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引用は以下からです。
発行●-----------------------------------------------------------------
株式会社アルク 週刊 ALC News 
Web Editor:小林 敏雄(news_mgr@alc.co.jp)
Space ALCのホームページ(http://www.alc.co.jp/)
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◆今週の「やさしいアメリカ日常語」第1回
Do you have company? 

companyには、会社という意味のほかに、「共(とも)にする人」という
意味がある。レストランで上のように聞かれたら、「お連れの方はいま
すか?」と尋ねられているのである。


◆今週の「やさしいアメリカ日常語」第2回
It's up in the air.

友だちの妹が日本に旅行に行くという。いつ出発するのか聞くと、
It's up in the air. という答えが返ってきた。「もう飛行機に乗っちゃた
のか」と思い、Already? と聞き返すと、「ハ?」という顔をされた。
It's up in the air. は「結論が宙に浮いている」つまり「まだ出発日は決
まっていない」ということだったのだ。


◆今週の「やさしいアメリカ日常語」第3回
You have to check it.

飛行機の搭乗口で、航空会社の職員が私のsuitcaseを指して、You have to
check it.と言った。荷物検査は済ませているので、不服に思い、You want
check it again?と尋ねると、その職員はIt's too big to be a carry-on.
と説明してくれた。ここではcheckは、「検査する」の意味ではなく、「預
ける」という意味で使われていた。つまり、「その荷物を預けてください」
ということです。


◆今週の「やさしいアメリカ日常語」第4回
Pull up to the right!

ニューヨークに住んでいるMさんが、高速道路で車を運転しているとき、モ
ーターバイクに乗った交通警察官に横に並ばれて大きな声でPull up to the
right!と言われた。Mさんは、「車を右の車線に寄せることだな」と思い、
車線を右に変えて走り続けた。すると、警察官は恐い顔で、I said, Pull 
up!と叫びながら、手で右の方を指して止まるように合図した。
Pull upとは、車を「止める」ことで、警察官の言葉は、「右の方の道路脇
に止めなさい」という意味だった。


◆今週の「やさしいアメリカ日常語」第5回
Are you related?

あるアメリカの大学で、学生たちがパーティーを開いた。この中に「田中」
という同じ名前の男子学生と女子学生がいたので、あるアメリカ人学生が女
子学生の田中さんを指しながら、Are you two related?と男子学生の田中君
にたずねた。すると田中君はYes, she is my girlfriend.と答えたので大笑
いが起こった。

アメリカ人学生が言ったのは、「君たち二人は親戚なの?」の意味。これを
田中君は「君たち二人は関係があるの?」と聞かれているのだと取り違えて
しまったのだ。


◆今週の「やさしいアメリカ日常語」第6回
You made my day!

アメリカ人はMake my day.あるいはYou made my day.のような言葉をよく使
う。make one's dayは「だれかに1日のやりがいを与える」という意味の熟
語だが、これらの言葉を日本語に訳すのは難しい。

デパートの正面に、Welcome. We're gonna make your day!のように書かれ
たポスターが掲出される。これは「いらっしゃいませ。あなたの1日を有意
義なものにしてさしあげます!」くらいに訳すしかない。

映画『ダーティーハリー』(Sudden Impact)で、Clint Eastwoodが犯人に向
かって、Go ahead. Make my day!という有名なシーンがある。
意味は、「さあ、撃て。楽しませてもらうぜ!」といったところか。


◆今週の「やさしいアメリカ日常語」第7回
Get some fresh air outside.

アメリカの企業に勤務している日本人女性Yさんが、ある日仕事中に気分が
悪くなったとき、隣の同僚に I don't feel very well. I think I will 
get some wind outside. 「気分がよくないので、外の風に当たってくる」
と言って外に出た。

一見正しい英語に聞こえるが、致命的な誤りがある。「外の風を当たってく
る」はget some fresh airが正しい。get some windは「明かす」とか「気
がつく」という意味になり、I've got wind of his plan to go abroad 
through his girl friend.(彼が海外に出る計画を立てていることを彼のガ
ールフレンドから聞いて知った)というように使う。


◆今週の「やさしいアメリカ日常語」第8回
I got the hang of it.

日本語の「こつ」にあたる英語はhangとknackだ。「こつをつかんだ」と言
うなら、I got the knack of it.あるいはI got the hang of it.だ。ちな
みにhangoverと言うと、「二日酔い」という意味になる。

「こつ」よりも技術的あるいは知的水準が高いものはknow-howという。


◆今週の「やさしいアメリカ日常語」第10回 (何故か第9回がありません・・・。)
May I ask the nature of your business?

英語が得意でない日本人のCさんがアメリカの会社の重役をアポなしで訪れ
たら、秘書にMay I ask the nature of your business?とたずねられた。C
さんは、「あなたのビジネスの性質をたずねてもよろしいでしょうか?」つ
まり、「どんなビジネスをしていますか?」という質問だと勘違いし、失業
中で求職依頼に訪問したので、I have no business.と答えてしまった。

秘書の言葉は、「どんなご用件でしょうか?」という意味だったので、Cさ
んの答えたI have no business.をその秘書は「私はビジネスがありませ
ん」ではなくて、「私は何の用件もありません」と解釈したかもしれない。

また、用件をたずねるとき、アメリカ人はMay I ask what this is 
regarding?とも言うので覚えておこう。


◆今週の「やさしいアメリカ日常語」第11回
I'm thirty-something.

著者がアメリカに来たばかりのころ、隣に住んでいる老人がアパートの庭で
joggingをしていたので、You are in very good shape.(お元気ですね)と
声をかけたところ、その老人は笑いながら I am only pushing 70.と言っ
た。

老人の言葉を「私は70回しかpush upをできないんです」と早とちりした著
者は、腕立て伏せを70回もするのかと感心してしまい、That many?(そんな
にたくさんですか?)と言ってしまった。

ここでのpushingはnearing(近く接近している)と同じ意味で、老人の言葉
は「私はまだ70手前ですから」という意味になる。

また、I'm thirty-somethingと言うと、「30数歳です」という意味になる。


◆今週の「やさしいアメリカ日常語」第12回
I'll have the usual.

なじみのレストランなどで、ウェートレスに「いつもの」とだけ言って注文
することがある。こんな場合アメリカ人は、I'll have the usual.と言う。

一方、初めて入ったレストランでは「この店のおすすめは何ですか?」とた
ずねることがある。こういうときは、What's your specialty?と言う。
または、What's today's special?(きょうの特別メニューは何ですか?)
を使うとよい。


◆今週の「やさしいアメリカ日常語」第12回
I'll have the usual.

なじみのレストランなどで、ウェートレスに「いつもの」とだけ言って注文
することがある。こんな場合アメリカ人は、I'll have the usual.と言う。

一方、初めて入ったレストランでは「この店のおすすめは何ですか?」とた
ずねることがある。こういうときは、What's your specialty?と言う。
または、What's today's special?(きょうの特別メニューは何ですか?)
を使うとよい。


◆今週の「やさしいアメリカ日常語」第13回
You are in hot water.

ナンシー・レーガン元大統領夫人のお気に入りの言葉は、A woman is like 
a bag. You never know her strength until she is in hot water.だ。

日本語に訳すと、「女はティーバッグのようなもの。お湯に入れてはじめて
その濃さがわかる」になる。ここで、be in hot waterの意味は、be in 
troubleと同じ意味で、「苦しい状況になる」、「苦境に立たされる」という
意味だ。until she is in hot waterで「(ティーバッグを)お湯に入れてみ
ないと」と「本当に苦しい立場にならないと」という2つの意味をかけている
のだ。「ティーバッグが熱い湯に入ってはじめて、その濃度を見せるように、
苦しい立場になってはじめて女の度量が示される」という意味である。