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昆虫マット商品紹介

 1999年9月28日

 1999年の夏、私が入手できた昆虫マットを紹介します。(各メーカーのWebサイトはこのページの最後にまとめました)

ヤマヒサ社「オオクワガタ幼虫マット」

 サンワドー(篠路)にて¥498(3リットル)で購入。

 このマットはくぬぎの朽木を細かく粉砕したものです。値段がかなり高いですね。 我が家ではこのマットだけで育てているのは1匹だけで、 同社の「昆虫マット」やマルカンの「若葉」に混ぜて使っています。 このマットだけで育てている幼虫は糞が詰まっているおしりの色も薄い茶色。体はほっそりしてスマートです。

 水はけがいいので上から水を注いでもすぐ下まで通り抜けてしまうので容器の底を工夫すれば水分過多の状態になりにくいので安心ですが、逆に言うと水もちが悪くて乾燥が早いので湿り気のチェックを怠ると乾きすぎてしまいます。

(2000年1月15日加筆) ヤマヒサの方から、あらかじめ発酵させるとよいと教えていただきました。それについての詳細は「昆虫マットの熟成について」を見てください。

ミタニ社「くぬぎのいいとこ」

 東急アルテ(あいの里)にて¥380(4.5リットル)で購入。

 「いいとこ」って「よいところ」でしょうか?「飯床」という字をあてたくなっちゃうんですが・・・。 実はまだ使っていないので詳しいことがわかりません。4.5リットルの袋2つしか入手できなかったもので。 品切れしてしまった後は入荷していないようです。

(2000年1月15日加筆) カブト幼虫に与えてみたところ、すごく食いがいいようです。幼虫餌バトルのようにして与えてみると、このマットのほうにばかり行ってしまいます。売っている店を探してみたところ、札幌市西区内の某ペットショップで1袋だけ在庫があったのですが¥1200もしていました。それ以外に店頭で見たことがないので、試しに仕入れてみたという程度なのかもしれません。奈良オオクワセンターで通販していて¥500でした。私が買った¥380という値段は在庫処分価格だったのかもしれません。

ヤマヒサ社「昆虫マット」

 サンワドー(篠路)にて¥198(4.5リットル)で購入。¥100(2リットル)の袋もありました。

 「カブトムシ君と遊ぼう!」の「幼虫は何の餌を選ぶのか!大実験」バトル5で使用したマットです。

 他のマットに比べると、朽木の粉砕具合が荒いのと、朽木以外のものがけっこう多くて腐葉土に近い感じがします。手でさわるとパサパサしていて、慣れるまでは水分の加減がわかりにくいんです。水はけは良いほうで、このマットも乾燥しやすいのではないでしょうか。 また強く握ってもほとんど固まらないので、成虫が産卵するには適さないのではないかと思っています。

(1999年11月18日加筆) 数日前、ヤマヒサの方からメールを頂きました。このマットでの十分な産卵実績があるので安心して使ってくださいとのことでした。

マルカン社「若葉」

 東急アルテ(あいの里)にて¥98(2リットル)で購入。

 これも「カブトムシ君と遊ぼう!」の「幼虫は何の餌を選ぶのか!大実験」バトル5で使用したマットです。

 このマットは赤茶色をしていて、粒子が比較的細かく水もちがいいのが特徴です。3mm程度の石が混じっているのですが、たまに2cmくらいの大きな石が出てきて驚かされます。よく見ると白い半透明の細かいものが混じっているのですが、保水用に何か混ぜているのではないでしょうか?(紙オムツをまちがって洗濯してしまったときに洗濯機の中にちらばるものと見た目に似ているような気がするんです)

 水もちがいいということは、裏返すと水はけが悪いということで、気をつけないとすぐに水分過多を招いてしまいます。マット表面が乾いていても、ケースの底のほうは水が多すぎるという状態になっていることが多いですね。 逆に、上から水をかけたときにマット表面に水がたまるので、水を入れすぎたかと思ったら実はさっぱりしみ込んでいなくて中はカラカラということもあります。 このマットは水分を含むと固まりやすいので、成虫のケースの底に2cmくらい敷くとか、蛹用のケースの底に敷くなどの使い方には適しているかもしれません。

 また、ケースの外側から見て湿り具合が判断しにくいので水分管理がむずかしいです。ケースからマットを出してみると乾いてパサパサということもあれば湿りすぎてカチカチに固まっていたり・・・。

 この「若葉」だけで幼虫を育てていて死んでしまったという報告が多いようです。かく言う私も、試験的に「若葉」だけで育てようとした幼虫は死んでしまいました。同社の「昆虫ウォーター」をこのマットで使用すると良いという方もいます。水分管理という面からも、「若葉」には「昆虫ウォーター」を挿しっぱなしというのがいいのかもしれません。(マルカン社のホームページでも、「昆虫ウォーター」が売上ランキングで1位ということらしいですし。)

JTアグリス「落葉100%腐葉土」

 評判の高い腐葉土です。コープさっぽろ・あいの里店の園芸コーナーでみつけました。5リットルで¥400でした。使ってみると、表面の腐葉土が乾いていても中は適度に湿っているという感じで水分管理が楽なようです。これなら霧吹きでも大丈夫そうですね。

 鉢植えの植物にも使うと思いますので、たぶん年中売っているでしょう。もし来春までに他の昆虫マットを使い尽くしてしまったらこれに切り替えようと思っています。しかしいきなり切り替えて嫌われると困るので、今のうちからマットに混ぜ込んでいますが、さて・・・。

私のマットの使い方は・・・

 結局、私のところでは、上で説明したマットを適当にブレンドして使っています。1齢の幼虫と3齢の幼虫でもブレンド比率を変えたほうがいいのかな〜などいろいろ考えているのですがよくわかりません。


各社のWebサイト(リンク)


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