NONSENSE/DAILY
2008年12月6日(土)
『252 生存者あり』
映画三昧?だった今年を〆る3本の1本目。
ハイパーレスキュー隊を扱ったTVドラマがあったと思ったんですが、勘違いなのか歳の所為か思い出せません(爆)。主演の伊藤英明と言えば「海猿」な訳ですですが、劇場でもボソボソと海猿というフレーズが飛び交ってました。

元ハイパーレスキュー隊隊員だった祐司(伊藤英明)は、不器用ながらも自動車のセールスマンとして日々を送っていた。ある日、娘(大森絢音)の誕生日を妻(桜井幸子)と祝う為に銀座で待合せをしていると、空に暗雲が立ちこめ大粒の雹が降りだし、辺りは騒然とする。祐司は携帯で連絡を取って新橋駅に居る妻と娘の無事を確認するが、東京の臨海部には突如発生した大型台風による津波が迫っていた…。

人間ドラマとしては惹きつけられる物があったものの(配役に若干難あり)、パニックムービーとしては…(つд`)。地下鉄駅への海水の流入シーンはセットを組んで撮ったそうですが、監督の腕なのか予算の都合なのか、閉鎖空間に流入してくる水の恐怖といったものが全然感じられず、エキストラの不自然な逃惑いっぷりも加わってかなり白けました(爆)。中盤の地下に閉じ込められた祐司等のドラマは結構良かったんですが、結局最後は…。パニックムービーは多少後味が悪くても絶望のズンドコのまま終わって構わないと思うんですが、邦画にそれを望むのは無理なんでしょうねぇ。

過去に観た邦画のパニックムービーというと、『LIMIT OF LOVE 海猿』,『日本沈没』なんですが、感想を読返す限りでは本作が一番ペケみたいですね(苦笑)。やっぱり、日テレ開局55周年記念作品で他局の社屋ビルを倒壊させるようなシュールな映像は入れちゃ駄目ですよ(笑)。
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