・設計事務所の仕事について
・設計の進め方 ・顔合わせ ・基本設計 ・実施設計 ・現場監理
・設計監理料について
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設計事務所の仕事について
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設計事務所に設計を依頼すると、どういうことをやってくれるのか?どういう風に仕事を進めて行くのかよく解らない、特に住宅の場合、住宅メーカーや、工務店の設計施工とどこが違うの、という疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。
設計事務所の特徴のひとつは広い意味でのデザインのプロであるということです。ここで言うデザインとは、単に美しい形を作ると言うことではなく、住まい手の生活に会わせた快適で、機能的な空間を考えたり、周辺の環境との調和を考えたりと、様々な要素に関わってくることを示します。
もうひとつの大事な設計事務所の仕事は、設計だけでなく現場の監理を行うことにあります。設計図通りに工事が行われているかどうかを第三者の立場でチェックすると共に、図面だけではわかりにくいところを施工者と打ち合わせながら、工事を進めます。そういう意味で、設計と監理は切り離せません。しっかりした監理があって初めて設計通りの建物が出来上がるといえます。
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設計の進め方
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まずは顔合わせから
事務所打ち合わせスペース
現地調査
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- まずはEメールでも電話でも、FAXでも結構ですので、お気軽にご連絡ください。
- 私の事務所に来ていただくか、こちらから伺って、お話を伺います。
住まいに対する考え方、希望することなど、どんなことでもお話しを聞かせて下さい。
お話を伺うと共に、私が今まで設計した住宅の図面や写真を見ながら、住宅に関する詳しい説明をさせていただきます。
この時に、敷地の測量図等があればお持ちください。敷地が未定の方も、土地探しからご相談にのることもできます。
- 敷地を見せていただいて、敷地の特徴、周辺の環境などを詳しく調査します。
敷地の状況が、建物をデザインするうえで最初の大事な要素となるので、欠かせない作業になります。
- 地元の行政機関に出向いて、その場所の法的な制限を調べます。
建ぺい率や容積率などの基本的なことだけでなく、その地域独特の建築規制がある場合があるので、これも大事な作業です。
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基本設計
エスキース
最初のプラン
模型
建材サンプル
外構計画
設備機器の選定
照明器具の選定
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- まずはうかがったお話をもとに、最初に何案かのプランを作ります。
(気に入っていただいたら設計契約に進んでいただくことを条件にここまでは無料で行います。)
- 打ち合わせを重ねながら、納得がゆくまでプランの修正、訂正を経て、内容を煮詰めて行きます。
- 外観のデザインを検討して、模型又は3Dのモデルを作り、相談します。
図面だけでは解りにくい、立体的な形を見ていただくことが出来ます。
ここでは又外観だけでなく、窓の開け方による光の入り方、周辺の環境との関係なども検討します。
- 構造の検討
建物のプランに対して、地震や台風に対して十分な強度を発揮できるように構造の仕組みを決めて行きます。
- 外装、内装の仕上げ材の選定
建物の外壁や屋根、内部の床、壁天井などに使う建材を、サンプルを見たり、ショールームにご一緒して検討します。
- 外構デザインの検討
庭のつくり方、植栽計画、塀や門扉などを検討します。
- 今までに手がけた住宅を見学する。
私が今まで設計した住宅の中から、比較的条件が近い家を1〜2件選んで見学していただきます。
実際の建物の雰囲気を感じてもらうと共に、実際に使われている建材を見ていただくことが出来ます。
見学する時期は場合によりもう少し早くすることもあり、設計契約の前に見ていただくことも可能です。
- 工事費の概算見積もり
最終的な工事金額は、工事業者から見積もりを取るまで決定できませんが、設計の途中で概算見積りを行い
設計内容と工事金額を調整して行くようにします。
- 設備機器、衛生陶器等の選定
暖冷房の方法、お風呂やトイレの機器、キッチンの設備などについて相談しながら決めて行くようにします。
- 電気設備、照明器具等の検討
照明の方法によって部屋の雰囲気は大きく変わります。照明計画を作って、相談を重ねながら決めて行くようにします。
最近では、テレビやオーディオの配線、LANやインターフォンなど電気設備も複雑になってきていますが、それについても検討します。
- 9,10をメーカーのショウルーム等で確認
※ 以上の基本設計には通常3カ月ほどかかります。
2週間に1度の打ち合わせを重ねて、6〜7回の打ち合わせでプランがほぼ煮詰まることが多いのですが、
もっと打合せが多くなる場合、逆に少ない場合もあります。
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実施設計
意匠図面
構造図面
設備配管図面
電気図面
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- 設計図書の作成
a 意匠設計図
現場で工事を行う、職人さん、監督さんが工事内容の全てが解るような図面一式を書きます。
b 構造設計図
建物の構造が詳細に解るような図面を一式書きます。
鉄筋コンクリート造、鉄骨造の建物はこれに必ず構造計算書が付き、
木造でも3階建てなど必要に応じて構造計算をするようになります。
c 設備設計図
水道、下水、ガス等の配管図、電気の配線図、暖冷房など空調の図面を作ります。
※ これらの図面は、木造30坪ほどの住宅で計50枚ほどになります。
- 建築確認申請
建築工事を行う前には必ず、地元の行政機関か民間検査機関に確認申請を提出して、
確認を受けなければなりません。
又、工事が完了した時も、完了届を出して、現場の検査を受ける必要があります。
これらのための、図面書類の作成、申請手続きを建築主に代わって代行します。
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現場監理
現場定例打ち合わせ
地鎮祭
基礎配筋検査
上棟
金物検査
設備配管工事
屋根工事
外壁工事
内装工事
竣工検査
家具セレクション
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- 施工業者を選定して、見積もりを依頼
一般的には3社ほどの施工業者に相見積もりを出すようにしますが、1社専任の場合もあります。
正確で詳細な図面を用意することが、見積もりの精度を上げることにもつながり、後々のトラブルを避けることに繋がります。
- 見積もり内容のチェックと工事金額の調整、施工業者との金額の交渉
- 工事契約の立ち会い
工事金額が合意したところで、施工業者との間に工事請負契約を結びます。設計監理者として契約書には設計事務所も捺印します。
- 週一回の現場定例打ち合わせを行う
現場では、設計図通りに工事が出来ているかどうかを確認すると共に、工事の進め方、技術的な問題点の検討などを、現場の監督、職人たちと共に 打ち合わせを行います。
定例会議とは別に、工事の進捗状況によって、基礎の鉄筋配筋検査、建て方後の構造金物取付検査などを行います。
- 現場からでてくる施工図等のチェック、及びその承認
- 現場の状況を見ながら、原寸図等の詳細な図面の作成
- 製品検査の立ち会い
- 現場に入ってからの追加、変更工事の図面の作成並びに、変更金額のチェック
- 実物サンプルによる材料の確認、色決め
壁や床の色などはなかなか図面の段階では決めにくいものです。ある程度建物の形が出来てきて、イメージし易くなったところで、色サンプルなどを作り、現場で見ていただきながら相談するようにしています。
- 家具、及びカーテン等のセレクション
家具やカーテンは最終的に部屋の雰囲気を決める大事な要素です。ショールームでの家具、カーテン選びにアドバイスをします。
- 検査機関による完了検査立ち会い
- 竣工検査
検査機関の検査とは別に、お施主さんと一緒に、完成した建物を問題が無いかどうか検査します。
- 引き渡し
竣工検査の結果の問題点を全て直した後、いよいよ建物が引き渡されることになります。
- 一年後の一年点検
完成引き渡しから1年後に1年点検を行い、問題点を無料で修理します。(使用上の過失によるものを除く)
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設計監理料について
ここに書かれているのは住宅の場合ですが、住宅以外は別途相談させていただきます。(一般的に住宅より安くなります)
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新築工事の場合
工事予定額
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設計監理費
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〜 2.000万円
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200万円
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2.000万円〜6.000万円
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工事予定額の10%
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6.000万円〜8.000万円
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工事予定金額の9%
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8.000万円〜1億円
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工事予定金額の8%
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※1 設計監理費には別途消費税が掛ります。
※2 設計監理費は、最終的に工事金額が決定した時に清算するものとさせていただきます。
※3 工事費が2000万円以下になっても実質的に設計監理の作業は減ることが無いため最低設計監理費を200万円とさせていただいています。
※4 構造計算が必要な場合は、木造で20万円、鉄骨、コンクリート造で設計監理費の20%程が別途かかります。
※5 長期優良住宅、フラット35、低炭素住宅等を利用する場合、書類作成、申請の費用が別途かかります。
増改築工事の場合
工事予定額
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設計監理費
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500万円以下
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工事予定額の15%かつ70万円以下
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500万円〜1.000万円
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工事予定額の14%かつ130万円以下
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1.000万円〜1.500万円
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工事予定額の13%かつ180万円以下
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1.500万円〜2.000万円
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工事予定額の12%かつ200万円以下
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2.000万円以上
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工事予定額の10%
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※ 別途費用に関しては新築工事の場合に準じますが、最低設計料はありません。
設計監理費の支払方法
- 設計監理契約時 : 10%
- 基本設計完了時 : 15%
- 実施設計完了時 : 50%
工事竣工時 : 25%(鉄骨・コンクリート造の場合は2回に分けて中間に一度)
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