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2000/9/04
  激闘!わんこそば

岩手目次   前の日

 この日は、夕方には盛岡を出る予定なので駅からあまり離れずに観光。
 それにしても、JRの「レール&レンタカー」ってホントにいいですね。
 便利だし、両方とも少しずつ割引があるし。なかなか使えますヨ。
 
 ▼忍び寄る秋可愛いけど重いよちゃぐ?ずんだ?
 ▼小・岩・井SL発見激闘!
 ▼岩手の岩盛岡の丘念願の駅弁


このページの先頭 上 下 このページの最後 忍び寄る秋
田んぼ 宿を後にして、車で盛岡に戻ります。
今日のお天気は曇り。雨が降らないだけでもヨシとするか。
 
周りの景色は東京と全く違い、田んぼがたくさん。
平日なのに車とすれ違うことも少なく、
歩いている人にさえ出会いません。快適。
稲穂は少し黄色がかってきて、もう少しで収穫かな?


このページの先頭 上 下 このページの最後 可愛いけど重いよ
超特大南部鉄瓶 さて、戻る途中に寄り道。
盛岡手作り村」という、伝統工芸を体験したり
職人さんが実際に作る課程を見たりすることができます。
そしてその作品を展示即売しているらしいので
南部鉄瓶を手に入れるためにやって来ました。
 
中に入ると、超特大の南部鉄瓶がお出迎え。
職人さんと鋳型 ちゃんと蓋も取れるし、もしかして使えるかも?
 
南部鉄瓶の他にも、藍染めや陶器、竹細工、せんべいなど
色々な物があります。せんべいは、
自分で焼くこともできるんですよ。
 
でも1番興味があったのは、やっぱり南部鉄瓶の作り方。
どうやって作るのかというと・・・
鋳型を作り、それに流し込んで成形するのです。
独特のあられ模様も、鋳型の段階でデザインされているみたい。
お土産の南部鉄瓶  
溶けた熱い鉄を扱う、危険な伴う作業もあるし
作業場の脇には失敗作が山積み。
職人さんは日々精進。大変ですね。
 
お土産に、あられのもの(ゆき母行き)と
現代的なデザインの南部鉄瓶と、雪をモチーフにした
鍋敷きを(これは別の店で)買いました。可愛いでしょ?


このページの先頭 上 下 このページの最後 ちゃぐ?ずんだ?
ちゃぐちゃぐ馬っこ その昔、東北ではと一緒に春には田畑を耕したり、
代掻き(しろかき)をしたりしていました。
そして5月には馬の労をねぎらい、色とりどりの衣装を着せ、
たくさんの鈴をつけて、馬の神様が奉られている
蒼前神社まで行列するというお祭りのことを
チャグチャグ馬っこ」というそうです。
 
「チャグチャグ」というのは、その鈴の音色
着飾った馬の様子は、写真上左の通りです(作り物ですよー)。
 
ゴマとずんだ また、写真上右のような木製の玩具を
見た事がある方も多いと思いますが、お祭りのときの
馬をモデルにした工芸品です。
写真のものは大きすぎますが(笑)。
 
そして写真下の2つのお団子。
黒いほうは黒ゴマ、鮮やかな緑色のほうは「ずんだ」。
「ずんだ」とは、枝豆をつぶしたもの。
豆打(ずんだ)と書き、枝豆を打って作ることからつけられたとか。
両方とも、美味しかったですよ。


このページの先頭 上 下 このページの最後 小・岩・井
ベンチ またまた寄り道。ご存知、小岩井農場
創始者である、小野・岩崎・井上氏の名字から
1字ずつを取り命名されたこの農場は
民間の総合農場としては最大規模
(詳しくは http://www.koiwai.co.jp/ へ)
 
広い敷地(2600万平方メートル)では
酪農、植林、養鶏、その他技術研究などが行われ
広大な敷地 その歴史は100年を越えるそうです。
 
私達はその農場のほぼ中央、一般公開されている
まきば園」に行ってきました。入場料は大人500円。
ここに来た最大の目的、それはソフトクリーム
ほどよい甘さとコク。美味しかったですよ。
 
羊と幼稚園児 気付けばたくさんの幼稚園児たちが
大きな木下でお弁当を食べたり、羊と遊んだり。遠足かな?
こんなに景色が良くて、気持ちよい風が吹き、
どこまでも広がる草地の上などで遊べるなんて幸せですね。
 
羊の方は子供達のはしゃぎ声に驚いたのか
突然走り出したり、硬直したりしていましたが・・・


このページの先頭 上 下 このページの最後 SL発見
展望台からの眺め サイロを再利用したような展望台
階段を上っていくと広々とした草原と木々、
その向こうには岩手山も見えます。
 
それにしても、こんなに心地よい風に当たったのは
本当に久しぶりのことで、いつまでもここで
のんびりとしていたいくらいです。
SLホテル  
しかし、次の予定があるので寂しさを感じながら
車に戻ろうとして見つけたのがSLホテル
実際に走っていたD51が、個室寝台に作り替えられた
ブルートレインを先導しています。面白いですね。
鉄道好きの人はもちろん、そうでない人にとっても
楽しめそうです。


このページの先頭 上 下 このページの最後 激闘!
黙々とたべる しゅう いよいよやってきました、この旅行のメインイベント!
それは、わんこそばに挑戦することです。
 
2,500円または3,000円で食べ放題の、わんこそば。
値段で薬味が変わってきます。
とりそぼろ、なめこおろし、イクラ、海苔、ゴマ・・・
私達は、食べた数はマッチ棒を使って自分で数え
自己申告するという、2,500円コースで挑戦。
 
1口分のソバを食べ終えたら、お椀を高くあげて
追加のソバをもらうというシステム。
オバさんと戦う ゆき 汁やソバが飛び散るので、エプロンを貸してくれます。
 
しゅう は以前、挑戦したことがあり
「味わう暇なんて無いよ」と言っていましたが、ゆき は
お給仕のオバさんと戦いながら、マイペース
味わいながら食べていました。美味しかったですよ。
そんな ゆき に対してオバさんは、まだ食べ終わっていない
ゆき のお椀にソバを放り込み、応戦するのでした(笑)。
 
そしてお椀にをして、おしまい。
ゆき の記録は38杯。しゅう は、なななんと103杯!
証明書と手形 男性の平均は60〜70杯、女性は30〜40杯といわれているので
私達、結構(相当?)頑張ったほうですよね。
ちなみに、わんこそば15杯で、もりそば1枚分だそうです。
 
このお店(南部そば料理 東屋 本店)では、100杯以上食べた人に
通行手形のような証明書をプレゼントしてくれます。
歴代1位の成績を残した男性の記録は、確か536杯。
みなさんも挑戦してみて、この記録を抜くように頑張って下さい!
 
さて、かなり無理して詰め込んだ しゅう は
翌日までの調子が悪かったみたいです。
くれぐれも食べ過ぎには注意しましょう。


このページの先頭 上 下 このページの最後 岩手の岩
石割桜 帰る時刻がだんだんと近づいてきました。
悔いの無いように、盛岡市内をドライブがてら観光。
もうすぐ出張が終わって福岡に帰ってしまうと、
そう簡単に岩手に来ることができませんから。
 
まずは盛岡地方裁判所へ。建物の中を見学するのではなく
中庭にある、石割桜(いしわりざくら)を見に行くのです。
巨大な石の真ん中に生える、樹齢3〜400年の桜の木。
 
落雷によってできた石の割れ目に桜の種が落ちて育った、とか
石のヒビに落ちた桜の種が育つにつれて石を割ったとか、諸説あるみたい。
現在でも石の割れ目は少しずつ広がっているそうです。
花の見頃は4月中旬。国の天然記念物
 
それから三ツ石(みついし)神社へ。
名前の通り、境内にこれまた巨大な岩が3つあります。
岩手山が噴火した時に飛んできたともいわれているようですが
果たして真相はどうなのでしょう。
三ツ石  
その昔、羅刹(らせつ)という悪行三昧のがいて
大変困った村人達が、三ツ石の神様に鬼退治を祈願したところ
神様はその願いを聞き入れ、鬼を捕らえてくれました。
 
命乞いをする鬼に神様は
もうこの地に2度と来ない約束の証として
この岩に手形を押させました。これが「岩手」の由来。
そしてそれを喜ぶ村人達が岩の周りを踊ったのが
夏祭り、「さんさ踊り」の始まりといわれています。
 
盛岡のことを「不来方(こずかた)」とも言うそうですが
これは「鬼が2度と来ない」という
意味があると伝えられています。
 
ところでその岩の手形ですが、ほとんど消えているみたいで
私達には分かりませんでした。
話によれば、雨上がりの日に見上げると
大きな手形のようなが見えるらしいのですが・・・


このページの先頭 上 下 このページの最後 盛岡の丘
報恩寺 報恩寺にある、五百羅漢(ごひゃくらかん)。
300円の入場料を支払って入る、羅漢堂という建物の中に
たくさんの羅漢像が並んでいます。
羅漢とは、悟りを開いた聖者のこと。
 
500体あるから五百羅漢というわけではなく
多い事を表す数字として使われているそうです。
1体1体違った表情、ポーズで座っている羅漢像が
目の高さから天上近くまでずらりと並ぶ様子には圧倒されます。
岩山展望台からの眺め ・・・夜見ると、ちょっと怖いかも。
 
そして最後には、岩山展望台へ。
盛岡市街が見渡せるという、ビュースポット
地元では定番のデートコースらしいです。
福岡でいうところの、油山(あぶらやま)?
ちょっとローカルな話題になってしまいましたが
とにかく、これで盛岡ともお別れです。


このページの先頭 上 下 このページの最後 念願の駅弁
やまびこ 5:06p.m. とうとう東京に帰らなければならなくなりました。
次に乗るのは東北新幹線、「やまびこ」。
福岡にいては、なかなか乗る機会のない東北新幹線。
私達にとっては初めてのことです。ちょっとワクワク。
 
小学生の時の上靴みたいな「やまびこ」は
盛岡からたった2時間半で、東京に送り届けてくれます。
随分と速いですよね。
ウニ弁当  
さて、新幹線でのお楽しみといえば駅弁
駅で海の幸がいっぱい詰まったお弁当を2個買い
お腹が減るのを待っていました。ところが・・・
 
しゅう は、お昼に食べたわんこそばのせいで
全然お腹なんて減りそうにありません。
どちらかというと、まだ満腹状態です。
巨峰 仕方なく、1つは新幹線の中で食べましたが
残りは部屋に帰ってから食べることにしました。
 
そして、忘れてはいけません。今日は しゅう の誕生日
ケーキを買って部屋のドアを開けると小包が・・・
 
おぉぅ、巨峰だ! カルちゃんからだ! しかも11房も。
美味しそーっ・・・なんだか食べてばっかりの
旅行になってしまいましたね。


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