空撮器具4(GoProHD・パイプ取付用)

 GoProHDはその使用目的に合わせ、カメラ固定用パーツを組み合わせたいくつかのキットが用意されています。

 代表的なものに、ヘルメットに取り付けるためのバンド類が同梱された「ヘルメットヒーロー」、車やバイクへの車載カメラとして使用するためのパーツが同梱された「モータースポーツヒーロー」があります。補助パーツも付属しているので、最初は本体のみよりもこれらのキットを購入したほうが何かと便利だと思います。
 いずれのキットも、そのままハンググライダーの機体に取り付けられる形状ではないので、自分で何とか工夫してやる必要があります。
 最も一般的だと思われる、キール後端への取り付けに私が使っているのが下の器具です。



白いのはアクリル系両面テープです

 キールにベルクロ巻きで固定するのは他のデジカメの場合と同じです。ただし、レンズ交換式デジカメ等に比べてGoProHDは軽量なので、器具自体もコンパクトになるようにしました。
 基台となる部分は40mmφの廃棄キールを金ノコで長さ4cm位に切って、さらに縦向きに2分割したものです。その端には6mmφの丸ゴムを半分に切ったものをスーパーXで接着してあります。基台を深くして安定性を増したので、そのぶん長さを短くでき、ベルクロも1つで済ませてあります。

 この基台に、GoProHDのキットに付属している水平用ベースマウントを貼り付けます。基台外側にも半分に切った丸ゴムを接着するなどして、水平用ベースマウントが円筒面に安定して貼り付くようにしてやります。
 そのベースマウントにGoProHD本体側のクイックリリースバックルを差し込むわけですが、写真のようにクイックリリースバックル部分ごとベルクロで締め付けられるようにします。こうすることによりベースマウントの両面テープが剥がれて本体が落下する事故を防ぐことができます。
 それ以外にも最終バックアップ用の紐(写真ではピンク色)を用意して、ハウジングと機体のどこか(キールやテンションワイヤーなど)を結べるようにしておきます。




ページ最終更新:2011/7

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