ダンボールでこんなものを作りました。マットの仕切りとして使います。
飼育容器の中央にセットします。
それぞれのマットを入れたところです。
水分は入れる前に調整しています。
仕切りを引き抜いて準備完了!
これが情け知らずの審査員達です。このうち3匹に協力をあおぎました。
彼らはさっきまでペットボトルに住んでいました。
マットの境からもぐっていく幼虫達。手前側のはすでに姿がほとんど見えません。
ダンボール箱を改造した遮光板で囲いました。3つ並んでいる中央がそうです。奥のほうのケースには成虫がいます。
17日の朝には飼育容器の外側からヤマヒサのほうに2匹いるのが確認できたのですが、
その後は容器の外からはまったく幼虫の姿が見えなくなってしまいました。
姿が確認できないまま1週間が過ぎてしまいましたので、25日にひっくり返してみようと思ったら
台風18号が来てしまいました。(この容器の大きさでは屋内で作業するのは大変です)
というわけで、26日朝、容器の中を見てみました。結果は・・・

なんと、境目のところに幼虫を発見。写真は幼虫の背中(?)が見えているところです。
もう1匹が境目付近から出てきたようですが、はっきりわかりませんでした。
それに残念だったのは3匹目の姿がみあたらないことです。死んでしまったのでしょうが・・・。
そういうわけで、決着がつかなかったので審査員を交替させてもう一度やり直すことにしました。
今度は3齢の幼虫4匹を入れました。彼らは実験で使っているのと同じ大きさの別の容器に住んでいました
(容器が3つ並んだ写真の、右側です)。
左下の幼虫だけ顔の色が違うのがわかるでしょうか?どうも脱皮をした直後だったらしくて、
すぐ近くからこんなものが出てきました。

これは脱いだ皮ですね。なんだか着ぐるみみたいに見えて妙なんですが。
最初にみつけたときは幼虫の首かと思ってビビリました。(^^;)
やっぱり、脱皮で体力が消耗しているのか、この1匹だけマットにもぐるのに時間がかかりました。
ちょっとかわいそうだったかなあ・・・。もし次の結果調査のとき1匹減っていたとしたら
たぶんこの幼虫なんだろうな・・・。
−−最終結果−−
10月2日、4匹とも無事でいるかやや不安だったので、あまり日数がたっていませんが
容器の中を確認してみました。(なんと今週末も雨です。しかたがないので部屋の中にむりやり場所を確保しました。)
まず、ヤマヒサのマットのほうから1匹発見!
さらにマットを容器から出していくと・・・
ヤマヒサのほうからさらに1匹、境目のところに1匹発見!
上の写真の1匹は赤い矢印のあたりにうまっています。最後の1匹は緑色の矢印のあたりで発見されました。
ヤマヒサ「PETIO昆虫マット」に2匹、中央の境目付近に2匹。したがって
ヤマヒサ「PETIO昆虫マット」の勝ち!
「カブトムシ通信」の難波さんと似たような結果になりましたね。マルカンの「若葉」のほうで幼虫を見たのは
初日の1回きりでした(まさか死んだのはそいつじゃないだろうなぁ)。
それにしても、2回やって2回とも境目に幼虫がいたというのが不思議です。「若葉」のほうから1匹も
発見されていないのを考えると、幼虫がどちらにするか迷って境目にいるというよりも、
ヤマヒサのマットの中を移動していて急にマットが「若葉」になってしまったので踏みとどまったという
ことではないかと勘ぐってしまいます。超音波のようなものを使って幼虫の動きを追跡できればと思うんですが・・・(^_^;)
今回実験に使った2つのマットについての私(大沼)の評価はこちらにも書きましたので
興味のある方は読んでみて下さい。