克雅と神室、宍道と三刀屋の四人は、神室の運転する車で高千穂の中心へと向かっていた。神室の車は朝熊が乗り捨てたままであるから、その車は神室の車ではない。道端に捨ててあったのを、神室が拾ってきたのだ。他の言い方では、道端に駐車してあったものを、無断借用した、とも言うが。ともかく、車は高千穂駅へと向かう。そして、そこで牟礼と再会する克雅であった。そして、三人が高千穂神社に向かったことを聞いた。
「克雅様、私たちも行きますか」
 神室が言うと、克雅は時計を見た。
「学校へ直接向かおう。柚木野遙が約束した時間が間もなくだ。おそらく、朝霞たちもそこに来る。そして、奈半利も」
 そう言って歩き始める。牟礼をそこに置いたままで、四人は小学校へと向かった。


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