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日付・天候・船宿

釣物・釣果・コメント

コメント・Photo

2005/04/16

  晴れ・ソヨソヨのちナギ

  松輪 仕立て

  沖ノ瀬

 (祝!いとうちゃん6回目の挑戦で型物をゲット)

【今回のお料理】

アコウダイ:煮付け
オニカサゴ:酒蒸し

 

 

 

「久しぶりにオニが釣りたいね。」と、いとうちゃんと意気投合して日を決めましたが、それにとみたさんが乗り、「オニに行く時は是非!」と言っていたとくさんが合流しました。

前回、ムツねらいで沖ノ瀬に行き超速潮に翻弄されて辛い思いをしましたが、後日山本さんが行ってその近くでアコウのポイントを見つけたと親父から連絡をもらっていました。
それじゃ朝一で何回かアコウを狙って、その後沖ノ瀬の東のヘリでオニをやろうと言う事に話がまとまりました。

すると、とくさんからメールで「深場をやるなら是非やってみたいと言っている人がいるんですけど?」とシドさん参加を打診してきました。

「どうぞどうぞ。」と5人でアコウ+オニのダブルヘッダーが決まったのですが、残念ながらとみたさんが仕事の都合で直前リタイア、4人が松輪の港に集合しました。

昨日の予報では午後から夕方に雷雨と言う予報だったのですが、そんな事を感じさせないような良い天気になりそうな空です。風も殆ど無く、ナギの海で一日楽しめそうだと期待で胸が一杯になってきました。

 

アコウダイ(1)36cm、0.7kg

オニカサゴ(6)20〜38cm、0.2〜0.9kg

トウジン(2)47〜60cm

オキギス(1)50cm

右舷にミヨシからいとうちゃん、シドさん、まるかつ、とくさんの順に並び、まるかつが左右の二人をサポートする体制にしました。
朝一に3回流して、上手く行けば全員で(4つの仕掛で)4本アコウをゲットすれば皆が美味しいアコウにありつけるという作戦です。

小一時間走りポイントに到着、潮の流れを見るとさほど速い潮はなさそうな(上潮は)雰囲気です。しかし、こればかりは道具を入れてみないと中層や底潮の様子がわかりませんので、とにかく一度やってみようと言う事になりました。
ミヨシのいとうちゃんから投入すると上手い具合に420mダチのところ450m位で底が取れました。

「今日はいけるかもなぁ。」と親父と話していると早くも竿先にアタリが出ました。ゆっくりと糸を送っているといとうちゃんが早くもリールを巻き始めました。「食ったのか?」と聞くと自信なさげに首を傾げていますが、残り50m位になったところで道糸が前に張り始めました。これは魚が浮き始めた証拠で本命のアコウが掛かった時に良くあることなのです。
(でかいトウジンで騙される事も良くあるので注意!)

すると前の方にポカッポカッと2つの赤い花が咲きました。いとうちゃんは大はしゃぎ、何せ深場初挑戦でリールを買ってから5回目で極小アコウ、今回が6回目での快挙なのです。

これで二人分と、アタリのあったまるかつの仕掛に視線が集中しましたが、前に道糸が張ることなくトウジンとオキギスの地味な色の一荷でした。
潮回りした第二投、今度はトモのとくさんから投入しました。今度も底ダチを取るとすぐにアタリが出て、先ほどよりは強めだったので「今回はこっちに来たか。」と期待を持たせます。
とくさんもアタッた様子で糸を送るように教えましたが顔が期待と緊張で引きつっているので早めに巻きに入るように指示を出しました。

この400m以上巻き上げる時間の何と長いことか。慣れてくるととても楽しいワクワクの時間帯なのですが初めの頃は希望と不安も一杯なのです。
そして、約束どおり道糸が前に張り始めました。とくさんの顔が一気にほころびます。「ヤッター!」大きな声が大海原に響き渡りました。
これでまた深場フリークが一人誕生してしまったかもしれません。
さっそく来週あたり釣具屋で800m巻きのリールを物色したり、ヤフオクで出物が無いか目を皿のようにして検索している姿が目に浮かぶようです。

続いて上がったまるかつの仕掛も道糸が前方に張り魚が浮きましたが赤くありません。「エーッ!?」と悲鳴を上げそうになった次の瞬間でかいトウジンの陰から小さな赤い花がひっそりと姿を現しました。

20050416photo2.jpg (45951 バイト)

これで何とか4匹、全員がお土産を持って帰れる事になりました。
続く第三投はまたしてもいとうちゃんに小型が来ただけで今日の第一幕は終了となりました。

次は東へ15分ほど走った100mダチでオニを狙います。最初はいとうちゃんに普通のカサゴ、まるかつに小型のオニが来ました。
潮が速くないことを確認したところで、今日の目的であるライトタックルに変更です。通常タックルではオモリ120号ですが、PE2号+オモリ80号の組み合わせでリーディングXA64-190Vにチェンジしました。リールは上州屋のバーゲンで29800円で売られていたリョービの小型電動をだいぶ前に買っておいたものに下巻きしてPE2号を300m巻き込んできました。
タチウオに良いかなと準備していたのですが、少し早くデビューさせることにしたのです。

ライトタックルだと底ダチから、魚がエサを追い、くわえてからモグモグして飲もうとするプロセスが手に取るように分かります。
オニは大きな口をしていますが意外と一気に飲まず、早合わせをするとすっぽ抜ける事が多いのです。そこで、モグモグの次の引き込みで合わせると百発百中で掛ける事ができました。

ちょっと深めの120〜130ダチを流すと全くアタリが無いのですが、90〜100mダチではオニの住処があるのかバタバタと顔を見せます。皆、釣る時は同じタイミングで誰かがリールを巻いていると言う状態が続きました。今日は大型が出ませんでしたが、ナギの海でアタリが多いというのも楽しいものです。

20050416photo3.jpg (58851 バイト)  20050416photo4.jpg (61882 バイト)

小型はお帰りいただき、中型はシドさん、とくさんのクーラーにお嫁にだし、「そろそろかな?」と思った時にモグモグの後の強烈な締め込みが来ました。
「これを待っていたんだよ。」とドラグを効かせながらゆっくりと巻き上げていきます。途中、何回か突っ込まれながら十分に楽しんで水面に浮かせました。

通常タックルだとさほどでも無い型ですが、ライトタックルだと倍にも感じるくらい強く感じるキロ弱でした。
こいつだけはとトゲをキッチン鋏で切り落とし、クーラーに仕舞い込み、大好きなオニの酒蒸しを思い浮かべて舌なめずりをしてしまいました。

今日はナギにも魚にも友達にも恵まれて幸せな一日でした。

2005/04/15

  雨のち晴れ・ソヨソヨ

  勝浦川津 宏昌丸

  ホテル出し、海中公園沖

 (ウネリとシャクリで社長はお疲れでぐったり)

【今回のお料理】

ヤリイカ:沖漬け、タタキ、刺身
     ご近所へお裾分け、ストック

 

ヤリイカ(28)28〜50cm

今回は某社の社長と2年越しのヤリイカ釣りです。

2年前にヤリイカ釣りに行く事になり、竿を新調し道具も揃え船に乗り込んで準備万端で港を出たのですが沖からのウネリが大きく少し進んだだけで敢え無くUターンしたのでした。
去年はチャンスが無かったのですが今年はベストシーズンにスケジュールの調整が付きました。

先週から今週初めにはトップ50〜70と絶好調状態なので、二人とも期待で胸が張り裂けそうになっていました。
しかし、前日の釣果をHPで確認すると「ありゃりゃ?」突然の急降下、午前はダメで午後は多少はマシという結果でした。
何か悪い予感がよぎったものの、夜の国道を勝浦に向けてひた走りました。

明日が定休日のせいか、平日なのに2隻出しでベストシーズン突入で人気が高いことを裏付けます。
両弦のミヨシ2番にそれぞれ席を確保し、準備を終えるとヤリイカ釣りの再レクチャーを行いました。
 ・底から10〜15mくらいまで誘い上げる
 ・乗らないときは落としなおし
 ・水深があるので大きめにシャクル
 ・巻上げはゆっくり目

出港しゆっくり南下しながら約30分走るとポイントに到着しました。ものすごい数の船が集結していて、大きな船団を作っています。
第一投から乗りがありましたが単発で、三投連続でパラソル級の大型をゲットしました。
左舷の社長はと振り返って見ると「投入はスムーズにできるんだけど乗りが分からない。」と首を捻っています。そこで、実際に社長の竿でしゃくり方と誘いの実技指導を行いました。
その後一人で教えを忠実に実行していると来たんです、デカヤリイカが。

 (小振りのイかが少ないので沖漬けも少しだけ)

その後はポツリポツリで忘れた頃に単発で乗る程度、他船の釣り人も動きが止まり始めました。
今日はヤリイカの定石である底中心では殆ど乗らず、10mから上、時には20m以上上で乗るという変則的なパターンでした。
ですからしっかりとシャクッてタナを探っている人にしかイカは乗りません。

ここまでまるかつは8杯、社長は5杯、中には1〜2杯の人もいる有様です。悶々とした時間を過ごして、残り時間が1時間を切った頃に船長が決断をしました。
今まで120〜130mダチでやっていたのですが、思い切って沖めの180mダチにウネリのなか潮水シャワーを浴びながら大移動です。

再投入すると、いきなりズシンズシンと忘れていた感触が訪れました。すぐ巻き上げると4杯掛け、水深が深いので手返し良くとは行きませんが次は3杯、続いて7杯(セミパーフェクト)、3杯、3杯と一流しで20杯をゲットすることができました。

前半、苦労して乗せた1杯も後半楽に乗せた1杯も同じ1杯ですが、「終わり良ければ全て良し」という事で天国のようなゴールデンタイムはあっという間に幕となり、快い疲れと満足感が残りました。

2005/04/10

  晴れ・ナギのちややシケ

  鹿島 不動丸

  真沖

 (2ヶ月ぶりに対面する事ができました)

【今回のお料理】

マコガレイ:刺身、煮付け、酢の物
イシガレイ:ご近所へお裾分け、ストック
アイナメ:空揚げ、骨せんべい、焼き皮造り

 

イシガレイ(8)24〜28cm

マコガレイ(2)33〜50cm、0.5〜1.6kg

アイナメ(12)20〜32cm

今年は桜の開花が遅く、4月に入ってやっと本格的に咲き出しました。丁度今週末が満開で桜の名所は何処も大勢の人が待ちかねたように繰り出しています。
先週の土日は桜を目当てにお客さんが来ましたが未だ一分咲きで空振りに終わってしまいました。仕方ないので今週は土曜日に奥さんと目黒川の桜を見ながら散歩、日曜日は釣りというスケジュールになりました。

2月のイシガレイ釣りで寝坊リタイヤだった大久保君が是非とも再戦したいとのメールをもらい今シーズン3回目のカレイ出撃です。
「数より型」と密かに闘志を燃やしていましたが、カレイ専門乗合ではなく、カレイ+アイナメのリレー乗合を選択しました。
アイナメは春が旬の魚ですので、その食味にも惹かれたという訳で、道具も同じ物が使えるので一粒で二度美味しい思いをしようという魂胆なのです。

2:30に迎えに来てもらい助手席で快適なドライブを楽しんでいるとあっという間に鹿島港に到着してしまいました。
土曜日に比べると日曜日は混まないので右舷トモ2番から並んで席を確保、準備に取り掛かります。
今日のエサはアイナメ用にアカ(岩)イソメ、カレイ用にアオイイソメ、船宿支給はホッキガイ、それとフグ釣りの残りを冷凍しておいたアオヤギ(ちょっと匂います)を持参しました。

潮は結構流れていて、第一投からミヨシ寄りの人とオマツリしましたが、幸先良く小型をゲット。もう1本の竿をあげてみると今度は後ろの左舷トモの人とオマツリしましたがまたまた同サイズをゲットしました。
出だし好調ではあるのですが、オマツリ続きで何だか落ち着きません。そこで、飲み物を飲んで一服していると大久保君にも待望のアタリが来ました。喜びの声をあげながら今まで待った鬱憤を晴らします。

 (10数年振りでマコの記録を更新しました)

食いは悪くないのですが何故か小型ばかりでお目当てのデカイシが来ません。同サイズが6枚続いたところで手持ち竿にコツコツと言う小さなアタリが来ました。気持ち送るようにしてから竿を立てると今までとは全くスケールの違う引き込みが襲ってきました。
竿を立てるとドラグが滑り大型である事を知らせます。
ゆっくり巻き上げ水面を覗くと今までには見たことも無いようなデカい姿が浮上しました。

大久保君がタモですくってくれ取り込むと船底を尾びれで叩き大暴れ、期待はしていなかったのですがデカマコをゲットすることができました。
同じタイミングでミヨシ寄りでもデカマコが続けて上がりましたので、丁度集まっているポイントを通過したのだと思います。

それまで小型ばかりでモヤモヤしていたのですが、これで一気に気分爽快になり、満足度120%になってしまいました。これを境に潮が流れなくなりアタリも遠くなったので、船長はちょっと早めのアイナメへのチェンジを決断、ポイントの移動となりました。
オモリを40号から30号に変え、仕掛けも替えてエサもアカイソメにしました。

アイナメも大型を狙ったのですが、高校生サイズ止まり、幼稚園サイズはお帰りいただきましたが十分にオカズなるだけは釣る事ができました。11時過ぎから急に南風が強くなりジエンドとなってしまいました。

2005/03/26

  晴れ・シケ

  勝浦川津 宏昌丸

  灯台沖、海中公園沖

 (外房のイカ釣りは朝が早い、まだ真っ暗)

【今回のお料理】

ヤリイカ:刺身、塩辛、ゴマ油風味の変わり煮物、
     ご近所へお裾分け、ストック
スルメイカ:塩辛、ストック

 

 

 

ヤリイカ(12)21〜54cm

スルメイカ(5)40〜46cm

「勝浦沖にヤリイカの群れ接岸!」

こんな見出しがスポーツ新聞の見出しに踊るのを釣り人は皆首を長くして待っています。
ところがその中の一部の釣り人は釣れ始めて情報が知れ渡るちょっと前に釣りに行こうと船宿のHPをマメにチェックし駆けつけるタイミングを計っているのです。

まるかつもそんな一人で毎年楽しみにこの時期を待っているのです。
家族もその事を良く知っていて、「お父さん今年のヤリイカはまだかな?」とか「もうイカのストックはなくなっているよ。」と刺激してきます。
群れが来る時期は年により2月下旬〜4月初旬と異なりますので予想が難しいのですが、南房地区の模様を見ながら判断する事になります。
勝浦、大原と北上しGWあたりの銚子沖を最後にシーズンが終わるのです。
しかし、今年は南房でそこそこ釣れている時に銚子沖でも釣れ始めてしまい予測が混乱してしまいました。

しかし、蓋を開けてみれば例年通りの開幕時期と言うところでしょうか、HPの結果が「スルメ主体でヤリイカも。」という表現が「デカヤリ登場、そろそろか。」から「お待たせしました、やっと群れが到着。」に変わったタイミングでいとうちゃんを誘って駆けつけました。
いとうちゃんは何故か今まで足のたくさんある釣り物が結果に見放されていて苦手意識がありました。今回はこれの克服が目標です。

週末金曜にかけて春の低気圧が通り東京も強い風が吹いていましたが、港に着いてみると風も無く静かでホッとしました。
しかし、沖に出てみると残ったウネリに北海道に抜けた低気圧に吹き込む南風が重なりかなりのシケで、ポイントは近いのですがなかなか前に進めません。

やっと到着して投入すると左隣りのいとうちゃんは早くも巻き上げ開始。右隣の人も巻上げを開始するとまるかつの道糸がフケいきなりのオマツリです。
いとうちゃんは早くも本命の顔を見て苦手克服、右隣にも型の良い本命で挟まれたまるかつは歯軋りするばかりです。

 (1年ぶりのデカヤリイカ、引き味は抜群!)

オマツリの原因は仕掛を投げずに投入した事で、その事を教え次からはオマツリすることはなくなりましたが、結構重症なオマツリだったので数本自分のツノを切り解くのに結構時間がかかってしまいました。
やっとの思いで仕掛を直し再投入すると今度はサバが回り始めて途中でアタックされてしまいました。

いとうちゃんが4〜5杯ゲットしているのにまるかつのオケは空っぽ、ここで焦っては初心者と同じなので落ち着いて一計を案じました。
左右が投入しサバに捕まったところで投入、すると思惑通り底まで到着し、シャクリ上げるとすぐにズシンッと半端ではない衝撃が来ました。
巻き上げの途中も魚のようにグイグイと引きハラハラドキドキの100mを楽しみながら上げてくると下から3番目と2番目にデカヤリイカが乗っていました。

今日のサバは中層だけでなく底近くにもいるので厄介で、イカの活性の高い時間帯はサバの活性が高いため皆底まで仕掛を送り込むのに四苦八苦しています。中にはサバが掛かっても無理やり送り込もうとする人もいますが、決まってオマツリの原因になるので混んでいるときはこの戦法は自粛しなくてはなりません。

後半はポツポツの展開で、釣れない人ほど置き竿や底だけ狙いで悪循環に陥っているようでした。
終わってみればダブルが2回だけで殆ど単発でしたので数は出ませんでしたが、大型(スルメもデカイ)ですので重量は十分、ビニール袋に入れた釣果はずっしりでした。
今回はたくさんストックするまでは釣れませんでしたので今シーズンにもう一回は行かないといけませんね。

2005/03/19

  晴れ・ナギ

  大磯 恒丸

  二宮沖、大磯プリンス沖

 (空は快晴、富士山がくっきり見えます)

【今回のお料理】

アジ:にぎり寿司、つみれ汁、ご近所へお裾分け
ゴマサバ:深場釣りの餌にストック

 

マアジ(11)24〜35cm

ゴマサバ(3)28〜32cm

ユメカサゴ(1)18cm リリース

「お父さん、この休みは色々釣りに行かれて良かったじゃないの、天気にも恵まれたし。」とお茶を飲みながら奥さんが言います。
「あゝ、でも釣果にはあまり恵まれなかったけどね、でもこんなペースで行って毎回大漁じゃ冷凍庫にも入らないし、海の神様がこの程度にしておきなさいって事かもね。」とまるかつが答えます。
「ねぇ、この雑誌に出ている小田原の鯵寿司美味しそうね。そうだ、明日天気が良いみたいだから鯵釣ってきて作ってよ。」って事で連休最後の出漁となりました。

連休初日の土曜日なので結構混むかもしれないけどゆっくり行ってノンビリ釣ればイイやと考えて1時間前の6時半に着きましたが3人目で右舷大ドモに入ることができてしまいました。
聞くとやはり水温も低く、潮もおかしいとかで釣果も芳しくないようです。女将さんも「これじゃあ困っちゃうわよ。」とグチばかりです。
「青イソが1パックだけあるけど持ってく?いいかどうかは分からないけど300円でいいわよ。」と勧められたので保険のつもりで買う事にしました。

その後ぽちぽちとお客さんが現れて、右舷に6人、左舷に4人で出港となりました。ナギの海を滑るように走って約20分でポイント到着。
「今日は流してやるから準備して待ててよー。」とアナウンス、今日は係り釣りじゃないようです。
「やってみてー、水深90メートル、5〜10でやって。」の声で投入し、底ダチを取って3m上げコマセを振り2m上げて5mのタナに合わせました。
すると、いきなりアタリがあり巻き上げると金色に輝く中アジでした。
「しめしめ、そんなに模様は悪く無いじゃん。」と思い第ニ投をすかさず入れますが後が続きません。結局2匹目が釣れたのは3回目のポイントに入ってからの1時間後でした。

普通アジ釣りの場合(係り釣りが多いですが)最初はアタリが無くてもコマセを打ち返し、次第にアタリだして入食いになるといったパターンなのですが、今日は全く違います。反応を追って道具を入れ食い気があればポツリポツリと上がり、すぐに移動と言った展開です。

ちょっと深めの130mダチに移動した第ニ投目に今までとちょっと違う強いアタリが来ました。巻き上げに入ると時折グーングーンと強く引き込みドラグが滑るところまでは行きませんが巻上げが止められるほどです。
十分に引きを堪能して水面を見ると今までの中アジとはニ回りは大きな良型です。
左手でハリスを持ち、右手でタモを使いすくい上げる事に成功しました。

周りは釣れている訳ではないのですかさず「タナは何mですか?」と質問が来ます。「4mで振って6mですよ。」と答えると今まで置き竿で腕組みしていた人までもが慌ててコマセを撒き始めました。
続く投入でも同型をゲット、「悪いけどマメにやらなくちゃね。置き竿じゃ釣れないんだ。」と心の中で呟いていました。
実際、船中10人の中で、終始手持ちで釣っていたのは2人で、後は釣れなければ釣れないほど沖になっていました。船長も「置き竿じゃ釣れないよ、誘ってよ。」とアナウンスするのですがダメみたいですね。

晩御飯はお約束のアジのにぎり寿司とつみれ汁となり「美味しいねぇー。」の一言で全身の疲れが報われる思いでした。今日は数は出ませんでしたが、「釣った」と満足できる一日でした。

2005/03/17

  雨・ナギのちシケ

  松輪 仕立て

  沖ノ瀬

 ※今日は雨のため写真はありません。
   取るべき物も無かったのですが...トホホ。

釣果無し【丸坊主】

先月、葉山出船の根魚五目で良い思いをした事を(2005/02/18参照)親父に話したら、「漁の帰りでも場所を見て見るか。」とその気になったみたいでした。数日後、電話があり「葉山の船がやってる場所がわかったぞ。」と自信マンマンな口ぶりでした。

そこで「デカムツ挑戦ツアー」を企画したところ、いとうちゃん、とくさん、そしてとくさん行きつけの店あくねの親父さんが名乗りを上げたのでした。
「場所は分かった、後はエサだ。」とばかりに親父経由で松輪漁港の丸新(魚屋さんです)に連絡して金田湾の定置網に入るシコイワシを手配しました。

後は天気次第でデカムツをゲットしたような気分になっていました。
港に6時集合ですが、平日ですので閑散としていていつもの松輪の雰囲気は皆無です。皆、気合が入っていて準備も万端で7時には出船しました。
この時点ではまだ雨も落ちていなく「このまま持ってくれればなぁ。」とナギの海を一路沖ノ瀬へと南下しました。

沖ノ瀬のポイントに着いてみると、さほど潮が速そうな感じではないのですが、仕掛を下して見ると上潮が早く糸フケがかなり出ます。
深場が初めてのとくさんとあくねの親父さんは底ダチを取るのに苦労している様子です。

第一投はミヨシのいとうちゃんからの投入でしたが、親父が言うには「上潮が東へ、底潮が南へ通っていてトモから入れたほうが良かった、失敗。」と言いながら上げてみるといとうちゃんに型の良いキンメが2枚ついてきました。
初めての二人組みもこれを見てやる気マンマン、すっかりその気になってしまいました。

しかし、この変則2枚潮はかなり厄介で、底ダチが取れないだけでなく、予測どおりにポイントに投入する事ができず静かな投入・回収が繰り返されるばかりです。
ポイントは確かに分かっていて魚探を見ていてもいかにも魚がいそうな地形で、事実反応も良く出ていました。途中、ポイントを外れて底を引きずり気味の3人にはオキギス(ギス)やチョッピ(トウジン)が掛かる事はありましたが、最後までまともな魚はおろかタナを取っているまるかつにはアタリすらありませんでした。

せっかく参加してくれた皆さん、申し訳ありませんでした。深場釣りの醍醐味と釣れた魚の美味しさを堪能してもらおうと思っていたのですが、雨に叩かれアタリは無く、長い仕掛けに苦労し辛い釣りをさせてしまいました。

これに懲りることなくもう一度挑戦してみてください。コンディションの良い(潮方の良い)時ならばきっと楽しい思いができると思いますので。

2005/03/14

  晴れ・ナギ

  勝浦松部 和八丸

  灯台沖、三本松

 (今日は色々な魚がオケに入りました)

【今回のお料理】

イサキ:刺身、塩焼き、ご近所へお裾分け
メジナ:刺身、潮汁
ウマズラ:煮付け
トゴットメバル:ストック

イサキ(22)25〜32cm

トゴットメバル(4)19〜21cm

ウマズラハギ(1)39cm

メジナ(1)28cm

仕事仲間の「しゃちょう」は顔を見るたびに「釣りに行きたいなぁ。」と言ってくれるのですが、本業が忙しかったり体調(腰)が悪かったりとこのところご一緒できる機会が少なくなっていました。

ヤリイカに行こうと専用竿を一緒に買いに行っては船が港を出たところでシケによりUターンしたり、深場釣りの話を聞いてはやってみたくなりミヤX−4を手に入れたのは良いけれど今だ出動していないなどお道具のデビューもさせなければいけません。

そこでやっとスケジュールの調整がついたとの連絡でヤリイカ、メヌケ、イサキの季節物メニューを準備しました。しゃちょうがセレクトしたのはお道具のデビューより半年振りのお楽しみでに釣果を優先したみたいでイサキでした。

日ごろ一所懸命仕事をしている姿を海の神様は見ていたのでしょう、願ってもない良い天気でナギ。北風がちょっと寒いのは仕方がないとして絶好のコンディションです。
6時に出船して最初は走って15分の灯台下のポイントからスタートとなりました。昨日はここで食いが良かったそうですが、今日は打って変わって全く口を使う気が無いようです。社長に巨大ウマズラとウミタナゴがまるかつにメジナが来ましたが本命が船中顔を出さないまま、船長は移動を決断しました。

次のポイントは30分ほど走った三本松で、秋になるとカモシ釣りで賑わう所です。移動の決断は大正解で、投入して38mからコマセを振り35mで待ちゆっくりと誘いを入れるとすぐにアタリ、追い食いを待っていきなりの3点掛けのスタートです。

 (しゃちょうもデカウマにビックリ、苦笑い)

しゃちょうにもアタリがきたらしく必死な顔をしてリールを巻き始めました。釣れれば寒さも感じる事は無いのですが日も上りポカポカと感じる中コマセを一所懸命振りますので体が温かくなってきました。

今日は船長の許可を得てライトタックルで挑戦です。通常サニーカゴFL60号を使用するのですが、同サイズのカゴにオモリ30号、竿はリーディングX64Vで、小型リールにPE2号を巻いたタックルを使いました。竿が柔らかめな分コマセの出が悪いので強めに振らなければなりませんが、小さなアタリが良く分かり魚が掛かった時の引き込みが強く病みつきになりそうなくらい楽しいです。

釣れる時のコマセ釣りは雑になりがちですが、1投1投を丁寧に楽しみながら釣ると満足感は倍増するように感じました。特に多点掛けを狙うプロセスを十分に味わう事ができるように思います。

終了時間が近くなってきましたので魚のエラを料理バサミで切り大きなオケに泳がせて血抜きをします。これでより美味し料理を食べる事ができますので大切な作業ですよ。
もちろんイサキも美味しかったですが、小振りながらメジナが脂が乗り、刺身が絶品でした。

2005/03/13

  曇り時々晴れ、たまに雪

  大原 長福丸

  太東沖

【今回のお料理】

ショウサイフグ:チリ鍋

ショウサイフグ(11)13〜23cm

アイナメ(1)19cm リリース

二日連続で出漁した後、二日連続して家で猫と留守番しながら仕掛け作りに精を出しました。
翌12日の土曜日に出漁するつもりでしたが、晴れるものの風波の予報が悪かったので「無理をする事はないや。」と一日延期する事にしました。
夕方にインターネットで結果を見てみると風が強かったものの27〜50とここ最近の中ではかなり良い結果でした。

「これは期待が持てるかも。」とスケベ心を出して早朝3:30には港に着き、いつもの大きな船はヤリイカに行くということで、1号船の右舷トモから3番に場所を確保しました。
船宿で熱いコーヒーを頂き、受付を済ませて準備に取り掛かりました。このあたりまでは期待に胸を膨らませて、「冷凍庫のふぐのストックも無くなっているし、前回は丁度帰宅時にご近所の方々に会い半分以上持っていかれちゃったし...。」と皮算用をしていました。

5時過ぎに出港し北西風の中を太東岬沖へ向かいました。40分ほどでポイントに到着し、「昨日ここで良い思いをしちゃったのね!」と一人合点をしながら投入しましたが、ウンでもスンでもありません。

仕掛を上げて流し返るとコンコンと竿先がノックされ、「これを待っていたのよ。」と巻きに入りますが、何か変ないつもと違う感触です。
薄暗い中、水面を割ったのはデキアイナメで、お腹にグッサリとカットウが刺さっていますので試しにバケツに入れてみると元気に泳ぎ出しました。
「お父さんかお母さんを連れておいで」と海に戻してやりましたが、今までフグ釣りでアイナメを釣った事は無いことに気づきました。
やはりちょっと水温が低めなのかも知れません。

やっと本命の顔を見たのは釣り始めてから1時間近く経ってからでした。その後も状況が好転する事も無く、周りの人たちのボヤキを聞きながら流し替えのたびにポツリポツリと言う展開で、雪もチラつくし我慢の釣りになってしまいました。

アタリも少なく、カラ合わせでたまに掛けている人がいるくらいで、じっとアタリを待つのは実に辛く集中力が途切れそうになってしまいます。
「そうか、海が悪くても食うときは食うけど、シケの翌日は底荒れでダメなんだっけ。」と今更思い出しても後の祭りです。

途中からたまに太陽が顔を出しナギてきたのが唯一の救いだったでしょうか。
「そろそろか?」とスケベ心を出したヤリイカ親父たちも震えて帰って着ましたが、やはり時期早尚だったようでした。寒かったー。

2005/03/09

  晴れ・ナギ

  鹿島 不動丸

  真沖

 (平日なのに満員御礼、2隻出しにビックリ)

とくさん、伊野さんとビックイシガレイに挑戦して小型ばかりで惨敗してから(2005/02/05参照)早一ヶ月が経ちました。
あの時はまだ水温も高く、ポイントも港を出て南に走った場所でした。イシガレイはもともと冷水温を好む魚ですし、大型の実績のあるポイントも港を出て北に向かった場所なのです。

とくさんとも連絡を取り合っていましたが仕事の調整がつかず、ご一緒することはできませんでした。(残念)
とくさんはチカちゃんの釣り飲み友達で「あんぐらぁ徒然」というブログを持っている比較的最近沖釣りの魅力に嵌った御仁です。

イシガレイ(14)34〜55cm、0.5〜2.1kg

マコガレイ(1)23cm

最近ではうちの会社の釣り部のイサキ釣り大会にも道場破りしに来るようですし、いろいろなところに顔を出している様で、まさにネット釣師の面目躍如と言ったところでしょうか。来週のまるかつ主宰「デカムツ挑戦ツアー」にもエントリーしてくれていますし??
(楽しみにしていますよん!)

さて、ビックイシガレイリベンジは一人での釣行となりましたが、「平日なので空いているだろう。」とタカを括って出船1時間前に鹿島港に着き、トモ2番を確保したのですが、その後来るわ来るはでアッと言う間に大型船は一杯、2隻出しと相成りました。
みんなリフレッシュ休暇なのかしらとちょっと驚きましたが、やはり釣れている釣り物には皆正直なんだと妙に納得してしまいました。

右隣にはベテランのおじさん(ちょっと年上、会社の偉いさん風)、左隣は「鹿島のカレイは始めてです。」という欲のなさそうなおじいちゃんというご近所付き合いとなりました。
港を出ると案の定、北に向い去年と同じポイントを目指します。左大ドモの人が、「先週も来たけど、北のポイントは小さいのはいないよ、小さくても35cm位かな。」と近況報告がありました。
「今日こそ大判をゲットするぞ。」と、思わず上る日の出に手を合わせてしまいました。

40分位でポイントに着き、2本竿に青イソメとホッキガイを付けて投入しました。
ミヨシから胴の間にかけての船前部は早くもアタリが集中、船長もマイクで実況中継しながら船中いきなりヒートアップします。しかし、トモ寄りの真中から後ろはシーンとしていて顔が引きつっています。
船長もすかさず「周りが釣れても焦らなくていいからねー。自分のペースでやる事が大事だよー。」と大きな声でアナウンス。

30分後に右隣りに35cm級が来てから、後ろにも魚が回ってきました。続いてまるかつの手持ち竿にも待望のククッ、ククッというカレイ独特のアタリが到来しました。一呼吸待って聞き上げると結構な抵抗をして底を離れるのを嫌がります。

(リベンジ成功、タバコの空き箱が小さく見えます)

まだまだ大きくはありませんが前回の小型とは大違いで引きを十分に楽しんで40cm弱を抜き上げました。
(お隣りさんが「タモは?」と声を掛けてくれましたが、「大丈夫!」とお断りしました。)

ここからは入食いとは行かないもののポツポツのアタり置き竿にも掛かってきます。そして本日一番は、手持ち竿にレギュラーサイズを掛けて巻き上げている最中に置き竿に来ました。
小さいアタリの後、激しくリーディングX64の竿先が水中に突っ込みました。慌てて、合わせをくれ糸を少し出してから、手持ち竿を高速で巻き上げ魚を放り出して置き竿に持ち替えました。
今までとは違う重々しい中に激しさがある力強い引きを堪能し途中ドラグを滑らせながら水面に上がってきたのはリベンジを誓ったビックイシガレイでした。

この一枚で十分に満足してしまいましたが、釣れるときはそんな物で、続いて手持ち竿にも良いアタリが来て同級を追加しました。
前回の一番大きかったサイズ(30cm)より今回の一番小さいサイズ(34cm)のほうが大きいという結果で、方が揃っていたので十分に納得してしまいました。

そんな状況なのに可哀想だったのは左隣りのおじいさんで、周りが好調な中、一人だけアタリがありません。エサの付け方や誘い方など色々と教えたのですが何が悪いのか食ってこないのです。見かねた船長が左舷胴の間の自分の横に席を移させて直接指導をしていましたが、終了までダメだった様でした。
こんな事もあるんですね。

2005/03/08

  晴れ・ナギ

  大洗 藤富丸

  大竹沖

 (藤富丸特製オモリ65号とデカメバル)

今週から勤続20年のリフレッシュ休暇に入りました。普通は夫婦や家族で海外旅行にでも行くのでしょうが、我が家は
・奥さんも幼稚園で働いている
・子供達も仕事や友達との付き合いで忙しい
・猫が2匹いて「自分だけ勝手に旅行に行くなよ」と
 言っている(一緒の布団で寝ているので)
といった理由で親父は一人で釣りにでも行くしかないのであります。

 

クロメバル(2)25〜27cm

ウスメバル(3)18〜23cm

アイナメ(4)20〜33cm

藤富丸は20年位前には良く通っていた船宿で、まだ常磐高速も通っていなかった頃、深夜国道6号線をひたすら北上して時間がとても掛かりました。
それでも太いハリス(確か5号だった?)にエビ餌でデカメバルや一升瓶アイナメがバリバリと食ったのを良く覚えています。
いつも買っている釣り雑誌に紹介記事があり、思い出して懐かしくなり矢も立てもたまらなくなったのです。

雪を降らせた寒波も去り春を感じさせる暖かい陽気になり「メバル日和」かと思ったのですが、一週間くらい前から水温が急激に下がり10度以上あったのが7度前後に落ち込んでしまったと船長が出船前から不吉な話をします。
そんな話を胴の間の席で聞きながら道具の準備をしていると、「今日は水温が低くてメハル(茨城弁では濁らない)の食いは悪いっから、下に天びんつけてアイナ(茨城弁ではメを言わない)狙いなって。」とアドバイスをしてくれました。

藤富丸は夫婦船で船長の奥さんが中乗りで釣り人の面倒を見てくれます。初心者の人には親切丁寧に世話を焼き、後半は自分もミヨシのでっぱりで竿を出して釣りまくり、皆にプレッシャーを掛けるのです。

小一時間ナギの海を南下して大竹沖に着きました。配られた餌はクロタエビという活きエビです。尻尾を丁寧に切り、まっすぐな姿勢になるようにハリに刺すのがコツです。
エビとヒイカのゲソを交互に付け、天びん下にはハゼを付け第一投です。

 (今日の特エサは去年の秋に釣ったハゼ)

底ダチを取るなり激しいアタリがあり、根に潜られないように少し巻き上げて追い食いを待ちますが続きが無いので上げてみると、天びん上のエビ餌にクロメバルが食っていました。
続く第二投は天びん下のハゼエサにデカメバルが食ってきました。どうも水温が低く下ダナにしか食わないようです。また、ヒイカのゲソも不発でした。

かなり根がキツイ様で、開幕早々から根がかりで竿をあおっている姿があちこちで見られました。この釣りは底についたらすぐにリールのハンドルを巻くよりも早くスプールを親指で抑えながら竿先を上げ、オモリを底から離すのがコツなのです。それでも一瞬で根がかりしてしまう事もあるのですから。
お隣りさんはかなりのベテランでしたが一日で10個以上のオモリを取られていましたが、まるかつは4個ですみました。

色々な場所を試してくれましたが、食いはポツポツで後半はアタリも少なくなってしまいました。しかし、久しぶりの大洗の釣りで語尾の上がった茨城弁も懐かしくほのぼのとした釣りが楽しめた穏やかな一日でした。

2005/02/26

  晴れ・ややシケ

  勝浦川津 喜美丸

  真沖

 (今日は桶の中がさびしい)

イサキ(7)24〜34cm

ササノハベラ(2)20cm

サクラダイ(1)19cm

一月位前にトックンから「金融の営業の連中が寒イサキの仕立をやるみたいだけどいっしょにどぉ?」と誘いのメールをもらっていました。
そろそろお腹にびっしり脂肪を蓄えたイサキもいいなと思っていたので、このオファーにOKを出していました。

港に集まったのはそうzり12名で、釣りをやりこんでいるような風貌の釣り親父もいれば、最近始めましたといった感の若者もおりなかなか楽しい会になりそうな雰囲気です。でも港が川津だったので、いつも世話になっている常宿の船長や女将さんに見つからない様に大きな体を小さくして見つからないようにしているのがちょっと大変。

座席はクジ引きで、「今日は北西風だから右舷で日があたる場所がいいな。」と思っていたらクジは左舷胴の間。胴の間は好きな場所なんだけど、寒さが厳しいかもと悪い予感がしつつ船に乗り込みました。
港を出てすぐは海も静かでしたが、沖に出るに従い風波ともに強くなりシケ気味になり、早くも顔が白っぽくなってきた人も出てきました。

釣り始めると潮の流れが左舷ミヨシから右舷トモに流れるコマセ釣りとしては最悪のパターン。こんな時は一般的に言われる「指示タナの2〜3m下からコマセを振ってタナに合わせる」なんて事をしていたら自分は全く釣れず背中合わせの人のためにコマセ係りをやらせていただきますって事になってしまいます。

そこで数ある引出しの中から「潮上に座った場合のコマセ釣りの仕方」という腕を取り出しセットしました。すると釣り方を替えて2投目にヒット、38mの指示タナでした。(詳しい事を知りたい方はまるかつ道場に入門してください。)
右舷の景気の良い声を聞きながらポツリポツリとイサキを拾い、今日の一番の浅タナである35mで大型をゲットしてからは場所を替えても全く食わない展開になってしまいました。

乗合船に行く時は自分の知識と判断で釣り座を決めますが、今日のような仕立でクジ引きの時はいろいろな釣り方を知っていないと大変な事になるなとつくづく思い知らされました。
ちなみに下船後、幹事さんが発表していましたが右舷が6人で70数匹だったのに対して左舷は6人で15匹オデコが二人だったそうです。

家に帰って捌いてみると以外やお腹に脂肪がびっしりでなく痩せ型のイサキでしたが、身は良く締まり刺身の味わいはなかなかでした。

2005/02/18

  曇り・ややシケ

  葉山 長三朗丸

  沖ノ瀬

家族から「週末にお客さんが来るから美味しいお刺身お願いね。」と願ってもない依頼がありました。
葉山の長三郎丸はここ数年マルイカで利用している船宿ですが、いつも隣の船に根魚五目の札が出ていて気になっていました。HPで見ても(あまり熱心に更新していませんが)結構な型物や釣果が出ていて一度は行ってみるかと頭の片隅にインプットされていたのです。

キンメかムツ、メダイで注文に応えようと釣り物は決定しましたが、天気予報は一日曇りで夕方から雨になり、一日気温が上がらない寒い一日との事。夕方まで降らずに持ってくれればと祈りながら葉山あぶずり港を目指します。

7時出船なので1時間前の6時に港に到着しましたが早起きの根魚好きのお父さんが3人準備に余念がありません。彼らがトモ寄りに集まっていたので、右舷のミヨシに開店する事にしました。
ミヨシは揺れが大きく上下動も大きいので敬遠されがちですが、順番に投入する深場釣りでは前から投入する事が多く、仕掛けを早く投入でき、入っている時間も長いので結構有利なんです。(潮加減にもよりますが)

港を出てイケスから活きの良いシコイワシを船に移します。といっても活き餌で使うわけではなく、超新鮮なデットベイトとして使います。
その後、舳先を南に向けフルスロットルで約1時間走ると大島がかなり大きく感じ、東に洲崎が見えるポイントに到着しました。

ムツ(2)48〜55cm、1.3〜2.2kg

キンメダイ(5)24〜37cm、0.2〜0.6kg

ゴマサバ(5)29〜32cm

止まって潮回りをするとかなりの風でやっとの思いで第一投を無事に入れ終わりました。上4本にはイカの紅染めを、下4本にはサバ短と支給のシコイワシを付けた8本の胴付仕掛けです。
水深は360mほどで着底してからしばらくして弱いアタリが来ました。そのまま底をトレースするように底ダチを数回取り直すと一段強いアタリが来ました。
そこでゆっます。くりと巻き上げに入ると結構竿先を叩いて期待を持たせます。

水面に現れたのは上から2本目に型の良いキンメ、下から3本目に小振りなキンメでした。それぞれイカ餌、サバ餌に食っていました。船中1号で魚の顔を見ることができたのと、とりあえずお刺身サイズをゲットできたのでホッとしてしまいました。

次の投入では一番下にスルメの肝付き目玉を付けて投入すると、底ダチを取ると同時に大きなアタリが到来しました。
過去にも経験のある下品な引きでかなりの強さなので、隣りに迷惑を掛けてもいけないと思い、早々に巻きに入りました。370m巻き上げる間ずっと引きっぱなしで、これはサメかバラムツだろうと自分では分かっていましたが、隣りのおじさんは「なんだろうね?」と期待して水面を覗き込んでくれています。

仕掛けが上がり、手にしてとたん強い引きが消えうせました。上げてみると一番下のハリスがザラザラになって切れており、隣りのおじさんが「いやー残念!もう少しだったのに!」と本人の替わりに悔しがってくれ申し訳ないような気分になってしまいました。

 (隣りのおじさんもデカムツをゲット!)

その後、潮回りを繰り返しながらポイントを替え、キンメを拾っていきますがどうしても盛り上がりません。空巻上げの途中でサバが食ってみたりしながら昼過ぎになってしまいました。

次の投入は船長から「今度は400m、ここはでかいムツが食うところだから、いいアタリが来たら早めに上げてよ。そうしないとバレちゃうからね。」とアナウンスがありました。
隣りのおじさんは着底と同時にアタリがあったらしく巻き上げに入りました。かなり古め固めの胴付竿なのですが、今までになく竿先がおじぎを繰り返しています。
「こりゃ、来ちゃったかもよ。」と茶々を入れると、真剣な顔で竿先を見つめたまま固まっています。
そこでドラグ調整を見てあげてから自分の竿に戻り底ダチを取り直すと7mも糸が出て行きました。
そして、底を取ったとたんに「ガツッガツッツ!!」と激しく竿先が叩かれました。

「こっちも来たぞー!」と手巻きで10mくらい巻き合わせを入れてから最低速で電動巻上げに入りました。
もちろんドラグを効かせ、船が持ち上がる時にはスプールが滑る位の調整をしてあります。
そしてお隣さんの魚をタモ入れし、記念撮影までしてあげると自分のリールも残り80mになっていました。

まだ時々竿先が突っ込み、大物の予感が高まります。しかし、残り10mになった時に突然フッと軽くなってしまいました。天国から地獄へ突き落とされたような気分で仕掛を回収し、魚が浮いてこないか周囲を探すと、20m位離れたところにカモメが集まり始めました。
そして水面に浮かぶデカムツを発見。船長に船を寄せてもらい無事に手に取る事ができ、再度天国に戻る事ができました。

「もう一度同じところ流して終わるよ。」の掛け声で再投入すると、またしてもすぐにアタリ、なんと2投連続でデカムツをゲットしてしまいました。
家に帰ってから、「お父さん、さっすがー!」と賞賛された事は言うまでもありません。

2005/02/12

  晴れ・ナギ

  飯岡 隆正丸

  真沖

20050212photo4.jpg (39718 バイト) 珍しいカレイが釣れました

ショウサイフグ(36)18〜30cm

イシガレイ(4)26〜42cm、0.3〜0.9kg

メイタガレイ(1)21cm

ウマズラハギ(1)17cm

以前より中川から「フグに行こうよ。」と誘われていましたが、ランチミーティングで打ち合わせをしてみると「アコウが食べたいんだよね、そろそろいいんじゃないの?」と心変わりした様子。

じゃあ、いとうちゃん、トックンと声を掛けてから親父のところに電話を入れてみると先客が入っており万事休す。「それでは初心に戻ってフグに行きますか。」と言う事に落ち着きました。
でも、大原は釣果が芳しくないので、比較的安定している飯岡に行ってみましょうということになりました。

三連休の中日だから混むかもしれないと思い集合時間の一時間前の4:00前に港に到着しました。トモにはクーラーがいくつか置いてありましたが、お目当ての右舷ミヨシに3人分席を確保し一安心。
車の中で仮眠していると、ナカガワが到着し船宿に受付をしに行く事にしました。行ってビックリしたのは釣り人が長蛇の列を作って受け付けを待っている光景でした。

なんとか受付を済ませさぞや船も混んでいるだろうと思いきやアイナメ、アジ、ハナダイ、フグと乗合の魚種が多いのでお客さんも多いけど、フグのお客さんはそれほどでもなく、片弦6〜7と言ったところでした。

ゆっくりとした速度で30分強真沖に走り、ポイントに到着しました。アオヤギ餌を4つほど丁寧に刺して投入すると道糸が舳先の方へ流れてゆきます。
結構潮が効いているみたいでこれは期待できるかなと思っていると、早くも隣りのいとうちゃんがリールを巻き始めました。そして良型の本命を抜き上げ、両隣のナカガワとまるかつがあっけに取られている間に2匹目を連発で取り込むではないですか。

煽られてばかりでは大変と竿先に集中するとこっちにも細かいショウサイフグ独特のアタリが来ました。すかさず小さな合わせを入れると、ガシッと乗り背筋に快感が走ります。
負けてはならじとこちらも連発すると、3発目は合わせたとたん強烈な締め込みが来ました。よほどデカイか何か外道が来たと確信し丁寧にドラグを滑らせながら巻き上げるとデカイイシガレイが水面に現れました。いとうちゃんにタモ入れしてもらい無事に仕留める事ができました。
先週イシガレイの乗合に行ってもこのサイズは釣れなかったのに意地悪な海の神様の気まぐれでした。
(今日はイシガレイが船中かなり混じりました)

その後もまるかつは絶好調、持参した3本の竿を取り替えつつ調子を試しながら楽しむ事ができました。後半アタリが遠くなったものの型も良く36匹でコンビニ袋がいっぱいになるほどでした。
終わってみればナカガワ、いとうちゃんのほぼダブルスコア、修行回数の差が出た形でしたが「今日は大き目の誘い」を多用したのが好釣果に結びついた理由でしたね。でも尻尾掛けの恥ずかしい姿も幾度か目撃されてしまい、まだまだ修行が足りないと思う一日でした。

2005/02/05

  晴れ・ナギのちシケ

  鹿島 不動丸

  真沖

 (今回は小型ばかりでちょっと不満です)

チカちゃんから「鹿島のカレイに行こうよ!」と誘われていて今年の初めから予定を組んでいました。
天気次第という事でしたが、冬型の西高東低の気圧配置が続き、晴れるものの北風が強そうな天気図で波がちょっと心配な予報でした。

出船できないような状況ではなかったので出漁と決めましたが、言い出しっぺのチカちゃんが急遽仕事でどたキャン。
しかし、「釣り(飲み)仲間のとくさんが行きたいと言ってるのでよろしく、大久保君も行きたいって言ってるからさぁ。」と都立大の飲み屋から連絡してきました。
いとうちゃんも沖縄出張から早めに帰れれば参加と言って来たので総勢5名で座布団カレイ捕獲作戦に繰り出す事になりました。

しかし、前の晩にいとうちゃんから「早く帰れないよー。」と泣きが入り一人脱落。4時過ぎに港に到着し場所を確保してから社内で待っていると大久保さんから携帯に連絡があり場所が分からないのかな?と出ると「まだ家なんです。寝坊しちまいました。」と泣きそうな声でまた一人脱落してしまいました。

イシガレイ(13)23〜30cm

結局とくさん、伊野さん、まるかつの3人が船上の人となりました。5時半集合6時出船で2隻出しなのに4時過ぎに着いても既にかなりの座席が埋っており人気の高さが伺えます。
雑誌や新聞にも「大型連発!!」みたいなアオリ記事が出ていますので、これに刺激された釣り人(自分達もそうですが)が大挙して押し寄せたという感じですね。

乗船名簿に名前を書きお金を払った時に餌の青イソメを渡されました。聞くと「ホッキ貝は別料金で船で売るよ。」と言うじゃないですか。
確か去年来た時には逆でホッキ貝が料金込みで、「青イソがいる人は入り口の釣具屋で買って。」と言われた事を思い出しました。

船でも船宿仕掛けを無料で配っていましたがハリス2号の大きくないカレイバリの仕様でした。近くのお客さんと「デカいのが来たらこれじゃちぎられちゃいますよー。」と景気の良い話をしていたのですが、この時は。

頭の中では去年のイシガレイ釣り(過去釣果参照)の事がイメージされており、一瞬変だなとは思ったのですがこの時は後で分かる結末は想像もできませんでした。

若干ウネリがある中を船はゆっくり進み40分位でポイントに到着しました。2本バリの振り分け仕掛けの短いハリスに青イソを、長いハリスにホッキ貝を付け投入しました。

(とくさんはちょっと良型をゲットしてニヤリ)

(伊野さんもアタリを取るのに苦労しながらゲット)


すると早々とアタリがあり、良く食い込ませてから聞き上げるとクククッとカレイ独特の引きが竿を伝わってきます。気を良くして巻き上げに入りますが、あのグイグイという力強さがありません。スルスルと水面に現れたのは力士の手のひらサイズ。
頭上の船長と顔を見合わせ、「小さいね」というジェスチャをしましたが意味ありげな苦笑いでした。

この後もアタリは良くあり釣れるのですが皆同じようなサイズばかりです。大判に合わせてハリス5号、丸セイゴ17号の超ゴツイ仕掛で釣っているのですが、口いっぱいに針をほおばって小型が食ってきます。
隣りのとくさんも底をタタイてポーズを置き聞き上げるという誘い方をレクチャーするとすぐにアタリを捕らえダブルでゲットしましたがやはり型に苦笑いです。
伊野さんはウネリの波長と底ダチを取るのが上手く同期させられないのかアタリが取れず苦労しています。

その後、船中2〜3枚の型物は出たもののほとんどがこのサイズで、我々の入った左舷よりも右舷のほうが数も出たようでした。
11時を過ぎた頃から急に風が出始め、あっという間に海上はシケになってしまいました。こうなる風に竿先が叩かれとアタリも取りづらいので船長も早上がりを決断しました。

沖上がりすると匂いの元になる石(イシガレイは背中に石があります)を取り丁寧に締めてくれます。その間にカレーライスを頂き、帰路に着きました。
まだ時期がちょっと早かったのかもしれませんが、来月に再挑戦することが早くも決定です。
小さくとも新鮮なカレイの空揚げは最高でしたよ。

2005/01/29

  晴れ・ナギ

  波崎 仁徳丸

  犬吠沖

20050129photo1.jpg (53759 バイト) (新しいパートナー「ディスコ」)

20050129photo4.jpg (76337 バイト) (メバルはこんなに大きくなる?)

ウスメバル(19)20〜37cm、0.1〜0.8kg

ウケクチメバル(4)20cm

ユメカサゴ(9)20〜23cm

マアジ(1)33cm

ゴマサバ(7)28〜30cm

ドンコ(2)27〜36cm

先週行く予定だった深場オキメバル五目が今日のメニューです。

移動性高気圧が週末金曜から土曜に日本を通過し、また日曜から強い寒気と北風が戻る予報の間をぬってナギの二日目を狙っての釣行です。
「メバルはナギを釣れ。」という格言があるくらいでシケた海では根に潜ってしまうと言われていますので、ナギの日に出漁できれば半分釣果が約束されたようなものです。

5時半出船という事で4時過ぎには港に着けるように2時に家を出発しました。
今日から車が替わり慣らしを兼ねてのロングドライブですが乗り心地も良く、運転しやすいのでアッと言う間に到着してしまいました。
釣り座はまだ左舷トモが空いていたのですが、前回アカムツの時に良い思いをした右舷胴の間に決め、何はともあれ例のスーパーリクライニングシートを確保しました。(これで一安心!)

準備を終えて一眠りしていると30分くらいでエンジンがスローダウンしました。「近場から様子を見ていきますので準備してください。」というアナウンスで急いで8本バリの自作フラッシャーサビキ(6号×4号)仕掛けをセットし、持参のサバ短と蛍イカを交互に付け準備完了です。
投入合図とともに投げ入れるとするするとオモリに引かれて魚の元へまっしぐら、65mで底ダチが取れました。根掛りするとのアナウンスがあったので、思い切って3mタナをきりました。

なかなかアタリが出ない中、数回底ダチを取り直すとググンッとメバル特有のアタリがきましたが追い食いがありません。そこで初物は逃がしてならじと早々に巻き上げに入りました。
船中第一号は上から2本目の蛍イカに食っていましたが30cm弱のまあまあサイズでほっと一息。まだ他の人にはアタリが来てないので船長はすぐに仕掛を上げさせて潮回りりに入りました。

第二投も同じくらいのタチでしたが、今度は底ダチと同時にアタリが来ました。さっきが上バリだったので、じわじわと仕掛を巻きながら追い食いをさせ底から10mくらいまで巻き上げ。ゆっくりと電動のスイッチを入れました。
すると大アジスペシャルのショートワンピースは根元から曲がり、道糸がピキピキと悲鳴を上げはじめました。手持ちで持っている腕が痺れるほどの重量感を体全体で楽しみながらスローで巻き上げると、海中にぞろぞろと白い影がたくさん上がってきました。
取り込んでみると8本バリに6匹掛け、型も20〜30cmでこの1投でオカズは確保してしまいました。

船中を見るとカサゴやドンコ、ソイは上がっているのですがメバルが出ていません。そこで頭上の船長に「タナはかなり上だよ。5mは底を切らせると良いよ。」と告げると、船長もすかさず「タナが上みたいだから5mは切ってみて。」とアナウンス。すると、すぐに皆にアタリが出始めハッピータイムに突入です。

しかし船長は型が不満なのか皆が型を見たところで沖へ向かうと宣言し追加20分のクルージングとなりました。今度のポイントの水深は130m、先ほどより手返しが悪いですが船長の読みどおり型が良くなってきました。
今までにない強烈なアタリが出て慎重に巻き上げて見ると(実は外道でアラが出るとの情報があった)、まるで自分を見ているような腹がパンパンになった超ジャンボサイズのウスメバルが浮上しました。メジャーを当てると37cm、もっとでかイのがいると聞いてまたビックリです。

朝一のようにタナが上でバリバリ食うようなことはありませんでしたが一日ナギでポツポツと食い、スーパージャンボが3匹も上がりましたので大満足な一日でした。刺身に煮付け、塩焼きと料理法を選ばないのがこの魚のえらいところですね。小型のユメカサゴは開いて絶品干物に変身してもらいました。

2005/01/21

  晴れ・ソヨソヨ

  早川 富三丸

  根府川沖

 (愛車パジェロと釣りに行くのも今日が最後)

キンメダイ(21)25〜30cm

シロムツ(5)19〜24cm

メダイ(1)47cm、1.4kg

ゴマサバ(1)25cm リリース

ユメカサゴ(1)18cm リリース

同じ仕事場の仲間が「大満足アカムツ釣行記」を見て「アカムツを食べたい!」と騒ぎ出し、近いうちに行こうと相談していましたが、なかなか日程調整が付かず仁徳丸のHPをチェックしながら1月も中旬を過ぎてしまいました。

やっと日が決まったのですが、船宿に連絡してみると「アカムツは終わりました。」とツレ無いお言葉。
アカムツから替わったオキメバル五目でもアラが出ている様なのでこれにしようと意見がまとまりました。

しかし、週末になって天気予報を見てみると、天気は良いもののタテ縞等圧線の完全冬型で北西の風が強くかなり冷え込むとの予報でした。
メバルはシケはご法度、無理をせず西寄りの風を避けられる場所に変更する事になりました。
相模湾の西側は伊豆半島に阻まれて西寄りの風には強い場所です。そこでなじみの富三丸の様子をインターネットで見てみると型は小振りなものの好釣果が出ているようで、皆の意見もピッタリと合いました。

富三丸の根魚五目乗合は人気があり、船長も「早川の安っさん」として有名な方です。今まで何回もお世話になっていますが、「オカズにならなくて参った。」という事はほとんどありませんでした。

出港してすぐ「今日は近場から見て、ダメだったら島(初島)に行くから、餌付けて準備しといてよー。」とアナウンスがありました。15分程度で第1投となりましたが、真鶴道路の車が見えるほどの近場ですが水深は200m以上です。
第1投こそ船中シロムツが数匹顔を出しただけでしたが、2投目からは底に着くと同時に竿先がガタガタと叩かれキンメのアタリを伝えます。

それからは空振り無しで、良い時は6点掛けやムツ、メダイなども混じりハッピータイムになりました。最初の1投2投では少しモタついて、「早くオモリから投げんだよーっ!」と雷を落とされていたキタケズネも投入に慣れマンツーマンターゲットの座を胴の間の初心者に譲ったのでした。

3人ともオカズには十分となり、風も思ったほどなくポカポカとした船上でニコニコしながら根魚五目釣りを堪能したのでした。昼頃までは潮も良く流れて好調でしたが次第にポツポツになり、風が少し出だしてからは誰にもアタリが来なくなってきました。

キンメ、シロムツは小振りですが尾頭付きで塩焼きや煮付けにするには丁度良いサイズです。メダイはヅケとミソ漬けにする事に決めて竿をたたみました。

2005/01/08

  曇りのち晴れ

  松輪 仕立て

  ウワバタ、シマシタ

 

  (トモの二人)

 

 

 

  竿:1.7m自作ワンピース
  リール:シマノ電動丸1000H
  道糸:PE4号
  オモリ:80号(天ビン50cm使用)
  仕掛け:ハリス フロロカーボン4号2.1m
       ハリ チヌ4号、丸カイズ12号
       中間に親子サルカンで枝ス25cm
  餌:オキアミ、イカ玉
  

 

 

 

カナガシラ(1)21cm

キダイ(4)14〜17cm

ヒメ(21)17〜23cm

トラギス(32)13〜19cm

ヒメコダイ(4)11〜21cm

ヒメジ(2)15〜16cm

明けましておめでとうございます。
今年も”まるかつ釣り日誌”をご贔屓によろしくお願いします。

昨年末29日の「竿納め」は港に集合しながら予想以上に天気の崩れが早く、風に加えて雨が降り出し雪に変わる予報だった為、勇気を出して中止しました。これが正解で、早くも帰りの横横道路では横殴りのみぞれに変わり雪の年末となったのでした。

年が明けて、「竿納め」が「竿初め」にスライドする形で再び剣崎松輪港に向いましたが、予報は北風がやや強いものの晴れなのですが、横横道路ではまたもやみぞれが降り始めました。
またかと嫌な予感を感じながらも港に着きましたが雨に変わったものの止む気配がありません。
6時近くなってやっと雨が止み風も幾分か収まって着ました。親父も早々と現れ、年始の挨拶もそこそこに準備を始める事にしました。

今日のメニューは餌木スミイカ+アマダイの2本立てでしたが、風がありナダ寄りが波っ気があることと、沖の潮は早めで食い気があるかもしれないとの事でアマダイに焦点を絞り、ナギたら帰り際にスミイカをやるかもという作戦に決まりました。
行程30分ほどのウワバタの80mダチから始めましたが魚の活性は高いようで着底と同時にアタリがあり外道軍団が活発なシグナルを送ってきます。
特にヒメとトラギスが元気で餌のオキアミは1分と持ちません。

ここでワンポイントですが、ハリにヒネリが入っている場合(特にチヌ針)はペンチなどでまっすぐに直しておくとオキアミが刺しやすいですし、水中で回転するのを防ぐ事ができます。

 

 

 (ミヨシの二人)

 

潮通しもよく上潮なので湾奥へ向かう様に流れておりミヨシが潮先になり、トックンといとうちゃんに本命が上がりました。続いていとうちゃんに2匹めが来ましたが水面でハリが外れ、慌ててタモですくおうとしましたが間一髪で底へ戻って行ってしまいました。
その後、トックンに本日最大が来ましたが潮が止まり静かに外道軍団と戯れる時間が過ぎてゆきます。

しばらくすると潮が変わり下げ潮になりトモから流れるようになりました。すると今度はナカガワに本命が来て、その後長い間本命からのラブコールを待ちつづけていた冨田さんにも待望の一匹が釣れたのです。
潮の流れが釣り座に大きな影響を与える事をこれほど分かりやすく時間の経過とともに見ることができるのもなかなか経験できない事です。

その間、胴の間のまるかつは一生懸命外道軍団と戯れておりました。他の4人が本命を手にした時には溢れんばかりの色とりどりの魚でクーラーがいっぱいになっているももの、あの「ググンッ!」というアマダイ特有の引き込みを一度も味わう事ができませんでした。
   あー残念! 切腹!

風も残っていたのでスミイカをやる事もできず、最後まで粘りましたが時間切れとなってしまいました。日ごろ回しているお返しとトックンが1匹回してくれましたが、ほろ苦く幸先の悪い「初釣り」になってしまいました。

今年の釣りの先行きが不安なスタートでしたが、悪い事は続かないはず、「良い時もあれば悪い事もある。」とポジティブシンキングに努めるまるかつでした。
サバは餌のストック、カナガシラとキダイは煮付け、アカボラ(ヒメコダイ)は刺身に、その他外道軍団は天ぷらダネに変身しました。

 

 

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