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アロハ〜@親孝行(?)の旅…実は私は鬼だった?!

 

ついに帰国の日…

 

 何だかんだと連日やっておりましたが、ついに帰国です。目覚めたらとても良いお天気で風も弱まっているようで「これから帰るのに、今さら良い陽気になるなんて(涙)」なんて思ってました。最後の朝ご飯をベランダでゆっくりしみじみ(?)とした後はパジャマや洗面道具などを詰め込んで忘れ物チェック(笑)母はトイレの棚にあったシャンプーを見て「これ、なんだっけ?もらっとこ…」だって(絶句)でも、笑えたのが2つあったのに1つだけもらってた事。なんで2個とももらわないのよ〜って言ったら「まぁ、1個あれば良いがね(笑)」だって。そう言うもんですかね??

 

 

 お迎えが11時だったのでそれまでにもう一度ワイキキ辺りを散歩する事にしてビデオとカメラを抱えて外へ出ました。母の後ろを歩きながら撮影してたんですけど、すっかり帰国ムードだったらしく長袖、ジャンスカと随分暑そうな服が心配で声を掛けたのですが「暑くありません!」って振り返ってビデオに向かってピースしてました(笑)←めでたい? ワイキキビーチは今日も当然賑やかでした。私も海の様子とか撮影しながら「帰りたくないなぁ。もっとず〜っと眺めていたいよなぁ」ってつぶやいていました。昨日寝そべったりしていた所では「昨日はここに寝ていました〜」とまたビデオに向かってしゃべっていた母←よっぽど、証拠写真が欲しかったのだろう(汗)

 

 

 滞在中に何度も前を通りながら一度も飲まなかったコーヒースタンドでコーヒーとモミミルクティ(グミみたいな粒つぶが入っていてストローが極太)をゲットして飲みながらホテルへ戻ると2-3才くらいの男の子を泳がせている家族がプールにいたのでちょっとそれを見学。初めて飲んだモミミルクティはなかなか美味しかったので味見をさせようと「これ、美味しいよ。一口、飲んでみる?」「もういいわ、これ(コーヒー)でさえ多くて飲み切れんのに」とつれない返事。私としては別に無理してコーヒーを飲み干さなくてもローカルな物もちょっと試してみれば?って事だったのですが、母は「もったいない」ってのが強かったみたいです。。。感覚がずれてるって言うか、なんか違うんでしょうね、噛み合わない親子です(汗)

 

 

 とりあえず、時間も迫って来たので、母を待たせておいて荷物を取って来ると言ったら「私が先に小さいのを持って来るわ。待っとってよ」だそうで(ーー;;その後残りのスーツケースなど色々を2往復してロビーに運びました(笑)こういう時にエレベーターがないのは辛い(笑)ロビーではお迎えを待つ日本人カップルとアメリカ人女性が暑そうに座ってました。11時になってバスが来たら日本人カップルはそれに乗りましたが、私達には声が掛からなかったし大型バスだったから多分JTBとかのツアーだったんでしょう。でしばらくしてもお迎えが来る様子がないので「??」って心配してたら最後の最後に私達のワゴンが到着してちゃんと名前も呼んでくれました(笑)「忘れ物、ないですね?」と念を押されてドキッとする私(爆)「ないで〜す(笑)」と明るく答えておきました。空港からホテルへ送ってくれたドライバーさんは頼り無くて問題外だったけど、この時のドライバーさんはしっかりした良い方でした。

 

 

 一緒に乗っていた若い女性はなんと到着時に空港のカウンターにパスポート入のバッグを置き忘れたらしくびっくり!無事に発見されて事なきを得たようですが「もぅ、すんごい焦りました、へへへ〜」なんて何だか頼り無い(けど、可愛いのか?)女の子だったけど、なんとスキューバダイビングとスカイダイビングもやったらしいです!すっげ〜〜!勇気あるじゃん?ホテルにシャンプーがなかった(?)とか色々苦労したらしいけど、きっとそう言うのっていつまでも記憶に残りますよね(笑)ドライバーさんは昔名古屋市に住んでいた事もあるらしく、話しが弾んで現地の日本人留学生(大抵は金持ちの子どもで遊んでるだけだって…)や今年は春休みに入ってからぱたりと日本からの客足が途絶えたと言ってました。あんなにたくさん居たのにそれで少ないって普段は一体どれくらいの日本人がいるのだろうか?と不思議でしたけど。

 

 

 無事に空港に着いてからはとってもテキパキとした係員(おじいちゃんって年令でしたけど)の指示で荷物検査をしたら「Oh! Lots of Chocolate!!」と検査官に爆笑されてしまいました。た、たしかに、キャリーの中はチョコだらけでしたけど(爆)それから手荷物検査とセキュリティをと少しウロウロして無事に通過した後でトイレが見つからずさらにウロウロ(笑)なんでどこにも見当たらないの?って感じ。。結局教えてもらった方向(DFSの奥)にも見当たらず、あれ?あそこかな?ってやってたらセキュリティを抜けちゃったの(爆)なんじゃ?どないなってんの?と思いつつ、時間もあるのであんまり怒らないように〜とまたセキュリティに並んでチェックしてもらったのでした(笑)

 

 

 搭乗口はまだ時間が早すぎて開けてもらえないので、空港内をウロウロ(笑)そしたらちゃんとDFSの奥にトイレがあった!!ないはずないもんなぁ、全くどうしてこんなにわかりにくいんだよっ!とムッとしてたら「まっすぐ行ってって言っとったからあのままこっちへ来れば良かったんだねぇ。」母がぼそっと言ったので、またカチィ〜ンと来たのは言う迄もありませんな。。。って言うか、英語はわからないのに、なんとなく身ぶりでわかるのか、母の方が方向感覚はあるみたいで、それもしゃくに触るのよね、ったくもぅ。。。。ぶつぶつぶつ。。。(笑)と思っていたら本屋さんがあったのでビーニ−の雑誌がないかな?ってチェックしちゃいました<結果はダメだった(涙)

 

 

 それから行きの機内食が散々だった事を思い出して先にお昼を食べる事に(笑)無難な所でバーガーキングに決定。母はチキンサンドを食べて「美味しいねぇ〜。」とニコニコ。それで万一の為にさらに1つづつバーガーを買って持ち込む事にしました。機内は行きと同じようにそこそこ空席もあったのでほっ。母も特に変った様子もなく、横になってたりしたので私は3列前方の席に移動して横になる事に。と言ってもやはり全然眠れず…時々トイレに起きては母の様子をチェックして寝ている時は声を掛けず休ませていました。軽食が出た後で母の隣に戻ったら何も食べなかったと言うので「大丈夫なの?ハンバーガー食べる?バナナは?パンは?」と聞いても「いらん。」と言うの!!まぁ、それもありかな?とか思ったけれど、リゾッチャビンゴが始まったので「最後の楽しみだね。何がもらえるかな?」とか言って二人でチェックしていたらなんと母がビンゴ!!でも、全然嬉しそうじゃなくって帽子をもらっていました。おかしい、何だか様子が変だぞ?と思っていたら案の定「気持ちが悪い…」と言い出したので慌ててトイレに移動。どうやら吐き気がひどい様子です。とりあえず、「もう吐く物がないと思うわ。。。」と言うので席に戻りましたが、FAに具合が悪い事を伝えておきました。

 

 

 程なく、酔い止め(今さら遅いよなぁ)とお水をくれたのですが、そのお水を口にしたのが、まずかったみたいで逆に吐き気がひどくなってしまいました。着陸が迫っていた為慌ててFAが熱いお絞り数本、大きな防水袋とか持って来てくれましたが、苦しそうでした。そしたら隣の家族連れの騒いでいた子ども(4才くらい?)もいきなり吐き出してしまい大慌て(噴水のようだった…)お隣にもお絞りを渡してあげて…とエライ事になってました。幸い、お絞りで何度か顔を拭いたりして少し治まった様子で「まぁ、多分、こんで大丈夫だと思うけど、頭が痛い、肩が痛い…」とかなり辛そうで私も慌てたけれど、母の手を握り肩を揉んであげたりして何とか「もう少しだよ、大丈夫、大丈夫、頑張って」と励ましていました。母は「あぁあ、最後の最後にこんな事になっちゃって、私はほんとにダメだねぇ。ここまでは順調だったのに」とかなり落ち込んでいる様子だったので「何言っとるの!こんなん、誰にでもある事だよ。気圧が違うでしんどくなるんだって。そんな事気にしないよ。大丈夫だよ」と言い続けてひたすら着陸が早く終わる事を祈っていました。

 

 

 無事に着陸が済んだ後、FAが様子を見に来てくれて汚れ物とか片付けてくれました。とても親切で有り難かったです。ゲートに着くと我れ先に…と降りる人が続くのでしばらく待って落ち着いてから荷物をチェックして母を抱えて降りました。一応、落ち着いた様子の母に「飛行機、これで見納めだよ(笑)」って言ったら「写真撮ってもらおかな(笑)」なんて言えるくらいだったのでホッとしたけど、入国審査が少し並んでいたので、ハラハラしてました。多分、乗客の中でも最後の方だったのでしょう、バッゲージクレームに行くと結構混雑していました。ベンチに母を座らせて様子を見てからカートを取って荷物を待ち無事に受け取りベンチへ戻ると母の隣に20代後半くらいの女性と彼(ご主人かな?)がいたのですが、母と何やらしゃべっていたので「?」と思ったら彼女達も気持ちが悪くなってしまいめげて落ち込んでいたのだそうです。だから母と一緒に慰め合っていたらしい(笑)なので「ほらね、気分が悪くなる人って絶対いるんだから、何もお母さんだけが悪いわけじゃないんだから、余計な事心配しなくて良いんだよ!」と声を掛けた私←それも変か??

 

 

 後は、駐車場のおじさんに電話した迎えに来てもらうだけでしたが、なぜかおばさんだったので私のスーツケースが持ち上げられず(重すぎだわ、これ!とまで言われたのだ)ヘルプする羽目に(笑)母もなんとか歩いても大丈夫な様子だったので、あんまり「大丈夫?」と声を掛けるのはやめにしておきました。すっかり真っ暗な中を運転して実家へ向かいつつ高速の入口はどこだったっけ?とかちらっと心配しながら走ってたら無事に見つかり安心して走り続けながら独り言みたいに色々しゃべってました。実家まであと10分足らずって頃になったらまた気持ちが悪くなったみたいで「もう、食べ物の話はやめてぇ(涙)」と言われてしまったの<私って無神経?? だ、大丈夫かな?とおっかなびっくりで運転しつづけて実家に着いたら慌ててドアを開けて吐いてる母の姿が…それで、玄関に走って「お父さん!お母さん、具合が悪いの!早く来て〜」「なに?何にも食べとらんのかっ?」←と母の様子をぴたりと当てたのに感心したです。普段かなり仲が悪いのですけど(汗)

 

 

 父に支えられて家に戻り、着ていた服を全部脱いで(何もかもが苦しくて仕方なかったらしい)横たえてました。父は母の痛い所がわかるのか、肩や背中をひたすらもんだりする事10数分。私はその間に布団を敷いてパジャマを出して寝られるようにして薬を飲ませて冷えピタを貼ってバンテリンも塗ってとバタバタしましたが、家に着いた安堵からか、大分落ち着いた様子だったので、ホッとしました。本当は私も今夜はここに泊まる予定だったけど、母がこんな様子だったので家に戻る事にして、ようやく仕事中のまぁさんに「とりあえず、帰って来た〜。事情が変ったからこれから家に戻るわ」と電話して父に母の様子を伝えておいて明日病院に連れて行くように頼んでおきました。実はちょうど今日ハワイから出した絵はがきが届いたらしく「元気に楽しんどるんだな」って思って帰宅を待っていたらしいんですけどね(汗)←帰って来たら一緒に出掛けようと思ってご飯も食べてなかったらしい(汗)

 

 

 でも、滞在中はひどく具合が悪くなる事もなかったし時差ぼけはあったけど、元気にやってたんだよ〜と一応父に報告しておいて、しばらく様子を見てから家に戻る事にしました。一旦降ろした荷物をまた積み直してね(笑)いやぁ、参ったなぁ…ってまじに思いましたよ。機内でも滞在中でも絶対に気分が悪くなったらすぐに教えてねとあれ程言っておいたのに、「お姉ちゃん、前におるし(3列程前方だったので)なぁ、言っても治るわけじゃないしなぁ」って思ってギリギリまで言わなかったのですって。。。離れていたのがすごく不安だったみたいでした。その辺も感覚が違うんでしょうね、多分。窮屈でも良いから隣に座っていて欲しかったみたいです。。。私は足を上げられた方が楽だろうし、運良く空いていて、良かった!って安心していたのですけどねぇ。。。

 

 

 あぁ、もう参ったな、ほんっとに参った!!って思いながら運転して自宅へ戻ったら思わず座り込んでしまいましたよ。アトムとアリスは嬉しくて仕方ないらしく側を離れませんでしたけどね(笑)お茶を一口飲んでため息ついて新聞読んだりしてから1週間ぶりにお湯に浸かって色々な事を考えていました。ずっと忙しいと言っていた通り22時過ぎにやっと帰宅したまぁさんが「お帰り、お帰り、どうだった?」って言った時「もう、めちゃめちゃ疲れた!大変だった!(涙)」と素直に言ってしまった私です。自分も一緒に行きたかったけど行けなくてハードな仕事をしていた彼としては「お陰さまですんごい楽しかった、ありがとう〜、次回は絶対一緒に行こうねっ♪」ってな返事を待っていたのだろうとは思うのですが(爆)私も余裕がなくってね(汗)

 

 

 こんな感じで初めての母子2人@ハワイ旅行は幕を閉じました。この旅を終えてから親子関係の事とか色々考えました。その辺の話も含めて後日談みたいな物が書けたらいいなと思っています。最後迄読んでくれたそこのあなた!ありがとうございました!!

 

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