テープ、DVDを作る

CAF応募手順

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2. 作品テープを作る
 応募用の作品テープを作ります。

 今年から、作品が複数ある場合は、一本にまとめずに、その都度テープを作成することになりました。ご注意ください。

 これから、1本の作品テープを作成する手順を記載します。

2.1 テープの作成
 審査テープは、あなたの作品を入れた作品テープです。ミスがないように細心の注意をはらい作成してください。

 一本のテープには以下の内容が必要になります。

1)カラーバー(20秒)

2)ブラックバースト

3)作品の本編 (映像&音) ※音はなくても問題ありません。

 また、審査テープは、あなたの作品であることが認識するために、テープケースと、テープに「タイトル、エントリー番号、名前・・・」などを明記(ラベル等)する必要があります。

 今年からルールに入りましたが、テープの内容がわかるために「タイムコードシート」も添付してください。

テープの選択

 審査テープは、VHSテープか、Betacam SPテープのどちらかでエントリーになります。

作品の長さ

 作品(本編)の長さは、5分以内が望ましいです。しかし、5分以内でなければいけないことは記載されていません。5分以上の場合は登録フォームに「タイムコード」を記載する必要があります。

 実際に送る審査テープ

 マスターテープを送らないようにしてください。必ずダビングしたテープを送るようにしてください。

2.2 カラーバー&ブラックバースト
 カラーバーは20秒、その後にブラックバースト(真っ黒な画面)を10秒入れてください。つまり、タイムコードだと、00:59:30:00 からカラーバーがはじまり、00:59:49:29でカラーバーの終了。00:59:50:00からブラックバースト信号が入り、00:59:59:29で終了。そして、01:00:00:00から作品本編が入ります。作品終了後は、ブラックバーストを入れておいてください。

 カラーバーが流れている間、聞こえるK音(ピーという1Khzの音)ですが、これは第一次審査ではなくても大丈夫だと思います。審査でも音楽をちゃんと聴いてもらいたいのであれば、とりあえず版でも良いので入れてください。ただし、完全完成であるならば、予め入れておいてください。音楽に精通している人に頼んでいれてもらうの良いでしょう。

 カラーバーとブラックバーストのクオリティは各自にお任せします。できる限りで構いませんが、最高のクオリティにすることは望ましいと思います。

2.3 タイトル&クレジット
 タイトル及びクレジットは各7秒以内(できるだけ)に収めてください。これは、最終バージョンに送るテープでの要求ですが、予めこれを想定して作品を作っておいたほうが後で楽です。また、よく見掛けますが長いクレジットは避けてください。必要なことだけど最小限にとどめることが望ましいです。作者の気持ちは分かるのですが審査員や鑑賞者のことに気を遣ってください。

 ちなみに、Electronic Theaterでは間違いなく各タイトル、クレジットともに7秒以内です。予め、審査バージョンで行っておけば後々楽だと思います。ハリウッドの有名SFX&CGプロダクションのクレジットは、一枚の画像でスタッフの名前を表記し、7秒以内に収めています。

 以下は、タイトルとクレジットの映像と音の立ち上がりの様子を記載しています。大体な形で書いていますので、数値などは参考程度にしておいてください。

 黒い太は時間軸。細い黒線は、ビデオが流れている部分です。また、青い線は音が流れている部分です。クレジットの際に青い線はクレジット表記範囲を越えていますが、これは、好みですので気にしないでください。最終的に、音が完全に消えた位置を作品の長さとしています。

 フェードを7秒内にカウントするかということですが、これはなんとも言えません。わかる方がいらっしゃいましたら教えてください。

 

タイトルとクレジットのサンプル

テレビプレームを参考に、タイトルやクレジットを配置し、画像に作成してください。ここに書いたのはあくまでも参考程度にとどめて置いてください。最近は、大きなタイトルを書くよりもなるべく小さく書くほうがかっこよい言われています。好みですが。

クレジットは、私が良く行うのは、「Presented by Yasuo Ohba」で一枚、「Music by Hiroshi Ohkubo」で一枚、「All Righs Reserved NAMCO」で一枚。合計三枚のクレジットを作成し7秒間に埋めています。

          

 

2.4 ラベルを貼る
 作品テープ(テープ自身)に、必ず、タイトル、サインアップでもらったエントリー番号(CAF-XXXX)、作品の長さ、名前、会社名、住所、電話番号、FAX番号(あれば)、Email等を記載したラベルを貼ってください。また、作品テープを保護するケースにも、同様の内容を記載したラベルを貼ってください。

私の場合は、ケース用のラベルと、テープ用のラベル、背ラベル用のラベルを、作成し、カラープリンタで出力し、スプレー糊で貼り付けます。オリジナルでなんかかっこいいのでFURBLE当時から続けています。以下にそのサンプル(βcam-SPテープ)を記載します。

2.5 タイムシートの作成
 作品テープの内容を記載したタイムシートは用意してください。これは2001年からルールに入ったようです。以下にタイムシートのサンプルを記述します。各自で工夫して記述してください。(手元にないので思い出して書いています)

 タイムシートは、A4のコピー用紙に記述してください。タイムシートは、テープケースにわかりやすいように封入しておけば良いです。英語で記載してください。

Time Seet ==================================================

Entry Number Caf20001-XXXX     Yasuo Ohba

Title : Zen         Length 03min 25sec

-------------------------------------------------------------------

  00:59:30:00 -----

                        Color Bar

  00:59:50:00 -----

                        BB

  01:00:00:00 -----

                        Zen

  01:03:25:00 -----

                        BB

 

2.6 注意点
ここではテープの作成に関して気づいた注意点を随時掲載していきます。

 マスターテープを送らないようにしてください。必ずダビングしたテープを送るようにしてください。

 テープは、郵送中に壊れないように、エアキャップなどでくるみ保護してください。尚、この時に、スライドも一緒くるむと良いでしょう。エアキャップがなければ、綿の入った封筒を文具屋で購入すると良いでしょう。