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OFF
13th
 【 dust 】
 
 「小さなゴミがたくさんあるから、空は青く見えるんだよ」と、小学校の時の校長先生が言っていた。
 
 太陽の光は「白色光」と呼ばれ、見た目には無色透明。だがプリズムを使って見れば明らかなように
 実は様々な色が集まってできている。「光の三原色」を思い出せ。光が混ざった中心部は白だ。
 
 光に照らされた物は、光の一部を吸収し、残りを反射する。その反射された光が色として見える。
 つまり、空は青い光を反射しているということになる。ちなみに全てを反射すれば白、逆は黒だ。
 
 光は地球に届くまでに、大気中の酸素や窒素などの分子・埃・水蒸気等の粒子に衝突する。その際
 波長が短くて反射しやすい青に近い光が、人間の目に届く。先生が得意気に言ったのは、このこと。
 
 ならば、なぜ夕日は赤いのか。―― 太陽が傾き、光が大気中を進む距離が伸びる。青っぽい光は
 その中で反射されすぎて減衰。反対に、波長が長くて反射されにくい赤に近い光が空に残る。
 太陽と地球の微妙な位置バランスの上に成り立つ景色に、感謝しなくてはいけない。夕焼け直前の
 七色に染まる空。その美しいグラデーションを見るたびに思う。
 
 ところで、世の中には誕生色とやらがあるとか。調べてみると しゅう は「ビリジアン」。濃い緑色だ。
 好奇心・スリル・自発性というイメージもついている。さて、私は。―― 「煙草(たばこ)色」だとぉぅ?
 ぜんっぜん嬉しくない。可愛くない。普通に「茶色」って言ってくれ。大体、私、吸わないし。んもぅ。
 イメージは堅実・組織力・現実主義。・・・最後だけは、ピンポーン! かなぁ。
 
1 May 2001
 

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