gar2wsはＧＰＳ内部のログを一時的にWonderWitch専用カートリッジ内のフラッシュROMに転送するソフトですので、ＧＰＳからのダウンロード時に接続すれば良く、ワンダースワンを持ってフライトする必要はありません。ワンダースワンは、ランディングしてからのログデータバックアップ用機器という位置づけになります。

　一方、ＧＰＳからの出力信号を受信して動作するgarlogは、ＧＰＳとワンダースワンを常時ケーブルで接続しておく必要があります。そしてgarlogは１秒ごとのログ記録用として使う以外に、ワンダースワンの液晶画面を利用した軌跡表示、速度や高度などの各種データの表示もできますので、ＧＰＳやバリオと同じように見やすい位置に設置した方が望ましいです。

　私の場合、「ワンダースワンでフライト記録」のタイトル写真からもわかるように、ウェストバッグ上面に装着しています。そして例のごとく、簡単に取り付け・取り外しができるように粘着剤付きのマジックテープをワンダースワンの裏面に貼り付けています。

　このとき注意する点がふたつ。

　ひとつは、ワンダースワンの裏面にベルクロを貼り付けるとき、専用ROMカートリッジの部分を避けること。
　そして、電池部分の出っ張りに邪魔されないよう、段ボール等でスペーサーを作ることです。

　右の写真を見てください。
　まずワンダースワンの裏面にベルクロ（Ｂ面）を貼ります。
　注：ここでは仮に、トゲトゲの引っ掛かり形状を持つ面をＡ面、ふわふわしてる面をＢ面とします。

　そして適当な大きさ（電池部分の出っ張りにかからず、ワンダースワンの上部にハミ出さない程度）に切った段ボールの両面に、ベルクロ（Ａ面）を貼ります。これがスペーサーになります。
　そのスペーサーを介して、ウェストバッグ上（ここはすでにベルクロ（Ｂ面）が縫い付けてある）に取り付ければ終了です。念のため、落下防止用のストラップも付けておきましょう。

　ウェストバッグまわりの工作については、他に「バリオ・ＧＰＳ固定用ウェストバッグ 其の弐」と、「バリオ・ＧＰＳ固定用ウェストバッグ 其の参」も参考にしてください。

　ウェストバッグを使わない場合はどうするかというと．．．
　例えばハーネスから吊り下げるタイプの大きいマップケースの中に、ＧＰＳとスワンを放り込んでもいいと思います。この場合、内部でＧＰＳなどが暴れないように、スポンジや段ボールで型を作ると通っぽいです。いかにカッコ良く作るかがポイントですね！
(2001.12)