空撮器具3(コンパクトデジカメ・延長式)



 空撮器具1で紹介した方法でコンパクトデジカメをキール後端に固定すると、後ろから見た自分の操作とそれに伴って変化してゆく前方の景色を見ることができるので、自分の飛びを後日チェックするのに適していると思います。
 ただ多少の欠点があります。真後ろからの撮影なので、ピッチ操作がよくわからないのです。そこでもうすこし工夫してみました。

 カメラを付ける場所(キール後端)はそのままで、棒状の物でカメラを横に30cmほど張り出してやります。このアングルは右の写真のように、微妙な斜め後ろからの撮影になっているので、ピッチ方向の操作も多少は判るようになります。




 左が器具本体です。キールに固定する基台部分は、40mmφ位の廃品キールを半分に切ったものを利用しています。棒状の部分はバテンを利用します。廃品利用ながらも、7075材をふんだんに使った贅沢?な作りです。

 キールへは図のように折り返しバックル付きのベルクロを使います。そのままではキールに傷が付きますので、滑り止めを兼ねて基台内側にゴムシートを貼り付けてあります。
 基台とバテンの固定は、ホームセンターで買ってきた3cm×3cm程度のアングル材を、3mmのネジで固定しています。雲台は、500円位で売ってた小型三脚を分解して流用しました。


 さらにGoProHD用に改造したモノも作ってみました。
 カメラ部分が重くなったり、バテンをさらに長くしたりすると基台部分に負担がかかります。それを少しでも軽減するために、T字型アングル材を使って写真のようにバテンを下側に取り付けなおしました。バテンには予め予備の穴を開けておき、現場でバテンのネジ留め位置を変えてカメラまでの長さを変えられるようにします。

 次にGoProHDの取り付けについてです、私は主にキールにベルクロ巻きで固定して使っていますので、この取付器具がそのまま使えるよう、バテンの先には雲台の代わりに10cm弱に切断した廃品キールを取り付けました。ここにGoProHDを固定するわけです。
 このとき廃品キールを右図のように切り、バテンとは4mmφ程度のネジと蝶ナットで固定します。こうすることにより、簡単に左右に角度を変えることができるというわけです。




ページ最終更新:2011/7

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