19.Kiev4a

 IIaが二ヶ月も戻ってこないかも、などといわれちゃうと、ゾナーの85mmを使いたくてうずうずしている自分はどうすりゃいいのか。そろえたオプションが使えるボディを一台都合すること。でも、さすがにcontaxはほいほい買えるような値段ではないので…キエフなんです。contaxの歴史をひもといていくと、どうしても興味がわいてくるキエフ。4aというのはクッツの本によればIIaに相当する機種らしい。ただ、ボディデザインはどちらかというとIIに近いみたい。これは、ついさっきe-bayでおとしたばかりなのでまで現物は届いていません。それにしても、MinoxBよりもこっちのがちょっと高かった。人気あるんだねえ。


届きました。キリル文字の説明書と保証書が読めなひ。

右がついてきたJupiter-8M。隣のゾナーとくらにべると、絞りにクリックがあったり、絞り羽が少なかったり、というところが違いますね。鏡筒の中が銀色なのにはびっくり。フレア、でまくりそうだ。


ゾナーの8.5cmをつけたみた。

 低速だと「ちゅう」とかいうシャッターがおもしろいね。シャッターダイアルはIIaのほうがつかいやすい。古いものは古いだけの、新しいものには新しいだけの理由がある、のかな。

 でも、1971年製だから、えーと、年下のおじさんみたいな存在かな、IIaにとっては。

 こいつの撮影例については「猫写真」を参照のこと。ちなみに、ジュピターは3.5cmもe-bayでせりおとしてしまった。生まれて初めて、広角から望遠までを一つのマウントでそろえるということにあいなったわけです。届いたら、こちらもレポートの予定。

Jupiter12
 上で触れているKievの3.5cm広角レンズ。これまた$100しなかったものね。e-bayさまさま。考えてみれば、交換レンズとしては自分で買った広角はこれがはじめて。さらにいえば、広角、標準、望遠と三種そろえたのもこのコンタックスマウントがはじめてなのだった。昔は広角の視野に興味なかったものなあ。

 プラスチックのケース、保証書つき。手前のファインダーは、実はちょっと前に横浜の田中で購入しておいたもの。旧ロシア製の3.5cm用ファインダー。プラスチック製でみるからにやすっぽいのだけれど、クリアに見えてなかなか。それにしても、5.6までしぼれば2mから無限まで、ということよりも、22までしぼると被写界深度目盛りがほぼ鏡筒を一周するのにはびっくり。こういうものなんだ、広角って。これで、週末は試し撮りの予定、です。

 新宿です。なにやら隅っこにすごい影。中央から放射状に収差。こんなもんかねぇ。ちょっとだけしぼればいいのかもしれない。このレンズは旧型ビオゴンのコピーなので、IIaではつかえず、Kiev大活躍状態なり。

 同じく新宿。土曜の午後の新宿は、結構出歩いているのでいきおい写真も多くなる。なるほど、3.5cmというのは結構使いやすい画角なのだ、と納得しているところ。

 大学の屋上から。なんか、えもいわれぬ画になるなあ。