18.コンタックスIIa


 新宿のドイ二号店で出会って、衝動買いしてしまった。ガラスの向こうからカメラがよぶんだもん。最初に、なんとなく店に入って発見。数十分にらんだ後、帰宅。一日たつといてもたってもいられなくなり…さらに次の日、新宿に立ち寄って購入。「結構状態のいいIIaが新宿にあった」はなしをしたときに、「もちろん、取り置きをたのんだんでしょうね」といってくれたうちの奥さんの精神的サポートも大きかったな。しかし、実際に手にした瞬間、電気がはしりましたね、これも。以来、寝てもさめてもIIa。買って、すぐにフイルムをいれて、無限遠がでていないのに気がついてしまい、その日の夜に修理に出すことに(泣)。まだ手元にかえってきていないので、精神状態はボロボロです。その間に、ゾナーの85mmやらコンタメーターやら測定ファインダーやらを揃えてしまい、なおさらボロボロかも。ドイに電話してみたら「一人で修理していますからねえ、一ヶ月かかるかも。この時期なら二ヶ月ということもあります」だって。修理出したときは、2-3週間、長いと一ヶ月、っていってたのに。最悪二ヶ月、というのは耐えられそうもないので、e-bayで現在contaxクローンのキエフにアタック中。へたすりゃこっちのほうが早く手元にくることになるかもしれない。とにかく、手元のゾナー85mmで写真を取ってみたくて仕方がないのだ。


 どちらにせよ、このIIaが今後のメイン機になるわけで、現在はセコニックの反射式露出計を持ち歩いては明るさに対する勘をとりもどすべくリハビリ中。あ、入射式の露出計も欲しいなあ。スナップ用の広角レンズも欲しい。

 結局、8/31に修理があがって、9/1にひきとってきた。キエフよりも早く手元にきたわけ。とりあえず、いろいろとチェック撮影のまっさい中。85mmの測定ファインダーは、すさまじく暗くなるのでキャノンのファインダーをつけて、とかすると85mmつきの姿は結構派手。

 あと、実家からは100feet用のフィルムローダとかを回収してきた。白黒を使うほうが安上がりだし、いろいろと面白いしね。

 とりあえず、午後の渋谷近辺の写真のうちの一枚を、うーん、自宅のスキャナでネガから読み込んでみた。安いプリントからスキャンするよりもよいものができるといいのだけれど、やっぱりフィルムからとりだしたい。まだ手元にフイルムスキャナを買っていないので実験的にためしている。と、いっても、数年前のスキャナだし透過光ユニットなんかもっていないので…手持ちのスライドビューワー用光源をのせてみた。あまりよくないですね。色の調整がむずかしい。やっぱりちゃんとしたフイルムスキャナが必要だな。


でも、ゾナーの5cmF2はこういう構図にしてもハレーションがひどくて、とはならないのがさすが。こんどは8.5cmのほうもいぢめてみませう。


こちらがプリントからスキャンしたもの。こっちのがいいよなあ。

 キャノンのファインダーは、85mmといいながら実際よりも画角が広いことも判明してしまった。測定ファインダーをつかいこなさないといかんかな。まあ、画角を覚えてしまうまでの問題なんだけれど。


台所のその場の光でとって見る。


同じく、居間の蛍光燈プラステレビの照り返し。

 やっぱり28mmとか35mmあたりが欲しくなってきた。


渋谷のバルコで「マルコビッチの穴」の壁絵をつくっていた。
この映画、ちょっと気になっているけれど見に行く暇あるかなあ。

 上の写真、ちょっと露出がアンダーだったため、同時プリントでは白くとんでだめだったのだけれど、スキャナ経由でとりあえずこんな感じ。ふーむ。

 新宿で夜景もとってみた。


Yahooの看板と月、とか、


高島屋、とか。レンズは上がゾナーの8.5cm、下が同じく5cm。


大学の屋上から。ゾナーの5cm。こういう色の出方がツアイスっぽいのかなあ。

コンタメーター

IIaで接写するためには、コンタメーターが必要で、なりゆきで、古いものからそろってしまった。

 1340と1343、というこのふたつは、III型とII型用。このころのコンタメーターは、クローズアップレンズの倍率にあわせて距離計の対物レンズを交換、20cmの倍率のときは、コンタメーター自体を逆さにとりつける、という原始的なスタイルだった。これは、銀座でフルセット1340を購入した後、新宿の中古カメラ市で1343の距離計のみを購入。対物レンズとクローズアップレンズは共通なのでこれでどちらも完全。

 上と下、それぞれの傾きの違いはこんな感じ。対物レンズがついているほうが1343。このかたむきの違いが、アクセサリシューの高さを反映しているわけです。

 で、これが別に購入したIIa・IIIa用のコンタメーター。対物レンズは内蔵されて、ターレットで切り替え。それに応じて本体の傾きが変化して視差を補正する、というこった仕組みになっています。こういうアクセサリってもっとひろく役にたつとおもうんだけどなあ。

 IIaのゾナー5cmにコンタメーターと20cm用のプロクサーをつけてみた例。大学構内の彼岸花です。