20.ContaxII

 銀座のレモン社をひやかしていたら、ビオゴン3.5cmが4万円ちょっとででているのを発見。ただ、残念なことに戦前contax用でIIaにはつかない。ちょっとがっかりしていたら、近くの棚にcontaxIIがその半分の金額ででている。「距離計×」と書いているのが気になったのでみせてもらうと、二重像が動かないのだった。近接から2m弱までは動くけれど、そこから遠くになると動かない。シャッターは快調だし持った感じではがたもない。ためし撮りしてみると、二重像が動かないだけで、ピントはちゃんと出ている。

 なやみました。悩んだあげくに、最悪の場合目測専用でもいいや、と購入を決意。実は、先に買っていたロムニーさんのリペア本もあるし、自分で修理をためしてみてもいいかな、とも思っていた。

 で、家に帰ってから本をみつつ分解していくと…ファインダーのフレームをはずした時点でコトンと音がする。あれ、と思ってその状態で二重像を確認すると、なんと、無限遠までちゃんと二重像がうごくではないですか。つまり、このフレームのくみつけがゆがんでいただけ、ということだから、あたりを気をつけながら組みなおして、おしまい。完動品のIIが手に入ってしまいました。Kievにくらべると、つくりもがっしりしているし、手の中に安心感がある。ドレスデン製のcontaxとしては、あとIがあるけれど、実はこちらもe-bayでおとすのに成功しました。わーい。シャッターに難あり、で安かったため、これも修理できるといいなあ。