた戻って来る事にしてそのままレスタースクエアの方へ歩いてみました。やっぱり足が痛くてゆっくりゆっくりしか歩けなくて参りました。tktsに辿り着く手前にいくつか半額チケットショップがあったので、まずはそっちをチェックしてみる事に。いくつかの店はWe will Rock Youを取扱ってなかったのですが、ライオンキングやオペラ座の怪人など、昨日tktsでは売ってなかったショーも結構出ていたので、ここも要チェックだったみたいですな(笑)あるお店の看板にWe will Rock Youの文字を見つけたので、並んでみました。チケットは1枚18.50ポンドでした。後から良く見てみたらなんと3階席だったみたいです。そっか〜、ちぇ〜っとか思ったりもしましたが、40ポンドで23列目ってのはあんまり嬉しくなかったのでこれでオッケーと言う事にしました。やたっ♪これで今日はマクベスとWe will Rock Youと両方が見れるはずです♪おぉ、予期せずしてショー三昧のロンドンになりそうだ〜〜〜(笑)

 

それから帰りに本屋さんへ立ち寄って指輪やハリー、ショーン関連の本やカレンダーなどを探してみました。ショーンのカレンダーや自伝が捜せなかったけど、ハリーや指輪のカレンダーは見つかったので、大喜び。ここはスターバックスも併設しているので、ついでにここで早めのランチを取る事に。ここではロンドンマグも売っていたので思わずゲットしてしまったじょ(笑)ここでは、店内でサンドイッチなどを食べる場合はトースターで暖めてくれるんだって♪と言うわけで、熱々チーズがとろーーりととっても美味しいパストラミパニーニをいただきました。この時の店員さんはとっても気さくで優しい素敵な人でした(o^∇^o)ノごっくん♪窓際のテーブルを選んでのんびりと道行く人を眺めながらアイスアメリカーノと熱々パニーニをもぐもぐ食べて1人でにこにこしていた私だったりします。それで、とっても幸せになって一番最初の本屋にやって来た目的、つまり、分かりやすいロンドンの地図をゲットすると言う目的を忘れてたんですけどね…Ψ( ̄∇ ̄)Ψワッハッハ〜♪

 

一旦ホテルに戻り、マチネーに出かける準備をしていてはたと気付きました!!現金が足らないの!!T/Cはあるのですが、コンシェルジェ曰く、ドライバーには現金で払うように(カードもT/Cも不可!)って事だったので、ちょーっとやばかった。。。フロントに聞いてみた所、現金がないから両替え所(イージーネットの1階にあった両替所を薦められました)へ行って下さいって!!!そんなのあり??めちゃめちゃ驚きました!!ホテルに現金がない???一体どう言う所なんだろう??と思ったけど、ないものはないと言う事で仕方なく慌てて外へ出て両替所に行きました。ところが、T/C-現金はなんと3.50ポンドも手数料を取られるんだって!!!看板にはFreeって書いてあるのに?って言ったらそれは例えば日本円-イギリスポンドなんかの両替えの場合なんだって。。。・・・・・Σ( ̄⊥ ̄lll)・・・・・でも、仕方ないよな。。と思って60ポンド現金にしてもらいました。手元に戻ったのは56.50ポンドだけどね(笑)

 

毎度お馴染みの朝ご飯(笑)
Jury's Inn
Country Inn and Suites
このチェーンホテルは良い感じです
公式のtktsの他にこういうお店もあります
熱々パニーニでランチ

 

大急ぎで部屋へ戻り支度の確認してロビーで車を待ってぼけーっとしていました。眠くて眠くてやばかった(笑)時々コンシェルジェのデスクをのぞいたりしてたので「車が来たら声を掛けてあげますよ〜」と言ってもらえてちょっと嬉しかったです。ヽ( ̄▽ ̄)ノ ナハハ♪4-50分のドライブになりそうだと聞いていたのでちょっと緊張しましたけど。ほどなく下から声が掛かり車が来た事がわかりました。私はてっきりミニキャブだと思っていたのですが、なんと普通のミニバンでどこにも会社名とか書いてないので( ̄ェ ̄;) エッ?と一瞬引いてしまいましたが、これが私を迎えに来た車だと言うので、どうもありがとう、では宜しく〜と乗り込んでみました。ドライバーさんは大柄で中近東系っぽい感じでちょっとびびったりしましたが努めて明るくニコニコしておきました(笑)<なぜだ?それで、劇場の住所(と言っても番地も何にもなくって役に立たなかったらしいですが)をドライバーさんに見せてここへお願いしますと再確認。どうやらドライバーさんも行った事がないらしい!!ありゃりゃ、、大丈夫かしら?とちょっと不安になりつつ地図を確認してくれたし携帯電話も持ってたから大丈夫だよね?って事にしちゃいましたよ(笑)それで、「実は帰りはどうやって帰って来ようか?と今悩んでいるのですけど、まさか迎えに来てもらうなんて出来ませんよねぇ?」と言うと「いいよ♪来てあげるよ。何時?」と言うではありませんか!「え?本当ですか?えっと舞台は多分17時には終わると思うので出来たら17時〜17時半くらいまで余裕を見て欲しいのですけど。それと往復で60ポンドって事で大丈夫でしょうか?」と聞いてみたら「じゃあ17時に迎えに来ますよ。合計60ポンドで良いですよ」とのお返事だったので、めちゃめちゃ嬉しかったです。「劇場前は車を止められないかもしれないから、わからなかったらここへ電話してNo.52のドライバーがどこにいるか、聞いて下さい」と会社の名刺もくれました。「わあ、ありがとうございます。帰りの事も凄く心配だったのです。助かります〜。では宜しくお願いします〜」と改めてお礼を言ってしまう小心者(?)の隊長でした(大爆笑)

 

あいにくの雨模様で車窓の景色はいまいちだったけど、やっぱり何を見ても新鮮でした(笑)大体どこに何があるのか?なんてなーーんにも調べずに来ているので、銅像やら門(?)やらを見ては「あれは何だろう?」なんてぽかーんとしているからおめでたいもんですな(^▽^;)段々リッチモンドに近付いて来たのはわかったのでさらにわくわくしていよいよだ、いよいよ、ショーンに会える(見れる)んだ。。。とかもうわけわからなくなりつつありました。がっ!どっからリッチモンドシアターへ辿り着くのか良くわからないみたいでドライバーさんが地図と標識を見ながらぐるぐるぐる廻ってしまったのでちょっと笑えて来た私(笑)「あれ?さっきこのスタバの前通ったよな?」って思ってました。ようやく道がわかったみたいで広い公園のような辺へ出ましたが、「さて、それで劇場はどれだろうな?」と彼が言ったので、「ど、どれでしょうか??」と言ってたら運良く通行人が居たので早速聞いてくれてぐるりと廻った反対側らしいと判明。おぉ〜〜〜あれがそうなのか〜〜〜!!小さいかぁ?などと失礼な感想を抱きつつ心がはやる私でした。

 

劇場前に着いてから「では、この場所で、17時〜17時半まで待っていますから。もしも、探せない場合はさっきあげたカードに電話番号があるから、電話して下さい」ときちんと言ってくれたので、すごく安心できて嬉しかったです。で、改めて劇場廻りを見てみたら何と!!!高校生だか中学生だかの団体が賑やかっ!!な、なんじゃ、これは?まさか、この子達私と一緒にマチネーを見るの?えええ??と思いつつ中へ入ってみました。グッズはプログラムとポスターだけでした。プログラムをキレイに持ち帰る為にジップロックは持参してたのにポスターには考えが至りませんでした。。。q(T▽Tq)(pT▽T)pくちゃくちゃになっちゃうよ〜。そしたら泣けるわ〜と思ってプログラムを2冊買いましたが、隣にネットで見かけていた表紙がショーンのアンバサダーグループ(この公演の主催者?)会報誌がおいてあって思わず、こ、これはいくら?と聞いてみたら「それは只ですよ。1冊どうぞ」と言われたので喜びつつも「い、一冊しか、だ、だめですよね。。あの、2冊なんて。。」ともぞもぞ言ってみたけどダメでした。明日ももらえるかな?だったら良いな〜と思いつつ、「バーはそちらでトイレはそちらです」などと案内を聞いて取りあえずトイレに行きました<お約束か?(笑)

 

開演までにはまだ随分時間があったので、開場してなかったのですが、チケット(引き換え?)に結構列が出来ていてなんだかよくわからなくて1人でオロオロしてしまいました。その内に開場したので、チケットを見せて中へ入りましたけど、チケットは半券とか全然切ったりしないのでびっくりしました。わーい、チケット無傷だ〜などとわけのわからない事を喜ぶ辺がすでに壊れていたのかと思われますな(;^_^A アセアセ・・・今日は前から2列目です。廻りには学生がてんこもりで「え?学生がこんな良い席に座っちゃうわけ?」とか思いつつ自分の番号を探していたらなんとど真ん中でした!!うっわ、すっごい、ステージは多少上にあるので見上げる形ではありますが、近いです、めちゃめちゃ近いです!!きゃあああああああああ。こ、ここにもうすぐショーンが出て来るのっ??もう、そう思ったらほんとに変になりそうでしたが、意外に廻りの女子高生(聞いてみたら学校のイベントなんだそうで、なんとも贅沢な話ですよね、日本で言ったら例えば歌舞伎座で社会見学するみたいな物?そんな話し聞いた事ないぞっ!!)のお陰でなんだかちょっと冷静だったのかもしれません。私のお隣はマレーシアから来たと言う女子高生で「ゲンキデスカ?」が唯一知ってる日本語だそうです(笑)そんな事をおしゃべりしつつ取りあえず席の確認が出来たので開演までに再びトイレへ行ってしまいました(笑)

 

先ほどのマレーシアからの女子高生の隣へ戻ろうとして「あれ?なんか変?」と思ったら「私こっちへ移動したの。あなたの席はもっと奥だよ」と言われてめちゃめちゃ恥ずかしかったです。そしたらトイレでさっき見かけた女性が隣に座っていたのでさらにびっくり。どうやらここが彼女の席で私達2人は思いっきり女子高生達に囲まれてしまったようでした(笑)それでもお隣の彼女と色々話していたら引率の先生らしい人が生徒の確認に追われていたようですが、「すみませんけど、一つ隣に移っていただけません?この二人を並んで座らせたいの」と言われて「は?」とか思ったけど、一つだけだったので移動してあげました。それからも先生はあっちこっちをうろうろして私の隣に出来た空席を見て「ここは誰の席?」と言うので「私の席だったのですけど、言われた通りここへ移ったんですが?」と言ったら「あら、それじゃ、すみません、元へ戻って下さいな」と言われてなんだかおかしかったです。それでようやく先生も落ち着いた様だったので、またお隣の女性とおしゃべりしていたら…

 

アナウンスも何もなくいきなりの落雷で舞台が始まったので一時場内が騒然としました。男子学生らしい歓声などが騒がしかったのですが、私の前に座っていた初老の男性がかなり神経質に「しーっ」と言ったりしていつの間にか静まり舞台が始まったのです。私は実はマクベスってほとんど何も知らなくてビデオで見たくらいだったのですが、この冒頭の3人の魔女のシーンはとても綺麗でした。ビデオや本ではすごくおどろおどろしているはずだったのですが、綺麗な若い魔女3人だったので、正直ホッとしました(笑)

 

この舞台は特に時代設定をはっきりさせない物らしく、多分セリフはオリジナルのままかそれに近いものだったけど衣装は軍服だったしダンカン王もスーツみたいなのに王冠を冠っていてなんだか不思議でした。ショーンはショーンはもう、目の前に現れただけで感激でわけわからなくなりつつありました(笑)ボロミアのイメージ、シャープ(テレビシリーズで日本は未放映!めちゃめちゃかっこいいのに)のイメージが重なってショーンの声やアクセント(多分地のままだったようです)がもう、素敵で素敵で、うっとりでした。憧れて憧れて思いを募らせていたその彼が目の前に立って荒々しくも情熱に燃えたマクベスを演じているのです。ああ、もう、ダメ(笑)やばかったです<何が?(;^_^A アセアセ・・・

 

途中で私の隣の学生がお菓子をがさごそしたりちょっと囁きあったりしているとすかさず前列の男性が振り向いてきっ!とするのがちょっと怖かったです。でも、シェークスピアってやっぱりきっと神聖な物なんでしょうね、こちらの人にとっては。お陰で私もうっとり気分がちょっと引き締まったかもしれませんけど(^▽^;)ネット上で見かけた通り熱演で「つば」がびゅんびゅん飛んでました(笑)ショーン以外のはいやーーんって感じだけど、多分大きいの(?)は飛んで来なかったと思います。細かい物はもしかしたら飛んで来てたかもしれませんが(笑)他にも実はマルコム(ダンカンの長男?)が殺害されたダンカンを見て来て吐くシーンはホントになんか、吐いてますし、血しぶきみたいなのも結構あるので、前方で見る場合は注意が必要だったかもです。

 

あっと言う間に前半が終了しました。その頃にはもう、ぼーーーっとしていた私でしたが、お隣の女性が「どうでした?楽しかった?」などと声を掛けてくれたので「素敵でした〜」と答えるのがやっとだったみたいですが、トイレだけはちゃんと行っておきました。ここでもやっぱりアイスクリームが人気で飛ぶように売れてました。バーはもちろん大混雑でしたけど、飲めない私は持参したお茶で充分なのでした(笑)後半が始まる時にお隣さんが戻って来てなかったので、あれ?と心配しましたが、結局戻って来られなかったので、彼女はあまり楽しめなかったのかな〜と少し残念でした。最初からなんだかとっても神経質だった男性の席には若い女性が座っていて家族(?)で入れ替わったのか、先ほど迄はなかったリラックスした雰囲気があったので私もちょっとホッとしました。すごい怖かったんだもん、そのおじさん(:_;)

 

後半からは前半とても綺麗で怖い程だったレディマクベスが変わり果てていたりしてますます舞台に引き込まれていました。はっきり言ってセリフとか良くわかってないけど、ストーリーの流れだけは把握していたのでノープロブレムでしたと言っておきましょう。どうせショーンの顔しか見てないんだし(^▽^;)ラストシーンまではあっと言う間でした。ついについにマクベス@ショーンがマクダフ(実はこの俳優さんもかなーり好みのタイプだったりします…笑)に殺されてしまいました。声にならない悲鳴が客席からも漏れていたように思います。これもネットで見かけた情報でしたが、最後にはマクベスの生首が出て来て泣きそうに怖かったです。幕が降りて拍手が続きカーテンコールになりました。この時あちこちでフラッシュが光ったので「え?撮影しても良いの??」とびっくりしました。だったら撮れば良かったよ〜〜〜o(;△;)o エーン惜しいチャンスを逃しちゃった。。。ちぇーーーっとかちらっと思った私。

 

そのカーテンコールも終わり、騒然とした雰囲気の中ぞろぞろと民族大移動です(笑)もちろん、私はトイレに先に移動しました(笑)外へ出たら結構な雨が降っていてショックでした。しかも学生を迎えに来たと思われる観光バスが何台も止まっていたので、どうやってドライバーさんを探せばいいかしら?と思いかけたら人垣の中に傘もささずに私を探しているらしいドライバーさんが見えて駆け寄ってしまいました(笑)約束通りきちんと来てもらえてわかりやすいように外で待っていてくれてとても嬉しかったです。本当は劇場の写真を撮ったり辺をうろうろしてみたかったけど、雨がひどくてそれも不可能そうでしたしすぐに車に乗れてほんと、助かりました♪

 

行きに比べてドライバーさんも私に慣れた(?)のか色々な場所を説明してくれたので歴史博物館(すっごく豪勢な建物で圧倒される美しさがありました)や途中の公園では「馬、スピード注意」なんて標識があって「へ?馬?」と思ってたら何と車の右側(私は左側に座ってました)に馬に乗った人が2人も立ってました(笑)雨も降っていたのでめちゃめちゃびっくりしましたがなんとここがあの有名な(?)ハイドパークだったんです。「夏のハイドパークの乗馬(1時間40ポンド)は良いよ〜、素敵だよ〜」と言われたのでちょっと見栄を張って(?)「私が乗馬したのは99年の夏、NY州のバッファローが最後だわ」と言うと「おや、それは素敵だね」と言ってくれました(笑)ああ、夏のバッファロー、懐かしい。。。みんな、元気かしら?とそんな事まで思ったりしてね(^▽^;)

 

パークレーンとか言う大使館とかずらりと並んで超高級ホテルがどどーんと建ってる辺も説明してくれてアメリカ大使館の前も通りました。昨年のあのテロ以来セキュリティがとても厳しくなっているそうです。色々とドライバーさんがおしゃべりしてくれるのが嬉しかったので「ロンドンに今自分がいるのが本当に信じられないわ〜」と言い、さらに「ロンドンの物価高も信じられないわ〜(泣)」と言ったら「ああ、ポンドはずーっと強いしね(とちょっと誇りを持った感じで言われました)。でもね、私はいつもそうしているのだけど、旅に出たら財布の事は心配しない事だね。家に戻ってカードの請求書が来てから泣くのさ。今ここでお金の事で泣いていたら勿体無いよ!」と言われて「その通りですね。素晴らしいアドバイスをどうもありがとう(笑)」と二人で笑っちゃいましたよ。ついでに、「実は明日の夜はお友達と一緒にまたあの劇場へ行くんだけど、明日もお願いするなんて出来るでしょうか?」と聞いてみた所、帰りはもしかしたら彼ではなく他の人になるかもしれないけど、問題ないよ。」とのお返事♪友達はラッセルスクエア近くのホテルなのでそこまで送ってもらう事も出来ます?」「出来るよ。1人でも3人でも片道30ポンドね」と言われたので、「では明日、友達と相談してお願いする時は会社にお電話しますね」と言っておきました。

 

無事にホテルに到着してお金を払って「では、明日またお会い出来ますように」と言われて車を降りました。これは本当に楽でした。当たり前ですけどね、でも、本当に楽で体力も温存出来て本当に良かったわ〜と思いつつ部屋に戻り、もらった雑誌やプログラムを改めて眺めて本当にショーンの舞台を見て来たんだ〜〜〜、まだ夢を見ているみたいだなぁ〜〜とか思いつつちょっと休憩しました。それから夜の部(!)のWe will Rock Youに備えてカップうどんの夕飯を済ませました。タクシー代をたくさん使ったのでご飯は節約節約(笑)お部屋に湯沸かしポットとかあったしカップスープもたくさん持参して来たし、問題ないっす(笑)1人でレストランで食事するの苦手だし(だって、淋しいんだもーん。世の中に自分1人きりみたいな気がしちゃいます。)

 

愛しのショーン!!!!
夕飯、ちょっと淋しい?(笑)

 

それからまたお茶やお菓子を少し持ってお隣の劇場へ移動。朝とはうって変わって観客がたくさん集まって来てとても賑やかになっていました。グッズもかなりたくさんありましたが、ここではプログラムとブローシャーがセットで販売されていて結構高かったので、取りあえず諦めてみました(笑)座席はやっぱり3階でしたが、一番左の列の右端で通路側だったので移動とか楽そうで良かったし意外に舞台が全部見渡せて中々良い感じでした。もちろん今日のマクベスや昨日のフルモンティのように役者さんの表情などを見るのはかなり厳しそうでしたけど。そう言う場合に備えてか、座席に有料のオペラグラスがおいてあったので、一瞬借りようかな?と思ったけど、それも疲れそうだからやめました(笑)結構早く会場に入ったので空席がそこら中にあって本当に埋まるのかしら?もしかしてガラガラだったらまん中とかに移動出来たりしないかな〜なんて下らない事を考えていました(笑)その内に隣の隣に感じの良い中年カップルがやって来ました。にこっとお互いに軽く挨拶をかわしてちょっと良い気分。しかーし、世の中色々な人がいるもので段々と観客が集まって来ると大抵は一番端の私達の列を通り抜けてさらに奥の自分の席を見つけるわけですが、1家族、なんだかひどい人達がいました。イギリス人じゃないみたいでしたけど、失礼とかごめんなさい、ありがとうとかなーーーーんにも言わずにむっすーーーーとした顔で「どくのが当たり前でしょう?」って態度で無理矢理通り抜けてったんで、呆れました。唯一最後に通った娘さんらしい人だけはちゃんと声を掛けて通って行かれたけど、一言で良いのになぁ、どうしてわざわざむかつくような事するのかしら?と思って自分は気を付けなくては〜と改めて思いました。ついでに、さすがヨーロッパだなぁ〜と思ったのはあちこちから色々な言葉が聞こえてきたからです。そんな人達も英語もちゃんと使っていてすっげ〜〜〜とまだまだ英語もろくにしゃべれない私としては尊敬しちゃうのでした(笑)

 

さて、上演時間が迫って来ました。これって一体どういう話なのか全然知らなかったのですが、『時は未来、かつての地球はありとあらゆる音楽を禁止されているらしく楽器も何にも残ってない。そんな中にも異端児はいるもので、男女のペアが出来上がり。男性の方が伝説の人(!)らしく、夢の中にボヘミアンラプソディの歌詞が出て来る、でもそれは一体なぜ?どういう意味(スカラムーシュとかファンダンゴとかわけのわからない歌詞が一杯ですからねぇ、あの歌は。。。)?とか自問自答しつつボヘミアンと呼ばれる音楽を取り戻そうとしているレジスタンス(?)の一味と合流して、、、、』そんなストーリーみたいでした。で、冒頭からいきなりラジオガガが大音響で響いてもう、盛上がる、盛上がる、1人でひざを鳴らして(?)身体をゆさぶって楽しんでました(笑)<危ない??ついつい一緒に歌ってしまいます(もちろん、口パクです、廻りに迷惑だし…汗)舞台もせり上がって来たり宙づりみたいなのもあってパフォーマンスも派手だし、クィーンのありとあらゆる曲を出演者達が次々に歌ってくれるのでもう、懐かしいし嬉しいし本当に楽しいステージでした。セリフのあちこちにも歌詞はもちろん、音楽界の有名人の名前がおかしな風に使ってあってそういうのもかなり受けてて場内は爆笑でした。私は雰囲気だけで釣られて笑ってましたけど(^▽^;)

 

あっと言う間に前半が終了。これはやっぱりプログラムを買わなくちゃ!とお店に立ち寄ってみました。Tシャツ、帽子、アルバム(クィーンのベスト)などたっくさんありました。ちょっと混雑していたのでプログラムだけ他の所で…と思ったらやっぱりT/Cが使えなくてなけなしの現金を使ってしまいました(笑)後半が始まる前にバーやトイレから観客が戻って来ましたが、先ほどの家族がやっぱり同じように無言で通り抜けるので再び呆れてしまったのですが(実はその家族は通路を挟んでお隣だったので、狭い所を通り抜けずに階段を上がって通路へ出れば難無く自分達の席にたどり着けるのでした)、最初に声を掛けてたカップルの男性も呆れていたらしく、上がって降りる、そんなジェスチャーをして首をすくめたので笑っちゃいました。ほんと、失礼な人達ですよ。…あ、また余談が長くなりましたか、つい気になったので(^▽^;)

 

後半の後半についにWe will Rock Youが歌われました。さすがにクィーンの本場イギリス!観客の反応も素晴らしかったです。会場はまるでロックコンサートに来たような盛上がりでした。エンディングではちょっとした仕掛けがあってじらされたみたいな感じもあって余計に最後の最後はほんとに盛上がってカーテンコールもすごかったです。拍手が鳴り止まないの!私もついにスタンディングオベーション(ですか?)をしてきました。大声で叫んで来ました(爆)やられたっ!って感じでスカーッとしてものすごく気分が良かったです。これは、クィーンのファンはもちろん、ロックファンには是非是非見てもらいたいと思います。私ももう一度どうしても見たくて作戦本部を設けてしまいそうな勢いです(爆)やばいです。ほんと。3階だったお陰でセリとか色々しっかり見えたしオーケストラも見えたし(なんと1階ではなく3階くらいの位置にオーケストラが見えたんですよ〜)観客の反応も良く見えたし良かったです。半額チケットばんざーい♪って叫びそうなくらい感動でした(爆)

 

あ〜楽しかったなぁ〜、すっごい良かったな〜と思いつつホテル迄歩いて戻りましたが、ほんとにすぐお隣なので3分も歩けば辿り着くのがめちゃめちゃ幸せでした。いや、ますますこのロケーションが好きになりましたです、はい。で、叫んで盛上がって興奮してアイスクリームが食べたくなったので自販機で買おうとしたら、、、、アイスが出て来ない。。1ポンド80、ちゃんと入れたのに後10ペンスとか出たのでしょうがないから入れたのに出て来ないよっ!!なにをぅ〜〜?とか思いつつ返却ボタンを押したら80ペンスしか戻って来ないよっ!!ばかばかばかっ!!で、普通はここでやめるんですが、どうしても食べたかったので、再チャレンジしてみました。結果はまた同じでアイスは出て来なくて返金も80ペンスだけ。。。。2ポンド10ペンス返せ〜〜〜〜とちょっと怒りモードになりつつさすがイギリスじゃのぅと妙な納得をして部屋に戻りました。いやぁ今日はほんっっっっっとうに幸せな一日でした。明日はいよいよお友達と一緒にキューガーデンへ行きそのままリッチモンドシアターで一緒にマクベスを見るのです。もうすっごく楽しみでワクワクしながらお風呂に入って足に湿布を張って寝ました♪

 

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