1.126版のカメラ
 小学校の頃、フジやナショナル、コダックの110カメラが大流行した。当時、友人がもっているその平べったい小さい機械がうらやましくて仕方がなかったのだけれど、親が買ってくれたのは126を使うカメラだった。プラスチック製のボディ、ぎざぎざのダイアルでぎりぎりとフイルムを巻き上げ、パンフォーカスのレンズで撮影する。正方形の画面は構図が大変だった上、どうしても慣れなかったのはすさまじいパララックスで、近接撮影でなくても画面が偏ってしまうのだ。長方形のカメラの上のはしの角につつぬけのファインダーがあったのだから仕方がないのだけれど、いまにして思えば結構鮮烈な洗礼だったような気もする。当時としてはあたりまえのことなんだけれどね。でも、そのせいで結構長い間「一眼レフでなくっちゃ」病にかかってしまったような。このカメラ、すでに手元にはなし。たぶん、引っ越しかなにかでどこかいってしまったんだろうなあ。これで撮影した写真はアルバムが発掘されればたぶん…

 横浜のカメラのきむらにて、これを発見。びっくりした。3000円也。元箱、説明書つきの美品だけど、ちゃんと撮影できるかどうかはまだわからない。手元にはまだ126のフイルムはあるからためしているところです。


名前はOLYMPIA luxusだったというのは忘れていました。閃光玉は入手できず。