NONSENSE/DAILY
2012年1月28日(土)
『麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜』
TVドラマ「SPEC」の劇場版『SPEC〜天〜』だと!?
上映前の劇場予告が一番テンション上がりました(笑)。今回はカップルに包囲されることも無く、何時もの精神状態で鑑賞に臨むことが出来ました。まぁ、『ロボジー』よりも観客が少なかったのは些か複雑な心境ではありましたが(苦笑)。

ストーリー:腹部を刺された状態で8分間も歩き続け、東京・日本橋の麒麟(きりん)の像の下で息絶えた男性。一方、容疑者の男は逃亡中に事故に遭い、意識不明の重体となる。日本橋署の加賀恭一郎(阿部寛)は事件を捜査するにつれ、関係者の知られざる一面に近づいていく。被害者はなぜ必死で歩いたのか、はたまた加害者の恋人が彼の無罪を主張する理由とは……。(シネマトゥデイ

東野圭吾原作作品といえば、TVドラマ「ガリレオ」、劇場版『容疑者Xの献身』、TVドラマ「新参者」と、個人的にはハズレの無い鉄板。本作も外連味を排した一見地味な作品でしたが、最後まで惹きつけられる良作でした。で、監督の土井裕泰さんってどんな作品撮ってるんだろうと思ってググってみると、絶賛視聴中の本木雅弘主演TVドラマ「運命の人」も氏の監督作品と知り、個人的にツボなんだなぁと感じました(笑)。

ただ冷静にストーリを思い返すと、中学生の過ぎた悪ふざけ、追いつめられたと勘違いした高校生の暴走と、事件の発端があまりのも幼稚すぎて「なんだかなぁ〜(c)阿藤 快」と思わなくもないですね。もう少しドロドロした痴情のもつれでも良かったかも。後、役の不遇な背景を感じさせない新垣結衣、大根爆発の劇団ひとり。ここが確りしていればもっと良い作品だった気がします(核爆)。
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